通常攻撃が全体攻撃って・・・俺らより強くね? 作:naogran
真人(問、母親と仲が良いか?別に普通。)
高校生、大好真人。キッチンで何かのアンケートの『普通』に◯を記入した。
真人(問、母親と話をするか?どれくらい話をするか?普通っと。)
真々子「マー君、学校生活はどう?何かイヤな事があったら言ってね。お母さんマー君の力になるから。」
彼女は大好真々子。若い容姿を持つ真人の母親である。
真人(問、母親に言われて嬉しかった事は何か・・・特になし。)
真々子「マー君。サラダのドレッシング、ゴマとーーー」
真人(最近、母親に言われてイヤだった事は何か・・・)
真々子「置いておくわね。」
アンケートに夢中な真人は真々子の話を聞いていない。
真々子「マー君、お母さんの話聞いてる?ねぇ、マー君ってば。あら?何書いてるの?マー君。」
真人「勝手に見るなって、邪魔!」
邪魔と言われた真々子は、膨れっ面になった。
真人(俺をあだ名で呼ぶ事が苦痛過ぎる。問、母親と一緒に冒険の旅に出たら仲良くなれますか?何だれこれ・・・頭悪い質問だな。なれるんじゃねーの。知らんけど。)
そして認証印の横に、『大好真人』と名前を記入した。
そして別の家では。
徹平(母親と仲が良いか?まぁ良いな。)
真人と同じ高校生で幼馴染みの橘徹平。リビングで真人と同じアンケートを書いてる。
徹平(母親と話をするか?どれくらい話をするか?長時間だな。趣味のサイクリングやゲームで大盛り上がりする程。えっと次は・・・母親に言われて嬉しかった事は何か・・・何だったかな〜?ごめん、覚えてねぇや。)
そこに、1人の女性が作った料理を持って来た。
絵里香「あら?徹平、何書いてるの?」
彼女は橘絵里香。若い容姿を持つ徹平の母親である。
徹平「ん?今日学校で配られたアンケート用紙。明日に提出予定だから。」
絵里香「へぇ〜、どんなアンケートなの?」
徹平「簡単に言うと・・・自分の母親についてかな?」
絵里香「私と?そんなのあるんだ。」
徹平(最近、母親に言われてイヤだった事は何か・・・いや、無いな。んで最後、母親と一緒に冒険の旅に出たら仲良くなれますか?母さんと冒険?何だこのアンケート?・・・まぁ更に仲良くなるかもな。名前は・・・まぁ一応書いとこ。)
認証印の横に『橘徹平』を記入した。
翌日の大好家に、1人の女性が訪問した。
白瀬「初めまして。私は白瀬真澄と申します。本日は内閣府が実施している調査の関係で訪問させて頂きましたとお知らせします。白瀬なだけに!」
真人「ど、どうも・・・と言うかいきなりダジャレって・・・」
白瀬「幼い頃からこの名で散々からかわれた結果として、こうなったらもう自分から押してい行こうと心に決めた白瀬ですとお知らせします。」
真人「斜め上向きの生き様ですね・・・」
真々子「あのねマー君、白瀬さんは凄いお知らせを・・・」
白瀬「真々子さん。」
真々子「は、はい!」
白瀬「その件は私からお知らせを。何故なら私こそ白瀬。知らせるのは私の役目です!」
真々子「マー君、お母さんちょっと席を外すわね。」
部屋から出た。
白瀬「さて。早速ですが真人君にはこれから新たな生活を送って頂きます、とお知らせします。」
真人「はい?」
白瀬「その前に一つ質問を。内閣府が実施した調査によるとオンラインゲームをプレイするユーザーの多くが“実際にゲームの世界に入ってみたい”と言う願いを抱いているとの結果が出ています。真人君もそう思いますか?」
真人「それは、入れるものなら入ってみたいですけど・・・でもそんなのあるわーー」
白瀬「隙あり!!!」
咄嗟に真人のパソコンのオンラインゲームにアドレスを入れた。
真人「っ!!」
白瀬「からの・・・エンター!!!」
するとパソコンから光が放たれた。
真人「これって・・・まさか!」
白瀬「そう!これはまさかの展開です!まさかまさかの・・・!」
真人「ゲーム世界の転送!?」
何と彼は、ゲーム世界へ吸い込まれた。
真々子『マー君!待って!』
真人(母さん、ごめん・・・俺、行くよ。俺・・・気恥ずかしくて、いっつも母さんに悪態ばっかついてた。でももし、俺がこれから凄い冒険をして強くなれたら・・・もっと素直に、母さんと生きられるようになるのかな・・・何時か必ず帰って来る。その時には・・・ただいまって、抱きしめるくらいの事はしてやりたいかな。)
ゲームの世界に、真人が転送された。
真人「よ、妖精!?」
多くの妖精が真人を出迎えた。
真人「俺がやってたネトゲにもこんなのが居たけど・・・マジで・・・ホントに・・・き、来たぁぁぁ!来たよ来ちゃったよゲームの世界!本気で転送完了!こんにちは非現実!」
ゲームの世界に入り込んだ事に大喜びしてると。
???「あれ?真人?」
真人「ん?」
そこに何と、徹平が転送されて来た。
真人「徹平!何でここに!?」
徹平「いやぁ〜、白瀬さんって人が俺をここ転送させたんだ。まさか、真人も?」
真人「そうなんだよ!!お前も俺と同じゲームの世界に入れたんだよ!!」
徹平「凄え喜んでるな。まぁでも、ゲームの世界に入れたなんて、俺でもビックリだぜ!!」
真人「これだよ!こういうの待ってたんだよー!よっしゃ!よっしゃよっしゃぁぁぁ!」
徹平「イヤッホーーー!!!!」
???『もう、マー君ったらぁ。』
???『徹平、凄く盛り上がってるわね。』
真人・徹平「へ?」
真々子「お母さんも行くから待ってって言ったのに、全然待ってくれないんだもの・・・お母さんすっごく悲しかったわ。」
絵里香「私達だけ置いて行くなんて、流石にちょっとは怒るよ?」
何故か真々子と絵里香まで転送されて来た。
真人「ええっ!?」
徹平「母さん!?真々子さん!?」
真々子「よいしょっと・・・これからお母さん達と一緒に沢山冒険しましょうね。マー君、徹平君。」
真人「何だこれーーーーー!?」
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転送宮殿。
王様「よくぞ来た!ワシはこの転送宮殿の主、王様じゃ。ではまず4人の名を聞かせて貰うとしよう。」
徹平「俺は橘徹平だ。そしてこっちは母親の絵里香だ。」
真々子「私は大好真々子と申します。此方が息子のマー君です。」
王様「テッペイ殿、エリカ殿、ママコ殿、それから息子のマー君殿じゃな。では・・・」
真人「いやちょっと待って王様!俺の名前は真人だから。マ・サ・ト!」
王様「うむ。ではそのように登録するとしよう。」
真人「今のってまさか、初回アカウント登録みたいな?」
王様「左様じゃ!」
真人「・・・マジか!」
王様「ちなみに、一度登録すると・・・変更は出来ん!」
真人「それ先に言えよ!やっちまった!本名登録しちまったぁぁぁ!! いや、パッパラーじゃねーから!」
徹平「真人、こうなってしまった以上諦めるしか無い。ブフッ・・・」
真人「笑ってんじゃねえよ!!」
王様「ではそなたたちの基本情報を進呈しよう。受け取るが良い!」
4人に基本情報を与えた。
真人「職業、普通の勇者か。」
徹平「俺の職業は、格闘家か。母さんは?」
絵里香「私は剣士ね。真々子の方は、普通の勇者の母親?」
真人「あのさ、王様。俺の職業が普通の勇者ってどう言う事だよ?」
王様「普通は普通じゃよ。世界を救うなどと言う大それた事ではない。普通に仲が良く、普通に幸せ。その姿を体現する事こそ普通の勇者であるマサト殿と、普通の勇者の母親であるママコ殿。2人が目指すべきものじゃ。さぁ行けぃ勇者よ!」
徹平「よーし、しゅっぱーつ!」
真人「おーーー!!って出来ねぇよ!意味わかんねぇよ!ちゃんと説明を!」
王様「ならば心して聞くがいい。オホン。簡潔に言うと、これはつまり・・・オンラインゲームのクローズベータです。上手く説明出来ない特殊な技術でユーザー本体をゲーム内に転送しました。それではテストプレイして下さーい・・・と言う事じゃ!」
真人「わぁ、簡潔・・・」
徹平「説明書をそのまま読んだみたいな説明だな。」
王様「尚、テストプレイヤーは基本的にはある調査を元に厳選なる審査によって選ばれるのじゃが…匿名の調査書にわざわざ名前を書いて提出しおった残念な者を選んだ例もあるようじゃ。個人を特定し易かった理由で・・・ま、誰とは言わぬが。」
真人「ブフッ!おいおい誰だよその恥ずかしい奴!」
徹平「そうそう!わざわざアンケート用紙に名前を書いた奴なんてここに居る訳・・・」
真人・徹平「って俺か!!!」
徹平「王様、ちょいと質問なんだが、テストプレイヤーは真人と真々子さんだけで十分なのに、何で俺達まで参加してるんだ?」
王様「お前さん達親子はとても良好な仲じゃ。その良好な母子が仲良しのお手本となり、どのようなデータを残してくれるだろう・・・と言う事じゃ。」
徹平「つまりこうか。仲が悪い親子に、仲良しの親子と言うのを教えてあげてくれって事か。」
王様「理解が早くて助かる。さて!本ゲームについてじゃが・・・試験運用段階と言う事もあり、正式タイトルは決まっておらん!今の所は“MMMMMORPG(仮)”と言う事になっておる。」
真人・徹平「どれだけMなら気が済むのか・・・」
王様「ジャンルはファンタジー系MMORPG。豊富な職業選択が可能である。バトルするも良し、アイテム生産や家のデコレーションでまったりプレイするも良し。プレイスタイルに合わせて自由に選べる仕様じゃ。」
真人「でも、俺達はもう・・・」
王様「うむ。データ収集の為、まだ誰も選択しておらんかった職業を勝手に割り振らせてもらった。こちらも変更不可じゃ!」
真人「いきなり自由を奪われた・・・けどまぁ・・・これって、かなり貴重な体験だよな。フルダイブでテストプレイ、更に勇者なんてさ。」
徹平「それに俺もテストプレイで、職業は格闘家か。」
真人「取り敢えず概要については概ね理解した。つまりネトゲって事だよな?」
王様「理解が早くて助かる。エリカ殿は如何かな?」
絵里香「そうね、ゲームなら大の趣味だし。その事に関しては疑問は無いわ。」
王様「宜しい。ママコ殿の方は如何かな?」
真々子「えっと、その・・・それじゃああの・・・アカウント、って・・・何なのかしら?」
真人・徹平・王様「え、そこから!?」
絵里香「真々子はゲームに関しては疎かなの。あんまり責めないであげてね?」
王様「参考までママコ殿としてはアカウントとはどのようなものじゃと思われるか?」
真々子「アカウント・・・えっと・・・あ、あ、あ、あ、あ・・・こう言う事かしら?』
指で”あ”を5回数える。
絵里香・徹平「いやいや、あカウントじゃないから。」
真人「はぁ・・・」
王様「まぁ、習うより慣れろじゃな。マサト殿もテッペイ殿もエリカ殿おるし。あーこのガイドブックも読んでおくが良い。」
真々子「まぁ、どうもご親切に。」
”パッパラー”真々子はガイドブックを手に入れた。
真々子「マー君、絵里香、徹平君、聞いた?お母さんにもパッパラーってやってくれたわ!」
王様「では次のイベントじゃ。付いて参れ。」
真人「サクサク進めるなよ!一番大事な話がまだ終わってない!何で・・・何で母親同伴なんだよ!」
徹平「そうだ、俺も気になってた。」
王様「何故母親が共に居るのか・・・それはこのゲームの目的に深く関わっておる部分であり、説明してしまえば運営の意図を強制する事になりかねん。そうではなく、冒険の中で自ら気付き、自ずとそうなる事が最も望ましい。」
徹平「あ、そう言う事?」
真人「え、えーっと・・・?どう言う事?」
王様「よって勇者マサト!そして格闘家テッペイ!全力でお茶を濁すべく、超豪華な初回ログインボーナスをやろう!」
徹平「超豪華な初回ログインボーナスだと!?」
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宮殿奥にある部屋。そこに5本の剣と、リストバンドがあった。
徹平「5本の剣にリストバンド・・・凄え!!」
真人「これ貰って良いのか・・・?」
王様「良いとも。実を言えばこれは最高ランクのクエスト報酬用に用意されたものなのじゃが・・・最近のユーザーは初回特典を奮発しないとその気になってくれぬからのう。」
真人「・・・そう言う話は聞きたくなかった。」
真々子「最近の人は贅沢なのね。昔の勇者はみんな、木の棒を握りしめて旅に出たのに・・・」
真人「ファミコン世代は黙ってろ。」
徹平「木の棒・・・マインクラフトでも握ってたな。」
王様「まずはテッペイ殿、そなたの武器を!」
徹平「お、おう!俺は格闘家だから、此奴しか無えな!」
リストバンドを握った。
王様「そのリストバンドはガントブレス。それには特殊な力が秘められておる。それを装備すると超人級の怪力と、超人級の飛躍力を持てる特別な武器・・・と言う設定じゃ。」
徹平「設定とか。だが、俺にピッタリな武器だ。ありがたく受け取るぜ。」
王様「更には、スキルとしてラッシュが最初から使える。」
徹平「ラッシュか。ムカつく奴をぶちのめすのに役に立つな。」
王様「ではマサト殿、そなたの剣を!」
真人「あ、はい!」
真ん中の青い剣の前に立つ。
真人(何だろう・・・俺に合うのは絶対にこれだ!間違いない!)
青い剣を引き抜いた。
王様「その剣は大いなる天空の聖剣フィルマメント。遠い昔、この世界の空が暗闇に覆われた際に唯の一振りで全ての闇を切り裂いたとされる伝説の剣・・・と言う設定じゃ!」
真人「一言余計だ。でもまぁ、めちゃくちゃ凄い剣っぽいよな・・・」
王様「聖剣を手に出来るのは勇者のみ。マサト殿は間違いなく真の勇者じゃのう。」
真人「いや、真の勇者とか言い過ぎだけど・・・」
王様「本当の事を言ったまでじゃ。実際、ゲームが正式サービス化へ漕ぎ着けられるかはテストプレイの結果次第。真の勇者たるマサト殿の活躍により、この世界は新たな次元へと導かれるのじゃから。」
真人「世界を導くとか・・・まぁ、聖剣に選ばれた唯一無二の勇者であるこの俺なら・・・やっちゃわない事もないけどさ!」
真々子「それじゃあ、お母さんも剣をお借りしようかしら。」
真人「母さん!?」
絵里香「じゃあ私も、剣を持とうかしら。」
徹平「え?」
2人は4本の剣の前に立ち・・・
真々子・絵里香「よいしょっと。」
4本の剣を抜いちゃった。
真人・徹平「へ!?」
王様「4本同時に抜いたじゃと!?」
真々子「一本だけ残したら聖剣さんが寂しくなっちゃうものね。それにしても・・・切れ味がとっても良さそう。これでお料理してみても良いかしら?どう?マー君。」
蒼い剣と赤い剣。
絵里香「駄目元でやってみたけど、まさか2本一緒に抜いちゃったなんて私でもビックリ。でもこれで、徹平達の力になれそうね。」
銀の剣と黒い剣。
闘技場。
アナウンス『ようこそチュートリアルへ。バトルスタート!』
モンスターが現れ、チュートリアルバトルスタート。
真々子「見ていてねマー君、お母さん頑張るから!」
真人(テラディマドレ。天地開闢の折に大地から生まれた命そのもの。この世界にある全ての生命の源となった・・・母なる大地の聖剣。)
真々子「えいっ!」
テラディマドレから出た小さな光の粒が、地面に落ちると、そこから土の槍が生じ、モンスター達を囲んだ。
絵里香「私も行こうかな?徹平、私の実力を見てなさい?」
徹平(ティルフィング。ある王が2人の小人を脅し剣を作るように命じた。決して錆びず、鉄をも斬り裂き、持ち主に必ず勝利を与える剣で、呪いにかけられた勝利と破滅の剣と呼ばれている。)
絵里香「そーれっと!!」
ティルフィングを振り下ろして、土の槍で囲まれたモンスター達を両断した。そして扉から、複数のモンスター達が出て来た。
真々子「お母さんは負けないわ。だってマー君に良い所見せたいもの!」
絵里香「徹平に格好良い所見せよう!真々子行くよ!」
真々子「えぇ!」
真人(アルトゥーラ。世界を襲った大洪水を鎮めた奇跡の一振り。大地と海が世界を分かち、統括することになった契約の印でもある・・・母なる大海の聖剣。)
徹平(クラウ・ソラス。「光の剣」「炎の剣」と言う意味があり、その刀身は眩い光を放ち、敵の目を晦ます事が出来る。また、どんな相手でも一振りで打ち倒す事が出来たと言い、「不敗の剣」とも表現されている。)
絵里香「やあああああ!!!」
高速ダッシュでモンスター達を両断し。
真々子「えい!」
アルトゥーラから放たれた小さな水の粒が一直線の槍に変貌し、モンスター達を全て串刺した。今度は空からドラゴンの大群が現れた。
真々子「マー君。今こそマー君の力を見せる時よ。頑張って!」
真人「あ、はい・・・」
絵里香「徹平、次はあなたの番よ!一撃で決めて!」
徹平「やっと出番か。」
真人「はあっ!」
フィルマメントの光の刃を飛ばした。
徹平「おりゃあああああああ!!!!」
超人級のジャンプで飛び、キックでドラゴン1匹を討伐した。
徹平「よっと。」
着地と同時に、小ちゃい鳥が落ちた。真人が仕留めた1匹である。
絵里香「流石私の息子!」
徹平「いやぁ〜、それ程でも〜。」
真々子「やったわねマー君!凄いわ凄いわ!」
真人「はぁ・・・」
喜ぶ3人の傍ら、真人は座り込んで悔しがった。
真々子「どうしたのマー君!もしかして何処か怪我をしたの!?お母さんに見せて!」
真人「違う、そうじゃない・・・」
徹平「じゃあ、倒せたのはこのちっこい鳥だって事にショックしたのか!?」
絵里香「だ、大丈夫よ真人君!次はちゃんと狙いを定めれば!」
真人「いや、それも違う・・・これ何か違うだろ・・・絶対間違ってるだろ・・・何で・・・何で・・・!何で母さんは通常攻撃が全体攻撃で!二回攻撃なんだよぉぉ!」
徹平「あ!そう言えばそうだった!」
絵里香「多分、聖剣2つ持ってるからそうなったんじゃないのかな?」
徹平「あり得るかも。」
真人「・・・俺、ショボいわ。」
真々子「そんなことないわ!マー君の攻撃凄かったわよ!透明なのがブーンって飛んで行って、お母さんびっくりしちゃったわ!マー君とっても格好良かった。だからね、とりあえず立ちましょう。立って次へ行きましょう!次はもっと楽しいから!」
座り込んでる真人の腕を持って起こそうとするが、真人は拒否した。
真々子「・・・マー君?」
真人「冒険したいなら母さんと徹平と絵里香さん行けばいいじゃんか。」
徹平「何言ってんだお前?」
真人「まぁフィールドに出たらモンスターとか出るかもだけどさ。母さんと絵里香さんの火力なら余裕だろ。開幕ぶっぱで楽勝。」
真々子「火力?お母さん火なんて出せないわよ?ガスコンロじゃあるまいし・・・」
真人「そういう火力を言ってるんじゃなくて・・・」
徹平・絵里香「ガスコンロって・・・」
真人「ほら行って良いから。俺の事は放っておいてくれて良いから・・・」
そのまま寝込んでしまった。
真々子「そ、そんな・・・ガイドブックには、あなたの通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃出来るとしったらお子さんは大喜びです。一緒に冒険しようと抱き着いてくるでしょう、って書いてあったのに・・・」
真人「まぁ基本的には喜ぶ所だと思うけどさ・・・」
真々子「じゃあどうして・・・まさか・・・まさかとは思うけど・・・もしかして、お母さんがお母さんだから・・・?」
真人「・・・ちょっと良いか?説明してくれ。」
真々子「せ、説明って・・・」
真人「母さん、それに絵里香さんは何か知ってるんだろ?あの白瀬さんとか言う人、とか・・・運営の方から話あったんだろ?」
真々子「それは・・・」
真人「はっきり言って。ゲームの中に転送された事自体可笑しいんだが、まあそこは俺の歓迎してるから不問とする。でもこれは違う。何が違うかについては言うまでもなく、母さんが一緒に付いて来たと言う点だ。徹平、お前も母さんと一緒に来た事に不満はあるか?」
徹平「俺?いや、別に不満は無いけど。母さんと一緒にゲームの世界で奮闘出来るならそれで良いかなって。」
真人「お前は昔からそんな感じだよな・・・」
徹平「そんな感じって・・・」
真々子「他のウチのお母さんだって、たまには息子と一緒にゲーム内転送くらい・・・」
真人「ねーよ!絶対ねーよ!有り得ねぇよ!寧ろあってもらったら困るよ!青少年男子の為のファンタジーに親の存在は不要なんだよ!邪魔なんだよ!」
真々子「むー!マー君の言い方は意地悪だわ!お母さんプンプン!」
真人「そう言うのいらないから。ちゃんと答えろよ!」
真々子「は、はい、答えるわ・・・」
真人「どうして母さんまで一緒に来たのか、詳しく説明してくれよ。ほら。」
真々子「で、でも・・・最初は事情を話さない方が良いですよって言われて・・・あっ!」
真人「つまり、何か知ってるけど俺には話さないんだな。なぁ母さん・・・ホントいい加減にしないと・・・」
真々子「何かしら・・・」
真人「親子の縁を切るぞ!!!」
真々子「っ・・・!!!」
親子の縁を切る。真々子が涙を流した。
徹平「お、おい・・・」
真人「あ・・・い、今のは・・・」
真々子「ごめんなさいね・・・お母さんね・・・何を、どう説明して良いのか良く分からないの・・・白瀬さんたちにも、色々事情があるみたいで・・・何処まで話して良いか分からないの・・・でもね?お母さんは、マー君を騙すとか・・・マー君を傷付けるような事をしようとしているわけじゃないの・・・それだけは信じて・・・」
絵里香「真々子・・・」
泣いてる真々子を優しく抱いた。
真々子「マー君と一緒に冒険して・・・沢山お話して、一緒に色んな事を頑張って・・・仲良し親子になりたいな、って・・・ただそう思って・・・」
真人「分かった!もう分かった!ちゃんと分かった!バッチリ理解したから!」
真々子「だからね、マー君・・・」
真人「は、はい・・・」
真々子「親子の縁を切るなんて・・・そんな悲しい事言わないで・・・お母さんね、生まれてから今まで聞いてきた言葉の中で、その言葉が一番辛い・・・一番悲しい・・・」
真人(何やってんだよ俺・・・)
自分の言葉を反省して、真々子に向かって土下座した。
真人「母さんごめん!今のはつい言っちゃっただけで・・・全然ほんとにそんなつもりはないから!だから・・・その・・・あ、あの・・・」
絵里香は真々子に頷いて行かせた。真々子は真人を優しく撫でる。
真々子「お母さんね・・・お母さんの事を気遣ってくれる優しいマー君が、大好きよ。もう良いから・・・ほら、顔上げて?」
真人「・・・」
真々子「こら。話をする相手の顔をちゃんと見ないとダメでしょ?」
真人「わ、分かったよ・・・」
真々子「お母さんはマー君と一緒に冒険したいわ。お母さんをマー君の仲間にしてくれる?」
真人「まぁ、その・・・仲間になって貰って良いって言うか・・・あーそうだな・・・まぁ、一緒に来れば良いよ・・・」
徹平「本当素直じゃねぇな真人。」
真人「う、五月蝿えよ・・・」
真々子「くすっ。はい!じゃあ、そうします。これから宜しくね。マー君。」
真人「うん、まぁ・・・此方こそどうぞ宜しく、母さん。」
真々子「・・・うん!絵里香も、徹平君もこれから宜しくね。」
徹平「宜しく、真々子さん。」
絵里香「真々子、お互い頑張ろうね!」
こうして真人と真々子は和解し、共に冒険する事となった。
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ある場所へ転送された。
徹平「お!あれか!」
真人「ここが・・・最初の国、カーサーン王国か!」
徹平(名前が雑過ぎるような・・・)
4人はカーサーン王国へ訪れた。
真人(マジでファンタジー・・・超凄ぇー!俺ホントにゲームの中に居るんだ!あれ、でも何か顔が・・・キャラメイク、間に合ってないんだな・・・)
雑過ぎるモブキャラ達のキャラメイク。
絵里香「何か、メイク雑過ぎじゃない?」
徹平「完成前だからかもな。」
真々子「お母さんとマー君、それに絵里香と徹平君は冒険する準備をしなくちゃいけないわ。」
自分の胸からガイドブックを出した。
真人「・・・・・・」
徹平「・・・・・・」
絵里香「何でそこに仕舞ってるの?」
真々子「だからまずは・・・」
冒険者ギルド。
真人「冒険者ギルドで仲間集め・・・か。ここは完全無糖で甘くねーぞ、って感じだな。」
徹平「仲間集めは苦労しそうだな。」
真人「けど、上等だぜ!」
真々子「普段は“あー”とか“いー”しか言わなかったマー君がこんな格好付けた事を言うなんて・・・!息子の新たな一面を発見しちゃったわ!」
真人「五月蝿いなやりにくいわ!」
絵里香「昔の真人君とは大違いね。」
真人「絵里香さんまで言わないでよ!!」
徹平「プークスクス。」
真人「お前・・・・」
真々子「それじゃマー君。私の剣を貸して貰える?」
真人「え?いいけど・・・一体何を・・・」
真々子「えいっ!」
アルトゥーラを振って無数の槍で冒険者ギルドを攻撃した。
徹平「ちょ!?真々子さん何やってんの!?」
真々子「舐められるといけないから、最初はガツンと行きましょう。ってガイドブックに書いてあったわ。」
真人「いや、と言うかこれヤバいだろ・・・」
徹平(PKとか・・・PK未遂とか・・・)
絵里香『因みにPKとは超能力ではなく、P(プレイヤー)K(キル)の略だよ?覚えといてね。』
???「旅の御方・・・ようこそ冒険者ギルドへ・・・」
冒険者ギルドから出て来たのは・・・
白瀬「私は受付嬢のシララセですと、オシララセします・・・」
徹平「ほえ?白瀬さん?」
真人「え、白瀬さんですよね?」
白瀬「シララセです。」
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冒険者ギルド。
シララセ「では改めまして。冒険者ギルドへようこそ。」
真人「どうもお世話になります。それであの・・・大丈夫なんですか?ずっと流血してますけど・・・」
徹平「止血した方が良いですよ?このままだと死んじゃいますよ?」
シララセ「あくまで演出ですので。そしてこの私はオブジェクトであり、PCでもNPCでもありません。よってPKペナルティは発生しません。」
徹平「そうなんですか。」
真人「そうですか・・・良かったな、母さん。」
真々子「え?えぇそうね。つまりオブジェの試合でNECのPCがPK戦に勝った。みたいな事よね。」
絵里香『PCはプレイヤーキャラクターの略で、実際に操作するキャラクター。そしてNPCはノンプレイヤーキャラクターの略で、直接操作しないキャラクターの事だよ。オブジェクトは物体、対象、目的を意味するから覚えといてね。』
シララセ「では早速、当ギルドに登録されている冒険者をご紹介しましょう。どうぞ。」
真人「よし、ここはMMORPG経験者である俺が最適の仲間を選抜してみせよう!」
登録されている冒険者達を拝見して、真人が決める。
真人「決まりだ!」
徹平「えっと?重騎兵ルシェラ、シーフのトリノ、エルフのサリーテ。」
絵里香「ステータスは結構強そうね。」
真人「母さん、まずこの3人を仲間にするぞ。一応確認してくれ。」
真々子「あらまぁ!可愛い女の子ばっかりね。どの子もマー君の好みなの?」
真人「何でそう言う所確認すんだよ・・・」
真々子「あら、だって大事な事だもの。」
絵里香「そうね。徹平に対してでもあるしね。」
徹平「俺まで巻き込むなよ。」
真々子「これから皆一緒に生活して、一緒に沢山の事を経験して、一緒に成長しましょうって。そう言う気持ちで仲間を探すんでしょ?それはもう、お付き合いとか結婚する相手を選ぶのと、同じような事だと思うんだけど。」
真人「そ、それは・・・あながち間違っていない気もするが・・・」
徹平「ひ、否定はしないけど・・・」
真々子「じゃあそう言う事で、お母さん面接ね。」
絵里香「良いわねそれ。」
真人・徹平「は?」
真々子・絵里香「お・か・あ・さ・ん、面接!」
真人・徹平「え?」
『END』
キャスト
大好真々子:茅野愛衣
大好真人:石谷春貴
橘絵里香:長妻樹里
橘徹平:上村祐翔
白瀬真澄・シララセ:新井里美
王様:青山穣
アナウンス:小若和郁那
コボルト:秋葉佑
モンスター:徳留槇乃佑
浦和希
松本花雪
天野聡美
真々子「息子の前で母親を脱がすなんて・・・お仕置きよ!」
次回「女子ばっかなのは偶然だ。誤解するな。笑顔でこっちを見るな。」
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オリキャラ紹介
「
年齢・15歳
モデル・志尊淳
髪型・茶髪
職業・格闘家
武器・ガントブレス
真人の幼馴染みで同級生。
同じく母親と共にオンラインゲームへ転送された。
母親の真々子に苦手意識を持ってる真人とは違い、母親の絵里香との仲は良好。真々子とも仲良し。
祖父母と母親の影響でゲーム好きである。
子供の頃はいじめっ子だったが、絵里香の叱りと真々子の説得で改心した。
ゲームへ転送された理由は、仲の良い親子のお手本として転送された。
初回ログインボーナスとして、超人級の力が秘められてるリストバンド・ガントブレスを与えられた。
父親は10歳の頃に他界している。
かなりノリにノリやすいのは、祖父の譲り受けだと言う。
真々子の温もりが大好き。
祖父母はリングフィットアドベンチャーをやる程元気ピンピン。
イメージキャスト・上村佑翔
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「
年齢・不詳(見た目19歳)
モデル・佃井皆美
髪型・黒髪ロングヘアー
職業・剣士
武器・ティルフィング、クラウ・ソラス
徹平の母親。
真々子と同じく容姿が若く、スタイルが良い。その為街で芸能界へスカウトされる事が多い。
更には徹平の姉と間違われる程。
趣味はサイクリングとゲームで、ゲームの知識に関しては強く、度々徹平と対戦ゲームする事がある。
ゲーム好きなのは、両親の影響である。
仲の良い親子のお手本として、徹平と一緒にゲームへ転送された。
初回ログインボーナスとして、聖剣ティルフィングとクラウ・ソラスを手に入れた。
真々子とは小学校時代からの幼馴染みで、真々子が泣いてる時は優しく抱いて慰める。
夫は、徹平が10歳の頃に他界している。
イメージキャスト・長妻樹里