通常攻撃が全体攻撃って・・・俺らより強くね?   作:naogran

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アマンテの願いは母親の滅亡。それを阻止すべく、真人達が急いでアマンテの元へ向かう。

ポッチ『塔を攻略すれば、どんな願いでも1つだけ叶える。アマンテはそれを利用して、世界から母親を消すつもりだ。真々子さんと絵里香さんのお陰で目が覚めた俺達は、奴を阻止する為に来たんだが・・・返り討ちにされて・・・』



アマンテ『人数制限はクリア出来たわ!100階層のボスは私1人で充分!あなた達はもう用済み。いいえ、足止めに使えるかしら。』



ポッチ『まんまと利用されちまってすまねぇ・・・急いでくれ!アマンテが願いを叶えちまう!』




真人「そんな事させるかよ!!」

徹平「首洗って待ってろ!アマンテ!」



1つの広いフロアに到着。

真人「よし!後3フロア!」

ワイズ「デカッ!!絶対何かあるでしょ!!」

真人「けど迷ってる時間は無い!!」

徹平「騙されたと思って突っ込むぞ!!」

真人「一気に行くぞ!!」

真ん中の光が、真人達を何処かへ転送した。


最終回「その願いは叶えないでくれ、と強く願った。だが願いは叶えられた。」

転送された真人と徹平は。

 

真人「おわっと!!」

 

徹平「危ねえ!!」

 

目の前の壁にぶつかった。

 

真人「はぁ・・・」

 

徹平「真人大丈夫か?」

 

真人「ああ。ん?あれ?」

 

徹平「ん?」

 

周囲を見ると、迷路の様な通路だらけだった。

 

真人「あぁ〜。これはRPGなんかでよくあるあれだな!」

 

徹平「罠を踏んじまった瞬間、仲間達が離れ離れになっちまうお決まりパターンの奴だな!」

 

真人「・・・っでもって、厄介な仕掛けがあったりするけど、余裕でダンジョン突破して、全員無事に合流するんだよ!」

 

徹平「そうだそうだ!これはそう言うものだーーー!!ものだからー!ものだからー!だから・・・だから・・・」

 

真人「・・・っしゃあ!!徹平行くぞ!!」

 

徹平「・・・おう!!」

 

2人は迷路を進む。

 

 

 

 

しばらく進むと。

 

徹平「待て。誰か居るぞ。」

 

真人「何?」

 

武器を構える。右の通路から出て来たのは。

 

真々子「マー君、徹平君、見ー付けた。」

 

徹平「真々子さん出た。」

 

真人「か、母さんかよ〜。驚かすなよ〜。」

 

真々子「驚かせちゃってごめんなさいね。ウフフ。」

 

真人「ウフフじゃねえよ。ったく・・・まぁそっちが無事だったみたいだったから良いけどさ。」

 

徹平「真々子さん、母さんは?」

 

真々子「絵里香は見てないわよ?」

 

徹平「そっか。んじゃ行こうか。」

 

真人「おう。」

 

真々子「ウフフ。マー君、徹平君、そっちじゃなくてこっちよ?こっちにいらっしゃい?」

 

真人「ん?ああ、道はそっちなのか。」

 

右の通路を見る。

 

真人「ん?おい、こっちじゃないじゃんか。」

 

徹平「行き止まり?」

 

真々子「いいえ、こっちで良いの。さぁマー君、徹平君、いらっしゃい。」

 

徹平「おう。」

 

真々子「ん?」

 

徹平「ほい真人。」

 

真人「おう。」

 

渡された小石を真々子の足元に投げる。すると鉄格子が出て来て、真々子を閉じ込めた。

 

真々子「あらあら。マー君と徹平君を捕えられなかったわ。残念。」

 

???「真人君!徹平!お母さんはここよー!こっちへいらっしゃい!」

 

遠くの通路から、絵里香が顔を出した。

 

真人「要するに、母さんと絵里香さんのようなお前は母さんと絵里香さんじゃなくて、罠って事だな?」

 

徹平「真々子さんと母さんの姿を借りて俺達を陥れる気だな?」

 

真々子「マー君?徹平君?」

 

絵里香「真人君!徹平!」

 

真人「はぁ・・・ったく、こんなの付き合ってられるかよ。」

 

徹平「アマンテの野郎、面倒臭えもの用意しやがって。ほっとこうぜ。」

 

真人「それが良いな。」

 

2人は真々子と絵里香を無視して迷路を進む。しかし進む毎に真々子と絵里香の声が四方八方響き渡る。

 

 

 

 

しばらく進むと。

 

真人「おっ!出口か!」

 

徹平「ようやく脱出出来るな!」

 

真々子「マー君、徹平君、何処行くの?」

 

絵里香「ねぇ、私達を置いて行く気なの?」

 

徹平・真人「だからいい加減に!!!」

 

振り向くと、無数の真々子と絵里香が。

 

無数の真々子「マー君、徹平君、お母さんを置いて何処へ行くつもりなの?」

 

無数の絵里香「真人君、徹平、私達を置いて行く気なの?」

 

真人「ホラーーーー!?」

 

徹平「何だよこのホラーは!!」

 

真々子「ねぇマー君、お母さんの言う事が聞けないの?」

 

絵里香「徹平、お母さん寂しいわよ?」

 

真々子「お母さんの言う事が聞けない子は、お仕置きしてあげないとね。」

 

絵里香「罰として、無駄無駄ラッシュの刑ね。」

 

真々子「どうしようかしら〜?抱っこして、ギューギュー抱っこして、それから・・・頭から食べちゃいましょうか?」

 

絵里香「無駄無駄ラッシュの次は、オラオララッシュの刑かな?」

 

真々子「マー君はどんな味がするのかしらね?」

 

絵里香「さぁ徹平、覚悟は出来てるかな?」

 

じりじりと寄る2人の母から逃げようとするが、階段で転んでしまった。

 

真人「い・・・いやああああああああ!!!!」

 

徹平「くそっ!!倒すしか無えな!!」

 

真々子「マー君!!今行くわ!!」

 

絵里香「徹平!!助けるわよ!!」

 

真人「まだ増えるのーーー!?」

 

徹平「いや違う!」

 

そこに現れたのは。

 

真人「っ!母さん!母さんなんだな!?」

 

徹平「母さん!!真々子さん!!」

 

真人「母さんこそが、間違い無く母さんだな!?」

 

徹平「2つの聖剣を持ってる・・・本物が現れたか!!」

 

真々子「そうよ!何だかお母さんだらけだけど、マー君なら分かってくれるわよね?」

 

真人「ああ!分かる!分かるぞ!母さんは母さんだ!俺の母さんだ!」

 

絵里香「徹平、私が本物だと分かってくれるわよね?」

 

徹平「当然だ!俺と母さんの親子の絆は嘘を吐かねえ!」

 

真々子「ええそうよ!だからここは、お母さんと絵里香に任せて?」

 

絵里香「徹平、改めて母親の実力を見せてあげるわ。」

 

真々子「よくもマー君と徹平君を怖がらせてくれたわね?」

 

絵里香「よりにもよって私達の顔と声をコピーするなんて、下劣の極みね。」

 

真々子「それでマー君と徹平君が私と絵里香の事が怖がったり嫌いになったりしたらどうしてくれるの?」

 

真人「俺達にどう思われるのかが一番の問題なのか?やっぱり母さんだ。」

 

徹平「いやそれは重要だぞ?」

 

真々子「もう絶対に許せないわ!私は私の全身全霊に懸けて、あなた達を叱ります!!」

 

絵里香「絵里香に叱られなさい!!」

 

真人「叱るだけ?」

 

徹平「チコちゃん?」

 

無数の真々子と絵里香は、本物の真々子と絵里香によって一瞬で成敗された。

 

 

 

 

成敗後、4人が階段を駆け上がる。

 

???「真人!!徹平!!真々子さん!!絵里香さん!!」

 

徹平「っ!ワイズ!ポータ!メディ!」

 

真々子「皆!!無事で良かったわ!!」

 

真人「罠を突破したんだな?」

 

ワイズ「まぁね!ママが何人も現れて『ちょっと休んで行きなさいよ〜。』なんて言ってくれたけどさ、あからさまに罠だし!連続魔で纏めてぶっ飛ばしてやったわよ!」

 

メディ「私の方も、大量の偽お母様をこう杖でパッカーンっと、気分爽快でしたよ!ウフフ。」

 

ポータ「えっと・・・じ、自分も全然大丈夫でした!何も可笑しな事はありませんでした!」

 

真人「そっかそっか!皆クリア出来て良かった!」

 

絵里香「メディちゃん、メディママさんへのムカムカが残ってたのかしら?」

 

メディ「真人君と徹平君の方も、大量の真々子さんと絵里香さんが?」

 

ワイズ「よくぶっ飛ばせたわねぇ〜。」

 

真人「いやそれがさぁ、母さんが・・・」

 

”ズドン!!”

 

徹平「何だ!?」

 

上から爆発音が響いた。

 

真人「上で爆発?でも真上って感じじゃなかったな。」

 

真々子「じゃあ、もう1つ上の100階かしら?」

 

徹平「兎に角行こう!」

 

絵里香「油断禁物よ!」

 

 

 

 

 

 

100階層。

 

アマンテ「どうして閉まるのよ!!開けなさいよ!!開けなさいってば!!」

 

閉ざされてる扉に何度も蹴りを入れてるアマンテを発見した。

 

真人「彼奴、本気で集団戦闘用ダンジョンのラスボスをソロ打ちしたのかよ?」

 

メディ「ありえない程の強さですね・・・」

 

アマンテ「・・・ん?あら?あなた達何時の間に?まぁ良いわ。頂上に到達出来ないのなら、直接対決で決着を付けるまでよ!」

 

真人「直接対決か・・・かなりキツそうだな・・・」

 

真々子「ポータちゃんは安全な所に隠れていてね?」

 

ポータ「は、はい!分かりました!」

 

アマンテ「賢者ワイズと癒術師メディだったかしら?あなた達にも散々な事を言われた借りを返しておかなきゃね。」

 

ワイズ「私は恨まれるような事を言った覚えは無いんですけど。」

 

メディ「事実を事実として言っただけですよ。」

 

真人「いや、2人は結構な事を言ってたと思うけど・・・」

 

徹平「おいアマンテ!最大の敵を母に持つ俺達に対して敵意を向ける気は無えのか?」

 

アマンテ「大好真人と橘徹平に関しては・・・そうね・・・特に思う所は無いけれど。」

 

真人「無いの!?」

 

徹平「あれま。」

 

アマンテ「取り敢えず、大好真々子と橘絵里香の息子と言う事で出来る限り敵視させて貰うわ!」

 

真人「母さん由来の敵視かよ・・・俺って本当何なんだよ・・・!!」

 

徹平「だったらそう思われながら俺は戦うぜ!グフフ。」

 

アマンテ「それじゃ、さっさと敗北なさい!!」

 

握ってる剣を上に投げた。

 

全員「?」

 

相手が気を取られてる隙に、アマンテが真人に急接近した。

 

真人「っ!?」

 

アマンテ「大好真人!まずはどうでも良いあなたから排除するわ!!」

 

メディ「バリアーラ!!」

 

真人「真面に喰らってたまるかよ!!」

 

バリアーラが真人を防御する。

 

アマンテ「無駄よ!!」

 

彼女の蹴りがバリアーラを破壊し、真人を蹴り飛ばした。蹴り飛ばされた真人が壁に激突した。

 

真々子「マー君!!」

 

アマンテ「大好真々子!!一撃で仕留めてあげるわ!!」

 

投げた剣を掴み、真々子に向けて落下する。

 

絵里香「真々子!!逃げて!!」

 

真々子「・・・!!」

 

徹平「ダメだ!パニックになってる!」

 

ワイズ「スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!ベント・タリアーレ!!更に!!ベント・タリアーレ!!」

 

連続風烈魔法で、アマンテを押し返す。

 

アマンテ「くっ!!小癪な・・・!!!」

 

ワイズ「ヘッヘーン!どうよ!!って、あれ?うわああ!!」

 

メディ「きゃあああ!!」

 

真々子「きゃあああ!!」

 

風烈魔法が突如起こって吹き飛ばされ、真人にぶつかった。

 

 

 

徹平「ワイズ!!メディ!!」

 

絵里香「真々子!!」

 

間一髪避けたこの2人。

 

 

 

メディ「ちょっとワイズさん!!私達までダメージを受けてしまったではありませんか!!」

 

ワイズ「ちゃんと狙い絞って撃ったわよ!!でも何か変な・・・」

 

メディ「そうですか。」

 

 

 

徹平「アマンテ!次は俺達の番だ!行くぞ!!」

 

ダッシュしてアマンテに急接近する。

 

アマンテ「橘徹平、次はあなたの番ね!!」

 

徹平「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!」

 

アマンテ「くっ!!」

 

無駄無駄ラッシュがアマンテの剣に連続攻撃して、アマンテを押す。

 

絵里香「徹平!私も行くわよ!WAAAAAAAAANNABEEEEEEEEE!!」

 

ティルフィングとクラウ・ソラスの連続突きでアマンテを押す。

 

アマンテ「くっ・・・!!中々の力ね!!でも無駄よ!」

 

徹平・絵里香「っ!」

 

何かに攻撃を受けた。

 

徹平「くっ!!」

 

絵里香「っ!!」

 

ガントブレスと聖剣で間一髪防いだ。

 

徹平「くっ・・・!」

 

絵里香「何なの今の・・・?」

 

 

 

真々子「メディちゃん、ワイズちゃん、言い合いをしてる場合じゃないわ!」

 

真人「そうだぞ2人共!喧嘩は後にして、今は戦闘に集中してくれ!彼奴はマジで強いぞ!」

 

立ち上がった4人が構える。

 

真人(今の、何か可笑しいな・・・)

 

メディ「私が魔法で攻撃します!賢者の癖に魔法を上手く扱えないダメ賢者さんは、私の戦い方をよく見て勉強して下さい。」

 

ワイズ「何よその言い方!!って言うか〜、ヒーラーに魔法攻撃なんて〜無理だと思うんですけど〜。出来ない事を言わないで欲しいんですけど〜。」

 

メディ「黙って見ていて下さい!!」

 

真人「おいメディ!!ちょっと待てって!!」

 

メディ「スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!モールテ!!」

 

死神魔法を発動。

 

 

 

徹平「っ!母さん避けろ!」

 

絵里香「っ!」

 

接近する死神を左右に避けてアマンテに当たらせようとしたが。

 

アマンテ「無駄よ!」

 

死神がアマンテの前に止まり、寝返った。

 

真人・真々子・メディ・ワイズ「え?」

 

徹平「死神が!?」

 

絵里香「寝返った!?」

 

死神が6つに分身した。

 

絵里香「来る!」

 

真人と徹平と真々子と絵里香は、異常状態の耐性を持つ防具を装備してる為無効化だった。しかしワイズとメディにはその耐性を持つ防具は無く、死神によって即死した。

 

真々子「あらまぁ!」

 

徹平「ワイズ!メディ!」

 

真人「お前ら何やってんだよ!?」

 

ポータ「ワイズさんとメディさんの防具には、異常状態への耐性が無いので、即死魔法を防げなかったのえす!」

 

真々子「ポータちゃん!頼めるかしら?」

 

ポータ「はい!今行きます!」

 

真人「おいアマンテ!お前ってさ、厄介な能力を持っていたりするよな?」

 

アマンテ「何の事かしら?私は母に反逆せし者。反発の化身であり、この身に宿しているのは逆らう力!即ち、攻撃を反射するパッシブスキルを持っているのよ!なんて、そんな事いちいち言うと思って?」

 

徹平「成る程な。だからワイズとメディの魔法を跳ね返したって事か。」

 

真人「ご説明どうも!」

 

真々子「マー君、ここはお母さんが攻撃するわね!」

 

真人「おい待て!今の話聞いてたか!?」

 

絵里香「あなた分かってるの!?」

 

真々子「大丈夫よマー君!絵里香!行くわよ!」

 

真人「行かないで!お願いだから止めて!」

 

行こうとする真々子を引っ張った。

 

真人「母さんの攻撃が反射されたら、俺達全滅余裕だから!」

 

真々子「あらまぁ・・・何だか照れちゃうわね・・・」

 

真人「照れてる場合じゃねえんですけど・・・」

 

アマンテ「フンッ!本当に困った母親よね。大好真人、橘徹平、あなた達もそう思うでしょ?」

 

真人「ま、まあな。お陰様で苦労させまくりだよ!」

 

徹平「母さんは強い。その事にちょっと不満あるけどな。」

 

アマンテ「そうよねぇ。だったら、私が大好真々子と橘絵里香を始末してしまった方が良いわよね?」

 

真人「はぁ?」

 

徹平「おい何言ってんだ!どこまで言ってねえよ!」

 

アマンテ「母親が居なくなれば、あなた達は自由。望む通りの冒険が出来るわ!」

 

真人「そ、それは・・・」

 

アマンテ「フッ。母親が居なくなれば、あなた達は邪魔されず、悔しい思いもする事無く、ゲーム内での生活を快く楽しめる。そうよね?」

 

真人「うっ・・・」

 

徹平「・・・・・」

 

ワイズ「真人!徹平!そんな奴の言う事に惑わされてどうすんの!しっかりしなさいよ!」

 

復活したワイズとメディ。ワイズが魔道書を取り出す。

 

真人「おい待て!アマンテは!」

 

ワイズ「やり方はある!目には目を!反射には反射!リフレクトだよ!」

 

アマンテ「スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!タチェーレ!」

 

沈黙魔法をワイズに浴びせた。

 

ワイズ「あんた剣士の癖に魔法使えるの!?」

 

アマンテ「だって私は魔法剣士だもの。当然使えるわ。」

 

メディ「はぁっ!!」

 

接近したメディが杖で殴ろうとしたが、アマンテが剣で防いだ。

 

メディ「っ!?」

 

アマンテ「私が受け止めなかったら、攻撃のダメージがあなたに跳ね返っていたわよ?」

 

そのままメディを投げ飛ばした。

 

メディ「きゃあああああ!!」

 

真々子「メディちゃん!」

 

絵里香「大丈夫!?」

 

アマンテ「大好真々子!橘絵里香!あなた達は分かってるの?あなた達の息子は、この世界でワクワクする冒険の日々を送るはずだった。仲間に頼られ、戦い、絆を紡ぎ、甘酸っぱい恋に胸を焦がす・・・そんな経験が出来たかも知れない。でもその全てが実現しなかった!大好真人と橘徹平にあった素晴らしい可能性を根刮ぎ奪ったのは・・・大好真々子と橘絵里香!母親のあなた達よ!」

 

真々子「っ・・・!」

 

絵里香「・・・・・」

 

アマンテ「理解したようね。それじゃあ・・・」

 

真人「止めろよ!」

 

徹平「手を出すな!」

 

アマンテ「・・・どうして邪魔をするの?あなた達は、あなた達の母親のせいで運命を狂わされた!大好真々子と橘絵里香のせいで何もかも可笑しくなった!」

 

徹平・真人「可笑しくなっても別に良いだろ!」

 

アマンテ「っ!?」

 

真人「俺達がやっているのは母親同伴の冒険。まだ誰も知らない未知過ぎる冒険だ!だから俺達自身でさえ、戸惑う事ばかり。端から見ている奴らは尚更思うだろうな。」

 

徹平「ゲームの世界に転送されたと思いきや、まさかの母親同伴だって事を最初は驚いた。息子である俺達よりも強く、俺達を差し置いて圧倒的な力を見せた。」

 

真人「学園にまで付いて来て、セーラー服にスクール水着、そんな物ばかりで。可笑しいよ。ああ、可笑しいさ。」

 

徹平「最初から可笑しい事ばかりだ。」

 

真人「母親に振り回されっぱなしで、本当もう散々だったよ。」

 

アマンテ「だったら!」

 

徹平「だがな!俺達はこの未知過ぎる冒険に心が躍った!」

 

真人「そう!俺もちょっとだけ思った!未だ嘗て誰も直面した事が無い状況にぶち当たって、正しい方法なんて何も分からないまま、それでも何とか乗り越えて行く。可笑しくて散々な母親同伴の冒険。これは、俺達だけの、俺達にしか出来ない冒険だ!だから、俺達は俺達のまま母さんと一緒に進めば良い!」

 

徹平「進む為に必要な物はここに全て揃っている!」

 

真人「これが俺達の答えだ!んでもって、さっきから黙ったままの人は、もしかして感動し過ぎて何も言えないのか?」

 

真々子「そうね・・・お母さん何だか胸がいっぱいで・・・何て言ったら良いか、ちょっと分からないわね・・・」

 

絵里香「こんなに感動したの久し振りね・・・私・・・あなた達と一緒で良かったわ・・・」

 

真人「まぁ、息子こそ活躍すべきであり、あまりでしゃばり過ぎないようにして貰って、その上で取り敢えず一緒に冒険すれば良いじゃねえの?」

 

徹平「俺はどっちでも構わねえが。一緒に冒険出来るなら文句は言わねえ。」

 

真々子「・・・ありがとう・・・」

 

絵里香「そうね・・・息子の活躍を拝見させて貰うわね・・・」

 

真人「よっしゃ。」

 

徹平「んじゃ、本当のラストバトルを始めるとするか!」

 

ワイズ「OK!」

メディ「ええ!」

ポータ「はい!」

 

真々子「ねぇマー君、お母さんからアマンテちゃんへ、一言だけ良いかしら?」

 

絵里香「私も良いかしら?」

 

真人「おう!ガツンと言ってやれよ!」

 

徹平「あんまりでしゃばりしない程度でな。」

 

真々子「うん。」

 

絵里香「ええ。」

 

真々子「アマンテちゃん、あなたはどうして母親を邪魔者扱いするの?」

 

絵里香「母親が嫌いと言う理由なの?」

 

アマンテ「そんな次元の話では無いわ。私は母親と言う存在そのものを認めていないの!私は心から望んでいる。この世界から母親が消える事を!」

 

真々子「本当にそんな酷い事を考えているのね?」

 

絵里香「分かったわ。」

 

2人は顔を俯いた。

 

アマンテ「っ?」

 

真々子「アマンテちゃん、私達は今とても怒っているわ。もしかしたら、アマンテちゃんにも事情があるのかも知れない。そう思うけど・・・」

 

絵里香「でも怒らずにはいられないわ!!」

 

2人は激怒し、人差し指を立てた。

 

真人「ちょっ!?母さん!!それはさっきの・・・!!」

 

ワイズ「真人は邪魔しない!!」

 

メディ「真々子さんと絵里香さんには何かお考えがあるようです!!」

 

徹平「だから邪魔すんな!」

 

真々子「私達はアマンテちゃんを叱ります!!」

 

絵里香「絵里香に叱られなさい!!」

 

真々子「覚悟は良いですか?」

 

アマンテ「叱る?この私が叱られた程度でどうにかなるとでも思っているの?無駄よ無駄!」

 

絵里香「でもそれはあなたの早計にしか過ぎない!!真々子!!」

 

真々子「ええ!行くわよ!!」

 

絵里香「せーの!」

 

真人「ちょっ!」

 

徹平「行け!」

 

真々子・絵里香「めっ!」

 

すると人差し指が光り、そこから巨大なビームが放たれた。

 

アマンテ「え!?」

 

ビームがアマンテを通り過ぎ、頂上への扉を破壊した。

 

ポータ「これは!相手の為だからこそダメな事はしっかり叱る!母性の最大放出、上級母親特殊スキル『母のめっ!』です!」

 

真人「でしゃばるなって言ったそばからでしゃばって出し過ぎだろ!!」

 

徹平「見たか!!これが俺達の母さんの力だぜぃ!!」

 

ビームが収まった。

 

真人「っ!母さんのアレに耐えた?」

 

徹平「見事にこんがり焼いたな。」

 

アマンテ「まさか・・・こんな強力な技を・・・!?しかも反射出来なかった・・・!?今の攻撃は一体!?」

 

真々子「今のは攻撃じゃないわ。私と絵里香は叱っただけよ?」

 

アマンテ「叱ると言う次元と言う何かではなかったでしょ!?」あなた達やっぱり滅茶苦茶過ぎる!!」

 

絵里香「ええそうよ!私は滅茶苦茶ですもの!」

 

アマンテ「真面に戦おうとした私がバカだったわ!!こうなったら!!」

 

徹平「おい待てよ!!」

 

ポータから貰ったロープを飛ばしてアマンテを捕縛した。

 

アマンテ「ちょっ!?」

 

徹平「母親をバカにしたツケの代金、払って貰うぜ!!」

 

そのまま上へ投げた。

 

アマンテ「うええええええ!?」

 

絵里香「ねぇ徹平、この辺り?」

 

徹平「そう、そこだ!」

 

徹平・絵里香「ここが一番・・・拳と剣を叩き込みやすい角度!!オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!オラァ!!!」

 

アマンテ「うぎゃあああああああ!!!」

 

オラオララッシュがアマンテに大ダメージを与えた。

 

徹平「やれやれだぜ。」

絵里香「やれやれね。」

 

アマンテ「ま・・・まだよ!!まだ打つ手はある!!」

 

起き上がったアマンテが扉の奥へ逃げ込む。

 

真人「彼奴まさか!!」

 

徹平「追うぞ!!」

 

 

 

 

 

 

タワーダンジョン・頂上。そこに『願いを告げよ』と表示されたモノリスがあった。

 

アマンテ「はぁ・・・はぁ・・・ここで願えば良いのね?」

 

真人「させるかよ!!こうなったら俺が先に願いを言ってやる!!えっと・・・えっと・・・!!!」

 

徹平「悩んでどうすんだ!!早く言えよ!!」

 

真人「分かってる!!」

 

アマンテ「この世界から・・・」

 

真々子「そうだわマー君!!初めて塔に入った時に、ワイズちゃんが言ってたわよね?」

 

アマンテ「母親達を・・・」

 

徹平「っ!!それだ!!生みたて新鮮な卵を人数分くれ!!!」

 

真人「お、おい徹平!!!!」

 

すると空から生みたて新鮮の卵が舞い降りた。

 

アマンテ「はぁっ!?」

 

徹平「っしゃ!!」

 

真々子「あらまあ!丁度卵を切らしていたからとっても助かるわぁ!明日の朝ご飯はこれでバッチリね。」

 

アマンテ「ち、違う!そうではなくて・・・!!」

 

するとモノリスが床に沈んだ。

 

アマンテ「えっ!あああ!!この世界から母親を消し去りなさい!!それが願いよ!!私の願いを叶えなさい!!」

 

しかしモノリスはアマンテの願いを聞かず、床に完全に沈んだ。

 

『今回のクエストは終了しました。次のクエストにご期待下さい。』

 

アマンテ「う・・・嘘でしょ・・・?こんな・・・こんな・・・これだから母親は嫌なのよーーーーーーー!!!!!!!うわああああああああん!!!!!!」

 

泣きながら去ったが、階段から転げ落ちた。

 

徹平「達者でなー!!」

 

真人「俺のツッコミ体質を直して下さい・・・・どうか直して下さい・・・・直してぇ・・・・」

 

泣きながら崩れた。

 

絵里香「徹平、卵の願いを言うなんて・・・」

 

徹平「真人がモタモタしてたし、アマンテが母親を消そうとしてたし、真々子さんの言葉で思い出したんだ。それに、母親手作りの飯は美味いしな!」

 

絵里香「くすっ。徹平は相変わらずね。」

 

徹平「ニヒヒ。」

 

 

 

 

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その夜、アマンテは馬車に乗ってる。

 

アマンテ「ああもう腹立たしい!それもこれも、全ては大好真々子と橘絵里香のせいよ!他の四天王に協力を求めるのは極めて不愉快だけど・・・待ってなさい大好真々子!そして橘絵里香!私達反抗組織リベーレが、あなた達を倒し、理想の世界を実現させるわ!」

 

 

 

 

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翌朝。

 

全員「頂きまーす!」

 

真々子「はい!召し上がれ!」

 

絵里香「沢山食べてね!」

 

真人「はぁ・・・これが徹平が言った願いの成れの果て・・・今回の報酬かよ・・・」

 

徹平「昨日の真人の怒りのフィルマメントは強烈だったなぁ〜。すまん真人。」

 

額に包帯が巻かれてる。

 

真人「いや・・・アマンテの願いを阻止した事はお手柄だったけど・・・」

 

徹平「どうやら今回でしゃばったのは俺の方だったな。もぐもぐ。美味え!」

 

シラーセ「私としては真人君が咄嗟に『お母さんのパンティーおーくれ!』と叫んで頂くのでも良かったのですが・・・まぁ何にせよ、敵の野望を阻止出来て何よりです。さて、この度もお疲れ様でした。流石勇者様御一行。見事なご活躍でしたね。」

 

真人「どうもです。っと言うか今回の件って、何だったんですかね?」

 

シラーセ「未だ詳しい情報は降りて来ていないのですが・・・」

 

彼女はあの宝石をテーブルに置いた。

 

徹平「この宝石は!」

 

ワイズ「あ!それってママが使ってた!」

 

メディ「お母様の杖にも付いていた宝石ですわね!」

 

シラーセ「此方はアマンテさんが使用していた闇色アイテムです。破損していない状態の物を確保するのはこれが初めてですので、徹底的に調べさせて頂きます。っが、皆さん薄々お気付きかもしれませんが、母逆のアマンテは反抗組織リベーレ・四天王の1人。」

 

徹平・真人「っ!」

 

シラーセ「四天王と言う事は・・・」

 

ポータ「後3人敵さんが居ると言う事です!」

 

シラーセ「と言う事で、まだまだ皆さんには頑張って頂きたいと思っております。」

 

真人「えっと・・・それはつまり・・・」

 

シラーセ「反抗組織リベーレを倒すべく、新しいクエストをご用意しましたとおシラーセ致します!!」

 

真人「って事ですよね・・・」

 

徹平「あれま。」

 

 

 

 

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海辺の町・チャンカーを後にした一行。

 

真々子「ねぇマー君、クエストも大事だけど、出来ればもう少しゆっくりしたかったわね。」

 

絵里香「そうよ。素敵な町だったのに。」

 

真人「いやいやいや・・・こんな所何時までも居られないから・・・」

 

 

 

 

あの時。

 

ポッチ『どうだ!凄えだろう!!お前らの塔制覇を宿し、救われた俺達の感謝も込めたモニュメントだ!!』

 

チャンカーには勇者御一行のブロンズ像が立てられていた。

 

 

 

 

今に至る。

 

真人「恥ずかし過ぎる・・・」

 

徹平「え〜?俺は良かったと思うけど〜?」

 

真人「お前は何時もマイペースだな・・・」

 

徹平「それが俺さ。悪いか?」

 

ワイズ「でさでさ、やっぱ私が言った通りになったでしょ?この調子で次のクエストの展開も予知しちゃおうかな〜?」

 

メディ「浮かれる気持ちも分かりますが、自惚れは程々にした方が良いですよ?」

 

ワイズ「あ、超絶賢者である私に嫉妬〜?」

 

メディ「毎回毎回魔法封じを喰らう超絶賢者様への忠告です。」

 

ポータ「ワイズさん!メディさん!ママさんと絵里香さんが作ってくれたタマゴボーロとっても美味しいです!あっ!あわわわわ!」

 

躓いて転んだ。

 

絵里香「ポータちゃん大丈夫?ほら、タマゴボーロは無事だよ?」

 

ポータ「ありがとうございます!」

 

真人「あはは・・・」

 

徹平「賑やかで良いな〜。」

 

真々子「あ!そうよね!そう!マー君はお母さんと一緒に先に進みたいって、そう言ったわよね?お母さんと一緒が良いのよね?」

 

真人「ああ、うん・・・割とそんな感じもあるかな・・・」

 

真々子「やっぱり!マー君の方からそう言ってくれるなんて、何だか夢みたいだわ!」

 

息子の腕を抱く。

 

真々子「それじゃあマー君、これからもお母さんと一緒に冒険しましょうね?お母さんと仲間達で、大大大冒険よ!」

 

母の光が発動。

 

ワイズ・メディ・ポータ「おー!」

 

徹平・絵里香「おー!」

 

真人「何言ってんだよ・・・俺は・・・今のは方便だからな?飽く迄方便だぞ?」

 

徹平「おいおい素直じゃねえな〜真人君〜。」

 

真人「おい、昨日の続きでもやろうか?」

 

徹平「今度は無傷で耐えてやるよ!」

 

真人「・・・でもまぁ、これが俺達の冒険だよな。」

 

彼らの大冒険は、まだまだ続く。

 

『THE END』




         キャスト

     大好真々子:茅野愛衣
      大好真人:石谷春貴

      橘絵里香:長妻樹里
       橘徹平:上村祐翔

       ワイズ:鈴代紗弓
       ポータ:原田彩楓
       メディ:Lynn
      シラーセ:新井里美

      アマンテ:藤原夏海
       ポッチ:小山剛志

次回特別編「波打ち際のお母さんは好きですか?」
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