A lot of world~全て遠き理想郷~ 作:紅 幽鹿
ちなみに、ある事が原作とは異なってる所があります。
では、第3話をどうぞ!
榊原小雪との出会いと侵入者を喰ってから、一年が経ち私は六歳になり、近所の公立の小学校に通っている。ちなみに、服装は普段通りで、狐のお面を着けている。学校には、『他人には見せられないような傷がある』という嘘で通している……まあ、一部分は本当だが。
私は、前世での知識や「 」を喰って以来、膨大な知識がある為、学校など言っても無意味なのだが……。それと、もの好きな友人が三人ほど出来たのだが……私みたいな『悪(クズ)』に友人など……くだらない。
「コウヤ~何してるの~?」
「何、少し考え事をな……」
私に喋りかけてきた人物はあの多摩川の土手で出会った少女、榊原小雪……彼女は小学校入学式の時に再開し、その時友人になった……。
まあ、事実を言うと、小雪の両親と私の両親が掛けてくる謎のプレッシャーによって、私は友達になったのだが……。
余談だが、この時ムルムルが笑ってきたので、三割ぐらいの威力の蹴りで何処かの『国』に蹴り飛ばした……と、余談は此処までにしておこう……。
「あーちょうちょだ~♪」
「小雪、そっちは道路だ」
私は道路に蝶々を追いかけようとした小雪の手を掴み、動きを止める。……こう言う所を見て小雪の両親は可愛いと言っているらしいのだが、しっかりと教育してほしい……まあ、ちゃんと『愛情』があることはいいことだが……。
「おやおや、ユキにも困ったものですね」
「そうですね若」
「……見ているなら、止めろ」
私は残りの物好きな二人に文句を言う。
一人は、私が通っている学校がある『川神市』の『葵紋病院』の院長の息子の 葵(あおい)冬馬(とうま)、同じく副院長の息子、井上(いのうえ)準(じゅん)だ。
この二人とは小雪繋がりで友人となった。
ちなみに、冬馬は『バイセクシャル』……所謂『両性愛』で、準は『ロリコン』だ。……この年で二人の様な性癖を持つとは……この『世界』はどうなってる?
「しかし、冬馬と準……最近、貴様暗い雰囲気だが……何かあったのか?」
「うんうん、何だか二人とも暗いよ」
「いえいえ、そんなことはありませんよ」
「嘘だッ!」
「……小雪。いきなり大声を出すな……耳が痛い」
「……ごめんなさい」
私の言葉に小雪がしゅん、と落ち込む……止めてくれ、それをやられると子犬に見えて物凄く困るんだが……。
【【お前さん(幸夜)は、動物が好きじゃからな(ですからね)。】】
「(黙れ、エターナル、奴隷(ムルムル))」
【お前さん、今、奴隷と書いてムルムルと言ったじゃろう?!】
私は奴隷(ムルムル)の声を無視して、二人の言葉に耳を傾ける……。
「若、誤魔化してもこいつらには分かっちまうみたいだ……」
「そうですか。どうやらあなたたちには分かってしまうのですね。」
「……それで何があった?」
「信じていたものに裏切られたとでも言うんですかね。……私は父に憧れていたんです。父のような他の人に尊敬される人間になりたかった。しかし、現実は非常なものです。実は父は病院の立場を利用して医療品の横流しをしていたんです。そして準も院長の右腕である副院長の息子。私たちには悪事に染まっている男たちの私はあの男と同じ血が流れているんです。」
「それでか……」
「軽く言うなよ。……俺たちはそいつらの跡を継ぐんだからよ。」
「ん?なんで~?」
「なんでって。……さっきも話した通り俺と若は悪人の子供だ。蛙の子は蛙っていうだろ。」
「宿命と言うんですかね。」
私は二人の話を聞いて、一つの感想が出来た……まあ、とりあえず。
「フン、くだらん」
私の言葉に冬馬達が首を傾げる。
「それはどういう意味ですか?」
「だから、貴様らの考えがくだらん。確かに親が悪人なのはショックかもしれないが、親は親だ。貴様らは貴様らだ。親が悪人だろうが何だろうが貴様らの人生を勝手に決める権利なんてない」
「うん♪冬馬は冬馬、準は準だよ。」
二人は衝撃が走ったような顔をしている。
「それと、少し難しい話をするが……貴様らの父親が……否、人間が罪を犯すのは当然だ。……人は生まれながらにして『悪』。人と言うのは、生まれ、人生を歩んでいくうちに『理性』と言う『善』が生まれる。だから人が罪を犯すのはしょうがないのだよ。それに『座』にいた『第二天』の『堕天奈落』……『人々に原罪を埋め込む』理で、人が罪を犯すことはある意味、世界の絶対的ルールの一つだ」
「……幸夜の言葉は理解できませんでしたが……何だか憑き物が落ちたような気がしますよ。ありがとうございます。幸夜、ユキ」
「そうですね。ありがとな、幸夜にユキ」
「えへへ~♪どういたしまして」
「フン、私に感謝など……くだらない」
それに……この世界には貴様らの父親よりも酷い『悪(クズ)』がいるからな……
~~~~~~
学校から帰宅し、家の中に入ると、『赤い手紙』を持った藍さんが玄関の前に立っていた。
「幸夜、お仕事です」
私は藍さんから手紙を受け取り、手紙を『魔導火』と呼ばれる火で焼くと、文字が浮かび上がる。
「久々ですね……それでは、行ってくる」
「はい、いってらっしゃいませ」
私はランドセルを藍さんに預け、目的の場所に向かった。
~~~~~~
「(本当に此処で良いんだな?)」
【ええ、ここからきわめて強い『邪気』を感じます】
「……そうか」
時間は夜……私はエターナルに話しかけ、ここに『始末対象』がいることを確認する。
私は帽子を深く被り直してから、『葵紋病院』の中に侵入した……
~sideout~
~side冬馬~
私は自分の父の不正を世間に証明する為に、病院内の父の部屋に不正の証拠を探しに来たのですが……
「中々、見つかりませんね……」
私はパソコンのファイル、本棚に隠されているファイルなどを見つけ中身を見ますが、その中身は父が処分したのか、書類も残っていませんでした……。
「一体、何処に隠したのでしょうか?」
私はまだ探していない場所を探そうとすると……
「冬馬よ、探しているのはこれか?」
「ッ?!」
声が聞こえた方向を向くと、そこには一冊のファイルを手にした父がいました。
「冬馬よ、お前は賢い子だと思っていたのだがな……」
「私はあなたの不正を暴き、あなたに罪を償ってもらいます!!」
私が父に向かって言うと、父は突然笑い出し……。
「そうかそうか……冬馬よ、私は腹が減ったよ」
この父の言葉を最後に私は意識を失った……。
~sideout~
~side幸夜~
「そうかそうか……冬馬よ、私は腹が減ったよ」
「チッ……」
私は『始末対象』がいるであろう部屋の一室に入ると、男と私のよく知る人物……冬馬がいた。
私は冬馬と男に視認されない速度で動き、冬馬を気絶させ、冬馬と男性の間に立つ。
「誰だ貴様は?」
「……貴様を始末しに来たものだ」
私は服の中から『ソウルメタル』と呼ばれる金属で出来た小太刀と、ハンドガンを取り出すし、私の取りだした武器を見て、男は笑う。
「なるほど、その年齢でその武器、貴様が噂の『魔戒騎士』か?」
「どんな噂かは知らんが、とりあえず肯定はしておこう。それと昔は魔戒騎士と呼ばれていたらしいが、現在は『始末屋』の一種類だ」
私は『魔戒銃』を男に向かって発砲するが、男は弾丸を避け、私にタックルをし……
パリンッ!と、私と男は窓ガラスを突き破り、私は男に拘束されながら地上へと落下していく。
「クッ!」
「ガッ!」
私は男の腕を『魔戒剣』で刺し、男の拘束から脱出し、そのまま地上に着地する。
「貴様ッ!……グォォォォォォ!!!!!!!」
私に憎悪の視線を向けていた男だったが、突然、雄叫びをあげると、男の周りに黒い靄のような物が現れ、黒い靄が男を囲み黒い靄が晴れると、そこには体の肉がむき出しで所々に黒い鎧を着た悪魔のような姿をした怪物がいた。
「あの『ホラー』は?」
【あれは、『ホラーエビル』ですね。大方、彼の邪な心に反応して彼に寄生したのでしょう……幸夜?】
「(ああ、分かってる)」
私は『魔戒剣』を上に掲げるように持ち、切っ先で円を描くように回し『魔戒銃』の銃口を円の中心に向け、そのまま引き金を引くと円から光が降り注ぐ。
そして、青く輝く鎧と青色の狼を模したような仮面が装着され、私は『氷牙騎士・狼騎(ロキ)』へと変わり、ゆっくりと『ホラーエビル』に向かって歩いていく……。
「グォォォォォォ!!!!」
「シッ!」
「ギャッ!」
『ホラーエビル』が跳びかかってくるが、それを避けながら回し蹴りを喰らわし、倒れた『ホラーエビル』の方を向きながら『魔戒銃』の銃身に『魔戒剣』を取り付け、『魔戒剣銃』にし……。
「フンッ!」
「ギャァァァァァァァァ!!!!!」
『魔戒剣銃』で発砲しながら『ホラーエビル』に近づき、剣の部分で『ホラーエビル』を一刀両断し、『ホラーエビル』は断末魔を上げながら消滅した……。
「……始末完了」
そして、翌日のニュースで『葵紋病院』の『不正』と、『葵紋病院』の『院長』が『行方不明』が発表された……
幽「はい、どうも3回目です♪」
幸「後書きだな、それじゃあ、恒例のあれだ」
幽「了解!」
・幸夜の学校での嘘
・始末対象が悪魔でなくホラー
・幸夜が魔戒騎士
幽「です」
幸「ちなみに、私が魔戒騎士と言うのは、この作品が前々回の時の設定だな」
幽「うん。前々回のを修正して前回の時は魔戒騎士と言う設定を無しにしてたんだけど、今後に出てくるキャラの存在を考えると、魔戒騎士設定が必要だったんだ」
幸「そうか」
幽「それと、この世界では魔戒騎士と言う存在は『始末屋の一種』に組み込まれていて、魔戒騎士は本当に極少数しかいないんだ」
幸「その極少数の一人が、私だな」
幽「そうだね」
幸「では、皆様また次回にお会いしましょう」
幽「みなさん、さようなら!」