ニセコイ~夢に紡ぐ物語~   作:舞翼

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短いです。


タイヨウとツキ

 次の日の朝。

 俺は布団から出て上体を起こし、伸びをする。それから洗面所の向かい、朝の準備を整えてから居間に行き、厨房で朝飯を作ってから準備を整え指定の椅子に座り、準備した箸で朝食を摂る。

 

「(今日は休みだし、街をぶらぶらするか。引っ越してから、まだ一ヵ月も経過してないし)」

 

 ということなので、俺は朝食を食べ終えると厨房の流しに食器を持っていってから、食器を洗ってから玄関に移動し、靴を履いてから集英組を出てから公園に向かうのだった。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 ~公園~

 

 公園に到着すると、ベンチの椅子には楽と桐崎さんが座って何かを話していた。てか、楽が家に居なかった理由は、桐崎さんとのデートだったらしい。それにしても、昨日の今日でデートとは以外である。

 

「(……まあ、クロードさんがセッティングした感がありそうだけど)」

 

 俺は内心でそう呟く。

 まあでも、昨日の演技で疑うのは、仕方ないのかも知れない。……つーか、集英組とビーハイブ全体は、楽たちのデートを着けてたのね……。朝のもぬけの空の我点がいったわ。

 

「あれ、ゆー君?」

 

 ベンチを見ていたら、後方から声がかけられる。声の主は、咲ちゃんで間違いはないだよう。ともあれ、後方に体を向ける俺。

 

「あ、咲ちゃん。どこかに買い物」

 

「う、うん。行って来た帰りかな」

 

 俺は「なるほど」と頷く。

 確かに、咲ちゃんが肩からかけているバックの中は、それなりの量の食品が入っている。

 

「んじゃ、家まで手伝うよ」

 

「だ、大丈夫だよ」

 

「いや、構わないから。行こう」

 

 俺は、咲ちゃんの肩から買い物バックを取り、

 

「もう、強引なところは変わってないよね」

 

 と、苦笑する咲ちゃんであった。

 

「まあな。行こう」

 

「ふふ。そうだね」

 

 歩いていると、咲ちゃんが質問する。

 

「さっき一条君と桐崎さんを見たんだけど、二人は付き合ってるのかな?」

 

「うーん…………咲ちゃんにならいっか」

 

 俺は、楽と桐崎さんの状況を説明する。

 その間、咲ちゃんは百面相をしてました。まあ、行き成り“戦争”って言われたら、そうなるのも必然なのかも知れない。

 

「そ、そんな大事なこと、わたしに話しても大丈夫なの?」

 

「うーん。微妙なところだけど、楽たちには事情を知っている人が必要になるかも知れないし、咲ちゃんは他言しないだろ?」

 

「う、うん。そうだけど――――あ、わたし行きたいところがあるんだけど、ゆー君付き合ってくれる?」

 

「ん、いいけど。何処に行くんだ?」

 

「着いたお楽しみ、かな」

 

 ともあれ、その場に向かって歩き出す俺と咲ちゃんであった。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 咲ちゃんが言っていた“秘密の場所”に到着すると、そこからは凡矢理市が見渡せる。今が夕方ということもあり、空がオレンジの絨毯のようだ。まあ、俺の比喩表現かも知れんが。

 

「こんな場所があったなんてなぁ」

 

「偶々見つけた場所なんだ。綺麗だよね」

 

「否定はしない。話は変わるんだけど、俺と咲ちゃん名前で呼び合わない?」

 

 渾名でも構わないが、何となく名前で呼びたいからである。

 

「う、うん。いいよ……あ、歩夢君」

 

「あ、ああ。こ、小咲」

 

「ち、ちょっとだけ恥ずかしいね」

 

「ま、まあ。でも、すぐ慣れるだろ」

 

 小咲は「そういえば」と言ってから、バックから“小さな箱”を取り出す。それを開けると、そこには太陽形が括り着いて、銀色のネックレスがあった。

 

「これ、歩夢君に似合うと思って、今日の帰りにアクセサリーショップで購入しちゃったんだ。……ホントは、学校で渡そうと思ったんだけど、貰ってくれるかな?」

 

「あ、ああ。頂くよ」

 

 俺は小咲から箱を受け取り、箱を開けてからネックレスを首にかける。

 

「似合う?」

 

「うん、似合ってる。ふふ、太陽と月って、対になってる感じだね」

 

「だな」

 

 うむ。このネックレスは、いつもかけて於こう。

 高校生だし学校にかけていっても問題ないだろう。

 

「さて、そろそろ帰るか。送ってく」

 

「じゃあ、お願いしよっかな」

 

 このやり取りをしてから、バックを持った俺と小咲は“和菓子屋おのでら”に向かって歩き出した。

 そんな中、俺と小咲を輝くような夕陽が照らすのだった。




小咲ちゃんと、歩夢君の一幕でしたね。
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