戦闘描写が難しくて、断念。
悔しいです。
文章能力が足りないなぁ。
まず、全員がそれぞれの天職に合うような武器を握る。
俺はこの世界の聖剣の担い手になった。
天職が影響しているのか、どんな武器よりも手に馴染む。
剣道をしていたことで、綺麗に斬ることが出来ているため、体を動かしていた組の訓練はすんなりと進んでいった。
俺は、騎士との模擬戦を延々と行っていた。
皆の身体能力は上がっているが、俺は寧ろ衰えている。
サーヴァントではないのもそうだが、今の天之河光輝の肉体でも、死徒や代行者に遅れはとらない。
全力で戦闘をすれば、短時間ならば埋葬機関のメンバーとも正面切って渡り合える。
恐らくだが、このレベルという物が障害になっていて全力を出せずにいる。
また、この世界の魔力と地球の魔力は違うらしく、魔術回路にも負荷が掛かっている。
だが、そのおかげで助かっているのは、魔眼が機能していないことだ。
サーヴァントに戻ってから、魔眼が再発しているが、魔眼も独立しているが魔術回路である。
異なる性質の魔力によって、力が行使できずにいる。
ただ、使おうと思えば使えるし、魔術回路を活性化させたら、魔眼も自動的に働き出す。
これは本当に良かった。
自分の肉体のメンテナンスを朝にして初めて気づいたことだからだ。
そのまま働いていたらと思うとゾッとする。
とにかく、今の俺は思考と肉体のバランスが取れていない、危険な状態だ。
こんな状態で実地訓練に参加する羽目になったら、死にはしないが、大きな怪我をすることを考えておかないといけない。
そして、模擬戦が終わる。
騎士との模擬戦は、一緒にやっている雫や龍太郎よりも勝率が低い。
そして、一日目の訓練が終わり、座学の時間も無事に終わり、夜の晩餐が行われる。
ガシッと肩をつかまれる。
「ようっ光輝!今日の勝負は俺の勝ちだな!」
「今に見ていろよ!直ぐに追いついて、そのまま追い抜いてみせるさ」
「それでこそ、光輝だ。だが、俺はその先を行くぜ!」
実際に龍太郎の徒手空拳は凄い。
ただ、それ以上に、ハイリヒ王国に徒手空拳の達人がいないのも勝因を占めているだろう。
拳が弱いわけではないが、剣や槍、弓に鈍器を使った方が、効率が良い。
拳主体の戦士が中々いなかったのだろう。
「貴方たち、そこで何話しているの?」
「おっ、雫。流石は道場娘だな!模擬戦の勝率クラス一!」
「そうでもないわよ。メルドさんには勝てなかったし」
「ああ、あの人強えよな。俺も手も足も出なかったわ」
「ええ、私も駄目だったわ。でも、気づいている、龍太郎。そのメルドさんと一番長く戦えたのは光輝よ。私たちの中で一番勝率は低いけれど、試合の立ち回りは流石の一言に尽きるわ。負けない戦い方が本当に上手ね」
そうやって、雫が言ってくる。
「あはは、それはそうだよ。雫とか鷲三さんとか師範とか強い人とばかり稽古していたからね」
「稽古ねぇ。お爺ちゃんやお父さんと戦っているときの光輝は私とは戦わないのはどうしてかしら?」
根に持たれる。
魔術回路を使わない生身の戦いで、フルスペックで戦える相手に雫が入っていないのを感で読まれているのだろう。
「えっと、それは...」
「そりゃあ、雫みてえな可愛い奴を怪我させたくないからだろ?」
「龍太郎、ハウス」
「な、なんでぇ~!」
龍太郎、それは逆鱗だろう、真面目に。
雫はため息を吐いた後に、しゃべり出す。
「もういいわよ。でも、今日の光輝はなんか、違和感を感じたわ。怪我をしたわけではないのに、庇うような...難しいわね。とにかく、動きにキレを感じなかったわ」
「えっと、向上した動体視力に体が追いついていないんだ。それで、少しチグハグになっていたのかもしれないな」
嘘だ。
ただ、身体能力が衰えているから、そう見えるようにはなっているだろう。
「そう。早く直しなさいよ。ある程度経ったら生徒同士の模擬戦もあるんだから。それまでに直していなかったら私や龍太郎にボコボコにされるわよ」
「それまでには、直してみせるさ。ところで、香織は?」
「あそこ」
彼女は南雲ハジメの所にいた。
恐らくアタックしている所だろう。
周りの目線は凄まじい事になっている。
御愁傷様と言いたいところだが、この晩餐には、偉い貴族やその子供とかもいる。
そんな奴らにまで、睨まれるのは不憫だな。
...仕方ない。
貴族様にも挨拶しに行かないといけないしな。
「香織、何時までも南雲にひっつくなよ。彼も迷惑している。それに、香織の親切を無下にする奴の相手なんかしなくて良いよ。そんなの俺が許さない。ほら、向こうでいつもの皆で、挨拶回りに行こう」
「えっ、私が南雲くんといるのに、光輝くんは関係ないよね?それに、挨拶はまだ早いと思うよ?」
出来れば察して欲しかった。
よく、南雲くんは鈍感と幼馴染みの女集は言うが、負けず劣らずの鈍感だと思うぞ。
少なくとも香織は。
今もクスクスと笑われる。
まあ、貴族の興味がこちらに向き出したのは良しとするか。
「香織、君は少し、自分の人気を知った方が良い」
「えっ?」
「それに、無理強いしていると、南雲に嫌われるぞ」
この言葉が聞いたのか、直ぐに了承して着いてきてくれた。
お偉いさんに勘違い間抜けナルシストの彫り込みが出来たのを成果と喜ぶべきだろう。
そして、挨拶も終わり、晩餐会は終わりを迎える。
夜。
皆が寝静まる頃、俺は入り口にしか見張りがいない、訓練場で魔術回路を総動員して稽古をしていた。
普通のフルスペックが何処まで持つかを確認しなければいけない。
そして、あのサーヴァントとの接触も図った。
流石に、あのサーヴァントも、この世界にない魔力を確認したら、こちらに来ると思った。
暗躍をしていて、招待がバレるよりも、最初に誤認させた方が良いだろうと、俺が判断した。
そして、目論見は成功する。
「へぇ、これはとんだくせ者だねぇ。オジサンも騙されたよ。ただの道化かと思っていたよ。勇者、天之河光輝」
ヘクトール。
トロイア戦争において、トロイア側の最大戦力。
文武両道の秀才で、将軍であり政治家。
危機を察した星が出した保険。
■■■は敵でもあり、味方でもあった。
霊基が異なるため、彼は気づけないだろうが。
「ええ、俺も驚きました。まさか、サーヴァントがこの星に呼ばれているなんて。もしかしなくても、抑止力としてでしょうか」
「そうだねぇ。まあ、地球の人間の魂が帰ってこないのは困るみたいでねぇ」
「この国にいるのは、その為ですか?」
「それもあるが、この国に仕えるのも悪くは無いと思ってね」
嘘ではないのだろう。
ただ、一番占めている物は隠している。
「オジサンも聞かなきゃいけないことがあるねぇ」
そう言って、不毀の極槍の穂先を突きつけられる。
「アンタは敵か、それとも味方かい?魔術師。あまり言葉は信じられないがな」
「答えは、一つだ。アンタが本物のヘクトールかは分からないが、サーヴァントに嘘はつかない.........俺は勇者だ。今の俺は、魔術師ではなく、勇者だ。この誓いがある限り、人類を裏切ることはない」
「その眼、信じさせて貰うぞ。じゃあ、模擬戦の相手をしてやろうかい?その状態でどれだけやれるか知りたいのだろう?」
「神代の英霊に、手ほどきを受けるのはありがたい。胸を借ります」
「掛かってきな!少年!」
そうして、俺たちの夜は始まった。
危険視した相手は、ヘクトールさんです!
化かし合いに期待した方には申し訳ないです。
作者の力量が、足りないばかりに...
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