ウタカタノ花   作:薬來ままど

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戦いは苛烈を迎え、戦況は大きく動く・・・




妓夫太郎に向けてクナイを放った女性の名は雛鶴。宇髄の妻の一人で、京極屋に潜入していた。

雛鶴は蕨姫花魁の正体が鬼だということに気づき、鬼側からも警戒されていたため身動きが取れずにいた。

毒を飲み、病に罹ったふりをして京極屋を出たものの、警戒した堕姫に帯の使い魔を渡されてしまっていた。

 

しかし彼女は宇髄によって救出され、吉原を出るように言われていたのだが、その言いつけに背きこの場に立っていた。

 

彼女の使ったクナイには、藤の花から抽出された毒が塗られていた。数字を持たない鬼なら、半日身体を麻痺させることができ、下弦の鬼ですら動きを封じることができた。

しかし、今汐達が対峙しているのは上弦。今までにない事例のため、毒が効く絶対的な保証はなかった。

 

(お願い、効いて。ほんの僅かな間でいいの。そうしたら、誰かが必ず頸を斬れる!!)

 

雛鶴は縋るような思いで、戦う夫とその部下たちを見つめた。

 

汐、炭治郎、宇髄の三つの刀が妓夫太郎の頸に迫り、その刃が届こうとしたその瞬間だった。

妓夫太郎の足が音を立てて生え、それと同時に束縛歌を振り払った。

 

(束縛歌が・・・切れた!!)

(足が再生!!畜生、もう毒を分解しやがった!!)

 

顔を歪ませる宇髄を嘲笑うように、妓夫太郎はにやりと笑みを浮かべた。

 

「いやあ、よく効いたぜ。この毒はなあ」

 

そう言った瞬間、妓夫太郎の力を込めた腕の血管から、血が噴き出した。

 

血鬼術――

――円斬旋回(えんざんせんかい)・飛び血鎌

 

妓夫太郎の両腕から血の斬撃が飛び出し、汐達の行く手を阻んだ。しかもその斬撃は、腕の振りもなしに広範囲で生み出されていた。

 

「退いて!!」

 

青ざめる宇髄の背後から汐が飛び出し、斬撃を受け止めると大きく息を吸った。

 

海の呼吸 陸ノ型――

――狂瀾怒濤!!!

 

汐の荒波のような斬撃が妓夫太郎の血の斬撃を押しとどめるが、回転が掛かった血の斬撃の方が汐の技を上回り、汐の眼前に迫ってきていた。

 

(くそっ!くそっ!!刀が押し返される・・・!!受けきれない!!)

 

汐が顔を歪ませた瞬間、宇髄の大きな体が彼女を突き飛ばし、彼はその前に滑り込んだ。

 

――音の呼吸 肆ノ型――

――響斬無間(きょうざんむかん)!!!

 

宇髄は目の前に斬撃と爆発による巨大な空間を作り出し、広範囲にばらまかれた妓夫太郎の血の刃を全て吹き飛ばした。その爆発により汐と炭治郎は後方に吹き飛ばされ、体の一部を打った。

 

だが、宇髄は妙な違和感を感じた。攻撃は全て防いだが、その刃の先に妓夫太郎の姿はなかったのだ。

 

(消え・・・)

 

宇髄はすぐに頭を動かし、妓夫太郎の姿を捜した。その位置はすぐにわかった。妓夫太郎は屋根の上にいる雛鶴の方へ向かっていた。

 

「雛・・・」

 

すぐさま向かおうとする宇髄の眼前に、堕姫の帯の壁が降りその行く手を塞いだ。

 

「天元様!私に構わず鬼を捜してくださ・・・!」

 

雛鶴が最後まで言葉を発する間もなく、妓夫太郎の骨ばった手が彼女の口を塞いだ。

 

「よくもやってくれたなあ。俺はお前に構うからなああ」

 

彼は雛鶴の口を握りつぶさん勢いで、その濁った眼を彼女に向けながら地を這うような声で言った。

 

「雛鶴ーーーーっ!!!」

 

宇髄は妻の名を叫びながら帯の壁を斬り裂こうとするが、帯は生き物のようにうねり彼をその場から縫い付けるように動けなくさせていた。

 

『天元様』

 

宇髄の脳裏に、かつて彼女が言った言葉が蘇った。

 

『上弦の鬼を倒したら一線から退いて、普通の人間として生きていきましょう。忍びとして育ち、奪ってしまった命がそれで戻るわけではありませんが、やはりどこかできちんとけじめをつけなければ、恥ずかしくて陽の下を生きて行けない。その時四人がそろっていなくても、恨みっこなしです』

 

「やめろーっ!!」

 

宇髄の悲痛な叫び声が当た有に木霊し、その光景は吹き飛ばされた汐の目にも映っていた。

鬼の姿を見た瞬間、汐の中に再びどす黒い殺意がヘドロのように沸き上がった。

 

(糞が、糞が!!糞鬼が!!また息をするように人を殺すのか!!なんで人の絆をたやすく奪うのか!!なんでお前等みたいなやつらが存在しているんだ!!死ね、死ね!!死んでしまえ!!)

 

死ねえええええええーーーーー!!!!

 

汐が心の中で叫んだ瞬間、首輪が汐の首を絞めつけた。だが、それよりも早く、妓夫太郎の身体に異変が起こった。

 

鎌を握った反対の手が震えだしたかと思うと、その刃を自らの頸に突き立てたのだ。

 

「はあ?」

 

これには妓夫太郎はおろか雛鶴も目を見開いた。その手は彼の意思に反し、どんどん己の頸に食い込んでいく。

 

(なんだ?なんだこれは?身体が勝手に動いてやがる・・・!!)

 

妓夫太郎が視線を動かすと、その先には全身の血管を浮き上がらせ、自分を鬼の形相で睨みつける汐の姿があった。

その風体に妓夫太郎の身体が微かに震え、同時に彼の本能が一つの結論をたたき出した。

 

――ワダツミの子は怪物だ。早急に始末しろ。

 

妓夫太郎の攻撃対象が雛鶴から汐に移ったその時、伸ばされた手が水のような斬撃により吹き飛ばされた。再び視線を動かせば、雛鶴がいた場所には炭治郎の姿があった。

かなり無理をしたのだろう。彼の口からはか細い息のような呼吸音と、咳き込む音が零れ落ちていた。

 

思わぬ炭治郎の動きに、妓夫太郎は目を細めた。堕姫に背中を斬られ、先ほどの戦いでも激しく消耗しているはずなのにこれほど動けることに驚いたのだ。

 

(できた・・・できた!!)

 

炭治郎はせき込みながらも、何とか雛鶴を守り抜いたことに安堵した。

 

(呼吸を混ぜるんだ。水の呼吸とヒノカミ神楽と合わせて使う。そうすれば、水の呼吸のみよりも攻撃力は上がり、ヒノカミ神楽よりも長く動ける。今まで鬼達と戦ってきた剣士達は皆そうしてきたはず。自分に合わせた呼吸と剣技に、最も自分の力が発揮できる形に変化させ考え抜いたから、呼吸は分かれて増えていったんだ)

 

水の呼吸、雷の呼吸、獣の呼吸、蟲の呼吸、炎の呼吸、音の呼吸、海の呼吸。

炭治郎が今まで見てきたどの呼吸も、使い手によくなじみ彼らが最も力を発揮できるものだった。自分は水の呼吸に身体が適していないため、義勇のように極めることはできなくても、鱗滝が教えてくれたことを無駄にはしないと固く誓った。

 

妓夫太郎は一瞬だけ迷いを見せたが、攻撃対象を汐から炭治郎に切り替えた。汐の歌が聞こえる前に、炭治郎と雛鶴を始末する。ただそれだけを考えて鎌を振り上げた。

炭治郎は雛鶴を庇いながらその一撃をよけ、二撃目を振り払ったその時だった。

 

「竈門炭治郎、お前に感謝する!!!」

 

宇髄の刀が、背後から妓夫太郎の頸に向かって振りぬかれようとしていた。

 

一方、その様子を伊之助は遠目で認識し、毛皮越しに顔に焦燥を浮かべていた。

 

「だああクソ!!向こうは頸切りそうだぜ!!」

 

妓夫太郎と堕姫を倒すには、二人の頸を同時に斬らなくてはならない。だが、堕姫の頸はまだつながっており、このままでは撃破することは叶わない。

焦る伊之助だが、堕姫の帯は容赦なく彼に襲い掛かった。

 

「チクショオ!合わせて斬らなきゃ倒せねぇのによ!!」

 

堕姫の帯は広範囲に蠢き、柔軟性に優れた伊之助ですら間合いに入ることすらできないでいた。しかも妓夫太郎の支援があるせいか、彼女自身も縦横無尽に動き回り、全く隙を見いだせなかった。

 

「伊之助落ち着け!!」

 

そんな伊之助に、鼻提灯を出しながら戦う善逸の鋭い声が飛んだ。

 

「全く同時に頸を斬る必要はないんだ。二人の鬼の頸が繋がってない状態にすればいい。向こうが頸を斬った後でも、諦めず攻撃に行こう!」

 

鬼を目の前にすれば、泣きわめいて駄々をこねるいつもの善逸とは全く違う姿に、伊之助は一瞬だけ固まった。

 

「お前っ・・・おま・・・お前、なんかすごいいい感じじゃねーか!どうした!?」

 

腹でも壊したんじゃねえか?と言いたくなったが、そんなことを言っている場合じゃないと気づいた伊之助は、堕姫へ向かって足を進めた。

 

*   *   *   *   *

 

宇髄が刀を振るうと同時に、炭治郎も慌てて刀を振り上げた。背中の傷が疼き力が抜けそうになるが気力を振り絞り、刃を振るう。

二本の刃が妓夫太郎の頸に届きそうになった刹那。金属同士がぶつかり合う音が響いた。宇髄と炭治郎が目を見開けば、そこには二対の鎌でそれぞれの斬撃を受け止めた妓夫太郎の姿があった。

 

「お前らが俺の頸を斬るなんて、無理な話なんだよなあ」

 

炭治郎の刀を受け止めていた鎌が肉のように盛り上がり、刃を取り込んだ。炭治郎は慌てて引こうと腕に力を込めるが、半分以上取り込まれてしまった刀は、どれだけ力を込めてもびくともしなかった。

 

「炭治郎!!」

 

後方から汐の叫ぶ声が聞こえ、炭治郎を救おうと宇髄がもう一本の刀を頸に向かって振り上げた。だが、妓夫太郎は頸をぐるりと反対側にねじると、その刃にかみつき動きを止めた。

 

(首を真後ろにぶん回すんじゃねぇよ!バカタレェ!!)

 

刀を封じられた炭治郎と宇髄をみて、妓夫太郎は口元を再び歪ませると腕から再び血が刃のように飛び出した。

 

(またアレか!)

「竈門、踏ん張れ!!」

 

先程見た、腕を回さず斬撃を飛ばす血鬼術が来ると踏んだ宇髄は、そう叫び瓦が砕ける程強く踏み込んだ。

それと同時に雛鶴が炭治郎の身体をしっかりつかみ、宇髄はそのまま妓夫太郎ごと地面に向かって身を投げた。

 

「よけろ、大海原!!」

 

宇髄の声と同時に、汐と炭治郎を斬撃の竜巻が襲った。竜巻は汐のいた場所を正確に抉り、炭治郎のすぐ足の下を削り取るとはるか上空へと飛んでいった。

炭治郎はすぐさま加勢しようとするが、その行く手を再び堕姫の帯が阻み、雛鶴を抱えて攻撃を躱した。

 

「あぶねぇぞおおお!!」

 

すると帯に紛れるように善逸と伊之助が現れ、炭治郎に迫りくる帯を弾き飛ばした。

 

「善逸、伊之助!!」

 

二人が無事であることに炭治郎は安堵したが、傷だらけの身体を見て息をのんだ。だが、その心配を吹き飛ばすかのように伊之助は声を張り上げた。

 

「作戦変更を余儀なくされてるぜ!!蚯蚓女に全っ然近づけねぇ!!蚯蚓女はこっち三人で、蟷螂鬼をオッサンと歌女に頑張ってもらうしかねぇ!!」

 

伊之助は悔しそうに言うと、奥に立つ堕姫を睨みつけながら言った。

 

「鎌の男よりも、まだこちらの方が弱い!まずこっちの頸を斬ろう。炭治郎まだ動けるか!?」

 

炭治郎は顔を歪ませながら、下方で戦っている汐と宇髄をちらりと見た。二人とも負傷しているため心配になるが、二人を信じるよりほかなかった。

 

「動ける!!ただ宇髄さんは敵の毒にやられているし、汐も深い傷を負っているから危険な状態だ。一刻も早く決着をつけなければ・・・」

 

炭治郎が言い終わる前に、彼に向かって帯と血の斬撃が飛んできた。宇髄と汐を相手にしつつ、こちらへの援護も忘れない妓夫太郎の采配に、炭治郎の身体に鳥肌が立った。

それにこのままでは、傍にいる雛鶴の身にまで危険が及ぶ。

 

「私のことは気にしないで!!身を隠すから、勝つことだけ考えて!!」

 

炭治郎の考えを見透かしたように雛鶴が叫び、炭治郎は頷くと堕姫へ視線を向けた。

 

一方、妓夫太郎と対峙する汐は、ウタカタを使う隙もなく苦戦していた。特に血の斬撃は、予備動作もなしに放たれるため、回避が非常に困難だった。

 

「くそがっ・・・地味にしぶてえ奴だ」

 

中々決定打を与えられない上に、毒の浸食で身体の動きが鈍くなってきた宇髄に、妓夫太郎はニタニタと笑いながら鎌を振るった。

 

「ひひひっ、もうほとんど動けねえんじゃねえかあ?良い様だなあ、色男さんよお」

 

妓夫太郎の嘲るような声に、宇髄は一瞬だけ目を細めたがそのまま再び刀を振るった。だが、毒が回って来たせいか足元がふらつき、その一撃は空を切る。

 

(しまっ・・・!!)

 

宇髄の顔が青ざめるがもう遅く、妓夫太郎の鎌が宇髄の脳天に突き立てられようとした、その時だった。

 

「うおおおおおおおおお!!!」

 

獣のような咆哮と共に汐が飛び出し、宇髄の背中を踏みつけ跳躍すると大きく息を吸った。

 

壱ノ型――

――潮飛沫!!!

 

汐の紺青色の刃が煌めき、妓夫太郎の頸を掠めるが、妓夫太郎が再び血の刃を放とうとしたとき、汐はもう一度息を大きく吸った。

 

伍ノ旋律――

――爆砕歌!!!

 

放たれた衝撃波が斬撃ごと妓夫太郎を吹き飛ばし、瓦礫の中へと叩き込んだ。至近距離で爆砕歌を撃った反動で、汐と宇髄の身体も後方へ吹き飛んだ。

 

「テメッ、テメエコラ!!柱である俺を踏み台にするとは、いい度胸だなあ癇癪娘!!」

 

宇髄は身体を起こしながら汐に悪態をつくが、既にその顔には血の気がなく、殆ど気力で動いている状態だった。

そんな宇髄を汐は押しのけ、妓夫太郎が飛ばされた方向を見据えながら言った。

 

「派手男、ううん、宇髄さん。呼吸で少しでも毒の巡りを遅らせて。あいつはあたしが隙を作るから、確実にあいつの頸を斬って」

 

汐は滴り落ちる汗を乱暴にぬぐいながら、鉢巻きを締め直して言った。

 

「舌回す余裕があるなら、アイツのスカした面に一発でも叩き込んでやりなさいよ!!毒回ってるくらいの足かせがちょうどいいんでしょ?それとも何?あの時大見得切ったのはただの虚勢だったの?」

 

そう言う汐だが、彼女自身も限界に近いのか身体のあちこちが震えていた。しかしそれでも、決して鬼に屈することなく前を見据える決意に満ちたその姿に、宇髄は金剛石のような魂の輝きを見た。

 

「フフッ・・・、フハハハハハ!!!ハァーッハッハ!!!」

 

宇髄は突如頭に手を当てながら、大声で笑い出した。いきなりの事に汐は顔を引き攣らせ、何事かと彼を見上げた。

 

「くっくっくっ・・・。この俺にここまではっきりと言いやがる奴はお前が初めてだ。最初に会った時から派手にぶっ飛んだ奴だと思ってはいたが、ここまで馬鹿だとは思わなかったぜ」

「はあ!?」

 

憤慨する汐だが、宇髄はふっと柔らかい笑みを浮かべると汐の頭をぽんぽんと優しくたたいた。

 

「だが、いい女だな、お前。()()()()が気に入った理由が何となく分かった」

 

優しい声色でそう言われ、汐の心臓が跳ね顔に熱が籠った。その初々しい反応に吹き出しそうになるが、瓦礫が崩れる音で二人は同時に首を動かした。

 

「いいぜ癇癪娘。いや、汐。お前の派手にぶっ飛んだ作戦に乗ってやるよ」

 

宇髄がそう言うと同時に、瓦礫を吹き飛ばしながら妓夫太郎が身体を起こした。それからぼりぼりと激しく顔を掻き毟りながら、汐を睨みつけた。

 

「やってくれるじゃねえかあ、ワダツミの子。まさかこの状況をひっくり返せるとおもってんのかあ?」

「思ってるに決まってるじゃない。誰を目の前にしてそんな口を利いているの?上弦?知ったこっちゃねーわよ昆布頭!あんたらの連勝記録更新も今日までよ!!」

 

汐はそう言い放つと、小さく息を吸い口を開いた。小さな声で歌われる活力歌が、彼女の身体を強化する。

だが、汐の次にとった行動を見て妓夫太郎は勿論、宇髄ですら目を剥いた。

 

何と汐は刀を鞘に納め、あろうことか丸腰で妓夫太郎の前に立ちはだかった。

 

「汐・・・!?お前っ、何して・・・」

「ああ?お前舐めてんのかあ?丸腰で鬼の前に立つなんざ、遂に頭がイカれたか?」

 

汐の意図が分からず、妓夫太郎は首を直角に曲げながら睨みつけた。しかし汐は口元を大きくゆがませると、狂気に満ちた笑顔で彼を見据えた。

 

「鬼さんこちら、手のなるほうへ。さあさああたしと一緒に踊りましょうか。狂ったように、死ぬまでね!!」

 

汐の口から歌が響き渡ると同時に、妓夫太郎の両腕から先ほどよりも大きな血の斬撃が放たれた。




おまけCS

宇「ナッ・・・大海原よけろーーー!!!」
汐「絶対言うと思ったそれ!」
妓「あの馬鹿め。どういう技か見切れねえのかああ?」
汐「以外にノリいいなあんた」

汐はどちらに値すると思いますか?

  • 漆黒の意思
  • 黄金の精神

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