久しぶりにニセコイを書いたので、文章が滅茶苦茶になっていたらすいません……m(__)m
冬休みも終わり三学期。
「……よーし、皆よく聞け!席替え、やるわよ」
始業式が終わり、クラスメイトたちが席に着席した時、キョーコ先生がそう言った。
まあ確かに、二学期は席替えをしていない記憶がある。
「いやぁー、私としたことが二学期にすっかり忘れててねー。ちょうど皆も集まってるし、ちゃっちゃっとやっちゃお~」
クラスメイトの不満や喜びの声が挙がる中、キョーコ先生はクラス委員長にクジを作るように促す。
そんな中、俺は座っている椅子から横に移動し、隣に座る小咲の方に体を向ける。
「もう一回隣になれっかなぁ」
俺としては、今の席の位置から移動しなくてもいいと思っている。あ、もちろん、小咲は隣だけど。
小咲は微笑みながら、
「わたしも隣だったら嬉しいけど、そう簡単にはいかないかもね」
「そうだよな。クラスの人数が30人となれば、隣になれる確率も低いだろうしなぁ」
ともあれ、俺の順番になりクジを引くと――、
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……後ろの窓際になったのはいいが、クラスメイトの女子に囲まれるのは、俺の精神的に宜しくなかったりする。
「よろしくね、神埼君。私、伊藤由愛」
「あ、伊藤ちゃんずるいー。私は田代七海、よろしくね」
「私は矢城由愛、よろしくね」
「お、おう」
内心で「……助けて、小咲」と叫ぶ俺。
ちなみに小咲たちは、いつものメンバーが周囲に集まる感じになっている。でも位置的には、教室の真ん中と最悪な場所でもあるが。
……てかあれだ。勝算は薄いが、キョーコ先生に言ってみよう。
「き、キョーコ先生。俺、この席から黒板が見えないんです。やり直しを要求したいです」
俺がそう言うと、「そうだそうだ!」「オレの回り、女子全然いないし!」「オレもこんな前の席嫌だ!」「私も、前過ぎるのでやり直しを要求します!」と、自分の席替えの結果に不満を持つ生徒たちが現れる。
橘さんは「席替えにやり直しなど聞かない」とも言っていたが、キョーコ先生は、
「いいわよー?」
キョーコ先生は机に顔を載せながら、だらけた表情で呟く。
クラス委員長は、クラスメイトのクジを回収する。
「いやまあ~、三学期となりゃあんたたちも色々あるだろうし、生徒たちの自主性を重んじ……的な?」
だが、自分の席が気に入らない生徒が続出し、席替えは複数回続く。
そして、下校の時間に近付き――、
「は~い。もう時間がないから、次で最後ね~。うらみっこ無しだよ~」
キョーコ先生がそう言い、クラスメイトたちは緊張の面持ちでクジを引いていく。
もう、席替えのやり直しは利かないのだ。
「じゃー、みんなクジを開いて~」
キョーコ先生がそう言い、皆はクジを開く。
ともあれ、俺の席は一番後ろの中央である。
「こ、小咲、またよろしく」
「あ、歩夢君。また隣同士だね。よろしくお願いします」
そう。俺の隣は小咲だったのだ。いや、マジで嬉しい。
その右隣は、楽と桐崎さんである。
「やった!近くに小咲ちゃん!」
「うん!千棘ちゃん、よろしくね!」
喜びあう、小咲と桐崎さん。
「つーか、また歩夢は小野寺の隣なのな」
「楽こそ、前回と同じく桐崎さんの隣だろうが」
俺と楽は、売り言葉に買い言葉というやつである。
「まあなんだ。これからもよろしくな、歩夢」
「おう。こちらこそよろしく頼む」
「((うんうん、いいよね。男の子の友情))」
小咲と桐崎さんはこう思っていたらしいが、俺と楽が知る由もなかった。
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~帰り道~
学校が終わり、俺と小咲は通学路の歩道を歩く。ちなみに、俺が車道側だ。
「もう一年生も終わりかぁ。長いようで短い一年だわ」
「ふふ。歩夢君、そのことはこないだも言ってたよ。でも確かに、わたしにとっても長いようで短かったかなぁ」
「かもな。この一年で中国に弾丸ツアーをしたり、鶫さんや橘さんの転校や、羽さんとの出会い。桐崎さんと楽のニセコイもあったしな」
まあ、楽と桐崎さんのニセコイは現在進行中なわけだけども。
その時小咲が、「あ、そういえば」と呟き、
「歩夢君。春は来年、凡矢理高校を受験するって電話で言ってたよ」
小咲が言う“春”とは、小咲の妹である――“小野寺春”のことである。
「そうか。てことは、春。俺たちの後輩になるわけだ」
楽しみだな。と思いながら、俺と小咲は帰路に着くのだった。
バレンタインとマラソンは飛ばしますね。
歩夢君は、小咲からの本命チョコは確実ですからね。なので、飛ばして言いかなぁ、と。
マラソンは、そこまで物語に関わらないよなぁ、と思いまして。