ニセコイ~夢に紡ぐ物語~   作:舞翼

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深夜テンションで書いたので、クオリティには期待しないで下さい。
ともあれ、更新です。


ダンガンツアー#3

 ~凡矢理空港~

 

 俺と小咲は、空港のエントランス付近で“ある人物”を待っていた。

 数分待っていると、大き目のバックを肩から下げ、膝までの藍色のフレアワンピースに、足丈までの茶色のブーツの格好をした――羽さん(・・・)が歩み寄る。

 ちなみに俺は、黒いV ネックにシャツに、紺色のスラックスにレザーシューズといった恰好で、小咲は膝までの黒いワンピースに、白を基調にしたスニーカー、肩にはブラウンのショルダーバックを下げている。

 

「小咲ちゃん。久しぶりだねっ」

 

「久しぶりだねっ、羽さん。元気だった?」

 

「元気だったよ♪小咲ちゃんも元気そうで何よりですっ」

 

 そう言ってから、羽さんは笑みを浮かべ、小咲と抱き合う。てか、百合百合してんなぁ。と思っている俺である。ともあれ、羽さんは小咲との抱擁を解き「んっ」と言って、両手を開く。……これはあれか、俺にそこに飛び込めと。

 俺は溜息を吐いてから羽さんと抱き合い、数秒抱き合ってから、抱擁を解いたのだった。

 

「久しぶりだねっ。歩夢ちゃん」

 

「だな。三ヵ月ぶりか?」

 

「それくらいかな。でも、いつも一緒に居たように感じだけどね」

 

 まあ確かに。俺と小咲はほぼ毎日、羽さんと連絡をとっていたのだ。

 

「羽さんは、今日の夜の便で中国に戻るんだよね?」

 

 俺がそう聞くと、羽さんは「うん」と頷いた。

 

「だからわたし、歩夢ちゃんたちとデートがしたいな」

 

「……いや、買い物と言ってね。俺、二股野郎になっちゃうから」

 

 ……世間一般で見ると俺は最低野郎になっちゃうからね。まあ、既に手遅れなのかも知れないけど。

 

「わたしは問題ないと思うけど。ね、小咲ちゃん」

 

「う、うん。わたしと羽さん歩夢君のこと大好きだし、問題ないんじゃないかな」

 

「だから、歩夢ちゃんは気にしすぎちゃ、め。だよ」

 

 俺は「そ、そうか」と頷く。

 てか俺は、羽さんたちが了承を貰ったのだし、問題ないか。と思ってしまう。……いや、問題ないと思ったらいけないのかも知れないけど。つか、このやり取り、かなりデジャブなんだが……。

 

「んじゃ、まずは空港から出よう」

 

「ん、わかった」

 

「りょうかいだよ」

 

 そう言ってから俺たちは空港を出て、交通機関を使用し、デート場所の凡矢理タワーに向かった。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 俺たちは二重扉を潜り、一階フロアで案内図を見ていた。

 

「わたし、プラネタリウムが見たいな。歩夢ちゃんたちは何か希望とかある?」

 

「いや、俺もそれで構わないよ」

 

「わ、わたしも大丈夫」

 

 俺と小咲は、羽さんの問いに頷いた。

 七階のプラネタリウム会場に向かう為、エレベータへ乗り込み、七階に到着し受付をしてからドームを潜る。

 会場は、蒼くライトアップされた夢空間であり、回りを見渡した小咲と羽さんは「綺麗」と呟く。それから、椅子に座ってから椅子を倒して上空を見上げた。ちなみに、俺は小咲と羽さんに挟まれるように座っている。

 

「星がいっぱいだよ。綺麗だなぁ」

 

「うん。神秘的だよね」

 

「でもこれ、人工物なんだよなぁ」

 

 上から、羽さん、小咲、俺の順で呟く。

 小咲と羽さんは頬を膨らませて、

 

「歩夢ちゃん、それは言っちゃダメだよ」

 

「み、水を差しちゃダメなんだからね」

 

「お、おう。悪い」

 

 そんなやりとりもあり、俺たちは手を繋いで宙を見上げ、一時間の上映が終わった所で椅子から立ち上がり会場を出る。ともあれ、会場を出た所で俺は伸びをする。

 

「展望台に行って見たいんだけど、いいか?」

 

 俺の呟きに「OK」「いいよ」と、小咲と羽さんが答える。

 それからエスカレータを使用し展望台を目指し、展望台デッキから外の景色を眺めた。

 

「人が豆粒、だな」

 

 俺は透明になっている床に立ち、下を眺めそう呟く。

 大半の人はこの床に立つと怖がるのだが、小咲と羽さんは平気そうにしている。

 

「凡矢理高校、見えるかな?」

 

「どうだろう?でも、頑張れば集英組も見えそう」

 

 ともあれ、景色を見終わった所で、二階のお土産売り場へ移動する俺たち。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

「キーホルダーとかいいんじゃないか?」

 

 俺が手に取ったのは、凡矢理タワー限定ストラップだ。

 値段もそこそこするが、俺はある仕事(・・・・)を手伝っていたので、手持ちは万単位で通帳の金はかなりの額である。

 

「これもお揃いにしようよ」

 

「わたしはOKだよ」

 

 それと、各自のお土産として限定お菓子を購入した。試食ができたので試食をした所、蕩けるような味わいであった。

 んで、選んだ商品をレジに持っていき会計してから、片手に荷物を持ち、エレベータに乗り一階フロアの出口を出て、凡矢理タワーを後にした。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 ~凡矢理空港~

 

 飯を食べた所で時間も丁度良くなり、俺と小咲は、羽さんの見送りをしている。

 

「羽さん。今日は楽しかったよ、また遊ぼうな」

 

「わたしも楽しかった。永久の思い出をありがとう、羽さん」

 

 そう言った小咲の目許には、涙が溜まっていた。やはり、別れるのは辛いのだろう。んで、小咲と羽さんは抱擁を交わす。

 

「――組織を統一したら絶対日本に帰るから。だから、また会おうって約束しよう」

 

「――うん。楽しみに待ってるね、羽さん」

 

 数秒抱き合ってから、抱擁を解く。

 

「――歩夢ちゃんもまた会おうね」

 

「――楽しみに待ってる。あっちでも頑張れ、羽さん」

 

 羽さんは「うん」と頷き、俺と抱き合い、俺も優しく腰に手を回す。んで、俺も数秒抱き合ってから抱擁を解いた。それから、羽さんは歩き出し、搭乗する飛行機乗り場に向かって行く。

 数分後。俺と小咲は窓際まで移動し、羽さんが搭乗している飛行機に向かって両手を上げて振った。羽さんから見えてるか解らないが、俺たちは精一杯手を振った。――こうして、俺たちの永久の思い出になったのだった。




歩夢君と小咲ちゃん、羽姉は、もう恋人の域ですね。括りとしてはダブルヒロインだと思うけど、見方によってはハーレムだよなぁ。
ちなみに、購入したキーホルダーはスマホにつけてますね。次回は、本編に戻ります。

では、また次回(@^^)/~~~

追記。
この弾丸ツアーは、歩夢君たちは事前に計画してました。ちなみに、ツアーの曜日は土曜日ですね。
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