A lot of world~全て遠き理想郷~ 作:紅 幽鹿
色々とお待たせしてすみません!色々と忙しく中々投稿することができませんでした!!
色々と遅い作者ですが、これからもよろしくお願いします!!
では、短いですが……第25話どうぞ!!
管理局があるミッドチルダに来てから早数週間……。
私は携帯から流れるラジオ体操の曲を聞きながら、泊まっている管理局の宿舎で日課である筋トレを行っているが……。
ハァ、いつになったら管理局(笑)の私に対する質問会もとい尋問会が行われるんだ?もう数週間だぞ?私には小学校があるんだぞ?テスタロッサ家の裁判があるからと言ってこれは長すぎじゃないのか?
「……ハァ、暇だ」
この世界でやりたいこと全てやってしまったからなぁ……。霊夢さんにミッドチルダ産の紅白まんじゅう、魔理沙にミッドチルダ産の魔導書、咲夜にミッドチルダ産のティーセットとPAD、妖夢にミッドチルダさん著者の料理本、アリサにツンデレとはという題名の本をお土産で買い、のび太専用いじめ対策(物理)の本を筆跡したし、少しこの世界の人間がどの程度の強さかを知る為にゴスロリ、スク水、チャイナ服、ミニスカ、軍服、腋巫女服、メイド服を着て大勢の男達にわざと襲われ、相手をボコボコにしたり……後半、ろくなことをしてないな私。
「まぁ、溜息を吐いていても仕方が無い。とりあえずシャワーでも浴びるか」
呟くように言いながら先程までの筋トレで掻いた汗を流す為、服を脱ぎバスルームへ向かうが……。
「幸夜、管理局のお偉いさんの質問会の時間が決まったわ……よ……」
タイミングが良いのか悪いのか、尋問会の時間を連絡しに来た鈴仙が扉を開け入って来た……。
昔から思うがコイツの私に対するハプニング多くないか?前世の時も私が着替えている時とか、私が≪自主規制≫してる時とか絶対遭遇するんだよなぁ。
「おい鈴仙、大丈夫か?」
「………」
「おい、鈴仙?」
コイツ、さっきから微動だにしないぞ?何か心配になって来たんだが……本当に大丈夫なのか?
「ぱ……」
……ぱ?何を言ってるんだ
「ぱ、ぱ、ぱ、ぱおぉぉぉぉぉぉん?!//////////」
「あ、鼻血出して倒れた」
顔を真っ赤にしながら奇声を発して、鼻血を噴出させながら気絶した鈴仙を見て溜息を吐く。
「ハァ、ゆっくりとシャワーも浴びれないのか……」
私は鈴仙の鼻に丸めたティッシュを勢いよく詰め――この時、鼻から変な音が聞こえたが気にしない――スキマを開き、皆の居る場所へ投げ捨てた……。
「……ふぅ、私も行くか」
私は鈴仙と同じ場所……ではなくバスルームの方へと向かった。
~sideout~
~side妹紅~
「……鈴仙は何故あんな状態になってるんだ?」
「ハァ?そんなこと言われても私が知るわけ無いだろ……オイ、バカぐや。お前、聞いてこいよ」
「ハイハイ、分かったわよ。焼き鳥」
鼻にティッシュを詰め、何処か遠い場所に意識を飛ばしている鈴仙を見てクロノが問いかけてくるが、私が知るわけ無いのでそのまま輝夜にパスし、輝夜はだるそうに返事をしてから鈴仙に近づく……って、コイツ今、私の事焼き鳥って言わなかったか?
「おーい、鈴仙」
「………」
「座薬てば~」
「………」
「おい、駄兎」
「………」
「……グスッ」
輝夜は自分の呼びかけに対して反応を示さない鈴仙に対して、段々口が悪くなっていく……。おいおい、姫様(笑)を無視してやるなよ鈴仙。そいつ若干涙ぐんでるぞ。
「……妹紅」
「ヘイヘイ、分かったよ」
クロノに視線を向けられた私は、肩を竦めてから輝夜と鈴仙の所に向かい……。
「とりあえず邪魔だ、バカぐや!」
「ウボラッ?!」
「失礼しま……キャッ、え、な、何?!」
邪魔な輝夜を蹴り飛ばし、鈴仙の前に立つ……。この時、テスタロッサ家が入室し、蹴り飛ばされ壁にめり込んでいる輝夜を見て、フェイトが可愛い悲鳴を上げ尻餅をつき、アルフとプレシアが顔面を引き攣らせていたが、私は気にしない。
さて、とりあえずはこの兎をどうにかしないとな……あまり乗り気はしないが……。
「てってれ、八意印のきつけ薬~」
私は懐からドス黒い色をした液体の入った薬瓶を取り出し、蓋を開ける。
「うわ、クサッ!」
蓋を開けただけでこの威力……鈴仙の鼻の下に塗ったらどうなるんだ?と、思いつつ指に液体を付け鈴仙の鼻下に塗り……。
「鼻が、鼻がひん曲がるぅゥゥゥゥゥゥ、な、なんてことするのよォォォォ?!」
鼻を押さえ床を転げ回りながら文句を言う鈴仙と言う謎の光景が出来上がった。一体誰得な光景なんだ?
「妹紅、一体何なの?!そんなに幸夜のぱおーんを見た私が憎いの?!」
「いや、今の年齢の幸夜のぱおーんは平安時代の時に腐るほど見た……って、鈴仙お前……」
「え、あ、ち、違うのよ!あ、あれは事故なの!そう事故!だ、だいたい幸夜のぱおーん何て見たくなかったわよ!むしろ私が被害者だし!そうよ、あんな汚いもの見せられた私が被害者なのよ!」
「でも本音は?」
「そ、その……あんなにマジマジとは見たこと無かったし、あんなに小さくて可愛くて、綺麗で、そ、その、そう言うことを妄想して……ちょっと興奮した」
駄目だコイツ……早く何とかしないと。と、鈴仙のキャラ崩壊に頭を抱えていると……。
「フム、私が此処に来るまでに何があったんだ?」
後ろから声が聞こえ、私は鈴仙のキャラ崩壊から逃避をしたいが為に振り向くと……。
「うん?皆固まって如何した?」
狐面を付け、平仮名で「こうや」と書かれた名札が胸辺りにある旧スク水を着た幸夜が立っていた……。
「「「「「「いや、お前が如何した?!」」」」」」
私達のツッコミと言う名の声は重なって、部屋中に鳴り響いたのは言うまでもない……。
~sideout~
~side幸夜~
「「「「「「いや、お前が如何した?!」」」」」」
私が部屋に入り声を掛けた直後、私の恰好を見た皆にツッコまれた……解せぬ。
「どうしてスク水姿なのよ、この変態!!」
「いや、私がこんな恰好なのは全部お前のせいだぞ、鈴仙」
「ど、如何いうことよ」
いや、如何いうことよって……気づけよ。
「お前の鼻血で服が汚れて駄目になったんだよ」
「……あ」
おい、なんだその「あ」って、「あ」って……。
「で、でも、別にスク水じゃなくても良いじゃない!やっぱり、幸夜は変態よ!」
コイツはそんなに私を変態にしたいのか……。だいたい、この姿の何処が変態だと言うんだ?一応、これも仕事着なんだが……。
「ゴホン。お取り込み中悪いが、少し良いか?」
「何だ、クロノ?」
と、鈴仙にボコスカ言われていると、クロノが鈴仙と私の間に割って入り、私は意識をクロノに向ける……この時、私の事をボコスカ言っていた鈴仙は私とクロノの会話の邪魔になると考えたであろう、妹紅達によって回収されていった……うん、輝夜?奴は壁に埋まったままだが?
「幸夜、とりあえずまともな服に着替えてくれないか?例の質問会が、あと数十分で始まるんだが……」
そうなのか……だが、今私が持っているまともな服と言えば……。
「なあ、クロノ……まじかるーって言いながら人を爆殺させる魔法少女が着ているゴスロリ服か、
「僕はまともな服を着てくれと言ったんだが?」
「悪いな、この二着しかない」
私が出した二つの服を見てクロノの眉間に皺が寄る……。仕方が無いだろ、この二着以外であと持っている服と言えば鈴仙の血が染み込んだ服と部屋着として持ってきたジーパンと黒Tシャツ……流石に失礼すぎじゃないか?
「ハァ、その二着しかないのなら軍服の方にしてくれ……ゴスロリ服の方は何か嫌な予感がする」
お、クロノは鋭いな。ゴスロリ服を着ていた場合は尋問会中は虚ろな瞳で、まじかるーとしか言わないつもりだったしな……。
ちなみに、これと同じようなことユーノに試したら効果は抜群だった。最初は根気よく話しかけてきたユーノだったが、まじかるーとしか言わない私に対して段々と精神崩壊を起こし、最終的には光に溢れていた瞳は虚ろな瞳に変わり、私が着ていた服とは違う魔法少女服を着せると……まじかるー♥としか言わない人間に変わってしまった……。すまんユーノ、後で絶対治すからな……。
「それじゃあ、早く着替えてくれ。そろそろ始まる時間だ。更衣室に案内する」
「ヘイヘイ」
クロノに促されるように私は更衣室の方へと向かって行った……。
幽「Hi、最近某14歳神作品のキチヒロのような人物を出したいと思ってる方、幽鹿です」
幸「Hi、最近登場人物全員キチってるって素晴らしくね?と思ってる方、幸夜です」
幽「いやー、やっと投稿できました~」
幸「長い長い、遠回りだったな……」
幽「何故あんなにもキチヒロに意識がいってしまったのか……」
幸「お前は昔からそうだろうが……」
幽「どういうこと?」
幸「お前は友人たちが選ばないような、狂ってる系とか何かが欠陥している系が好きだもんな」
幽「む、昔からそういうのに惹かれるんだからしょうがないだろ?!」
幸「……まあ、頑張れ」
幽「ねぇ、なにその間は?」
幸「……それでは皆様、次回、出会うまで……」
幽「さようなら~……って、ちょっと待て!まだ話は終わってないぞォォォォォ!」