ハイスクールD×D 異世界帰りの赤龍帝 リターンズ   作:ヴァルナル

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たまにはさ エロに振っても ええやんか

             ヴァルナル心の俳句


12話 ボケとエロのエクスタシー

その日は悪魔の仕事を終えてから、モーリスのおっさんと一緒にアザゼル先生のところに行った後、風呂に入るために地下の大浴場に向かった。

美羽達チームの女性陣は先に汗を流したようだ。

リアス達は先に仕事を切り上げて既に帰ってきていたようで、明日も早いためか、もう寝てしまっている。

ちなみにモーリスのおっさんはアザゼル先生と飲むとのことで、今日は帰ってこないという………。

 

風呂場で洗面器に水を貯めながら、俺はホロリと涙を流した。

 

「ちゃんとした義手………まだかなぁ………」

 

鈍い鋼色に輝く右腕。

細分化されたパネルラインに隙間から見えるコードらしきもの。

そう、俺の義手は未だにこの鋼の義手だった。

 

皆はどう思うだろうか。

世界の命運をかけて戦い、その代償に失った右腕。

そして、その代わりとして用意されたのが趣味全開の鋼の義手というこの仕打ち。

しかも、指先からは醤油が出るという謎ギミックが搭載されている。

 

今日もラボに乗り込んでみたは良いが、大会が忙しいとやらでまともな義手はもらえず。

 

そろそろ怒って良いよね?

あのラスボス先生、カラッと揚げて手羽先にしても許されるよね?

俺は許されると思うんだ。

きっと、我らがレイナちゃんならゴーサインを出してくれると思うんだ。

数秒しか使えないけど、いつでもEXA形態が使えるようにスタンバってるからね、俺。

いつでもシャイニング・バンカーできるようにしてるからね、俺。

 

深くため息を吐きながら、俺は髪を洗おうとシャンプーに手を伸ばした。

すると――――――

 

 

ウィィィィン カシャ にゅぅぅぅ………ぶりぶりぶりぶりぶり………

 

 

なんか手の甲が開いて、シャンプー出てきたんですけど。

 

「なんでだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

俺は一人、風呂場でシャウトした!

なんで、手の甲からシャンプー出てきた!?

なんで、こんなタイミングで新機能が発見された!?

なんで、指先からは醤油出るのに手の甲からはシャンプー!?

意味分かんないんだけど!

 

意味不明な新ギミックにパニックになっていると、開いた装甲の裏になにやら文字が書かれていることに築いた。

そこにはこう書かれていて、

 

『イッセーへ。この義手は神器研究の末の成果の一つだ。所有者が強く望めば、新たな力を発揮する。まぁ、どういった力に目覚めるかは作った俺にも分からんが、きっと役に立つだろう。―――――皆大好きアザ☆ゼルより』

 

「こんな新機能、望んでませんけどぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

指先から醤油が出て、手の甲からシャンプーが出る機能を誰が望むっていうんだよ!?

いねーよ、そんな奴!

馬鹿なのか!?

あの人、馬鹿だろ!?

つーか、何に研究成果使ってんだ!

卵かけご飯といい、カップ麺といい、もっと他に使いどころあるだろ!?

そもそも望んでない機能が出てきてる時点で失敗作確定だよ!

 

ん?

よく見るとメッセージに続きが………。

 

『P.S. おまえって椿派? ヴィダルサスーン派? 俺は椿派』

 

「知ぃぃぃぃぃるぅぅぅぅぅかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

あんたが使うシャンプーとか超どうでも良いんですけど!

椿でもなんでも使ってろや!

つーか、ハゲろ!

毛根から死滅しろ、あの未婚オタク元提督!

なんならイグニスの火力で焼いてやろうか!

 

なにが悲しくて俺は風呂場で一人ツッコミを叫ばないといけないのか。

泣けてくるんですけど。

 

「これなら、腕が再生するまで美羽達の世話になってた方が良かったかも………いや、それはそれで手間かけさせて悪いか」

 

着替えや食事、日常生活で結構、時間取らせたからな。

流石にそれは申し訳ない。

それに、俺も出来る限りは自力でやりたいし。

となると、この謎ギミック搭載の義手としばらく付き合わないといけないわけでして………。

 

そんなことを考えていた時だった。

 

「あらあら、イッセー君のお世話なら喜んでさせていただきますわよ?」

 

突然、後ろから抱きつかれた!

背中に伝わる極上に柔らかな感触!

吸い付くようなこの感触は………!

 

「あ、朱乃!? いつの間に!?」

 

振り向くと、全裸の朱乃が俺に抱きついていた!

 

いつの間に風呂場に入ってきたの!?

ツッコミに気をとられていたとしても、俺に気配を感じさせないってどんだけ!?

もしかして仙術覚えましたか!?

 

朱乃はイタズラな笑みを浮かべる。

 

「大好きな人を独り占めするためなら、なんだって出来ますわ♪ 恋する乙女ですもの」

 

「そ、そうなんですか………」

 

恋する乙女は最強なんですね!

というかですね、『大好きな旦那様』なんて言われると、俺も高鳴るものがありまして………。

 

そもそも、全裸で抱き付かれている時点で色々元気になってしまう!

機動戦士になってしまうよ!

 

今にも起動しそうな自分を抑えながら、俺は朱乃に訊ねた。

 

「え、えっと、先に寝てたんじゃ………?」

 

「お背中を流そうと思って、起きていたの。ずっと待っていたのよ?」

 

「お、遅くなってすいません………」

 

俺が謝ると朱乃はニッコリ笑んだ。

朱乃はボディーソープをタオルに染み込ませて、泡立て始める。

 

「でも、こうして旦那様を独占できるのなら、起きていた甲斐がありました」

 

泡立てたタオルでゴシゴシと背中を流していく朱乃。

 

旦那様、か………。

そう呼ばれるとまだ少し恥ずかしいというか、こそばゆいというか。

ま、まぁ、嬉しいんだけどね!

俺だって、朱乃をお嫁に貰うって決めてるし、将来も誓い合った仲だしね!

 

「こうやって、ずーっと、イッセー君の背中を流せると思うと幸せで、幸せで………」

 

声を弾ませる朱乃は俺の背中だけでなく、腕や脇もゴシゴシと洗っていく。

朱乃が動く度にぴたりぴたりとおっぱいが当たってきて………!

たまらんです!

 

朱乃のおっぱいに頭を持っていかれている俺に気がついたのか、朱乃はクスリと笑んだ。

そして、泡立てたボディーソープを自分の胸に塗り―――――俺の背中に押し当ててきた!

 

「イッセー君はこういうのが好きなのよね? 疲れた旦那様を癒すのは妻としての役目ですわ」

 

そのまま上下に動き始める朱乃!

 

な、なんてこった!

お、おっぱいで背中を洗われているぅぅぅぅぅぅぅ!

むにゅうっとした感触と、その中にある少し硬いもの!

更にボディーソープのヌメりも合わさって、背中がとんでもない状況になっていく!

 

好きか嫌いかと聞かれたら、好きだと即答しよう!

それ以外の言葉なんて出てきません!

 

「んっ………旦那様の逞しい背中が擦れて………あんっ」

 

なんて官能的な声を耳元で囁いてくる!

それから、朱乃の手が前に伸ばされてきて―――――。

 

「前もお流ししますわ」

 

「い、いや、前側はいいかな!? 流石に、ね!?」

 

「うふふ、今更恥ずかしがる必要はないでしょう? もう、あんなことやこんなことまでした仲なのに」

 

そうなんですけどね!

今日はもう風呂入って寝るって感じの完全オフモードだったから、ついていけてないの!

ああっ、耳までハムハムしないで、朱乃さん!

バラキエルさんとの試合があってから、以前にも増して積極的になってませんか!?

 

大会ではライバルチームということもあり、リアス達との時間が以前よりも少なくなった中、朱乃だけはあの試合の後からアプローチが一気に増えている。

寝る時にベッドで添い寝してきたり、俺が悪魔の仕事中に事務所に遊びに来たり、今回みたく風呂場に入ってきたり。

俺と二人きりの時には、学園のお姉様の顔だけでなく、全力で甘えてきたりするから、そこが堪らなく可愛くて………。

そう思っていたら、今回みたいにエロエロな雰囲気で迫ってきたりもしてまして!

 

朱乃が言う。

その視線は俺の下半身へと向けられていて………、

 

「それに………旦那様の体は正直者みたいですよ?」

 

ここまでされたら、そうなるよ!

リトルイッセー君も目覚めますよ!

オフモードから気持ちが切り替えられていない俺をおいて、完全起動しちゃってるよ!

 

落ち着け、リトルイッセー!

一端、待機モードに移行しようか!

 

「ま、まだ試合もあるし………一応はライバルチームだしなぁ」

 

なんとか頭に浮かんだ制止の言葉を口にする俺。

しかし、

 

「それはそれ、これはこれですわ。大会ではライバルチームでも、今は恋人………夫婦の時間でしょう?」

 

なんというド正論。

朱乃の言う通り、それはそれ、これはこれだ。

バトルする時は全力で戦い、イチャイチャする時は全力でイチャイチャする。

やっぱりメリハリって大事だと思うんだ!

おまけに………夫婦の時間、そんなたぎる言葉を言われてしまえば、もう俺に返す言葉はない。

 

くっ………あれですか!

もういけと!

もうこのまま風呂場で二人揃ってヌルヌルになれと!

そういうことで良いんですよね!?

R-18タイムに突入しても良いんですよね!?

 

 

『お風呂場で ヌルヌルのまま トランザム  ―――――イグニス心の俳句』

 

 

うちの駄女神様もこう言ってきてるもの!

俳句詠んでるもの!

というか、それは俳句って言って良いの、駄女神様!?

怒られませんか!?

 

いや、もう何も言うまい。

何を悩むことがある、兵藤一誠!

男だろ、夫だろ、おっぱいドラゴンだろ!

そこにお嫁さんのおっぱいがあるのならば、ルパンダイブするべきだろう!

トランザムするべきなんだろう!

 

そこに思考が至った瞬間、オフモードだった俺の電源は切り替わった―――――。

 

 

 

~一方、その頃の脱衣場では~

 

 

美羽「さ、流石は朱乃さんだ………! お兄ちゃんを完璧に誘導している………!」

 

リアス「ズルいわ、朱乃! わ、私だってイッセーと………」

 

アリス「で、でもあそこに割り込むのはちょっと………」

 

ニーナ「完全に二人だけの世界になってるもんね」

 

レイヴェル「な、なるほど。朱乃さまはあんな感じで………」

 

アーシア「はわわわ、あ、あんなことまで!」

 

ゼノヴィア「勉強になるな!」

 

イリナ「ちょ、ゼノヴィア!? 何をメモしているの!?」

 

ロスヴァイセ「うわぁぁぁ……」

 

小猫「凄いです、朱乃さん」

 

レイナ「………ヌルヌル」

 

 

一部の女性陣(ほぼ全員)はバッチリ現場を目撃していたそうな。

 

 

~一方、その頃の脱衣場では 終~

 

 

 




~あとがきミニ~

長谷川(無職)「これが『労働意欲霧散(ニートメイカー)』の禁手―――――『輪廻する(フォーエバー)玉と馬船の(パチンコ・ギャンブル)無限魔堕男(マダオスパイラル)』」

アザゼル「やべぇぞ、こいつは……。働きたくても働けないなんて……!」

イッセー「あんた、いつもサボってんじゃん! 神滅具のせいにするなよ!? つーか、神滅具って認定して良いの、あれ!?」

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