エンプラは重いという風潮がもっと流行ってほしくて書きました。
短編です。

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おはよう指揮官

うん、今日も時間通りの起床だな。まじめなあなたのことだ、寝過ごすかもという考えは杞憂だったな。

 

 

どうした?何をそんなに驚いている?

 

 

ああそうだな、本来なら今日の秘書艦はホーネットのはずだった。

 

 

だがあの子は昨日の演習で負傷してしまってな、今は安静にしているよ。

 

 

その代わりに私が秘書艦を務めることになったんだ。今日一日よろしく頼む。

 

 

しかし私が秘書艦を務めるのも随分と久しぶりだな。実に42日ぶりだ。

 

 

昔は秘書艦の座は私だけのものだったのだがな。最近では他のKAN-SENも増えて秘書艦業務も持ち回りになってしまった。

 

 

ああ、すまない指揮官。何もそんな申し訳なさそうな顔をしてほしかったわけじゃないんだ。

 

 

これはあなたが決めたこと。もちろんあなたの言うことには従うさ。指揮官を困らせるのは私の本意ではない。

 

 

え?どうして指揮官の部屋の前にいるのかって?

 

 

一晩中あなたの部屋の前で待っていたからに決まっているじゃないか。

 

 

何せ42日ぶりにあなたと一日中一緒に過ごせるんだ。

 

 

そう思うと全く寝付けなくてな。だからあなたの部屋の前で待機することにしたんだ。

 

 

そうすれば一秒でも多くあなたといられるだろう?

 

 

待っている間はまさしく一日千秋。かつてないほどに時間の流れが遅く感じたよ。

 

 

だが、他のどの娘よりも早く私があなたの眼に映る。この一時は私たちだけのもの。そう思うといくらでも耐えることができたんだ。

 

 

なぜそんな困惑した顔をするんだ?

 

 

ああ、もしや眠らなかった私のことを心配してくれているのか。

 

 

ふふっ。優しいな指揮官は。

 

 

なに、一晩寝なかっただけで仕事に支障が出るほどやわではないさ。

 

 

むしろこのくらいのミスをして指揮官に迷惑をかけるなら、私は迷わず自害するだろう。

 

 

そんなことを言うな? ...そうだな。すまなかった。

 

 

私もあなたと会えなくなるのは嫌だ。考えただけで頭がおかしくなりそうだ。それこそが一番恐れていることだというのに。ごめんなさい。指揮官ごめんなさい。もう二度とこんなことは言わないだから見捨てないでくれ捨てないでくれどうかあなたのそばに置かせてあ...

 

 

...うん、ありがとう指揮官。落ち着いたよ。

 

 

待ってくれないか。もう少しだけこうしていたいんだ。

 

 

 

...ん、もうこんな時間か。名残惜しいが仕方ない。もう二度と出来ないというわけでもないしな。

 

 

さあ今日一日頑張ろう。あなたとなら、どんな日も素晴らしい一日になりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっほ~指揮官!

 

 

私?もう大丈夫大丈夫!全快だよ~。

 

 

それより指揮官、なんかやつれてない?

 

 

...もしかしてまたエンプラ姉?

 

 

そっか。そんなことあったんだ。

 

 

全く、我が姉ながらめんどくささに磨きがかかってきてるな~。

 

 

大丈夫、私に任せて!エンプラ姉にはビシッと言っておくから!

 

 

平気平気。こうゆうのははっきり言った方がいいのよ。

 

 

それに私だって指揮官の役に立ちたいし。

 

 

だからさ...その...報酬としてさ、私のことも抱きしめてよ。

 

 

ん...えへへ

 

 

ちなみにエンプラ姉のことは何分ぐらい抱きしめてたの?

 

 

...ふ~~ん。そんなに長く。

 

 

べっつにー?怒ってませ~ん。

 

 

あ、まだ離しちゃダ~メ。

 

 

最低でもエンプラ姉のときの3倍は抱きしめ続けてもらうわよ?指揮官♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この程度じゃ足りないわ。もっと、もっと(重く)だ!

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