嵐を呼ぶ!春日部高校生!再び!戦国大暴れ! 作:ミスターサー
いやー。
シリアスはやっぱキツいですわ。
やっぱギャグだとスラスラ書けますわ。
やっぱりギャグを描くのは楽しいですね!
では、劇場版に登場した人物を思い浮かべながらお読みください。
ごゆるりと・・・(一礼
追伸
今回の隠しキャラというよりネタは2つ入れましたのでお探しください。では
敬具
「そろそろ・・・よろしいですか?お嬢さん?」
制裁?が終わり、ぼろ布化して倒れている良晴を踏み潰している信奈が、しんのすけの事に気付き睨む。
「何よ」
「まず、連れのヨシちゃんが、相良良晴が失礼な事をしてしまいまして申し訳ありません」
まず非を認める事を始めた。初めて会った女性(信奈)が怒るとなると良晴が気に触る事を言ったのだろうと、しんのすけは思った。
「あら?サルはともかくアンタは、まともね」
「初対面に対する礼儀ぐらいは」
「そう、でも礼儀はいらないわ。アンタの喋り方はなんか変だし」
「左様で?」
「えぇ」
「・・・解った。御言葉に甘えて、オラは野原しんのすけ。
織田軍に仕官したい流浪の者。
剣の流派は、自分流という基礎を元に行っていたんだ~」
「デアルカ。先程の見事な突き裁きは、剣の道を歩んでいたから出来たのね。
私は織田信奈。現織田家当主よ。
しんのすけと言ったわね?今、流浪の者と言ったけど命を助けてくれた礼に仕官する資格をあげるわ」
「仕官する資格?雇うんじゃなくて?」
「本来ならそうしたいわ。でも命を預ける身として会ったばかりの者を雇う訳にはいかないし、仕官してきて落ちた者達に平等性がないわ」
「う~む、確かに」
「それにサル(良晴)も同じように仕官したがってたしね。
まぁ、男手が足りない件を見事に解決したら雇いあげるわ」
「男手が必要?」
「えぇ、そうよ。
あ、その前に迷信とか信用する質(たち)かしら?」
「迷信は信用しないよ、オラもヨシちゃんも」
ニッコリと信奈は微笑む。
「デアルカ。実はね」
「龍が住む池の埋めるか水抜きをしろぉ!?しんのすけと俺だけでか!?」
しばらくして、良晴は目をさますと信奈が出した条件に驚きの声を上げる。
「そうよ。それが合格条件」
「無茶苦茶だぞ!
それを半日で終わらせるとか無理難題を」
「あら?無理なら辞める」
「んなこと言ってねぇよ!
とにかく、その条件で良いんだな!」
「そ。じゃ、頑張って」
「だぁああ!素っ気が無ねぇえ!」
素っ気なくツーンと冷淡に扱う信奈に対して、良晴はワイルドに吠えた。
しかし、そこにトントン拍子に進んだ会話を遮り、しんのすけが待てをかけた。
「ちょっ、ちょっと待ってくれない二人供」
「ん?どうしたんだ。しんのすけ」
「そうよ、しんのすけ。どうしたの?」
「ちょっと心配事が有るんだけど・・・信奈ちゃ・・・殿はその池に伝わる伝説は何年前ぐらいから有るの?」
「どうしてそんな重要じゃない部分を聞くの?」
「いや、とりあえず」
「確か千年前とか八百年前とか色々あやふやだけど」
それを聞いた良晴は「あ」と呟き。ヤバい事に気が付いた。
「それって地元住民が八百万の一種と考えてるかもしれないことだな」
「そういうこと」
「八百万?」
信奈は首を傾げ、良晴は八百万の神について話す。
「神道の一種で有名なのが八百万の神。もしくは自然崇拝。
仏教が日本、日ノ本に伝わる前に盛んになった信仰だ。
ぶっちゃけて言えば、『物には神が宿りますからそれを信仰しましょう。物を大切にする。それが、大事です』というのが八百万信仰というわけだ」
「ただの池に信仰するなんてバカじゃなの?」
「バカじゃないさ。信仰が有ったからこそ乗り越えられた。戦えた。分かち合えた。
そんな話も幾つも存在するし」
「でも池よ!」
「信奈ちゃんが見て、池だとしても周辺に住む人達にとっては大事な支えだぞ。
大切にする。大切にしたいという気持ちはこの時代では必要なことだと思うことだし、気休め出来る寄り所も大切だぞ」
何かと池を埋めたがる信奈にしんのすけはきつめに正論を叩き付けた。
少しでも気休め出来なければ人は凶行に走ってしまうのが人間の性だと、しんのすけは知っている。
『未来に絶望し、過去に、旧(ふる)いものに取り付かれてた』男女二人
『人に認められたいから世の中を掻き回した』汗を大量に出す男
『銭湯が楽しみで通っていたが、お気に入りの札(ロッカー)が使えなくなってしまっただけで風呂嫌いになり、巨大ロボで世間を騒がせた』初老(?)の男性
『妻に認められたいから世の中の人間を動物化させようとした』男
『A級料理しか料理として認められず、A級以外を潰そうとした』男
『娘、妻に認められたいため人を恐喝し、自身の立場を確立したかった』元警察官。
彼らも心に寄り所が無かったから凶行に走ってしまった。
しかし最終的には非を認めて、社会貢献したり、未来に希望を持ったりして変わっていった。
そして今は戦国時代。人の寄り所はあまり無い時代である。
一揆もあり、謀反もあり、下克上もあり。心に寄り所がないのが目立つ。
だから、しんのすけは『あえて』きつめにして言う。
彼は幼少から知った大人の、いや人の凶行を知った上で見た上での発言だからだ。
「う、うぅう!」
信奈はしんのすけが言った事に対して何も言えず。身悶えた。
「まぁ、しんのすけ。そう、キツくに言うなよ。
コイツにだって理由が有るんだろ。な、信奈」
「ほほう。その理由とは?」
「・・・私の、ただの自己満足の為よ」
信奈はポツリと呟く。
「私は織田家領主というのは知ってると思うけど・・・この池に信仰をしている村にフラッと偵察しに来たの。そしたら池に生け贄を出す忌まわしい信仰が行われていた。
私は許せなかった。
理由も聞いたわ。
理由はこの池に存在するかしないか解らない物の怒りを買わない為に行っていたの
私は、信じられなかった。人の命を軽々しく捨てさせる。この信仰が信じられなかったの。
それに」
「「それに?」」
「夫婦の契りを交わそうとする女を生け贄するという話も聞いて・・・それで」
「埋めるか水抜きするか。そういう結論になった訳ね」
ウンウンとしんのすけは頷く。
良晴はキツイ女の子だと思ったが根は優しい娘なんだなと思った。
「でも、さ」
「分かってるわよ、しんのすけ。水抜きも駄目、埋めるのも駄目。じゃあどうしろというの?
諦めるの?私はやだ。諦めない」
「それは良いけど、どうするの生け贄の娘を逃がすの」
「無理よ、そうした所で別の輩が生け贄になるわ」
「う、う~ん。それも有り得る。どうしようか」
「・・・あのさ」
スッと手を上げた良晴は申し訳なさそうな顔をしてこう言い放った。
「ちょっとした下策が有るだけど」
「「えぇぇええ!?」」
日が暮れて真っ暗になった森の中。生け贄信仰の時間となった。
「おいこら!待て!」
ただ一人、女侍が必死に引き止めていたが無視され、ただ突き進む。
最終的には、女侍は「うわぁああん!信奈様にしかられるぅ!ごめんなさい信奈様ぁ!」と喚いた。
一方、池に到達した女を乗せた御輿を担いで来た男衆とその先頭に立っていた村長は唖然としていた。
一体の遺体が池のど真ん中。うつ伏せで浮いていたのである。
「な、な、なんみゃあ!これ!?」
「じぃさま!これはなんみゃあ!昨日までこんな物無かった!」
「ワシに言われても知らんわ!」
「あれ?よく見たら死んで間もなくないか?」
「どうなってんみゃあ!おしえとくれ!てる!」
「オレに質問するなぁあ!」
「せやかて工藤!」
「いや誰だ!工藤って!オレは、てるだぁああ!」
大慌て、その言葉が一番いい感じ慌ててるのが年輩者の村長だ。
「ま、まさか龍神様の怒りに触れてしもうたのか?」
「村長!早く怒りを沈めましょう!沈めましょうよ!」
『待たれぃ』
すると何処からか男女の混ざり有った声が響いた。
『お主ら、我の住みかになんのようだ』
「ま、まさか龍神様!」
『いかにも我は龍神なり。お主等、一体なんの用で参った』
「ははぁ!我ら○○村。今夜はアナタ様のお怒りを静めたく生け贄を持ってきた次第。どうか怒りをお静めください」
『贄だとッ!』
「は、村一番の若く美しい女を選びいたしまし『たわけぇものがぁああ!』ひっひぃい!」
『我はそのような物、望んでおらぬ!』
「そ、そんな!」
『ん?となると、まさか貴様ァ・・・我が住みかを離れていた事を良いことに貴様等の持つ穢れた血を撒いたというのか!沈めたと言うのか!』
「い、いえ!けして!けして!」
『では何故、この住みかに死人が浮いているのだ!』
「そ、それは!ワシ等にもサッパリ」
『・・・まぁ良い。我もこの池に離れていたのが要因でもあり貴様等が知らなかった事だ。許す』
「は、ははぁ。ありがとうございます」
『だがぁ!』
「は、はい!」
『今まで穢れた者を入れてきたぶん、浄土しなければならん。村一番の物作りの才が有るものに社を作らせよ。大きくなくても良いが社を造れ!そして我を奉れ!そして村で取れた物を一部我に奉れ!』
「は、ははぁ!」
『そしてこの事を他の村にも伝えぃ』
「は、はぃい!」
『去れ!今宵の事を忘れるな!!今後、我が住みかに人身供養をさせるのではないぞ!もし今後このような事をすれば』
「す、すれば?」
『この村を手始めに潰す。よいな』
サーッと血の気が引く音がすると村長を始め、村の男達は村に走り去った。
そして残ったのは生け贄の女のみだった。
『・・・もう行った?』
ザバンと池から身体を起こした遺体は、池から顔を出すと咳き込みながら男達の持っていた松明の灯りが遠ざかったのを確認する。
そして生け贄の女はビクビクしながらそれを見る。
「もう良いよ」
ガサリと木の上から二人の男女が現れる。
「あーもう本当に下策ね。これで通じちゃうなんて信じられないわ」
「悪かったよ。でもこれならハッピーエンドだったし」
「そういうけどね、ヨシちゃん。これ失敗したらヨシちゃん自身の命なかったんだよ」
「女の為に命を賭けて何が悪い!」
「「ハイハイ」」
「ムキー!(`皿´)
なんだよ、二人してそんな顔するなんて!」
「ハイハイ、わかったわかった。しんのすけ」
「ほい?」
「よく息が持ったわね」
しんのすけは、ザバリと池から上がると身体を震えながら良晴達に近付く。
「昔、死体ごっこで鍛えた事有るし、高い建物をかけ上がったし」
「なにそれ」
「ま、良いじゃねぇか!
どうもこうも神様になりきって御告げを放つ作戦。成功したんだからな!」
良晴はニヤケて、しんのすけの背中をバシバシ叩く。
「あ、あの!」
すると我が戻ったのか、生け贄の女。いや女性が声をかけてきた。
「た、助けてありがとうございます!
で、でも!私みたいのを助けて大丈夫なんですか!罰(ばち)とか当たりませんか?」
「んー。罰が当たるなんて思ってないし」
と、しんのすけ。
「美女を救えるなら安いもんだし」
と、良晴。
「私は自己満足よ。自己満足・・・それに同じ女よ?
幸せになりたいなんて当たり前の事を叶えただけだし」
と、信奈。
「信奈様。皆さん・・・」
「ハイハイ、辛気臭い顔をやめて。村に帰りなさい」
パンパンと手を叩くと信奈は「あっ」と呟き村の方向を見た。
「まずいわね。真夜中だし、野盗が出るかもしれないわね」
「姫様ぁああ!姫様ぁああ!」
するとガサガサと草むらから先程の女侍が現れた。
「あ、六」
「姫様!申し訳ありません!村人に突破されてしまい!」
「あ、それは大丈夫」
「は?」
「わざと手薄にしたの六のところだけ」
「え、え?」
「実は内緒で、この男二人の下策を使い、池の件を解決したの」
「え!じゃあ私の所を手薄にしたのは何故です!何故、黙ってたんですか!?」
「まずアンタ演技下手だし」
「グフォ」
「謀が向かない性格の猪武者だし」
「グヘェ!」
「なにより人一倍目を盗みやすい人材が六の所だし」
「ひでぶし!」
パタリと倒れた六と呼ばれる女侍は「役にたてなくて申し訳ありません」とブツブツ言う。
「あ、そうだ。六、彼女を・・・
六、どうしたの?」
「にゃんでもにゃんでもなぃです」
しんのすけと良晴は、六と呼ばれた女侍に少し同情した。
閑話休題
「さて、六が村人を護衛してる間に・・・決めちゃいましょうか。仕官の話」
「待ってましたロブスター!」
「で、どうなんだ!どうなんだ!」
「・・・ま、そうね。今回の働きを見て、良晴はサルという名と私の草履とり。
しんのすけは私の私兵、足軽見習いね」
「やったゾ!流れ者にならずにすんだゾ!」
「あぁ!やったな、しんのすけ!でもなんでサル?」
「相良良晴から取ってサル。今回の下策でサルに近い下策だったからサル。良いわね?」
プルプルと震えて我慢をした良晴は「しんのすけはどうして渾名を送らないんだよ」と聞く。
「あ、理由?そうね、しんのすけも渾名(あざけ)も良いやつがなかったし」
「な、」
「な?」
「納得できるかぁあぁああ!」
良晴、もといサルは高々と文句を空に向かって言い放った。
おまけ
『ちなみにどんな渾名?』
「しんのすけの渾名?南蛮の名前でゲレゲレとか」
「いや、やっぱり渾名はつけなくて良いですわ。特にしんのすけのは」
「お、オラってドラ○エか、ド○クエの猫扱いなのか」
劇場版の紹介(名前劇場版の名前は略称
『未来に絶望し、過去に、旧(ふる)いものに取り付かれてた』男女二人
↑大人帝国
『人に認められたいから世の中を掻き回した』汗を大量に出す男
↑ヤキニクロード
『銭湯が楽しみで通っていたが、お気に入りの札(ロッカー)が使えなくなってしまっただけで風呂嫌いになり、巨大ロボで世間を騒がせた』初老(?)の男性
↑温泉ワクワク
『妻に認められたいから世の中の人間を動物化させようとした』男
↑野生王国
『A級料理しか料理として認められず、A級以外を潰そうとした』男
↑B級サバイバル
『娘、妻に認められたいため人を恐喝し、自身の立場を確立したかった』元警察官
↑ロボとうちゃん
最近のから揃えましたが分かった方いらしゃいますかね?
この中でも私がオススメは大人帝国とロボとうちゃんです。
では次回までアディオスアミーゴ!