なんかロボゲーの世界に転生したんですけど……… 作:⚫︎物干竿⚫︎
爺さんの登場で暁の剣の連中が勢い付いた。まるで死のうと問題無いみたいだ。
「そう言う考えは傭兵だけで十分だよクソッタレ」
果敢にその辺の鉄骨を引っ掴んで振りかぶりながら突っ込んで来るドーラスのガラ空きの胴体に炸裂杭を打ち込む。そして、杭を引き抜きなら下半身と泣き別れした上半身の残骸を盾にしつつホバーで移動して空中の爺さんに向けてライフルの引き金を引く。
それを爺さんは空中でのブースター噴射で回避しつつお返しとばかりに向こうもライフルを撃ってくる。両手のライフルからセミオートで撃ち出された鉛玉がホバーで移動する先を読んでいたようにドンピシャで命中して胴体部の装甲を削る。
『死ね!』
「鬱陶しい!」
飛びかかって来た爺さんのとは別の赤いバトルフレームに落ちて来るタイミングを合わせて炸裂杭を打ち込んで粉砕しつつ、残骸の手に残ったライフルをぶん取って持ち替える。
「イリヤ!合わせろ!」
『はいはい。しっかり撃ってあげますから近付かせないでくださいよぉー?』
元のスナイパーライフルに持ち替えたイリヤに向けてそう言いながら、両手に無理矢理ガトリングガンを持ち、背中にはグレネードランチャーみたいなのを装備した下半身を四本足に増設したランスターと二機のドーラスに向けて突っ込む。左右に反復横跳びをするようにジグザグにホバーを吹かして撹乱しつつ距離を詰める。
向こうは向こうで当たらない事承知で防御のための弾幕を貼るが、そんな下手な鉄砲に今更びびってられない。それにそんな半端な防御じゃ俺はともかく、
『随分とお留守ですねぇー?なんで死んだか来世まで考えてくださいねぇー?あるか知りませんけどぉー』
脇を固めるドーラスに立て続けにイリヤの射撃がぶち込まれ、上半身が砕けるのを見ながら四脚のランスターに向けて距離を詰める。ガトリングガンの斉射をしようとしたところをイリヤが両腕を撃ち抜いて粉砕してしまう。
「そのグレネードだか知らないけど、撃てるってんなら撃ってみろ!」
言いながら突進するような勢いで炸裂杭を打ち込む。嫌な音を立てながら突き立てられた杭が風穴を開ける。が、そこまでで杭が完全に減り込んでしまった。すぐさま左腕の炸裂杭をパージ。盾も一緒に無くなるが仕方ない。
『ここが死に場所だよ!クソジジィ!』
そんな声がオープン回線でデカデカと響き渡り、ひとしきり暴れ回って戻って来たらしいカーシャが空中で互いに空中を蹴るようにブースター噴射で飛び回っていた。いや、そんな事出来たのかよ。
『なんだなんだ。えらく活きの良い爺さんだな?ええ?』
まだまだ余裕と言った感じで優雅にライフルの弾倉を交換しながらカークスのおっさんが空中のカーシャと爺さんを見ている。
「老師とか言う連中のお偉いさんらしい」
『なるほど。じゃあアイツをやればコイツらの士気はガタ落ちって訳だ』
「それが出来れば苦労はしないって」
『確かに尋常な腕前じゃねえな。そりゃ英雄サマぶっ殺してもやる気ある訳だ。とりあえず俺も混ざって来るから雑魚は頼んだぜ?ボウズに嬢ちゃん』
そう言って、バトルフレームは飛べないって言うのはなんだったのかと言いたくなるような動きで壁を蹴ったりだと軽快にジャンプしながらカークスのおっさんも爺さんとカーシャのダンスに混ざりに行く。ちなみにバカ笑いがずっと聞こえてるアイクはともかく、いつのまにかボリスの姿は消えていた。
『老師、申し訳』
「謝る暇あるなら動けよ」
言いながらライフルの銃剣を竜胆にランスターの手脚を取り付けてニコイチにした機体に突き立てる。きたない鉄くずになった残骸を足蹴にしながらライフルを引き抜く。
『まるで蟻か何かみたいに後から後から湧いて来ますねぇー』
「そりゃ本拠地だからな」
空中で繰り広げられているなんか作品間違えてない?と言いたくなるような空中戦を他所にひたすらにきたない鉄くずの山を量産して行く。爺さんの横入りが来ないのには喜ぶべきか、カークスのおっさんとカーシャの二人がかりで仕留められていないあの爺さんがヤバいのか。
『全く忌々しい存在だよ君達傭兵は。信義も大義も誇りもなくただ意地汚く金に群がり、どんな輩の味方になる。我々をテロリストだのと呼ぶが君達の方が、余程唾棄すべき存在じゃないかね』
『テロリスト風情にそんな説教されるとは思わなかったぜ。ただ、俺らだって誰にだって付く訳じゃないぜ?少なくともテメェらみたいなのには付かねえよ。俺らにだって最低限の分別はある。善良な皆様ごめんなさい?そんなもんよーくわかってらぁ。だから、仕事を選ぶんだよ。わかったらさっさと死ねよ爺さん』
間に割って入った瞬間、次の瞬間にはそこに転がっている残骸がお前だ。みたいになりそうな濃厚な殺気を放ちながら、爺さんとカークスのおっさんがそんな事を言っている。あそこに普通に飛び込んでるカーシャはなんなんだアレ。
ぞわりと背中を冷たい物が流れて首が切られたような錯覚を覚えるのと同時に反射的にフットペダルを蹴飛ばす。弾かれたようにドーラスがホバー全開でそこから移動した瞬間、ぶっといレーザーが文字通り壁やらを消し飛ばしながら駆け抜けた。
『ア、アアア!テキ!敵コロスゥウウぁぁアアアッ!!!』
狂ったような声を垂れ流しながら現れたのはカーシャの機体のショットガンを普通の腕に取り替えたような見た目の本体に右腕には馬鹿みたいにデカい三つのプレートから構成されたキャノン砲。左腕には控え目ではあるがこれまたデカい三本の銃身を束ねたガトリングガン。背部にはこれでもかと存在を主張するミサイルランチャーと左右にはアームで接続されたプレート状のアーマーが装備されている。どう見てもまともなバトルフレームじゃない。
『なんだと⁈誰が動かしている⁈』
『おいおいなんだあのオモチャは?ロクでもねぇ代物みたいだが』
『………切り札として開発を続けていた第五世代型バトルフレームの試作機、その失敗作だ。破棄を命じた筈なのになぜ残って』
呆然としたようにそう言っている爺さんの機体に右手のキャノン砲が向けられる。
『死ネェ!異教徒どモがァァァアアア!』
レーザーが撃ち出されたおまけとばかりに背負ったミサイルランチャーからも大量にミサイルがばら撒かれる。ギリギリのところで爺さんが機体を動かすが一歩遅い。機体の左半身をレーザーが掠めて左腕と左脚が消し飛びそのまま落下して地面に叩きつけられて転がって行く。
『ちぃ!とんでもねぇもん隠し持ちやがって!カーシャ!奴は俺らで抑えるぞ!ボウズと嬢ちゃんはそのまま暁の剣の連中の相手しつつ撤退路作れ!潮時だ!』
『わかったよ!人様の獲物を横取りするような奴は生かしちゃおけないからねぇ!』
「ったく、アフリカ来てからこんなんばっかかよ!もうちょい楽なの持ってこいよ!イリヤ!それからアイクもいつまでもバカ笑いしてないで後退だ後退!」
『やれやれまだまだお楽しみの時間の真っ最中だって言うのに酷いじゃないか。まぁ、わかったよ。流石にあんなキチガイの相手はごめんだよ』
暁の剣の連中はいきなり現れたバケモノとそいつに爺さんがやられたショックで呆然としていてまともな妨害とかもして来ない。都合が良いのでそのまま素通りさせて貰う。行きに来た坑道は使えない。道案内出来るボリスが居ないんじゃどうしようもない。
『傭兵、この間の借りを返そう。ロニー行くぞ』
『おうよ!ご機嫌なコイツの相手にゃ申し分ねぇ!』
惚ける暁の剣の連中とすれ違う瞬間、真上をライトニングファルコンと見覚えの無い形の戦闘機が通り抜けて行った。どうやらわざわざ救援に来たらしいが、
「おいおい片方戦闘機だろ正気かよアイツら」
『はいはい今は前に集中してくださいねぇー?』
「わかってるよ!」
イリヤにそう返してライフルの残弾数を確認しつつドーラスを前に進ませる。
ポカリと麦茶が美味しい季節がやって来たねぇ!(半ギレ)
それはそれとしてああでもないこうでもないとやっててイマココだよ。良い子はプロットって言うチャート組んでちゃーんとそれ通り書こうね!
なんか主人公はカズキくんおいてけぼりでアーマードコアとかデモンエクスマキナみたいな戦い始まっちゃった(白目)
キャラ紹介他はどのあたりに入れた方がいいか
-
最初
-
節毎
-
最後