稲荷山
海風「しぶといですね。」
時哉「それが俺の売りなんでな。」
海風「、、、。一つ伺ってもよろしいですか?」
時哉「なんだ?」
海風「貴方は何故あのような方法で私を焚き付けたのか。やりようによっては他にもあったはずです。」
時哉「、、、。さぁな。最後くらい能力を悪用してもいいだろ?」
いきなり時哉は服を脱ぎ上半身裸になる。
その手にはナイフが握られていた。
海風「なんですか?そのナイフで私を刺すつもりですか?」
時哉「いいや。そんなことには使わねぇよ。俺がナイフを握るのはこういうことだ!!」
グサッ
時哉は自身の腹部にナイフを突き立てる。
海風「は?何をしてるんですか?」
時哉の腹部から大量の血が溢れ出る。
時哉「、、、。これで、、、。もう、思い残すことは、、、。いや、結構あるな、、、。だけど、、、。俺はこれで、、、。終わる。能力の、、、。暴走で、、、。あんたを倒す!!」
海風「貴方の能力の正体は依然分からないままですが、長引かせた方がいい気がしますね。」
時哉「あぁ、、、。これは短期決戦のため、、、。後は、、、。任せたぜ、、、。『
京都大学 校内
?「、、、?時哉?」
?「あれ?どうしたの?
市歌「弟に何かあったかもしれない。」
?「え?市歌の能力?」
?「いや、ちゃうわ。市歌の能力にそんなんない。うちも分かるわ。時哉、、、。死ぬかも。」
市「そうね。
鹿音「と言ってもな~。あのいちご野郎もちゆっちゃんも眼鏡もおらんねんなぁー。全く、教え子ほっぽってどこぶらついてんやろ。なぁ!メリー、
蓮子「ほんとそうよね!、、、?あれ?確か、市歌と鹿音のとこって四姉弟だよね?一番下の弟と、、、。後一人は?」
メリー「そう言えば、見たこと無いよね?」
市歌「
鹿音「確かに今日も仕事だって言ってたからなー。はぁー、それにしてもいつまでここに立て籠れば、、、。」
ドーーーン!!
蓮子「敵襲!!」
市歌「このタイミングで!!」
鹿音「市歌!蓮子!メリー!三人は他の連中を奥に誘導しとけ!!ここがあたいがやる。」
市歌「鹿音、、、。わかったわ。気をつけてね。『
鹿音「そっちの名前で呼ばんでよ。『お市』。」
市歌「貴女もよ。」
蓮子「市歌!!行くよ!」
市歌「わかったわ!!」
鹿音「、、、。行ったか、、、。」
鹿音の両手にはいつの間にか刀が握られている。
鹿音「深海に漂う怨念で造られし
校内に侵入来てきたのは陸軍の服装の者達。
恐らくクローンである。
鹿音「数が多いな。さて、援軍が来てほしいところだけど、、、。頼むぜ、市歌、、、。誰か呼んでくれよ。」
京都大学 食堂
メリー「今日は人が少なくて良かったわね。」
市歌「そうですね。」
蓮子「鹿音だけで大丈夫かな?」
市「それは私も心配です。そもそもの話、私達姉弟の中で私だけが戦闘面に優れていない、、、。あっ、一ついい案がありました。」
蓮子「えっ!あるの!!」
市歌「えぇ、恐らく、、、。」
市歌はポケットからスマホを取り出す。
prrrr
?『モシモシ、コチラ
市歌「木蓮さん。私、市です。」
木蓮『市歌カ??ドウシタ?』
市歌「今、京都で戦が起きてるんだけど、、、。」
木蓮『ソノ事カ?既ニ軍ヲ向カワセテイル。ダガ、十本刀ハ日本ノ各地ニ散ッテイル。ナノデ暇ソウニシテイタ奴ラヲ送ッタ。モウジキ京都ニ着クダロウ。』
市歌「ありがとうございます。木蓮さん。誰をこちらに向かわせてるんですか?」
木蓮『今京都ニ向カッテイルノハ五名。
市歌「そう、、、。ありがとうございます。木蓮さん。」
木蓮『アァ。デハ、私ハ城カラ動ケナイカラナ。武運ヲ祈ッテイル。』
そこで通話は終了する。
市歌「、、、。ふふふ、、、。」
メリー「市歌ちゃん?どうしたの?」
市歌「いえ、少し希望が見えて、、、。笑みが溢れました。」
市歌は満面の笑みであった。
蓮子「、、、。市歌、その笑顔は私みたいな人間を腐敗させる。だから、せめて私に向けないで。」
市歌「はい!蓮子!」
蓮子「あっ、死んだ、、、。」
蓮子「人を勝手に殺すな!」
京都 稲荷山
海風「しぶといですね。戦いを長引かせるのは成功したのに、依然として戦い続けられるのですか?」
時哉「、、、。」
海風「言葉を発することも出来なくなりましたか。」
時哉「ウガァァァァァァァァァーーーーーー!!!!」
海風「叫ぶことしか出来なくなった獣畜生。この私が貴方に引導を渡しましょう。せめて、苦しまないように。私の力で。」
海風は時哉に向けて手をかざす。
彼女の能力により胸に大穴を開けた時哉が倒れている、、、。
筈だった。
海風「あれ?いなくなった?」
その場に時哉の姿はなかった。
?「悪いな。こんなところで俺の息子を死なせるわけにはいかねぇんだよ。」
少し離れたとこに時哉を抱える一人の男性。
中性的な顔立ちで女性と言われても違和感がないような人物。
海風「、、、。なるほど、どおりで春町って聞いたことがあると思ったんですよ。医学界に現れた神童。治療不可と言われた病を次々と直していく神たる医者。
長政「俺は神なんかじゃねぇよ。ただの医者だ。まぁ、医神にはちょっと憧れるな。何せ死者を蘇らせたんだからな。それにしても、、、。艦娘?とは少し違うようだな。」
海風「えぇ。私は蘇生艦。艦娘としては死に不死身の怪物として蘇らされた兵器です。」
長政「兵器か、、、。俺には残念ながら兵器には見えねぇな。時哉もそうだと思うぜ。」
海風「人間の感性なんてどうでもいいんです。私達は兵器。ただ、それだけ何です。」
海風は長政に向けて手をかざす。
だけど、長政の姿はない。
長政「俺は便利な能力を手に入れたと思う。人のために使えば命を助けられるからな。」
いつの間にか海風の背後に回っていた長政。
海風「貴方の能力、、、。うっすらと見えていますがこの円形の結界が関係していますね。」
長政「あぁ、俺の能力は『ROOMを扱う程度の能力』。ただ、それだけだ。」
海風「おかしな能力ですね。ROOM、、、。それを使うだけの能力。瞬間移動が出来ると言うことだけは把握しました。」
長政「うーん。それはどうかな?」
先程まで抱えていた時哉の姿が消えて長政の手には二本の刀。
海風「今のは恐らく物質の入れ替え。この結界、ROOMの中の物体を自由に入れ替える。」
長政「飲みこみが早いな。まぁ、そんなところだ。でもな、いつまでもこの中にいていいのかい?いるんだったら容赦なく斬るよ。」
長政は刀を構える。
海風「斬れるものならどうぞ。人間が私を斬れるわけ、、、。あれ?」
気が付けば海風の腕は地に落ちていた。
だが、痛みは無いし動かすことも出来、血も出ていない。
長政「油断大敵、、、。今は腕を狙ったけど次はその首だ。この中では俺の攻撃を避けることは出来ない。退くならその腕を直して見逃してやる。さぁ、どうする?」
海風「、、、。ここは退くのが賢い選択肢のようですね。」
長政「そうか、、、。」
長政は何かを操作するように指を動かす。
すると、斬られた海風の腕が元に戻っていた。
海風「これも、貴方の能力なのですね?」
長政「あぁ、そうさ。俺は今から息子の治療を行う。邪魔はしないでくれ。」
海風「分かりました。約束は守りましょう。」
海風は何処かへと消えていた。
長政「、、、。全く、無茶しやがって。流石、俺の子だ。」
時哉「うっせぇ、、、。それより、、、。姉貴達は無事か?」
長政「あぁ、大丈夫。それより今はお前治療が優先だ。
時哉「母さんにはつくづく感謝するよ、、、。じゃなきゃ俺は何も守れやしない。そう言えば、父さんはじーちゃんのところに行ってたんじゃないのか?」
長政「あいつに京都に戻れって戻らされてよ。」
時哉「じーちゃんと父さんって仲悪いのか?まぁ、じーちゃんに会ったことはないけど。」
長政「仲が悪いのか、、、。さぁな。さて、治療に入るぞ。」
キャラクター紹介
種族 半人半深海棲艦
能力 予言する程度の能力
詳細 春町家次女。京都大学
種族 半人半深海棲艦
能力 走れば走るほど強さが増す程度の能力
詳細 春町家三女。京都大学
名前 春町時哉(はるまちときや)
種族 半人半深海棲艦
能力 傷付けば傷付くほど強さが増す程度の能力
詳細 春町家長男。身長は高いがガタイはあまりデカくないセンタープレイヤー。センタープレイだけでなく外からのシュートも狙える。
喧嘩では素手ではなく武器を使った戦闘スタイルだが、能力使用時は素手。
種族 人間
能力 ROOMを扱う程度の能力
詳細 日本屈指の名医で治療不可能と言われた病や傷を治す神童。中性的な顔立ちのせいで女性と間違われることもある、、、。その正体は乱世の世を生きた武将
種族 人間
能力 星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる程度の能力
詳細 京都大学
マエリベリー・ハーン
種族 人間
能力 結界の境目が見える程度の能力
詳細 京都大学