通常攻撃が全体攻撃って・・・俺らより強くね?   作:naogran

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ダンジョン攻略後の翌日、一行は冒険者ギルドで朝食をする事に。

真々子「それじゃあ皆手を合わせて?頂きます!」

全員「頂きまーす!」

真々子「はいどうぞ。召し上がれ。」

今日のメニューは、鮭、玉子焼き、生卵、ワカメの味噌汁、きゅうりとたくあん。これは真々子が作った手料理。

徹平「さっきのダンジョンは色々大変だったな〜。」

絵里香「まぁね〜。」

真人(RPGの世界で迎えた初めての朝が、まさかこんな感じだとは・・・)

外を見てそう呟いた。

真々子「どう?マー君。美味しい?」

真人「え?ま、まあ一応美味しい。」

真々子「徹平君も絵里香もどう?」

徹平「あぁ美味いぞ。真々子の手料理なんて久し振りだよ。」

絵里香「本当。上達したね。」

真々子「良かった〜!」

ワイズ「オオォォォ・・・オオオオオオオーーーーーー!!!!」

徹平「どうした?何でそんなに泣いてんだ?」

ワイズ「卵かけご飯とかワカメのお味噌汁とかヤバ過ぎる!!久し振りに自分のルーツと再会したこの感動〜〜!!もぐもぐもぐもぐ・・・勝手に涙が・・・涙が止まらない〜〜〜〜!!!!」

ポータ「ワイズさん大丈夫ですか!?」

ワイズ「ああもう!私正座して食べるわ!!」

椅子に正座した。

ワイズ「足が痺れる感触まで含めて、和食を味わいたい尽くす〜!!」

真々子「じゃあ折角だからお母さんも!」

真人「ったく、勘弁してくれよぉ・・・何処の日本人観光客だよ・・・」

徹平「まぁ良いじゃねえか。皆楽しそうで何よりだし。」

絵里香「そうそう。私、こう言うパーティ好きよ?」

そう言いながら3人も正座した。

真々子「市場でお味噌とか卵とか、買って良かったでしょ?マー君。」

真人「まぁそうだな。良いか皆?今日はママン村に向かって特殊クエストだ!食べ終わったら今度こそ装備を揃えに行くからな!」

全員「は〜い!」


3話「下着は防具。守備面積は大きめに。さもなくば息子が死ぬぞ!」

朝食後、市場で装備を買いに行く。

 

店主「ほほう!防具をお探しに!では、こんなのは如何でしょう?」

 

1つの防具を見せる。

 

店主「機動性をとことん追求した鎧!良い感じですよ?」

 

絵里香「何か、ビキニアーマーみたいね。」

 

真人(いや、だがしかし・・・ウチのパーティにこう言うの絶対着させたくない人が・・・!)

 

真々子「あら素敵!お母さんこう言うの初めて見たわ!」

 

真人・徹平・絵里香「一番着ちゃダメな人が食い付いたー!?」

 

 

 

 

早速試着。

 

真々子「マー君、着替えられたわ!見て見て?こんなお母さん、どうかしら?」

 

グレーのレギースブーツとビキニアーマー。

 

徹平「う、うわぁ・・・・」

 

絵里香「これは・・・ちょっとね・・・」

 

真人「誰も分かるまい・・・母親のビキニアーマー姿を目の当たりにした息子と幼馴染みとその母親の心中など・・・俺達以外の誰にも分かるまいて・・・」

 

真々子「あ、あら?マー君は喜んでくれると思ったけど・・・似合ってなかったかしら・・・?」

 

徹平「真々子さん!似合うか似合わないかの問題じゃなく、根本的な問題が無数にあるだろうよ!?」

 

真人「そうだよ!頼むからもう着替えてくれよ!!」

 

真々子「そ、そうね!分かったわ!じゃあ次の服に着替えるわね!」

 

絵里香「そう言う問題じゃないのよ!!」

 

再び試着。

 

 

 

真々子「大好真々子!15歳です!」

 

今度は女子高生。

 

真人「かぁ・・・・・・」

 

徹平「き・・・キツイ・・・・」

 

絵里香「こ・・・これは完璧アウト・・・」

 

 

 

今度はダークアーマー。

 

真々子「お母さんは決めたわ!この暗黒の力で・・・全てを滅ぼす!!」

 

徹平「中二病・・・・」

 

真人「母さん・・・もういいだろう・・・?」

 

真々子「後1着だけお願い。ほらこれ。」

 

白いドレス。

 

真人「え?でもそれって・・・?」

 

絵里香「何それ?ドレス?」

 

徹平「ポータ、どうなんだ?」

 

ポータ「はい!その品は勇士のローブで、主にヒーローさんとか魔法職の装備品です!ママさんが装備可能なのは、勇者と同じ戦士職の防具。残念ながらそちらは装備出来ません・・・」

 

真人「と言う訳だ。」

 

絵里香「着れないのは、残念ね・・・」

 

真々子「でも見て?肩幅だってピッタリ!サイズは大丈夫よ!」

 

真人「いやあのな?サイズがどうとかじゃなくて、職業的に着られないんだよ!」

 

徹平「モンハンで例えると、剣士とガンナーの防具が違うと言う事だ!」

 

真々子「職業は別に問題じゃないでしょ?大丈夫!お母さん、ちょっと試着して来るわね。」

 

カーテンを閉める。

 

真人「えっと・・・装備品の縛りを無視して着たらどうなるんだ?」

 

ポータ「それは・・・自分もよく分からないですけど・・・」

 

真々子『キャーーー!!マー君大変よーー!!助けてーーー!!』

 

真人「どうした母さん!?」

 

徹平「真々子さん!!」

 

カーテンを開けると、勇士のローブが抵抗していた。

 

真々子「イヤーーー!どうなってのこれーーー!!お母さんを脱がせてーーー!!」

 

 

 

 

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その後の外。防具揃い済み。

 

真人「はぁ・・・取り敢えず必要な装備は買えたか・・・」

 

防具・青いジャケット、グレーのレギースブーツ。

 

真人「母さんと居ると何かと大変過ぎる・・・全然冒険っぽくならないって言うか・・・ほぼ日常?みたいな。」

 

絵里香「徹平の防具、イカすわね!」

 

防具・白いジャケット、コルセット、青いロングスカート、黒いレギースブーツ。

 

徹平「母さんだって似合ってるぜ?」

 

防具・赤いハチマキ、赤いジャケット、赤い長ズボン、白いショートブーツ。

 

真々子「マー君ー!徹平君ー!絵里香ー!」

 

真人・徹平・絵里香・ワイズ「ん?」

 

防具を装備した真々子がポータと一緒に戻って来た。防具は、グレーのレギースブーツ、コルセット、アームアーマー。そして大量の荷物。

 

真人「何だよこれ?」

 

真々子「あっちの店でセールしてたの!皆のお洋服いっぱい買っちゃった!」

 

徹平「セール+ポータの割引スキルで買ったのか・・・」

 

絵里香「あはは・・・」

 

真人「はぁ・・・あのさ母さん。こっちに来てからちょっとはしゃぎ過ぎじゃないか?」

 

真々子「え?そ、そうね・・・マー君と一緒に冒険出来るから嬉しくてつい・・・」

 

真人「そうじゃなくて!浮ついてるって言うからさ・・・勝手な事をしたりでしゃばったりとか・・・そう言うの多くないか!?」

 

真々子「そんなつもりは・・・」

 

真人「実際そうだろ!何処で何をしてても母さんがしゃしゃり出て来るとか、どんな嫌がらせだよ!」

 

徹平「おい真人、落ち着けよ。」

 

真人「もう居るだけで迷惑って言うか・・・」

 

ワイズ「ちょっと真人言い過ぎ!感じ悪いわよ!」

 

真人「え・・・?」

 

ワイズ「ねぇポータ?」

 

ポータ「・・・・」

 

真人「・・・・・・」

 

真々子「ごめんなさい・・・ご、ごめんなさい・・・えっと・・・どう謝って良いか・・・」

 

真人「え、あ、いや・・・」

 

真々子「お母さん、もう勝手な事しないから・・・本当にごめんなさい・・・」

 

徹平「真人、お前の言いたい事は分かる。でも、それは真々子さんに傷を付ける意味でもあるんだ。」

 

絵里香「そうよ。あの時みたいに自分の母親に傷を付けるなんて、息子として失格よ?」

 

真人「徹平・・・絵里香さん・・・(くそ!またやっちまった・・・自分の思い通りにならないからって、拗ねて怒って・・・こんなのただの子供の駄々捏ねじゃないか!!格好悪いな・・・)」

 

真々子「・・・っ!」

 

その場に座った真々子は。

 

真々子「マー君。お耳こちょこちょ。」

 

真人「はぁ!?何で今!?」

 

真々子「だって、マー君と仲直りしたいもの。だから。」

 

真人「耳掃除で仲直りなんて、意味が分からな・・・」

 

真々子「ね?」

 

真人「あ・・・」

 

徹平「ほら。」

 

背中を押された。

 

徹平「真々子さんが仲直りしたいって言ってんだ。素直になれよ。」

 

真人「えぇ・・・すぅ・・・はぁ・・・」

 

深呼吸して、真々子の膝枕に。

 

真人「お願いします・・・」

 

真々子「はい。それじゃあマー君、動いちゃダメよ?」

 

耳掃除を始める。

 

真人「・・・母さんの膝枕だなぁ。」

 

真々子「そうね。だって母さんの膝枕だもの。」

 

 

 

徹平「本当、親子ってのは良いもんだな〜。」

 

絵里香「ねぇ徹平、今度耳掃除してあげるよ?」

 

徹平「え!?い、いや勘弁してくれ・・・耳が弱いの知ってるでしょ・・・?」

 

ワイズ「へぇ〜?徹平って耳が弱いんだ〜。フ〜。」

 

徹平「・・・・!!止めてくれーーー!!」

 

 

 

真人「なぁ母さん。」

 

真々子「何?」

 

真人「俺さ、母さん相手だとつい言い過ぎるみたいで・・・本当ごめん。悪かった。」

 

真々子「マー君・・・」

 

真人「母さんの事をさ、凄く頼りにしてる。今だってさ、俺は自分で耳掃除なんて出来ないから、凄く助かってるし・・・」

 

真々子「あらあら。お母さんは耳掃除係なの?役割はそれだけ?」

 

真人「いやいや!そう言う事ではないんだけど!あ・・・」

 

真々子「こーら。動いちゃダメよ?お母さんね?お母さんの事を気遣ってくれる優しいマー君が大好きよ?」

 

すると真々子が光り輝いた。

 

真人「どうも・・・っと言うか・・・眩しいです・・・母さん・・・」

 

 

 

ポータ「無事に仲直りです!」

 

ワイズ「そうね。・・・・・」

 

徹平「ワイズ?」

 

絵里香「?」

 

 

 

 

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ママン村。

 

村長「あれは先日の事だったですじゃ・・・この村に夜の女帝と名乗る悪魔が現れましての・・・突然現れたその者は、強大の力で村人達を屈服させ、ある要求を突き付けたんです・・・」

 

徹平「その要求って言うのは?」

 

村長「命が欲しければ、この村で一番痩せマッチョで、暇な1日、胸筋と腹筋を撫でて過ごしても飽きないような飛びっきりのイケメンホストを、生け贄として差し出せと・・・」

 

真人「何か凄え頭悪そうなエロ熟女のイメージが・・・」

 

徹平「筋肉フェチか・・・?」

 

ワイズ「あのバカ・・・!」

 

真々子「ん?」

 

絵里香「ワイズちゃん?」

 

村長「生け贄の引き渡し予定は今夜。しかし八方塞がりで程々困り果てていた所、皆様がこうしてお越しになられて・・・」

 

真人「まぁ、村長さんが考えてる事は分かります・・・つまり、そう言う事ですよね・・・?」

 

村長「はい!笑顔でどうぞお気になさらずご滞在下さいとか言って、無料で食事を用意して、無料で部屋を用意して、無理にでも皆さんの滞在時間を引き延ばして、挙句に女帝と鉢合わせして頂いて、何とかして貰いたいと考えておりましたーー!!」

 

真人「おっと・・・済し崩し的にやらせる方向性だったか・・・」

 

徹平「村長も意外と小狡いな・・・」

 

真人「まぁ良いですけど。」

 

徹平「受けない以外は無いな。」

 

村長「おぉ〜!ありがとうございます!ではまずは是非この村自慢の温泉『ママンの地中』をご堪能下さい!」

 

 

 

 

 

 

温泉。

 

真人「はぁ〜!堪りませんな〜!」

 

徹平「ヒョエーー!良い湯だぜ〜!」

 

真人「ヤバイわ〜。何だか俺達美しくなっちゃってるかも知れん。」

 

徹平「何?お前美容求めてんのか?」

 

真人「いやいや徹平、そうじゃねえだろ?おーい母さーん!ちょっと良いかー?」

 

真々子「あら?何かしら?」

 

徹平「ん?・・・ヴェ!?」

 

何故か真々子が近くに居た。絵里香と一緒に

 

真人「おい・・・何やってんだよ母さん・・・!」

 

徹平「母さんまで何故ここに・・・!?」

 

真々子「折角だから、マー君と一緒に入ろうかなって。」

 

絵里香「村長に聞いてみたら、貸切だって言ってたよ?」

 

真人「くっ・・・余計な事を・・・」

 

徹平「今日は混浴か・・・」

 

真々子「そう言う訳で。」

 

真人「うおわ?」

 

両頬を掴まれ、そのまま真々子の胸に引き寄せられた。

 

絵里香「徹平も。えい!」

 

徹平「アバス!?」

 

タオルで目隠しされた。

 

真々子「2人共ー!早くいらっしゃーい!」

 

絵里香「真人君と徹平が目隠しされてる今がチャンスよー!」

 

ストレージバッグを持ったポータが肩まで湯に浸かる。

 

ポータ「自分はもう肩まで浸かってるので大丈夫です!」

 

ワイズ「本気え混浴!?ありえないんだけど・・・」

 

真々子「あらあら。親子と一緒の温泉に入れないの?」

 

絵里香「それだったら私達の娘になるのは到底不可能になるよ?」

 

ワイズ「ちょっと待った!その可能性があるのなら入るわ!真々子さんと絵里香さんの娘になれるのならそれが1番よ!あんな話を聞かされたら尚更・・・」

 

真々子「それじゃあいらっしゃい。分かってると思うけど、タオルを温泉に付けるのはマナー違反だからね?私はそう言う所厳しいわよ?」

 

ワイズ「ぼ、防御不可とか・・・上等・・・!」

 

巻いてるタオルを脱いで、温泉に浸かる。

 

ワイズ「真人、徹平、こっち見たらぶっ殺す!」

 

真々子「こらワイズちゃん?そう言う事を言う子はあまり関心しないわよ?」

 

ワイズ「っ・・・こ、こっち見ても何もしないけど・・・程々にしなさいよね・・・?」

 

真人・徹平「お、おう・・・」

 

するとワイズの肩に真々子の両手が。

 

ワイズ「ヒャッ!!」

 

真々子「ワイズちゃん。折角の良いお湯なんだから、今くらいは思いっ切りリラックス。ね?」

 

ワイズ「はい・・・」

 

絵里香「ポータちゃんもリラックスだよ?こっちにいらっしゃい。」

 

ポータ「はい!」

 

思いっ切り絵里香に抱き付いた。

 

真々子「それで、マー君と徹平君は夜の女帝さんとの戦いについて、お話したいのよね?」

 

真人・徹平「え?」

 

真々子「当たり?」

 

徹平「ビ、ビンゴだ!」

 

真人「村長さんの話によると悪魔みたいだけど・・・実際の所どうなんだろうな・・・」

 

徹平「姿を見ないとどんな感じか分からないからな。真々子さん、ガイドブックに何か書いてなかった?」

 

真々子「それが、モンスターのデータは沢山あったんだけどね・・・夜の女帝さんは載ってなかったわ。」

 

徹平「って事は記載漏れか。」

 

真人「或いは、新規で追加されたモンスターと言う可能性もあるか。」

 

ポータ「情報が無い敵と戦うのはとても危険ですけど・・・村長さん達は困っています。」

 

真人「討伐クエストを引き受けた以上やるしか・・・無いのかな・・・?」

 

ワイズ「はぁ・・・夜の女帝は魔法系よ?攻撃、回復、補助、何でもあり。しかもキャストキャンセル持ちで、詠唱中の隙を狙うのは不可能。更に回数耐性の無敵防御もあって、ダメージを与えるには3回以上の連続攻撃が必要になるわ。滅茶苦茶厄介な相手よ。」

 

真々子「まぁ!そうなのね?」

 

ポータ「ワイズさん物知りです!」

 

真人「随分と詳しいんだな?」

 

徹平「何処でそんな情報を?」

 

ワイズ「そりゃそうでしょ?だってそいつ・・・あ!」

 

言ってる途中で口を閉じた。

 

真人・徹平「そいつは?」

 

ワイズ「え?えと・・・えと・・・あ、ああ!アンタ達と合流する前に知っていた情報!何かそう言うのが居るって噂を聞いたの!」

 

真人「それを信じろと?」

 

徹平「胡散臭いぞ?」

 

ワイズ「ってか信じなさいよ!」

 

立ち上がって怒った。

 

真人「?」

 

徹平「ゲッ!」

 

すぐに後ろを向いた。

 

ワイズ「仲間でしょ!?仲間を疑うなんて最低!!人間のクズ共!!」

 

徹平「おいワイズ!身体を見ろ!」

 

ワイズ「え?・・・あ・・・れ・・・!?」

 

真人「まあ待てワイズ。俺に遺言を残す時間をくれ。母さん、俺はこれから乙女の肌を見てしまった罰により恥じらい魔法を喰らって死ぬ。場合によっては数回死ぬ。だが安心してくれ。必ず生きて帰るから!」

 

真々子「そうね。これはゲームだものね。岡さんは信じて待っているからね。」

 

絵里香「安心して良いのか分からない・・・」

 

徹平「だったらここは連帯責任として、一瞬ちょこっと乙女の肌を見てしまった俺も一緒に恥じらい魔法を喰らおう。」

 

真人「うむ。そうしてくれ。」

 

ポータ「自分が回復アイテムを用意しておきますから、どうぞ心置きなく!」

 

真人「ありがとうポータ。」

 

徹平「恩に着るぜ。」

 

真人・徹平「ではワイズ!一思いにやってくれ!」

 

ワイズ「ああ、私を甘く見ないでよね!?ここでお仕置きしたらアンタ達みたいなのにとってはご褒美になっちゃうでしょ!?そそそそんな事してやれないんだから!!」

 

真人・徹平「何だと!?お仕置き無し・・・だと!?」

 

ワイズ「ヘヘーン!悔しい?ねえ悔しい!?悔しかったらその辺で穴でも掘って、言えなかった『ありがとうございます!』を連呼し続けなさい!あは、あはははは!あは・・・うわあああああん!!!!」

 

笑った後に大泣きして出て行ってしまった。

 

真人・徹平「・・・ありがとう・・・ございます・・・」

 

 

 

 

 

 

温泉の外では。

 

シラーセ「フム・・・可笑しいですね?温泉イベントのお約束で、真人君と徹平君がぶっ飛ばされて来ても良い頃合いなのですが・・・」

 

???「どうかなさって?」

 

シラーセ「いいえ、お構いなく。」

 

そこに居たのは、筋肉イケメン達の椅子に座ってる女だった。この女こそが、村長が言っていた夜の女帝である。

 

夜の女帝「それで、まだ何か?」

 

シラーセ「いいえ結構です。そちらの態度は十分理解させて頂きました。あなたの行為はゲームの本気を大きく逸脱しています。よって此方と致しましては、サービスの提供の停止させて頂くと言う処置を取らざるを得ません。」

 

夜の女帝「あらまそうなの?残念だわ。」

 

シラーセ「此方は既にあなたを無力化させる手立てを用意しています。」

 

無力化させようとしたが、変化が無い。

 

夜の女帝「システム側から私を排除しようとしたのかしら?でも無駄よ?私には特別の力があるもの。」

 

指を鳴らすと衝撃波が生じ、シラーセを吹き飛ばした。

 

夜の女帝「ウフフフフ。」

 

シラーセ「これは・・・・スタン効果・・・・!?」

 

夜の女帝「そうそうそれよ!私も簡単に説明を受けただけでうろ覚えだけど、でも便利よね?」

 

両手を挙げて、暗黒のドリルを出した。

 

シラーセ「・・・最後の1つ!実は娘さんが仲間と共にすぐ近くまで来ていると、おシラーセします!」

 

夜の女帝「へぇ〜?」

 

シラーセ「今ならまだ間に合います!娘さんと寄りを戻してやり直すつもりは?」

 

夜の女帝「無いわ。」

 

シラーセ「本当にそれで良いのですか?」

 

夜の女帝「良いに決まってるでしょ?私は自由に生きるのよ!あんなバカな子なんて。それに引き換え、子の子達は私の言う事をちゃんと聞くお利口さん!私はずっとこう言う子が欲しかったの!」

 

シラーセ「我が子を椅子にする母親が何処に!?・・・いえ、あなたには何を言っても無駄ですね。」

 

夜の女帝「それでは、さようなら。」

 

再度指を鳴らすと、暗黒のビームがシラーセを貫いた。

 

シラーセ(まだ終わりではない・・・希望はまだ・・・次に目を開けたその時には、きっと・・・頼れる親子達の姿がそこにあるでしょう・・・)

 

彼女はそのまま息絶えてしまった。

 

 

 

 

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一方その頃真人と徹平は。

 

真人「ママのミルク!?」

 

3本のママのミルク(牛乳)を見ていた。

 

徹平「ただの牛乳だろこれ?」

 

真人「いや違うぞ!これは明日の成長の為!」

 

徹平「俺も飲むか。」

 

ママのミルク(牛乳)を飲む。

 

真人「ぷはぁ〜美味い!」

 

徹平「旨し。」

 

ワイズ『真人、徹平。そこに居るんでしょ?ちょっと良い?』

 

徹平「何だ?俺達に何か用か?」

 

真人「まさか今からお仕置きですか・・・?」

 

徹平「だったら今から服を着る時間を下さいな。このまま全裸でぶっ飛ばされるのは俺達にとって屈辱なんで。」

 

ワイズ『何で敬語よ?って言うか別にお仕置きとかじゃなくて。ちょっと話があるだけ。』

 

真人・徹平「お、おう。」

 

ワイズ「あのさ、私これからちょっと出掛けて来るって言うか。」

 

真人「は?」

 

徹平「何処へ行くんだお前?」

 

ワイズ「何処って、ちょっとその辺の森を散歩みたいな・・・そんな感じと言うか・・・」

 

真人「おいおい。俺達はこれからすぐにボス戦突入だぞ?」

 

徹平「今から森へ散歩って、どう言うつもりだ?」

 

ワイズ「あぁ、うん・・・そうなんだけどさ、あ=、だったらさ。真人と徹平も一緒に来る?」

 

真人「は?」

 

徹平「俺達も?ってかワイズ、今日のお前ちょっと様子が・・・あ!」

 

真人「どうした徹平?」

 

徹平「あの時・・・真人、お前ワイズのあの様子を思い出してみろ。」

 

真人「あの様子?・・・あ!」

 

夜の女帝を詳しく説明したワイズを思い出して何かを悟った。

 

真人「まさか・・・」

 

徹平「なぁワイズさんよ、俺達既に悟っちまってるかも知れねえが、お前と女帝との関係がどうとか、そう言う・・・」

 

ワイズ「・・・・・・五月蝿いバカ真人!バカ徹平!もういい!1人で行くわ!じゃあね!」

 

真人「え!?ちょっと待って!」

 

ドアを開けた瞬間、ワイズがドアにぶつかって転び、更に真人が滑ってワイズの上に落ちた。

 

徹平「おい大丈夫か!?」

 

ワイズ「ちょちょちょちょっと!?何してくれてんのよ!!!!」

 

真人「すすすすすまん!!!」

 

真々子「マー君〜。これ、実はサプライズでお母さんとお揃いのパジャマを買ったんだけど・・・お付き合いを始めたのなら、お母さんにちゃんと紹介して欲しいわ。」

 

真人・ワイズ「違ーーーーーーう!!!!」

 

徹平「あはは・・・ダメだこりゃ。」

 

 

 

 

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夕方になった。

 

真人「さて、それじゃあワイズ。そろそろ事情を話しても良いんじゃないか?」

 

徹平「もう俺達は察しているから良いけど、母さんや真々子さんやポータに話しておいても良いんじゃねえの?」

 

真人「俺達仲間なんだからさ。知らないままって訳には・・・」

 

真々子「もしかして・・・ワイズちゃんのお母様の事かしら?」

 

真人・徹平・ワイズ・ポータ「え!?」

 

徹平「真々子さん知ってたのか!?」

 

絵里香「実は私も。」

 

徹平「母さんも!?ってか何時から!?」

 

絵里香「村長さんと話した時に、ワイズちゃんが頭を抱えてた時に察したのよ。」

 

ポータ「凄いですママさん!絵里香さん!」

 

ワイズ「分かったわよ、話せば良いんでしょ・・・?村長が言ってた夜の女帝とか言う奴、あれ私のママ・・・」

 

ポータ「ええ!?ワイズさんの!?」

 

何と夜の女帝は、ワイズの母親だった。

 

真々子「あらまぁ!」

 

徹平「やっぱりな。」

 

ワイズ「ウチのママって、本当最悪なの。昔からホストクラブにハマりまくりの貢まくりで。私の本当の名前、玄夜って言うんだけど・・・それってお気に入りのホストの源氏名だったりするのよ・・・」

 

真人「ゲッ、マジか・・・」

 

真々子「ホストの名前を自分の娘に・・・」

 

徹平「女の子の名前が玄夜って・・・最早イジメだろ・・・」

 

絵里香「最低最悪ね・・・」

 

ワイズ「そうなのよ・・・そうなのよ・・・ママがそんなだから、ママはパパと離婚・・・私は勿論パパと一緒に暮らす事にした・・・それで全て解決、と思ったのに・・・ある日ママがひょっこり顔を出したの・・・」

 

真人「家族をやり直そう、みたいな?」

 

ワイズ「正にそれ!私が猛反対したら、このゲームの話を持ち込んで来て、無理にでも仲良くしようとしちゃってさ・・・その癖自分がちょーっと強くてバンバンお金を稼げると分かったら、『ストレスはっさーん!』とか言って男遊びに夢中になって、巫山戯んなー!って大喧嘩になって、はいサヨナラーよ!!フンスー!!」

 

真人・徹平・真々子・絵里香・ポータ「・・・・・・」

 

徹平「男遊びしたい金が欲しい為に娘を巻き込むなんて・・・」

 

絵里香「聞いてるだけでムカムカするわ・・・」

 

ワイズ「っとまぁ、私ん家はそんな感じ。もう終わってる。」

 

真人「もう終わってるって・・・お前・・・」

 

ワイズ「私だけじゃない!ママだってそう思ってる!私の事なんて何とも思ってないわ!!」

 

ポータ「そんな!何とも思ってないなんて・・・」

 

ワイズ「事実は事実。ウチの親子は完全に終わってんの!」

 

この話を聞いた真々子と絵里香がワイズに歩み寄る。

 

真々子「そんな事は無い。親子が終わる事は無いわ。」

 

絵里香「そうよ?親子は終わらないのよ?永遠に。」

 

ワイズ「っ・・・!」

 

真々子「親子には、遺伝子とか家系図がどうだとか、そう言う事とはもっと別の、切っても切れない繋がりがあるの。だから親子は永遠。」

 

ワイズ「・・・ウチは真々子さんや絵里香さんとは違うの・・・親子のそう言うのは・・・」

 

絵里香「あるわよ!」

 

ワイズ「え?」

 

2人はワイズの両手を握って、ワイズを立たせる。

 

絵里香「それはただ気付いていないだけなのよ。」

 

真々子「そして、ちゃんとワイズちゃんの中に残ってる。」

 

ワイズ「真々子さん・・・?絵里香さん・・・?」

 

そしてワイズを優しく抱き締めた。

 

真々子「ワイズちゃん、私達の抱っこをしっかり感じてみて?」

 

絵里香「これが、母親の温もりだよ?」

 

ワイズ「・・・・・」

 

真々子「どうかしら?」

 

ワイズ「どうって・・・真々子さんと絵里香さん胸大きいし・・・柔らかくて・・・良い匂いがして・・・」

 

真々子「でも思うでしょ?ちょっと違うかなって。」

 

ワイズ「それは・・・何と無くだけど・・・知ってる感じとは違うかなって・・・思わなくも無いけど・・・匂いもちょっと違うって言うか・・・悪い意味じゃなくて、これじゃないって言うか・・・」

 

真々子「それは、誰と違うの?」

 

ワイズ「誰ってそれは勿論・・・私の・・・私のママと・・・」

 

真々子「ワイズちゃんの中には、親子の大切なものがちゃんとある。だから・・・ね?」

 

真人「うん。困った親にも思い出させてやろうぜ?」

 

徹平「本当の親子の絆と言うものを、その分からず屋に思い知らせてやろうじゃないか。」

 

 

 

 

 

 

そして、夜の女帝は。

 

夜の女帝「今日は6人目の息子が手に入る記念日。ブリッジさせて、腹筋テーブルになって貰いましょう!そしてその腹筋を撫でながらワインを頂く・・・最高の贅沢ねぇ〜。・・・っ!」

 

 

 

 

シラーセ『最後の1つ!実は娘さんが仲間と共にすぐ近くまで来ていると、おシラーセします!』

 

 

 

 

夜の女帝「本当に迷惑。親子なんて・・・まぁ良いわ。フフフ。」

 

対決の時が迫って来る。

 

『END』




         キャスト

     大好真々子:茅野愛衣
      大好真人:石谷春貴

      橘絵里香:長妻樹里
       橘徹平:上村祐翔

       ワイズ:鈴代紗弓
       ポータ:原田彩楓
      シラーセ:新井里美
      夜の女帝:柚木涼香

   ママン村の村長:蓮岳大
        店主:ボルケーノ太田

真々子「マー君、お母さん頑張るわ!」

次回「子供は子供で、親も親で人間で、色々あるけど何とかするのが親子だろ。」
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