嵐を呼ぶ!春日部高校生!再び!戦国大暴れ!   作:ミスターサー

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穴を掘るぞ!(しんのすけ

五歳児の坊主頭の少年が一本の脇差を両手に持ち、地に横たわっている胴を着た侍を見ていた。

侍の胸からは血が流れ、もう大量出血で亡くなる寸前まできていた。

 

「しんの、すけ・・・お前に、これを、やろう」

 

「おじさん?」

 

「いい、やる・・・オレにはもう必要の無い物だ・・・しんの、すけ。オレに、生きる、時間を、楽しむ、時間を、」

 

「いや、だぞ!」

 

しんのすけと呼ばれた五歳児が涙を流しながら否定する言葉を言う。

 

「そんなことを言うなんてお叉のおじさんらしくないぞ。レンちゃんに会わないで死ぬなんて、死んじゃうなんて許せないぞ!」

 

ポロポロと涙を流し、鼻水をすすり、しんのすけは泣くのを耐える。

 

「泣くな、しんのすけ・・・」

 

「泣いて、ないぞ!」

 

「そうか・・・しんのすけ」

 

「なんだぞ」

 

「おま、え、は、た、いせ、つな」

 

「守るぞ!とーちゃんもかーちゃんもひまもシロも!」

 

「なら、良い」

 

「おう!男と男のお約束だぞ!」

 

「あぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Pipi!と電子音がなり布団から一人の青年が起きだす

 

「・・・懐かしい夢だぞ」

 

「しんのすけ!ご飯よ」

 

下から女の声が聞こえた。

 

「ほーい」

 

青年は布団から飛び出ると一本の脇差に手に触れ、「金打」と言いながら軽く抜き、ぱちん!と入れた

 

 

 

 

「おはようございマスオ」

 

「おう、おはよう」

 

父が会社に行くのとすれ違いで挨拶をする、しんのすけ

 

「しんのすけ!早くしなさい!」

 

「ほーいほい」

 

しんのすけは、食卓のドアを開けた。

 

 

 

『原作・・・織田信奈の野望

      クレヨンしんちゃん』

 

 

「しんのすけ!」

 

「もう聞こえてるゾ。朝から怒鳴ってると便秘に、あ・・・もう便秘か」

 

「し~ん~の~す~け~!」

 

「いただきまあ!」

 

ガツン!

 

「ふぎゃ!痛いぞかーちゃん!舌かんだぞ!」

 

「アンタが気にしてる事を言うからでしょ!」

 

『クロスコラボ考案・・・ミスターサー』

 

『イメージOP、読者のイメージで』

 

 

ガチャ

 

「そんじゃ、行って来るぞ!」

 

「はいはい、あ。相良君と仲良くしなさいよ」

 

「ほ、ほーい

じゃ!いってきまーす!」

「いってらっしゃい!」

 

バタン

 

 

「よーす!しんのすけ!」

 

「おお!○ッハーだぞヨシちゃん!」

 

「おう、って古い!オッ○ーって挨拶!」

 

「そう?オラにとってはマイブームの挨拶だぞ?」

 

「ありえねえよ」

 

「再びオッハ○を流行らす!のがオラの夢!」

 

「ちっちぇ!?そしてショボイ夢!?」

 

「いや~それほどでも~」

 

「褒めてねぇ!」

 

「で、朝の漫才はいいけど、今何時?」

 

「あ?ちょっと待て・・・八時半」

 

「「Oh」」

 

「「遅刻だああああああ!」」

 

 

 

 

「「あー、だりぃ」」

 

とある居酒屋。良晴としんのすけはカウンターに身体を預けていた。

 

「情けないのぉ、二人とも」

 

と、居酒屋のマスターはそう言う。

 

「いや、ねぇ」

 

しんのすけは良晴の顔を見て、溜め息を吐いた。

 

その後、良晴がマスターに溜め息を吐いて、こうなった経緯を話す。

 

まず学校に間に合ったかと言えば間に合わなかった。

しかも一時限目が体育であった為、他の生徒より校庭を十周多く走らされた。

 

それだけでは、まだしも貧弱そうで眼鏡をかけた青年が宇宙人の交流映画みたいに自転車が飛んできて、良晴としんのすけを下敷きにしたのだ。

 

幸い、怪我人は居なかったが、二人は頭をぶつけて1日じゅう保健室で眠っていたのだ。

 

それを聞いたマスターは「そりゃ災難だったな」と頬を掻いて、ジョッキにオレンジジュースを注ぎ込み、二人の前に差し出す。

 

「ほれ」

 

「おぉ!マスターふとももぉ!」

 

ガバッ!と勢い良く身体を上げた、しんのすけはグビグビとオレンジジュースを飲み干し、「プファ」と息を吐く。

 

「くぅー!この日のために生きてるような物ですな!」

 

「オヤジか!?」

 

良晴はガバッと身体をお越し、しんのすけにツッコミを入れた。

 

「ナイスツッコミ!御礼にオレンジジュースを飲み干してあげよう」

「止めろ!馬鹿!俺のオレンジジュースだぞ!」

 

若い二人はギャーギャー騒ぐが、マスターは換気扇の側で煙草を吸っていた。

 

「おい、お前さんらこの後に予約の客が来るからさっさと出てくれや」

 

「「へーい」」

 

そう言うマスターの話を聞いた二人は、ふざけるのを止めて、オレンジジュースを飲んでから、二百円出してからマスターの居酒屋(焼き鳥屋)から出ていった。

 

居酒屋の一件から十分立ち、しんのすけ達は帰宅している。

 

「ねぇ、ヨシちゃん」

 

「なんだよ」

 

「この後は暇になる?」

 

「なるけど・・・」

 

「なら今から家に来て、穴堀してもらいたいんだ」

 

「おう!良いぞ!ん?はい?」

 

 

 

 

 

「野原家!in中庭!!」

 

「いぇ~い!じゃねえよ!」

 

場所は変わり、野原家の庭に二人が立っていた。

その内の一人、良晴は地面にスコップを地に叩きつける。

 

「んで!なんで庭に穴を掘りする必要が有るのか?」

 

「うん、有る」

 

「理由は?」

 

「いや~ね、最近飼い犬のシロが庭に向かって吠えるのよ。だから穴堀って一山当てようかなぁって」

 

「穴堀じぃさん、じゃなくて花咲かせ爺さんか!!」

 

「手伝ってくれたら秘蔵っ子のHな本あげるけど?」

 

「なにしてやがる!早く掘ろうぜ!」

 

良晴は、さっきとは違い、スコップを片手で持って、もう穴堀りの準備万端な状態になっている。

 

しんのすけは(チョロい)と思いつつ、スコップの柄に手を当てた。

 

「うーらの畑に!」

 

「ポチがなく!」

 

「「正直じぃさん掘ったれば!おーばん、小判がザークザークザクッザクッ!」」

 

「ほう、何掘っとるねん。じぃさん共」

 

「何って―」

「穴を―」

 

二人は穴堀の手を止めた。ギギギと鉄が錆びた音を立てながら、唐突に現れた第三者の顔を見た。

「しんちゃん。ヨシちゃん。なにしてるの?」

 

しんのすけの母、みさえが、にこやかに二人を見ていた。

 

 

 

 

「なんで庭に穴を掘ったの二人とも!」

 

バン!と野原家の居間に有る机を叩いたのは、みさえだった。

 

「さ、三段腹に言う筋はね―」

 

げんこつ!

 

しんのすけに愛の拳骨が入った。そしてしんのすけは、机の上に沈んだ。

良晴は、それを横目で見て、しんのすけに黙祷を捧げる。

 

「あの、中庭を掘ってしまってスミマセン」

 

良晴は、謝る。

それしかない。物欲(エロ本)に負けたのが悪いのだが仕方ない。だって男の子だもの。

 

「おじさんを。オマタのおじさんを助けたいんだぞ」

 

と、しんのすけは机に沈みながら語る。

 

「オマタのおじさん?」

 

「アンタまさか!」

 

「そうだよ。母(かあ)ちゃん!オラはおじさんを救いたんだぞ!」

 

「駄目よ!」

 

「嫌だ!オラは行く!

おじさんを、おじさんを死なせたのはオラのせいなんだから!」

 

「あれはアンタのせいじゃないわ!」

 

「嫌だ!行く!」

 

しんのすけは立ち上がって自室に向かうが、みさえは行かせないという表現でしんのすけの前に立つ。

 

「駄目よ!絶対!

親の言うことを聞きなさい!」

 

「母ちゃん・・・」

 

しんのすけは両膝を折り、頭を下げた。

そう、土下座である。

 

「お願いです。行かしてください。

おじさんに刀を返したいんです!おじさんを救いたいんです!」

 

しんのすけは心の気持ちを叫んだ。

 

「オラ、この機を逃したら絶対後悔するうぅん。絶対後悔し続ける!

母ちゃん、母さん!お願いです!行かしてください!」

 

「しんちゃん」

 

みさえは、解っていた。しんのすけは、あの日の事をずっと引きずっていたのだと。

 

「・・・準備万端にしてから無事に帰ってきなさい。それが条件。解った?」

「母ちゃん。うん」

 

みさえは道を開き、しんのすけは立ち上がって自室に駆け込んだ。

 

「・・・あの」

 

「ごめんね、あの愚息の暴走に巻き込んで」

 

「いえ、あの、掘った穴って一体」

 

「そうね、タイムホールよ」

 

「た、タイムホール?」

 

「そう。私達家族は二度、戦国時代に行った事が有るの」

 

一つは、未来を救うため。

もう一つは、侍を救うため。

 

みさえは、その話を気付いていたら語っていた。

そして良晴は、全てを聞いた後に、野原家から去って行った。




ちなみにコラボキャラが出てますが分かったでしょうか?
次回に答えあわせしますので宜しくお願いします
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