ウタカタノ花   作:薬來ままど

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明けましておめでとうございます。
今年もウタカタノ花をよろしくお願いいたします




人形の顔を見た瞬間、炭治郎は奇妙な既視感を感じた。

 

(見覚えがある・・・、あの顔)

 

炭治郎は人形を凝視したまま、少年に問いかけた。

 

「手が六本あるのは、なんで?」

「父の話によると、あの人形の原型となったのは実在した剣士だったらしいんですけど、腕を六本にしなければその剣士の動きを再現できなかったからだそうです」

 

炭治郎は少年の話を聞きながら、先ほどの既視感の正体を考えていた。

しかしいくら記憶をたどっても、思い出すことはできなかった。

 

「その剣士って誰?どこで何してた人?」

「すみません。俺もあまり詳しくは・・・。戦国の世の話なので」

 

少年の答えに、炭治郎は驚いて目を瞬かせた。

 

「汐、聞いたか?あの人形は戦国の世から存在するらしい・・・」

 

炭治郎は隣にいた汐に顔を向け、ぎょっとした。

汐は青白い顔で頭を抑えながら、荒く息を吐いていた。

 

「汐!?どうしたんだ!?」

 

炭治郎がそう言った瞬間、汐は小さくうめき声をあげながら蹲った。

 

「汐、汐!しっかりしろ!!」

 

尋常ではない様子に、炭治郎は慌てて汐に駆け寄りその両肩を抑えた。

汐の身体は小刻みに震え、すすり泣くような声まで聞こえる。

 

何が起こっているかわからず困惑する炭治郎だが、突然すすり泣きが止まった。

息をのむ炭治郎の前で、汐がゆっくりと顔を上げた。

 

「ご・・・めんな・・・さい・・・」

 

汐の口から泡のような謝罪の言葉が零れたかと思うと、その両手を伸ばし炭治郎の両頬を包み込むように触れた。

 

「へっ!?」

 

汐の思わぬ行動に、炭治郎の顔は瞬時に真っ赤に染まる。そのまま汐の手は頬を滑り、炭治郎の両耳を優しく包み込んだ。

肩を震わせる炭治郎に合わせて、耳飾りが揺れる。

 

だが、目の前の少女の目は虚ろで、炭治郎を映していなかった。

 

「ごめんなさい・・・、ごめんなさい・・・、よりいち・・・さま・・・」

「っ!?」

 

汐の口から出てきた言葉は、普段の汐が口にしないようなものだった。

否、それ以前に汐がこのように炭治郎に触れること自体、ありえないことだった。

 

(何だ、これ・・・。汐から深い悲しみと後悔の匂いがする・・・。いや、今目の前にいるのは本当に汐なのか・・・?)

 

何故だかはわからないが、この瞬間炭治郎は汐がどこかへ行ってしまうようなそんな気がした。

 

「しっかりしろ、汐!!」

 

炭治郎は汐の両手を掴むと、鋭い声で言った。

 

「目を覚ませ!お前は【大海原汐】だろう!!」

 

炭治郎の声が空気を斬り裂き汐の耳に届けば、汐ははっとした表情で身体を震わせた。

 

「あ、あれ?あたし、何を・・・?」

 

汐は何度か瞬きをした後、炭治郎の顔をまじまじと見つめた。

 

「炭治郎・・・?あたし・・・」

 

それと同時に汐の匂いが元に戻り、炭治郎はほっと胸をなでおろした。

 

「あ、そうだ!あの人形!あれを見てたらなんか変な感じになって・・・」

「汐もか!?」

 

炭治郎は汐も似たような感覚を感じていたことに驚き、声を上げた。

 

「そう。あれを見てたら、なんかすごく悲しい気持ちになって・・・、でも変よね。あれってかなり昔に作られたものじゃないの?」

「戦国時代だって言ってたよ。彼の先祖がある剣士を元にして作ったって」

 

炭治郎は先ほどの少年の言っていたことを、汐に簡潔に説明した。

 

「戦国って確か三百年以上前よね。そんな長い間動いてたの?」

「はい。すごい技術なので今の俺たちでも追いつかないんです。だから、壊れてしまったらもう直せない・・・」

 

少年は人形と渡り合う無一郎を眺めながら、悲しそうに言った。

 

「俺の親父が急に死んじゃって、兄弟もいない。俺がちゃんとやらなきゃいけないのに、刀にも絡繰りにも才能がないから・・・」

 

少年は今にも泣きそうに声を震わせ、炭治郎も悲しそうに眉根を寄せた。

 

それから三人は、まるで踊っているかのように刀を振るう無一郎を呆然と見ていた。

 

「あの人、凄いなぁ・・・」

 

少年の口から、ぽろりと言葉が零れた。

 

「俺とそんなに年も違わないのに柱で・・・、才能もあって・・・」

「ソリャア当然ヨ!」

 

突如、斬り裂くような甲高い声が響き渡った。

 

「アノ子ハ"日ノ呼吸"ノ使イ手ノ子孫ダカラネ!」

 

視線を動かせば、炭治郎の足元で一羽の鴉が得意げに嘴を鳴らしていた。

 

「鎹鴉?」

 

汐のでも炭治郎のでもない鎹鴉は、まつげのある目を瞬かせながら言い放った。

 

「アノ子ハ天才ナノヨ!!アンタ達トハ次元ガ違ウノヨ。ホホホホ!!」

 

その口ぶりからするに、無一郎の鎹鴉なのだろう。

そう言って高笑いをする鴉に、汐は何だか腹立たしくなってきた。

 

すると、

 

「ソウデスネェ~。確カニアノ方ハ、素晴ラシイ才能ヲオ持チノ様デス~」

 

いつの間にか汐の肩にソラノタユウが止まり、間延びした声で鳴いた。

 

「ソウデショソウデショ!?」

「デモ~、ソレハ彼スゴイノデアッテ、アナタガ素晴ラシイワケデハアリマセンヨネェ~」

 

タユウのその言葉に、その場の空気が凍り付いた。

 

「ナッ、ナンデスッテェ!?ドウイウ意味ヨ!?」

「ソノママノ意味デスヨ~。ワカリマセンカ~?」

 

タユウの言葉に鴉は憤慨し、甲高い声を上げた。

 

「あ~もう、やめなさい。まあ、ちょっとすっきりしたけど」

 

二匹をなだめつつ本音を漏らす汐に、少年は面の下で苦笑いを浮かべた。

 

「時透君の事かい?」

 

一方炭治郎はその高圧的な態度を咎めることもなく、本当に驚いたように言った。

 

「日の呼吸に"始まりの呼吸"の・・・、あの子はそんなにすごい人なのか・・・、ん?」

 

炭治郎はふと思いついたことを、そのまま口にした。

 

「でも使うの、日の呼吸じゃないんだね」

 

この言葉を聞いた瞬間、鴉は目くじらを立てて炭治郎の頬に喰いついた。

 

「黙ンナサイヨ!!目ン玉ホジクルワヨ!!」

「ア゛ーーーーッ!!」

 

炭治郎の悲鳴が響き渡り、汐は慌てて鴉を引きはがしにかかった。

 

「ハッ!!」

 

炭治郎は痛みのせいか、何かを思い出したように目を見開いた。

 

「思い出した、夢だ!!俺、あの人を夢で見た!!」

「夢・・・?」

 

汐がそういうと、鴉はその嘴を放し嘲るように言った。

 

「ハァァ?馬ッ鹿ジャナイノアンタ。コノ里ニ来タコトアンノ?非現実的スギテ笑エルワ」

 

その態度に汐は苛立ちを抑えられず、顔を歪ませた。

 

「ちょっとあんた!炭治郎が嘘ついてるっていうの!?」

 

汐が詰め寄ると、鴉は更に小ばかにしたように笑った。

 

「ダッテヨク考エテ見ナサイヨ。戦国時代ノ武士ト知リ合イナワケ?一体何歳ヨ?」

 

炭治郎は言い返すこともできず、なんとも言えない表情になった。

 

「なんかごめん。俺、おかしいよね?」

「おかしいわけないでしょ!?あたしだってあの顔見覚えがあるんだもの。あんたがおかしいなら、あたしだって相当おかしいわよ」

 

汐がそういうと、少年が後ろから慌てた様子で口を挟んだ。

 

「それって記憶の遺伝じゃないですか?」

「「記憶の遺伝?」」

 

二人が同時に聞き返すと、少年は頷いて言った。

 

「うちの里ではよく言われることです」

 

――受け継がれていくのは姿形だけではない。生き物は記憶も遺伝する

 

「初めて刀を作るとき、同じ場面を見た記憶があったり、経験してないはずの出来事に覚えがあったり、そういうものを記憶の遺伝と呼びます」

「つまり炭治郎の見た夢って言うのは、炭治郎の先祖か誰かの記憶ってこと?」

 

汐が言うと、少年は大きくうなずき、その背後では無一郎の鴉が「非現実的!」とけたたましく鳴いた。

 

(あれ?じゃああたしの記憶は誰の記憶なんだろう。あたしの先祖?でも、おやっさんとあたしは血がつながってないし、そもそもあたしは捨て子だし・・・)

 

そう言って首をひねる汐の傍で、炭治郎は少年の優しさに涙した。

 

「俺、炭治郎。こっちの彼女は汐。君の名前は?」

「俺は小鉄です」

 

少年、小鉄はそういうと、喚く無一郎の鴉を睨みつけながら言った。

 

「意地の悪い雌鴉なんて、相手にしなくていいですよ」

「ブッ!!」

 

小鉄の身も蓋もない言葉に鴉は顔を歪ませ、汐は我慢できずに吹き出した。

 

その時だった。

 

ひときわ大きな金属音が響き渡り、三人は反射的に顔を動かした。

そこには、大きく刀を振り下ろす無一郎と、鎧が砕けた人形の姿があった。

 

それを見た小鉄は、くるりと背を向け走り去ってしまった。

 

「小鉄君!!」

「炭治郎、追いかけるわよ!」

 

二人はすぐさま、小鉄の後を追いかけた。

 

小鉄が駆け込んだのは、木々が立ち並ぶ林の中。炭治郎は小鉄の匂いを辿って進み、その後ろを汐が追いかけた。

 

「小鉄君!」

 

炭治郎がある一本の木の前で止まり、その顔を上に向けた。

そこには枝に上り、幹にしがみ付いている小鉄の姿があった。

 

「全力で登っているなあ、小鉄君」

「何感心してんのよ!っていうかそこじゃないでしょ!!」

 

汐は炭治郎を押しのけると、木の上にいる小鉄に言葉を投げつけた。

 

「そんなところにいないで降りてきなさいよ。いじけても何の解決にもならないわよ!」

 

汐がそう言っても、小鉄は背を向けるだけで何も言わない。

 

「俺にできることがあれば手伝うよ。人形の事。諦めちゃ駄目だ」

 

炭治郎も負けじと、小鉄に向かって声を掛けた。

 

「聞いてくれ、小鉄君。君には未来がある」

 

炭治郎は真っ直ぐに小鉄の背中を見据えながら、凛とした声で言った。

 

「十年後二十年後の自分のためにも今、頑張らないと。今できないことも、いつかできるようになるから」

「・・・ならないよ」

 

木の上から、小鉄のか細い声が降ってきた。

 

「自分で自分が駄目な奴だってわかるもん。俺の代で・・・、俺のせいで全部終わりだよ・・・」

 

小鉄は面を押し上げ、零れだす涙をぬぐいながらそう言った。だが、顔を上げれば目の前に炭治郎の顔があり、次の瞬間には弾かれた炭治郎の中指が、小鉄の下あごに命中した。

 

「投げやりになってはいけない。自分の事をそんな風に言わないでほしいですわ・・・」

 

炭治郎は小鉄の眼前に右腕だけでぶら下がりながらそう言った。

 

「ちょっと炭治郎。あんた寝すぎて性格変わった?そんな喋り方だったっけ?」

 

背後から声が聞こえて振り返れば、隣の木の枝から逆さまにぶら下がる汐と視線が合った。

 

音もなく接近してきた二人に、小鉄は改めて鬼殺の剣士のすごさを感じた。

 

「自分にできなくても、必ず他の誰かが引き継いでくれる。次に繋ぐための努力をしなきゃならない。君にできなくても、君の子供や孫ならできるかもしれないだろう?」

 

炭治郎の言葉に、小鉄ははっとしたように顔を上げた。

 

「俺は鬼舞辻無惨を倒したいと思ってる。鬼になった妹を助けたいと思っている。けれど、志半ばで死ぬかもしれない」

 

――でも、必ず誰かがやり遂げてくれると信じている。

 

「俺たちが繋いでもらった命で上弦の鬼を倒したように、俺たちが繋いだ命がいつか鬼舞辻無惨を倒してくれるはずだから」

「そうね。それに、あんたが駄目な奴だって誰が言ったの?自分で勝手に思ってるだけじゃない。あたしの専属の鍛冶師だって受け継いできた想いを無駄にしない為に、必死で頑張ってる。だからあんたも死ぬ気で頑張ってみなさいよ。諦めるのはその後でいいじゃない」

 

汐はそう言ってにっこりと笑い、それにつられて炭治郎も笑った。

 

「だから一緒にがんばろう!俺も汐も、諦めないから!」

 

炭治郎はそう言って小鉄の手を固く握った。すると小鉄は、涙をぼろぼろとこぼしながら頷いた。

 

「俺、人形が壊れるの見たくなかったけど、決心つけるよ。戦闘訓練は夜までかかるはずだから、心の準備して見届ける。ちゃんと・・・」

 

小鉄はしっかりとした声でそう言うと、炭治郎と汐は互いに顔を見合わせて笑いあった。

 

 

*   *   *   *   *

 

その後、小鉄を下ろした二人はしばしの間会話をした。

 

「へぇ、小鉄君十歳なんだ」

 

小鉄の年齢を聞いた炭治郎は、少し懐かしむように目を伏せた。

 

「炭治郎?」

「え、ああ。ごめん。俺の弟もそれくらいだったなって思って・・・」

 

そういう炭治郎の"目"には、懐かしさと少しの寂しさが宿っているように見えた。

それを見ていられなくなった汐は、話題を変えようと口を開いた時だった。

 

三人の横を、黒い髪を靡かせながら無一郎が通り過ぎていった。

 

「えっ!?」

 

思わぬことに、汐は目を見開き、炭治郎と小鉄は飛び上がった。

 

「終わったんですか!?」

「終わった・・・、いい修行になったよ」

 

二人がそういうと、無一郎は振り返って淡々と答えた。

 

「誰だっけ・・・。あ、そうか」

 

無一郎は無機質な目でそういうと、片手に持っていたものを三人に見せながら言った。

 

「俺の刀折れちゃったから、この刀貰っていくね」

 

無一郎が言い終わらないうちに、小鉄は今無一郎が来た方向に慌てて走り去っていった。

 

「小鉄!」

「小鉄君!!」

 

汐と炭治郎の声が重なる。

無一郎はそんな小鉄に構うことなく、壊れてしまったであろう自分の刀を炭治郎に投げつけた。

 

「それ処分しといて」

 

あまりにもあまりな行為に、汐は鋭い目で睨みつけた。

だが無一郎はそれに一切臆することなく、そのまま立ち去っていった。

 

無一郎からは悪意の匂いが一切せず、わざとやっているわけではないことは明らかだった。

しかしそれでも、汐と炭治郎は全くと言っていい程納得できなかった。

 

「ねえ、炭治郎。小鉄を追いかけたほうがいいんじゃない?人形の腕取れてたみたいだし・・・」

「そうだな。行こう」

 

二人はすぐさま小鉄が走り去っていた方向に足を速めた。

 

「小鉄!!」

「小鉄君!!」

 

二人は小鉄を探して木々をかき分けながら進んだ。

 

幸い小鉄はすぐに見つかった。だが、その傍らには無残な姿にされた人形が静かに倒れ伏していた。

 

呆然と立ち尽くす小鉄の背中を、汐と炭治郎は沈痛な面持ちで見つめていた。

 

いつの間にか空には暗雲が陰り、零れ落ちてきた雨粒はまるで小鉄の涙のようだった。

 

「小鉄くん」

 

炭治郎はそっと小鉄の背中に手を置きながら言った。

 

「確認しよう。まだ動くかどうか」

「そうね。もしかしたら、動力部までは損傷が及んでないかもしれない」

 

二人の温かな言葉に、小鉄は顔を上げた。二人の顔は真剣そのもので、からかいの意思など微塵もなかった。

 

三人は倒れてしまった人形を起こし、あちこちを見て回った。しかしいくら見回っても、人形は動く気配がない。

 

やっぱり壊れてしまったんだろうと諦めていたその時、汐は人形の腰のあたりに奇妙な突き出しがあるのを見つけた。

 

(何かしら、これ)

 

汐はそのままその突き出しを押し込めた、その時だった。

 

ギリギリという音が聞こえたかと思うと、人形はそのまま首を上げ、五本の腕を横に構えた。

 

それはまるで、自分はまだ戦えるという、人形の声のようだった。

 

「動いた!!動いたわ!」

「やったね小鉄君!よかった!!」

 

二人はまるで子供のように手を取り合い、飛び上がって喜んだ。だが、互いの顔を認識すると、二人は顔を真っ赤にして慌てて離れた。

 

「そうですね、炭治郎さん、汐さん。これで修行して――、あの澄ました顔の糞ガキよりも絶対に強くなってくださいね・・・!!!全力で協力しますので・・・!!!」

 

そう言って振り返った小鉄の言葉は、決意と闘志、そして怒りに満ちていた。

 

それを見た二人の背中に、じっとりと冷たい汗が伝った。

 

「さあ、そうと決まれば早速――「ごめん、ちょっと待ってくれないか?」

 

炭治郎は小鉄の言葉を遮った。

 

「まず汐を部屋に帰したいんだ。いいかな?」

「ちょっと炭治郎?何を言ってるのよ」

 

怪訝な顔をする汐に、炭治郎は顔を見て言った。

 

「さっき具合が悪くなっただろう?今日はもう休んだ方がいい」

「大丈夫だって。あたしは何ともないわ」

「いいや、駄目だ。今も少しだけど顔色がよくない。時透君に叩かれたこともあるし、大事を取った方がいい」

 

炭治郎の透き通った"目"が汐を見据え、汐は観念したように息を吐いた。

 

「わかった、あんたの言う通りにするわ。心配してくれてありがとう」

 

汐は少し頬を染めながら礼を言うと、炭治郎の頬も桃色に染まった。

 

それを見ていた小鉄は、何かを察したように手を顎に当てた。

 

「ははーん。成程ねぇ。そういう事ですか」

「え?な、なにが?」

「お二人はそういう関係ですか。ふーん、へーえ。炭治郎さんもやりますねぇ」

 

小鉄は面の下でにやけながら、二人の周りをくるくると回った。

炭治郎はきょとんとし、汐は俯いたまま身体を震わせた。

 

かとおもうと、次の瞬間には小鉄の身体は宙を舞っていた。

 

「何を言い出すのよ!このクソガキィィィ!!!」

 

怒り狂った汐の絶叫が、林中に木霊するのだった。

この作品の肝はなんだとおもいますか?

  • オリジナル戦闘
  • 炭治郎との仲(物理含む)
  • 仲間達との絆(物理含む)
  • (下ネタを含む)寒いギャグ
  • 汐のツッコミ(という名の暴言)
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