鉄騎兵と戦術人形   作:ケジメ次郎

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VAG
ドレス姿で
メスになる


段々可愛い系にシフトしていってない?
サムが筋トレもボクシングもしてなかったら男の娘だった説、あると思います。


案の定ウィキのJS9ちゃんのページでJ9ネタがあって笑顔になりました(日記)
銀河旋風ブ〇イガー
銀河烈風バ〇シンガー
銀河疾風サ〇ライガー
皆はどのJ9が好き!?
OPが大好き。だけどサスライガーは歌えない。


お祭りは続く1

「あたっ・・・くっそー、これぜぇったいに足痛くなるぜ」

 

 こんなヒールの靴履いて歩くなんてどんな裏技を使ってやっているんだ。周りの令嬢方を見ていると俺みたいに足を取られている人なんてどこにもいないし、俺の姿を見てにこやかに笑っているのが一段と悔しい。

 好きで来ているわけでもないけれど、なんとなく悔しいのだ。

 この人たちには俺が三十路のおっさんだなんてこれっぽちも思われていないんだろうな・・・

 他に適任が居るハズなのに、誓約組は指揮官の傍を固めているし他の人形は警備だったり、夜の部のための準備中だったりで居ない。

 そうなってくると、比較的他の拳銃の扱いが上手くてコンシールドキャリーのグロックと素手での格闘であれば対人戦において一通りのことが出来る上に、特製の電脳のおかげで高度な自律行動が取れる俺にお鉢が回ってくるんだろう。

 ワンピース型の青いドレスの裾は膝丈で、ニーハイソックスは黒。しっかりとストレートパーマが掛けられた髪が肩にかかって調子が狂った。

 アフタヌーンティーなんて文化は知らないし、礼節のあるパーティーなんて出たこともないから、どうすればいいのかも全く分からないのだ。

 きょろきょろと周りを見ているのは警備のためじゃない。居心地が悪いからだ。周りの事を把握するのは気配で掴めるが、行動までは考えられないのだから。

 

「・・・はぁ」

 

 居場所が見つけられないので壁際で肩を落として俯き、思わず頭を撫でつけそうになった。その手はもう片方で抑え、ため息だけをつく。

 

「どうしたんですかお嬢さん」

「ひゃん・・・ってウェルロッド!?」

 

 いきなり、それもかなり凛々しい声をかけられて肩が跳ねた。話しかけたのは俺と同じく警備に入っているウェルロッドだが、姿格好を見て驚く。

 男装姿だ。・・・なんで?

 

「・・・ドレススキンがないので、指揮官の服を借りました」

「あー、うん。似合ってる」

 

 慣れない格好でポーカーフェイスを続けられるのは純粋に凄いと思う。

 ただ、ちょっと顔の距離が近い。壁ドンされてるから距離が近すぎる。案の定周りの人たちがざわついているんだ。

 

「VAGもそのドレス、よく似合っています」

「ありがと。嬉しくもないんだけどな」

 

 だから早く離れてくれ。頼む。俺が冷静を保てそうにない。

 中身が男だから完全に美少年になっているウェルロッドが怖いのか、人形の体が引っ張られているのかは分からないけど、どちらにせよこの状況は恥ずかしいのだ。

 

「一人でやれます?」

「・・・やる」

「無理しないで大丈夫です。たかが二十人規模ですから、一緒に居てもカバーできます」

 

 最近子供のように扱われることが増えてきたが、どんなに強がっても軽く通されると悲しい。

 俺がボディ相応の反応をし始めているとか言いやがったメカニックはケツをしばいたし、そんな事実はないのだ。

 ウェルロッドはまるでお姫様を相手にするかのように恭しく手を差しだしてくる。

 えぇい、ままだ。なるようになる。今だけは令嬢を演じよう。

 

「頼んだ」

「お任せを」

 

 パーティーの内容は、グリフィンと地区からの普段からの協力と祭りに関するお礼をするのに合わせての着席式アフタヌーンティー。

 ステージのある広間に二十人ほどの見なりの整った老若男女の実業者が四人ごとに座っている。

 ざっと見回すと一つ気になることがって、ウェルロッドに聞いてみた。

 

「あれって人形じゃない?」

「そうですね。連れているあの方は初期の戦術指揮官です」

 

 なんとでもなく人形を連れた男の身元の情報を出してくるのが恐ろしい。

 

「今度来る、JS9に似てるように見える」

 

 見た目の雰囲気が似ているのと見えている右手が義手のようなメカチックなものなのが、両手が同じメカ構造のJS9と近い印象。ちょっとした姉妹機のように感じる。

 

「・・・確か79式だったかと」

 

 そんな制式名を言われてもこれっぽちとも想像がいかないんだけど。

 

「・・・あっちもこっちに気づきやがった」

 

 これだから人形相手は厄介なんだ。招待状で入場を絞っているとはいえ、気になるものには警戒をしないといけないのにそれに気づきやがる。

 人間相手ならいくらでもノセるが、あちらが得物を隠し持ってたら小さなグロックだけじゃ疲れるに決まっていた。

 

「お集まりいただき・・・」

 

 グリフィンを代表してドレス姿のヘリアントス女史が出てくる。上級代行官という位だから、着慣れているんだろうけどここまで綺麗にまとまっているのは凄い。

 別に俺がボディの大きさ相応の可愛らしいドレスだからとかそういうひがみでもないんだけどな!

 

 

 

 

「サム、終わったか」

「ボス、どうしたんだ?そんな死にそうな顔して」

 

 行きつけのバーでマイクに有り金全部取られた時よりもヒドイ顔をしているボスが、缶の酒をやけになって呷っていた。いい年してそんな飲み方してると危ないだろうに・・・

 

「聞いてくれよ。旦那が、大尉の旦那が・・・」

「旦那って、隊長だよな?あの人って中佐だったような」

 

 ボスは大尉時代の隊長に世話になったのか?

 

「俺が一六式を手に入れたのを見逃してもらったんだ。さっきまでの話し合いはそれ以来に怖かった・・・」

 

 意外なところで一六式と俺の上官が繋がっていることに驚きを禁じ得ない。




<イケメソウェルロッド>
乙女なウェルロッドもいいけど、びしりと決めた彼女も見て見たかった。
なお、幼女回ではローアングラーになってたのでこいつもヤベーかもしれない。なんやかんやでVAG-73がマンツーマンで格闘訓練してたし、ライバル枠というよりも弟子枠っぽい。

<79式ちゃん>
JS9ちゃんを出すなら出しておきたかった。個人的にドレススキンが大好きなので入れた。

<ヘリアン、サムにクールビューティーと尊敬される>
サムはシーズンワンでもグリフィン内に合コン全敗が居るとは言ってたけど、まさかそれがヘリアントスだとは知っても居ない。
あんなに美人なのに・・・絶対にドレス姿似合うのに・・・どうして・・・どうしてですかね・・・

<しれっと暴かれる一六式君の出自>
次回にねっとりやります。


あと少しで1万UA達成…というか、多分これの1時間後には達成してますありがとうござい
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