ありふれてはない元守護者の異世界戦闘録   作:ギルオード

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初めての方は、初めまして。
久しぶりの方は、お久しぶりです。

懲りずに、他作に浮気する作者の反面教師な男です。
でも、書きたくなったんだ。仕方ないよね(よくない)
もう一つの方は、そのうち続き出します。(宣伝していくスタイル)

今回の主人公は魔改造された天之河光輝くんです。
必然的に、原作主人公である南雲ハジメの出番は少なくなっています。
番外編とかを出すときは、多く出番来ますので。多分。


本編
ある男の話


焼き払われた荒廃した土地に男と女がいる。

男は白の髪に焼けた肌を持っている。

男の体は傷つき果てている。

普通の人間ならば即死しているような怪我も沢山ある。

男の横には剣が突き刺され動かなくなった女がいる。

女は銀の髪に褐色の肌をしており、ぱっと見兄妹に見えないことはない。

 

「やっと、やっと終わったよ。皆、俺は人類を世界を救ったんだ」

 

そう、殺人現場と見られても可笑しくは無い。

しかし、観客は周りにいない。

こんな異常事態なのだが、人が見当たらないのだ。

そして、その男の頭上に光が差し込む。

男は気づき、顔を上げる。

 

「契約はここに完了した。星よ、人理よ、我が願いを叶えたまえ」

 

その男が望んだ物は─────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アラームが鳴り響く。

酷く懐かしい夢を見た。

ああ、まるで逃れられない定めと言わんばかりに鮮明に思い出してしまう。

今の自分自身を見て、改めてあの景色が夢だということを受け入れる。

十七年も生きているのに、時折あの夢を見るたびに、生前(・・)のことを思い出す。

洗面所に行き、顔を見る。

苦痛で歪んだ顔を見る。

 

「こんな顔では、学校に行けんな」

 

と呟いていた。

 

「えっ!お兄ちゃん今日学校行かないの!?」

 

妹が聞いていたようだった。

 

「いや、ちゃんと行くからね」

 

と苦笑いして答える。

生前の俺が知らない妹。

彼女の存在があると言うことが、今の俺には救いになっている。

 

 

 

 

 

 

 

父と母に挨拶をして、朝食をとってから、家を出る。

一度スイッチが入れば、天之河光輝を演じきれる。

本来の自分を隠して、周りが望む理想の光になれる。

生前から学んだことだ。

 

「よう!光輝、おはよう」

 

彼は坂上龍太郎。

天之河光輝の大親友だ。

河川敷で喧嘩をしたこともある位には、付き合いがある。

ガッチリした肉体を持っており、ただの殴り合いならば、今の俺の方が不利だ。

 

「おはよう、光輝くん」

 

彼女は白崎香織。

幼なじみで、学校では、二大女神ともてはやされている。

絶賛初恋中だ。

 

 

「光輝、おはよう。部活と勉強で忙しいとは思うけど、偶には道場に来てくれないかしら。お爺ちゃん寂しがっていたわ」

 

彼女は八重樫雫。

二大女神の片割れで、実家は道場をやっている。

俺も中学時代までは、毎日通っていたが、部活と勉強を両立しているため、そこまで纏まった時間が取れず昔のように通えていない。

昔は俺に恋愛感情があったようだが、今は不明だ。

俺が探りを入れる気がないのもそうだが、雫は本音を隠すのが下手ではない。

そして、彼女の祖父、鷲三さんは個人的には一番楽しい人だ。

あんな生前を経験してしまい、争いは嫌でも戦う事は嫌いではない。

そんな自分からしたら、鷲三さんとの戦いは凄く楽しい。

 

「今度のテスト期間前に部活が休みだから、部活の時間分はお世話になりますと伝えといてくれないか」

「ええ、わかった」

 

そんなやり取りをして、学校に到着した。

 

 

 

 

 

教室に着いたとき、不意に立ちくらみが起きる。

 

「っと、危ねぇな!どうした光輝」

「ありがとう、龍太郎。少し、夢見が悪くて睡眠時間が足りていないみたいだ。少し、席で休ませて貰うよ」

「お、おう。じゃあ、あっちで話しとくわ」

「気遣いありがとう」

 

こういう気遣いがさらっと出来ることが、龍太郎の良いところだ。

それよりも、自身の身に起きたことに驚きを隠せずにいた。

他者の魔力が流れている。

誰かと契約が結ばれている状態になっている。

それも、とても薄い。

上履きで隠れてはいるが、足の指数本は霊体化している。

なんとか、立ち上がって、一番近くにいた雫に話しかける。

 

「ごめん、雫。先生に光輝は熱で欠席って伝えといてくれ。ちょっと体が重くなってきたから、動ける内に帰る」

「え、ちょっと光輝!顔真っ青よ。大丈夫!」

「あまり、よくないから、家に帰るんだよ。ちょっと、一休みしたら家に帰れそうにないから」

 

そう言って教室を飛び出した。

家に帰る途中に、人の居ない河川敷に来た。

もう、体が持たないと分かってしまった。

確率は低いとは言え、本当にサーヴァントとして呼ばれるとは。

そして、俺は地球から飛び立った。




あまり書き溜めが出来てないので、週に二三回投稿出来るかなぁといったところですね。
あと、モチベーションが下がらなければ。
全体の流れ自体は出来ているので、完結目指して頑張ります。
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