A lot of world~全て遠き理想郷~   作:紅 幽鹿

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今回は過激表現多しです。
そして、突然なことが起こります。
では、第4話をどうぞ!


第4話~テロ~

 

 

 ホラーを倒してから二年が経ち、私は小学三年生になった。

 この二年間で私の周りは変化していった。

 一つは、冬馬と準が自分たちの父親の不正を暴き、準の父親は刑務所、冬馬の父親は『行方不明』……実際は私がホラーに憑依されていた彼の父親を殺したのだが……。

 二つ目は、準が『ハゲ』になった……理由は、小雪が準の頭を剃刀で剃ったからだ。

 そのせいか分からないが、準のロリコン度が『増加』した…… 

 三つ目は、小雪達意外に友達が出来た……その友達の名前は『九鬼(くき)英雄(ひでお)』

 九鬼とは、色々あって、『王』とはどういう存在かを話していたら仲良くなった。

 そして、現在……

 私と小雪は何故かパーティ会場に来ていた。

 まあ、理由は分かっている……

 一つは九鬼に招待された。

 二つ目は、父さんと小雪の父親はそれぞれ『バニングス』と『月村(つきむら)』の娘の護衛の任務を受けてこの会場におり、母さんは『八雲グループ』の『社長』として、小雪の母親はその『秘書』としてこの会場におり、私と小雪はその息子、娘としてこの会場に来ている。

 そして先程から、たくさんの人達から挨拶を受けているが……

 くだらない……今まで挨拶してきた奴らは『下心』丸出しで挨拶をしてくる……くだらないくだらないくだらない……

 ハァ~、私は『座』にいた時はこんな奴らまで『愛情』を与えていたのか……まあ、それが強く抱いた想いだからな……それに、今でも『愛情』を与えていたいと想っているしな……ハァ~、本当にくだらない……

「ねえねえ、幸夜~僕、お腹すいちゃった~」

 小雪が私の着ている黒いコートの袖を握りながら言ってくる。

「そうか……なら、向こうに行こう」

「うん♪」

 私は小雪を連れて、食事があるテーブルに向かう。

 

~~~~~~

 

~~~~~~

 

 食事のテーブルに向かった後、小雪はご飯を食べ、私はそんな小雪を見ていた。

 しかし……流石『九鬼(くき)』と『霧夜(きりや)』の共同パーティーだ……食材の質が良いな……。

「ねえねえ、幸夜。幸夜は、こんな時でお面を着けてるの?」

「ああ、そうだが……」

「ふ~ん」

 この会話を最後に小雪はご飯を食べるのに専念した。……一体どうしたんだ?

「すずか、こっちよ!」

「待ってよ、アリサちゃん!」

 む、『すずか』に『アリサ』?確かこの名前の人物達は父さん達の『護衛対象』だったはず……。

 私は声の正体が気になり、後ろを振り向くと……。

「ほら、早く食べましょうよ」

「う、うん」

 そこにはドレスを着た父さん達の『護衛対象』の『アリサ・バニングス』、『月村(つきむら)すずか』がいた。

 

~~~~~~

 

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「へ~そっちも大変なんだね~」

「そうなのよ。さっきから大人がね~」

「八雲君、食べないの?」

「あぁ」

 『アリサ・バニングス』、『月村(つきむら)すずか』を発見して数時間……私と小雪は彼女達と仲良くなっていた……。

 ……何故だ?!一体、数時間で何が起こったというのだ?!私達は普通に喋っていた筈……流石にこの私でも動揺するぞ!!

 ……ハァ~、一旦逃げ出すか。

「小雪、少しトイレに行ってくる」

「いってらっしゃい~」

 私は少し落ち着く為にトイレに向かった……。

 そして、私は頭を冷やし終え、トイレから戻ると……。

 会場が燃えていた……。

 

~sideout~

 

~side英雄~

 

 ぬかったわ。まさかテロリスト如きが九鬼の警備網を抜けてくるとは……。

 我が名は九鬼英雄。

 誇りある九鬼家の長男である。

 今日は九鬼家と霧夜グループが共同で出資したホテルの開店祝いのパーティーがあった。

 我自身、あまり興味はなかったが、八雲殿、榊原殿と我が友『幸夜』と『すずか』と『アリサ』が出席すると聞き、パーティーに出席したのだが……。

「出口はどこだぁ!?」

「腕が痛い!誰か助けてくれ!!」

「きゃああああ!?」

「ここから出してくれ!!」

 突然の爆発で会場には火が回り出した。

 参加者たちは皆この事態に錯乱状態になっている。

「くっ、仕方ない!狼狽えるな!!助かりたいなら身を低くして出口に迎え!幸い、出口はふさがっておらぬ。女子供を優先的に落ち着いて降れ!!」

 まったく、いい大人が情けない!これだから庶民は……。だが、致し方なし、我はそんな庶民を導かなければならね。何故なら我は九鬼英雄だから。生まれながらの王にして、皆の英雄(ヒーロー)なのだから!!

 出口へとむかう庶民たちを眺めながら、我は自然な足取りで、我の前に立っていたメイドへと声をかける。

「そこのメイド、貴様先程から我のことを気にかけているようだが、・・・名をなんという?」

 我に声をかけられたメイドは驚いたような顔をする。

「あ、ああ……あずみ。私の名は忍足(おしたり)あずみだ。・・・なんでわかったんだ?依頼主からはあんたに連絡はいってないはずなんだが?」

「ふっ我は九鬼ぞ。その程度のことも見抜けなければ王の一族など名乗れぬわ!」

「あずみ、そこに霧夜の娘がおるだろう。そやつも助けろ、此処で失うには惜しい」

 そういって我は一人の倒れている女を指差す。

 名前は『霧夜(きりや)エリカ』。霧夜グループの娘で、パーティーに来ていたのだが、先程起こった爆風に巻き込まれ、気絶してしまっている。

 ドガガァァァァァン!と、爆発音とともに巨大な衝撃が我たちがいるホテルを襲った。

「な、何が起こってるの!?」

 先程の衝撃で霧夜の娘も目を覚まし、場の状況がわかっていないらしいく、落ち着き始めた参加者たちも再び錯乱し始める。

 バン!!と、銃声で会場全体が静まり返った。

 

~sideout~

 

~side幸夜~

 

 火の勢いがどんどん増す会場の中で、私は月村とバニングスが脱出したのを確認し、小雪と九鬼達を探しに会場の中を歩いていた……。

 小雪達は大丈夫だろうか?……大勢の人間が死ぬのは構わんが、小雪達には無事でいてほしい。私のような『悪(クズ)』を『友達』と言ってくれているのだから……そのように言ってくれる人間をもう二度と失いたくない。

 そして、暫く歩いて行くと武装した六人ほどの人間と無駄な筋肉を付けた人間が一人……計七人の人間が九鬼と小雪が拘束され、その七人の足元に『血塗れ』のメイドが倒れている……。

 すると九鬼と小雪とメイドは私に気づいたのか……

「バカ者!!何故、逃げなかったのだ幸夜!!早く逃げるのだ!!」

「そうだよ!早く逃げて、幸夜!!」

「その人達の言う通りだ!霧夜お嬢様を連れて逃げろ!!」

 と、必死な様子で私に訴えてくるが……私の答えは決まっている……。

「……断る」

 私の返答に三人が驚く。

「九鬼、小雪……私は『悪(クズ)』で『殺人鬼』だ……だが、私のことを『友達』と言ってくれるお前らを見捨てて逃げたら……それこそ私は……『悪(クズ)』以下の『クズ』になってしまう」

「貴様、八雲幸夜だな?貴様も人質になれば、金もたんまり手に入るな……おい!」

「後ろだ、幸夜!!」

 筋肉男の言葉と九鬼の声が重なると同時に私の背後にいた人物が襲いかかってくるが……。

 私は跳びかかってきた男を避け、そのまま男の首にヘッドロックのように腕を掛ける。

「な、何故、避けれた?気配を消していたのに……」

 男は苦しそうな表情になりながら言う……この男、面白い事を言うな……。

「お前、生きてるのに気配を完全に消せると思うのか?それと、貴様は『認明不可』だ」

直後、ボキッ!と、男の首の骨が折れた音が辺りに鳴り響く……。

「貴様、死ね!」

 カチャッと、筋肉男の言葉を合図化の様に残りの六人が銃を構える……。

「死ね!」

 バン!と、今度は銃の発砲音が会場に響く……。

「「幸夜ァァァァァァァ!!!!!!」

 九鬼と小雪が私の名前を叫ぶ……私が撃たれたと思ったのだろ……だが……。

「な、何故だ?!」

 倒れたのは私ではなく、二人の武装した人間だった。

 倒れた二人の頭には銃痕があり、私の両手には愛銃である『大量殺戮祭(オーバーキルパレード)』が握られている。

 敵と小雪達は私が銃を持っていることに気づき、そして、理解しただろう……。

 私が倒れた二人を『撃ち殺した』と……。

 すると、敵の一人の体が震えていた……。

「そ、そんな……。狐の面にその服装、それにその二丁のハンドガン……そんな、そんな」

「お、おいどうした?」

 突然、怯え出した自分の仲間が気になったのか、筋肉男は近づくが、震えていた男は今度は筋肉男に怒りをぶつける。

「ど、どうしてここに『零崎』がいるんだよォォォォォ!!!!!!」

 その男の言葉に筋肉男以外の武装した敵の顔が真っ青になっていた……。ふむ、筋肉男以外はどうやら知っているようだな。なら……。

「どうやら私を知っている者もいるらしいが、自己紹介しておこう。私は『零崎(ぜろざき)紅識(こうしき)』、『零崎一賊』の末弟だ。さて、零崎を開幕しよう」

 私は『大量殺戮祭(オーバーキルパレード)』を構え直し、敵に視線を向けた……。

 

~sideout~

 

~side三人称~

 

「さて、零崎を開幕しよう」

 幸夜……否、紅識はナイフが付いた二つのハンドガン……『大量殺戮祭(オーバーキルパレード)』を持った片腕を銃口が下に向くように真っ直ぐに伸ばし、もう片腕を曲げ、銃口が下に向くように構える。

「ほざくなよ、餓鬼!!」

 テロリストのリーダー格の男の言葉を合図に残りのテロリストたちは、体が震え顔を真っ青にしながらも銃を構え、引き金を引くが、紅識は敵の死角に入りながら移動し、銃弾を避け、二人のテロリストに接近し、腕をクロスさせるような形にし『大量殺戮祭(オーバーキルパレード)』の銃口を向け、引き金を引くと、テロリスト二人の頭が吹き飛ぶ。

「うわぁぁ!!」

 殺されたテロリストの近くにいたテロリストの仲間が叫びながら発砲するが、幸夜は飛んでくる銃弾を避け、そのテロリストに接近し、『大量殺戮祭(オーバーキルパレード)』に付いているナイフでテロリストの銃を持っている腕を切断し、さらに幸夜はナイフで首を斬り、テロリストの首がその場に落ちる。

「ク、クソ!」

 いつの間にか幸夜の背後に移動していた、テロリストが引き金を引くが……。

「こ、こいつ?!し、『死体』を『盾』に使いやがった!!」

 幸夜に向かって放たれた銃弾の全ては、幸夜が床に倒れていたテロリストの死体を持ち上げ、盾に使うことで銃弾はテロリストの死体に全弾あたり、幸夜は盾に使った死体を捨てると、『大量殺戮祭(オーバーキルパレード)』でテロリストの腕、脚、頭、腹を撃ち、辺りにテロリストの血肉、脳、腸が飛び散り、床にこびりつく。

「な、な……」

 テロリストのリーダ格の男は目の前の光景に戸惑う……。

 まだ少年の目の前の黒服の少年に自分以外の仲間が数分で始末されたからだ。

 そして、狐の面で顔が隠れているが、リーダ格の男は少年が自分の仲間を殺していく度に仮面から覗く少年の瞳に『狂気』が宿っていることが何故か分かった。

 生き残ったリーダー格は知らない、零崎一賊が『最悪』と呼ばれていることを……。

「安心しろ、零崎に敵対する者は皆殺しだ」

 この言葉を聞いた瞬間、リーダ格の男は最後の手段に移行する。

「て、てめぇ!そこを動くなよ!動いたらこの二人の命h「良いぞ……既に奪ったからな」……へ?」

 リーダー格の男の言葉を遮る様に、いつの間にかズボンの方に付けていた銀時計を握った幸夜が喋り、幸夜の隣にはリーダー格の男に捕まっていた筈の小雪と英雄が、何が起こったのか分からない?と言う表情で立っていた。

「久々に『時間を止めた』が……結構、疲れるな……まだ、この身体での戦闘に慣れていないからか?」

「て、てめぇ!!何しやがった?!」

 リーダー格の男はうろたえる。……当然だ、自分が捕まえていた筈の子供がいつの間にか奪われているのだから……。

「私が『時を止めた』……と、行っても貴様は信じないだろう?……それと、返すよ」

 ポイッと、幸夜はリーダー格の男の目の前に『ある物』を投げる……

「う、腕?」

 投げられたのは根元から引き千切られた様な後がある腕……

「ああ、『貴様』の腕だ」

「はい?……ぎ、ギヤァァァァァァ!!!!!!!!!!!」

 次の瞬間、リーダー格の男は自分の腕が千切られていることに気づくと、叫び声を上げ、膝から崩れ落ちる。

 そして、幸夜は腕の痛みで混乱している男に近づき、その首に蹴りを放ち……

「Fuck you(くたばれ)」

 幸夜の蹴りが直撃したリーダー格の男の首は捩じ切れた……

 

~sideout~

 

~side幸夜~

 

「「「幸夜!!」」」

「「小雪!!」」

「お父さん!お母さん!」

「英雄――――!!」

「姉上!」

 会場から脱出した後、小雪には両親が、九鬼には、九鬼の姉『九鬼(くき)揚羽(あげは)』さんが、私には父さんと母さんと何故か此処にいる姉さんが抱きしめてきた。

「幸夜、大丈夫ですか!?痛いところはありませんか?!」

「幸夜、大丈夫?!私の知り合いの病院に行く?!」

「幸夜、大丈夫か?!俺、今からあのテロリスト共の組織を血祭りにあげるからな!!」

「姉さん母さん大丈夫だから……それと、父さん組織の血祭りはムルムルに『お願い』してるからしなくても良いよ」

 私は姉さん、母さん、父さんの順で対応していく。……さて、ムルムルの奴『首輪』も外してやったんだから……しっかりと始末してほしい……が、たぶんアイツの事だから数人ぐらい生き残りを出すだろうな……はぁ、後で私も動くか、零崎一賊に仇名す者は『老若男女人間動物植物の区別なく容赦なく皆殺し』だ……。

 すると暫くして、揚羽さんが私の所に近づいてきた……。

「幸夜、この度は弟を救っていただき礼を言う」

「揚羽さん、何度も言いますが、私は『悪(クズ)』です。だから、礼などしないで下さい。」

「しかしだな……」

「それに私は、自分の『ルール』に従っただけです。それでも、礼が言いたいって言うなら……後ろの執事を何とかして下さい……私達が困るんで……」

 揚羽さんが父さんの方を向くと、そこには後ろにいる執事……『ヒューム・ヘルシング』を見て、顔中に汗を流している父さん達がいた。

「ふはははははは!確かに八雲殿と幸夜と美鈴がヒュームを倒して以来、あのような状態が続いておるな!」

「笑い事じゃないですよ……」

 私と父さんと姉さんは、以前にヒュームさんを倒して以来、ヒュームさんに目を付けられている。父さんは再戦の相手に、私と姉さんは揚羽さんと同じ弟子にしようとしているらしい……。

 それと余談だが、私は揚羽さんに「将来、九鬼に来ないか?」と誘われている。

 そんなやり取りをしていると、小雪が俯きながら私達に近づいていた。

「……幸夜」

「……分かっただろ?私は『悪』だ。さっきも見ただろ?私は『殺人鬼』なんだ。だから私は小雪達の友達にふさわs「それは違うよ、幸夜」……なに?」

「確かに幸夜は人殺しかもしれないけど、そんなの私には関係ないよ。幸夜は私達を守ってくれた。だから、私達は友達だよ♪」

 小雪は、満面な笑みを浮かべ私に抱きついてきた……。彼女はこんな私でも友人と言うのか?何て無垢すぎるんだ……。

「そ、それに……」

「それに?」

 すると、小雪は顔を赤面させ、体をもじもじさせる。

 そして……

「幸夜、大好き!!」

「むぐっ?!」

【なっ?!】

 私は小雪にキスをされ、中で声が響く。

 お、おい。周りの野次馬共、何ニヤニヤしてるんだ解体するぞ。

「えへへ、幸夜にキスしちゃった♪」

 それと、小雪は本当に8歳か?

 突然な事が起こり過ぎて、私は逃げるように『スキマ』の中に入って行った。

 






幸「後書きだな、恒例のあれだ」


・幸夜が零崎としてテロリストを始末

・小雪が小雪にキス


幸「だな。ちなみに、作者はちょっと私と『お話』をしてこれない」

幸「では、皆様また次回にお会いしましょう」

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