通常攻撃が全体攻撃って・・・俺らより強くね?   作:naogran

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真々子・絵里香「お・か・あ・さ・ん面接!」

真人(そう言った母さんと絵里香さんが、俺が悩みに悩んで選んだ仲間候補の3人を。)



1人目は重騎兵ルシェラ。

ルシェラ「趣味は、敵に好きなだけ攻撃させた後、受けた痛みを倍返しにしてオーバーキル!」

真人「うんうん。」

徹平「えげつないが、その分頼りになるかもな。」

真々子「鬼畜な重騎兵さんね。」

絵里香「ごめんなさいけど、不採用。」




2人目はシーフのトリノ。

トリノ「趣味は分捕り!一発ボコッてアイテム獲るのチョー楽しい!!」

真々子「悪い盗賊さんね。警察に通報しましょう。」

またもや不採用。




3人目はエルフのサリーテ。

真々子「エルフの神官さん・・・エルフって何かしら?」

エルフの言葉が理解出来ない理由で不採用。

絵里香「え、即不採用?」




真人(容赦無く全員不合格にした。)

徹平(真々子さんの思考が分からない。だがそして。)




4人目の面接。

???「よ・・・宜しくお願いします!!」

絵里香「まぁまぁ落ち着いて?お名前は?」

ポータ「自分はポータです!テストプレイヤーです!」

真人「俺達と一緒だな!」

徹平「おぉ!」

真々子「ポータちゃんは、どんな事が出来るのかしら?」

ポータ「はい、自分の職業は商人なので、基本スキルとして買い物や宿屋を利用する時に、割引が発生します!」

絵里香「割引スキル!良いスキル持ってるのね!」

真々子「ポータちゃんは、歩くクーポン券なのね!」

徹平「歩くクーポン券って・・・」

絵里香「他に何か無いかしら?」

ポータ「はい!後、初回特典として貰った商人専用のこのバッグで、重さ大きさ問わず、300個のアイテムを纏めて管理出来るパーティストレージが使えます!」

徹平「めっちゃ良いじゃん!」

真々子「便利な収納道具ねぇ〜!布団圧縮袋で喜んでた自分が悲しくなってくるわぁ・・・」

真人「・・・・・」

ポータ「後後!アイテムを調べるスキルと、アイテムを作るスキルも覚えています!」

真人「おぉ!鑑定スキルにアイテムクリエイションまで!」

絵里香「まるでマインクラフトね!」

ポータ「・・・あ、あの。」

真々子・真人「ん?」

徹平「どうかしたのか?」

絵里香「言ってみてごらん?」

ポータ「自分は非戦闘で登録したので、戦闘は出来ません・・・でも!その分出来る事は一生懸命します!頑張ります!!」

真々子「ねぇマー君。もうお母さんの気持ちは決まっているけど?」

真人「そうだな、俺も異論は無い。」

絵里香「徹平はどう?」

徹平「あぁ、疑問や不審点は無い。」

4人が頷いた。

真人「じゃあ。」

徹平「そんな訳で。」

絵里香「ポータちゃん。」

真々子「うちへお嫁にいらっしゃい。」

お嫁として採用。

ポータ「はい!自分、お嫁さんになります!!」

真人「バッチコーイ!!ってそうじゃなくて仲間!!」

徹平「ポータは仲間だからな!!」

絵里香「賑やかになりそうね。」


2話「女子ばっかなのは偶然だ。誤解するな。笑顔でこっちを見るな。」

真人「さてと・・・」

 

徹平「ん?おい真人、気になる奴見付けたぞ。」

 

真人「え?見せてくれ。」

 

徹平「ほい。」

 

気になる登録書を見せる。

 

真人「これは・・・」

 

真々子「ワイズちゃん?15歳の女の子ね。」

 

絵里香「賢者?凄い職業じゃない。」

 

ポータ「はい!攻撃魔法も回復魔法も使える凄い職業の人です!」

 

徹平「ワイズ・・・賢者・・・あぁ、賢者は英語でワイズマンだからワイズって名前か。」

 

絵里香「ワイズレディー?」

 

徹平「ブッ!」

 

真々子「私を選ば無いと、即死魔法を連続魔するわよ!ですって。」

 

徹平「備考がエグいな・・・」

 

真々子「連続魔って何かしら?」

 

ポータ「えっとですね、かくかくしかじかで・・・」

 

絵里香「はらはらほれほれ・・・」

 

2人が真々子に連続魔について説明する。

 

真人「ん〜、能力的には良い感じだけど・・・徹平はどう思う?」

 

徹平「まぁ能力はお前と同意見だけど、見た目からして性格がキツそうだ。」

 

真人「だよな、面倒臭そうな気配がする。此奴は多分、所構わず魔法をぶっ放して、仲間も建物も地形も吹き飛ばして高笑いを上げるような・・・」

 

徹平「おまけに上から目線で他の奴らを見下しそうだ。嫌な性格だなぁ・・・」

 

真人「勇者としての俺の勘が、そう言っている。と言う事で却下。」

 

徹平「はいゴミ箱ポ〜イ。」

 

登録書をくしゃくしゃにしてゴミ箱へ投げた瞬間、登録書が一瞬で元に戻り、真人の前まで戻った。

 

真人「な、何だ?」

 

徹平「急に戻ったぞ?」

 

真人「・・・・」

 

再びくしゃくしゃにしたが、また戻った。

 

真人「うおっ!?このこのこのこの!!!」

 

またまたくしゃくしゃにするが、またまた戻った。

 

真人「うおっ!?」

 

徹平「そっちがその気なら・・・おい真人貸せ。」

 

登録書を徹平に貸す。

 

徹平「こんにゃろ!ぐちゃぐちゃになりやがれ!!」

 

登録書をくしゃくしゃにして床に投げ付け、両足で踏ん付けた瞬間。

 

???「いったーーーーい!!!」

 

徹平「へ!?」

 

???「何すんのよ!!このバカーーーーーー!!!!!」

 

登録書が光り輝いて爆発した。そしてそこに現れたのは・・・

 

 

 

 

 

 

賢者のワイズだった。

 

 

 

 

 

 

真人「人間になった!?」

 

ポータ「書類の人です!魔法で変身していたみたいです!」

 

徹平「登録書に変身してたのかよ!?だからクシャクシャしても元通りになったのかよ!?ってかペーパーマリオ!?」

 

ワイズ「ざけんじゃないわよ!!こっちが大人しくして居れば好い気になって!!この私をコケにしてくれた事、きっちりお礼させて貰うわ!!」

 

右手から、魔法の本を出した。

 

ワイズ「スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!トランスポート!!」

 

真人「ちょ!?待って!!」

 

徹平「俺まで!?ちょいーーー!?」

 

移送魔法のトランスポートで、真人と徹平を何処かへ移送させた。

 

 

 

 

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外へ移転された真人と徹平は。

 

徹平「ここは・・・グヘア!?」

 

突然誰かに蹴られた。

 

真人「う・・・ん・・・?」

 

目を開けるとワイズが立っていた。

 

ワイズ「フン!」

 

真人「ぐはっ!?」

 

彼女は真人の顔面に蹴りを入れた。さっき徹平を蹴ったのもワイズである。

 

ワイズ「随分と大人しく蹴られて、踏まれたわね。そう言う潔さは褒めてあげても良いわ。」

 

真人「これでお互い様って事で・・・」

 

徹平「何か悔しくも何とも無いな・・・」

 

ワイズ「風が気持ち良い〜。」

 

ここは、気持ち良い風が吹く丘。

 

ワイズ「ここって、私のお気に入りの場所なの。」

 

真人「知らねえよ!どうでも良いよそんな事!っと言うかもうこの辺で許してくれませんか?」

 

ワイズ「大事な話が始まる雰囲気を理解しなさいよ。」

 

徹平「此奴を踏ん付けてる時点で雰囲気が台無しな気がするんだけど?」

 

ワイズ「何よアンタまで。まぁ良いけど。」

 

足をどかせた。

 

真人「賢者のワイズだよな?んで、ご用件は何だよ?」

 

徹平「連続魔で俺達をぶっ殺すとか何かか?」

 

真人「書類に変身していたのはサプライズ狙いか?」

 

徹平「俺達の仲間になりたいが故に、渾身のアピールを俺達に示したかったとか?」

 

ワイズ「何故!?うっ・・・ま、まぁ・・・簡単に言っちゃえばそうなんだけど・・・」

 

真人「了解した。」

 

ワイズ「え?」

 

真人「だったら早速面接だ。ホラ、まずは座れって。」

 

徹平「面接しないと、話が進まねえぞ?」

 

ワイズ「・・・・」

 

2人の間に座った。

 

真人「え?ちょ、近くないか・・・?」

 

ワイズ「あ・・・あ、アンタがここに座れって言ったんじゃない!!離れなさいよ!!」

 

徹平「ツンデレな上に理不尽だな。」

 

ワイズ「う、五月蝿いわね!!」

 

 

 

 

 

 

冒険者ギルドでは。

 

シララセ「申し訳ありません、残念ながら、ご子息の行方を掴む事が出来ませんでした・・・」

 

絵里香「そう、ですか・・・」

 

真々子「マー君・・・」

 

ポータ「ママさん!絵里香さん!大丈夫です!だって真人さんは勇者で、徹平さんは格闘家ですから!」

 

真々子「えぇ・・・そうね。私と違って、通常攻撃で単体攻撃で1回攻撃だけど、きっと大丈夫!」

 

絵里香「徹平も、真人君と同じ通常攻撃で単体攻撃で1回攻撃だけど、大丈夫!」

 

真々子「でもね・・・何か良くない事が起きそうな気がするの・・・例えば、マー君が他の誰かと仲良くなって、お母さんを置いて、その人と旅に出ちゃうとか・・・!」

 

絵里香「そこまで心配性・・・?」

 

シララセ「フム、それは非常に良くないですね。ならば・・・」

 

 

 

 

 

 

丘の上では。

 

ワイズ「私もテストプレイヤーとして参加したんだけどさ、そっちは今の状況の事どれくらい分かってる?」

 

真人「取り敢えず、ゲームの中に放り込まれたって事は分かったけど・・・何で母さんまで一緒に付いて来たのかが疑問のままって所だな。」

 

徹平「俺も最初から気になってた。母親同伴の理由は何なのかを。」

 

ワイズ「だったら私が教えてあげる。」

 

徹平「知ってるのか?」

 

ワイズ「どうして母親同伴なのか。それはね、このゲームが・・・」

 

 

 

M-ママの

M-ママによる

M-ママのための

M-ママと

M-息子もしくは娘が

O-大いに仲良くなるための

R

P-ロールプレイングゲーム

G

 

 

 

ワイズ「だからよ。」

 

徹平「ほえ?」

 

真人「いや、何言ってんのお前・・・?巫山戯てる?」

 

ワイズ「・・・わ、私は本当の事を言ってるだけだから!!取り敢えず聞きなさいよ!!さもないと即死魔法と蘇生魔法を連続魔するわよ!!私の魔力が続く限り、殺して生かして殺して生かすわよ!!」

 

徹平「面倒臭い拷問だなぁ・・・」

 

真人「最終的に生かしてくれるなら、まあ良いような気がするけど・・・分かった。ちゃんと聞くから、話を続けてくれ。」

 

ワイズ「・・・このゲームは、親子が一緒に冒険して仲良く事を目的として作られてる。だから親子2人1組で転送されて、さぁ一緒に冒険しなさいって事になってる訳。一体何がどうなってこのゲームが作られたのか、詳しくは知らないけど。1つだけ確かなのは、クリア条件を満たさないと元の世界に戻れないって事。」

 

真人「おいおいマジかよ・・・!?」

 

徹平「っで、そのクリア条件ってのは?」

 

ワイズ「親子が仲良くな事よ。」

 

徹平「親子が仲良くなる事か。」

 

 

 

 

 

 

シララセ「良いですか真々子さん?このゲームの決め手は親子の絆です。真々子さんと真人さんの絆を強く信じ、大地に呼びかけるのです。母なる大地の母。真々子さんの気持ちを察し、その願いに応えてくれるはずです。多分!!」

 

絵里香「いや、多分って・・・」

 

 

 

 

 

 

ワイズ「私も最初はママと一緒に旅してたんだけどね・・・途中で喧嘩別れをして、それで独り。お陰で私はクリア不可能。この世界に閉じ込められたって訳。」

 

真人「もしかしてお前、俺達親子がクリアする時に便乗して元の世界に戻ろうとしてるのか?」

 

ワイズ「そう。私もアンタ達のママの子供って事にして貰ってね〜。」

 

真人「お前・・・」

 

ワイズ「デュフフフフフフ。」

 

真人「めちゃめちゃ腹黒い顔してんぞ・・・?」

 

徹平「悪い顔してんな・・・」

 

 

 

 

 

 

冒険者ギルドでは、真々子がテラディマドレを天に掲げた。

 

真々子「母なる大地よ!貴方も母なら、私の気持ちも分かるわよね?私は息子の交友関係を口出ししたい訳じゃないの。」

 

 

 

 

 

 

徹平「なぁワイズ、単刀直入に言うんだけど、お前が母と喧嘩したなら、すぐ仲直りすれば良いだけの話じゃねえのか?」

 

ワイズ「うっ・・・・!」

 

 

 

 

 

 

真々子「ただお母さんとも、ちゃんと仲良くしてねって言いたいだけなの!」

 

するとテラディマドレが光り輝いた。

 

絵里香「凄い!光った!」

 

真々子「この気持ちが分かってくれるのなら、どうか!マー君と徹平君の居場所を教えて!」

 

 

 

 

 

 

ワイズ「そんなの無理!絶対無理に決まってんじゃん!!」

 

徹平「それだけで諦めんのか?」

 

ワイズ「・・・・」

 

徹平「お前のお袋さんも、心の中で悪い事をしたって思ってるかも知れねえだろ?無理だからって、それだけで諦めんのか?」

 

ワイズ「あ、アンタに私の何が分かるってのよ!」

 

徹平「確かに分からない。けど、何時までも喧嘩別れするってのはつまらない。」

 

ワイズ「・・・・・」

 

すると地響きが起こった。

 

真人・徹平・ワイズ「え!?」

 

3人が座ってる地面が飛び始めた。

 

真人・徹平・ワイズ「うわああああああああああ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

真々子「あらあら、あんな所に居たのね。」

 

シララセ「ほほう、本当に出来ましたか。」

 

絵里香「随分、手荒に発見出来たのね・・・」

 

真々子「何故かしら?私は今、とても重大な戦いに勝てた気分だわ。ウフフ。」

 

絵里香「良かったね。」

 

”パッパラー”

 

絵里香「この音って?」

 

シララセ「今ので、真々子さんは行方が分からなくなった息子と徹平さんの居場所を見付け、尚且つ、そこにある状況を問答無用で中断させる補助スキル『母の牙』を覚えた事をおシララセします。」

 

絵里香「何そのスキル名?毒親?」

 

 

 

 

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独房。

 

ワイズ「ねぇ!これって可笑しいでしょ!?何で私が捕まってんの!!!」

 

何故かワイズが独房送りになっていた。

 

真人「転送先でのアレが、俺と徹平に対してのPK未遂って事っぽいぞ?」

 

徹平「無抵抗な俺達に暴力を振るった罰って訳だ。」

 

ワイズ「ちょっと顔面踏み付けて、腹に蹴りを入れただけじゃん!!って言うかそっちだって!!」

 

真人「俺は人間。」

 

徹平「そしてお前は書類に変身してただろ?」

 

真人・徹平「よって俺達はセーフ。」

 

ワイズ「はぁぁぁ!?いいからこっから出せーーーー!!!」

 

真々子「ワイズちゃん、良いかしら?」

 

絵里香「話があるの。」

 

ワイズ「え?」

 

真々子「大体の事情は、マー君と徹平君から聞いたんだけど、ワイズちゃんを私の娘にする事は出来ないわ。」

 

絵里香「私も、貴方の母親になるのは不可能よ。」

 

真々子「でも、仲間として一緒に冒険するのは大歓迎よ?」

 

ワイズ「え・・・?」

 

真人「要するに、一先ずここから連れ出して、旅先でお前の母親に会ったら、お節介焼いて仲直りさせる気なんだよ。だろ?」

 

真々子「大正解!やっぱりお母さんとマー君は親子ね!以心伝心!」

 

ワイズ「何よそれ!!そんな事頼んでない!!」

 

徹平「じゃあここで終身刑で牢獄生活するか?」

 

ワイズ「そんなの御免よ!!」

 

徹平「じゃあお袋さんと仲直りするか?」

 

ワイズ「あんな最悪なのと仲直りする位なら・・・この世界を破壊尽くした方が全然マシよ!!」

 

絵里香「ありゃ〜、ラスボスになり兼ねない展開ね〜。世界の破壊者。」

 

徹平「おのれワイズ。」

 

ワイズ「フンッ!」

 

徹平「どうする?」

 

真人「あれしか無いな。」

 

徹平「だな。なぁワイズ。」

 

ワイズ「何よ!」

 

徹平「お前の持つ最強の魔法があれば、俺達のパーティは愕然とパワーアップするんだ。」

 

ワイズ「うっ!?」

 

徹平「もし俺達の仲間になってくれるなら、ここから出してやるよう頼んでみる。そして、俺達はお前の頼もしい魔法があればとても心強いんだ。だからここは一つ・・・」

 

ワイズ「私の力がどうしても必要って事ね!?ふふ〜ん、そう言われたらしょうがないわ〜。分かったわ!アンタ達の仲間になってあげる!」

 

真人「よし!パーティは取り敢えずこの4人で行ってみるか!」

 

徹平・絵里香(チョロい。)

 

2人は密かにサムズアップした。

 

 

 

 

 

 

6人パーティとなった真人達は、ダンジョンの入り口の穴の前に立った。

 

真々子「これがダンジョン?マー君、本当にここに入るの?」

 

真人「あぁ。ダンジョンでモンスターを倒して金を稼ぐ!」

 

徹平「そして稼いだ金で防具や武器を買い、更に飯を食う!」

 

ワイズ「冒険者の基本よね。」

 

ポータ「はい!モンスターの体内にあるジェムは、種類によって燃料になったり材料になったりするので、もれなく換金所で買い取って貰えます!」

 

真々子「そうね。化粧水も残り少ないし、お母さん頑張らなきゃ!」

 

すると真々子が立ってる地面が崩れ始めた。

 

真々子「あら?」

 

徹平・絵里香「なっ!!」

 

ポータ・ワイズ「あっ!!」

 

真人「ちょっと待って!!」

 

咄嗟に真人とワイズが真々子の胸を掴んで落ち、ポータも続いて落ちた。

 

真人・真々子・ポータ・ワイズ「うわあああああああああ!!!!」

 

絵里香「真々子ーーーーー!!!」

 

徹平「真人ーー!!ポーターー!!ワイズーー!!」

 

4人はダンジョンの奥深くまで消えて行ってしまった。

 

絵里香「どうしよう・・・落ちて行っちゃった・・・」

 

徹平「彼奴らの安否が心配だ・・・」

 

絵里香「徹平、行きましょう!」

 

徹平「ああ!」

 

絵里香「でも危険だから、ポータちゃんから貰ったロープで降りよう!」

 

ロープを木で固定して、徹平、絵里香の順にダンジョンへゆっくり降りて行く。

 

絵里香「徹平ー!モンスター居るー?」

 

徹平「大丈夫!居ない!」

 

 

 

 

 

 

その頃、ダンジョンに落下した真人達は。

 

真々子「皆大丈夫?」

 

ポータ「自分は大丈夫です!」

 

ワイズ「私も・・・!」

 

真人「いてててて・・・・」

 

真々子「マー君?マー君何処!?」

 

周りが真っ暗で見えない。

 

真々子「暗くて良く見えないわ!何処なのマー君!?」

 

真人「待て待て!無闇に動くな母さん!おいワイズ!取り敢えず灯りを出す魔法とかで明るくしてくれ!!」

 

ワイズ「え!?ああ、いや、そう言う魔法はその・・・何て言うか・・・・・」

 

真人「使えないのか・・・ったく残念な奴だなぁ!」

 

ワイズ「くっ!」

 

真人「ならここはポータ!明るくなりそうなアイテムは!?」

 

ポータ「す、すみません!実は落っこちた時にバッグを落としてしまったみたいで!!」

 

真人「マジか・・・」

 

ポータ「すみません!本当にすみません!役に立たない自分で本当に・・・・・う・・・うぅ・・・・」

 

真人「いやいや!泣かなくていいぞ!落としたのはしょうがない!必要な魔法が使えない賢者より全然大丈夫だぞ!」

 

ワイズ「私との扱いの差酷くない!?」

 

ポータ「ごめんなさい・・・うぅ・・・・」

 

真々子「ポータちゃん、大丈夫よ!失敗なんて誰にでもあるわ!」

 

ポータ「ママさん・・・」

 

真々子「一緒に元気出して行きましょ!エイエイオー!!」

 

すると真々子の体が光輝き始めた。

 

真々子「ん?」

 

ワイズ「え?」

 

ポータ「ん?」

 

真人「ちょ!?母さん光ってる!?」

 

真々子「・・・?」

 

”パッパラー”

 

ポータ「ママさんが、母親特殊スキル『母の光』を習得した様です!」

 

ワイズ「あぁ〜、そう言えば私のママもちょいちょい光ってたっけ。」

 

真々子「えへっ。」

 

そこに徹平と絵里香が着地した。

 

徹平「おい皆大丈夫か?って真々子さん!?何の光!?」

 

絵里香「真々子!?何か光ってるけど、スパークボムにでもなったの?」

 

ポータ「ママさんが母の光を習得したんです!」

 

徹平「それって、周囲を明るくする特殊スキルか何かか?」

 

ポータ「はい!」

 

絵里香「真々子、私より徐々に上達してない?」

 

真々子「そうかな〜?」

 

事態は収束し、一行はダンジョンを進む。

 

 

 

 

ダンジョン先にある神殿。

 

真々子「ここは明るいのね。」

 

徹平「神殿のステージか。」

 

真人「モンスターが出る気配がプンプンだなぁ。」

 

するとそこに。

 

真人「スライム!!」

 

無数のスライムが現れた。

 

徹平「出たなスライム!しかも大量に!」

 

絵里香「これってドラクエ?」

 

ワイズ「何匹湧いて出ようが雑魚は雑魚!超余裕!」

 

絵里香「ねぇ徹平、何か嫌な予感が・・・」

 

徹平「あ、母さんも?」

 

ワイズ「ここは私の力を見せ付けてあげるわ!」

 

徹平「おいワイズ!待て!」

 

ワイズ「何よ?」

 

徹平「そんな言葉を言ってると何が起こるか分かってるのか?」

 

ワイズ「そんなの知らないわよ。ってか邪魔しないでよ!」

 

徹平「おい止めろ!」

 

ワイズ「スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!」

 

詠唱を唱えた瞬間、スライム達が黄緑色の衝撃波を発射した。

 

真々子「何かしら?今の。」

 

徹平「これってまさか・・・」

 

ワイズ「何・・・だと・・・?」

 

先程の衝撃波を喰らったワイズが固まってしまっていた。

 

真人「やる気出した途端にそれか・・・」

 

徹平「フラグ回収・・・」

 

ポータ「ワイズさんが魔法を封じられています!!」

 

真人「うん、分かってる。分かってるから言ってやるな。ポータ。」

 

ポータ「はっ!」

 

徹平「これで分かっただろ?そんな言葉を言った途端にフラグ回収が生じると。」

 

絵里香「ゲームの中の基本中の基本よ?」

 

ワイズ「うぅぅ・・・・・・」

 

真々子「お母さんが頑張るわ!!えい!!」

 

テラディマドレを振ってストーンエッジを発動。スライム達が串刺しされて消滅した。

 

絵里香「真々子に負けてられないわね!」

 

ダッシュしてティルフィングを振って、残りのスライム達を斬り裂いた。スライム達が倒され、ワイズの魔法封じが解除された。

 

ワイズ「あっ。」

 

ポータ「ワイズさんの魔法封じが解除されました!」

 

真人「取り敢えず無かった事にしてやろう。」

 

ワイズ「うぅぅ・・・」

 

ポータ「ん?あ!」

 

スライムが倒され、ジェムが出現した。

 

ポータ「ジェムの回収は自分に任せて下さい!うんしょ。うんしょ。」

 

ジェムを回収する。

 

真人「うん。何とも愛らしいな〜。」

 

徹平「可愛いな。」

 

真々子「子リスさんみたいね。」

 

絵里香「風のタクトのマコレみたいね〜。」

 

ワイズ「って言うか、真々子さんの火力と絵里香さんのパワー半端ない?」

 

”パッパラー”

 

ステータスが表示された。

 

絵里香「あ、レベルアップしたのね。」

 

真人「おぉ、レベルアップするとこんな感じか〜。基本ステータスは自動的に上昇で、SP獲得。」

 

 

 

 

ポータ「おしまい。」

 

ジェムの回収を終えたポータ。すると彼女の後ろに1匹のスライムが落ちた。

 

ポータ「ん?え?」

 

上を見ると、無数のスライム達が落ちて来た。

 

ポータ「わああああああ!!!」

 

 

 

 

徹平「うへぇ〜!こんなに大量!?」

 

絵里香「もう無双シリーズじゃないんだから!」

 

ワイズ「今度こそぶっ飛ばす!!」

 

絵里香「ワイズちゃん!それも待って!!」

 

ワイズ「スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!!」

 

だがまた魔法封じを喰らってしまった。

 

ポータ「ああ!またワイズさんがうぐっ?」

 

言ってる最中に真人に口封じされた。

 

真人「言ってやるな。」

 

真々子「あら?マー君、徹平君、絵里香見て。」

 

スライム達が集まり、巨大化した。

 

真々子「あんなに小さかったのに、大きくなっちゃったわ!」

 

徹平「ルイージマンションのジャンボテレサかよ!?最初トラウマだったけど。」

 

ジャンボスライムがスライム弾を連射した。

 

徹平「母さん!!」

 

絵里香「おっと!!」

 

ジャンプして避けたが、1個のスライム弾が直撃した。更に連射したスライム弾の先に真々子が。

 

真人「母さん!!危ない!!」

 

だが真人が真々子と押して回避させた。1つのスライム弾が真々子に直撃した。

 

真人「母さん大丈夫か!?」

 

真々子「あ、あら?」

 

すると真々子の服が溶け始めた。

 

真々子「あらあら?あらあらあら?あらあらあらあら?」

 

更に下着も溶かされてしまった。

 

真人「何事!?俺の服は全然溶けてないのに!?お、おわあああ!!!」

 

スライムで両手が滑って、顔面が真々子の胸に。

 

徹平「まさかあのスライム・・・女性の服だけを溶かすスライムかよ!!母さんは!?」

 

絵里香「ごめんなさい徹平、私も。」

 

既に上半身の下着まで溶かされていた。

 

徹平「ちょいちょいちょい!?」

 

真々子「ひゃん!だ、ダメよマー君!お母さんとマー君は親子!幾らお母さんの事が大好きだからって!」

 

真人「何言ってんだアンタ!巫山戯てる場合かよ!!」

 

真々子「だってお母さんグチョグチョだもの!!マー君!お母さんグチョグチョ・・・グチョグチョなの!!」

 

真人「いいから落ち着けええええ!!もうそれ以上喋るなあああああ!!!」

 

転がって退いた。

 

徹平「っ!!」

 

ジャンボスライムが再び真々子に向かってスライム弾を連射した。

 

徹平「真々子さん!!」

 

ガントブレスを光らせて、徹平が真々子の前に立つ。

 

徹平「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」

 

ラッシュスキルでスライム弾を残らず粉砕した。

 

徹平「真々子さん!今の内に逃げろ!」

 

真々子「え・・・ええ!!」

 

徹平「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」

 

言われて逃げる真々子だが、1発のスライム弾を逃してしまった。

 

徹平「しまった!!」

 

そのまま真々子に直撃した。

 

真々子「ひゃん!!」

 

真人「また母さんかよ!?」

 

真々子「もう許して・・・!これ以上はダメ・・・!お母さん今日Tバックだから!」

 

真人「その情報いらんわああああああ!!」

 

絵里香「あ、私もTバックだった。」

 

徹平「いらねえ情報言うな!!」

 

そして、真々子の服が完全に溶けてしまった。

 

真人「息子の視界に入ってはいけない何かが・・・!!」

 

徹平「幼馴染みの視界に入ってはいけない何かが・・・」

 

ワイズ「スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!レント!!」

 

鈍化魔法で、ジャンボスライムの動きを遅くさせた。

 

徹平「動きが鈍った!」

 

真人「お前、魔法を封じられたんじゃ!?」

 

ワイズ「フフ〜ン。私位の高レベル賢者になると、溢れんばかりの魔力で争ってやれるのよ!」

 

ポータ「自分が魔法封じを解除するアイテムをお渡ししました!遅くなってすみません!」

 

真人「良くやったぞポータ!」

 

徹平「あぁ!残念レベルの賢者より超有能だ!さてと。」

 

真人「逃がすか!」

 

フィルマメントを握る。

 

徹平「覚悟しやがれ!」

 

両腕を構える。

 

絵里香「この屈辱、そっくり返してあげる!」

 

ティルフィングとクラウ・ソラスを握る。

 

 

 

 

”ガンッ!”

 

 

 

 

真人・徹平・絵里香「へ?」

 

真々子「よりによって、息子の前で母親を脱がすなんて!!お仕置きよ!」

 

真人「えぇ・・・?」

 

徹平「真々子さん・・・?」

 

絵里香「真々子・・・?」

 

テラディマドレのストーンエッジでジャンボスライムを串刺しにして、灰と化させた。

 

真々子「見て見てマー君!!お母さんやったわ!!」

 

喜んだ瞬間、真々子が輝いた。

 

真人「喜んでも光るのかよ!?」

 

絵里香「さっさと服着なさいよ!!」

 

ポータ「はいママさん!」

 

エプロンを着させた。

 

真々子「まぁ、ありがとう!」

 

真人「裸エプロンとか更に息子を殺す気かよ・・・」

 

絵里香「親友を殺す気なの・・・?」

 

真人「で、でも絵里香さん、素っ裸よりマシだ。」

 

絵里香「そ、そうね。ポータちゃんナイス!」

 

真人「それにしても、やっぱ母さんに良い所持って行かれるのか・・・」

 

ワイズ「ちょっと!あれ見て!?」

 

徹平「どした?」

 

ジャンボスライムがジェムになった。

 

徹平「おお!大量のジェム!!」

 

絵里香「ねぇ、あの棺何?」

 

徹平「え?棺?」

 

ジェムの上に棺があり、蓋を取ると・・・

 

 

 

 

真人「白瀬さん!?」

 

徹平「シララセさん!?」

 

 

 

 

何故かシララセが死んでいた。

 

ワイズ「私の魔法でサクッと生き返らせてあげるわ!!」

 

蘇生魔法でシララセを生き返らせてた。

 

シララセ「っ!」

 

生き返ったシララセが起き上がった。

 

シララセ「どうも。無事生き返った事をここにおシラーセします。」

 

徹平「ナイスワイズ!」

 

真人「えっと、今回のお名前とご職業は?」

 

シラーセ「私はシラーセ。謎の修道女シラーセであるとおシラーセします。」

 

真人「分かりました!じゃあそう言う感じで。」

 

シラーセ「私を捕食した危険なモンスターを倒されたようですね。では、そのお力を見込んで、特殊なクエストをご紹介しましょう!」

 

彼女はワイズを睨む。

 

シラーセ「もし引き受けて下さるようでしたら、まずは装備を整え、カーサーンの街の西、ママン村と呼ばれる小さな農村までお越し下さい!」

 

 

 

 

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カーサーン王国・市場。

 

徹平「おっしゃ!十分なマムは手に入った!」

 

真人「次は装備だ!装備を買うぞ!」

 

真々子「品物を色々見た感じだと、1マムが1円かしら?」

 

七色に輝く卵。

 

真々子「見て見てマー君!卵が安いわ!1カゴ12個入りで100マムですって!」

 

真人「おい母親、俺達は毎日の食事を求めてここに来た訳じゃないぞ。」

 

真々子「あら!あっちのお肉も美味しそう!あっちのお野菜も!」

 

絵里香「もう主婦と化してるね真々子・・・」

 

徹平「スーパーじゃねぇんだから・・・」

 

真人「何か嫌な予感しかしないんだが・・・」

 

彼らの物語は、始まったばかりである。

 

『END』




         キャスト

     大好真々子:茅野愛衣
      大好真人:石谷春貴

      橘絵里香:長妻樹里
       橘徹平:上村祐翔

       ワイズ:鈴代紗弓
       ポータ:原田彩楓
 白瀬真澄・シララセ:新井里美

      ルシェラ:貫井柚佳
       トリノ:広瀬ゆうき

真々子「折角だから、マー君と一緒に入ろうと思って。ウフフ。」

次回「下着は防具。守備面積は大きめに。さもなくば息子が死ぬぞ!」
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