通常攻撃が全体攻撃って・・・俺らより強くね?   作:naogran

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数日前。

???「久し振り〜。ママよ〜。」

彼女は玄夜の母親。

玄夜「ちょっ!いきなり何なの!?離婚した癖に堂々と上がり込んで来るとは!」

玄夜の母「これ、やるわよ。」

持って来たノートパソコンを開いて、一緒にゲームの世界へ。




ゲームの世界。

玄夜「はぁぁぁ!?ママと一緒にゲームだなんてありえないわよ!!!!」

玄夜の母「因みに〜。親子が仲良くならないとクリア不可だから〜。さぁ、仲良くしましょ?玄夜。」

玄夜「その名前で呼ばないでよ!!!」




モンスターを一網打尽。この時の玄夜は名前をワイズに登録済み。

ワイズ「ママ!私が足止めするからママは・・・」

ワイズの母「敵もイケメンも何もかも!私の力の前に平伏せよ!!あっはっはっはっはっはっはっは!!!!」

強大な力を手に入れた和乃は力に溺れてしまい、大いに笑った。




その夜。

ワイズ「もう無理!!!」

ワイズの母「何が無理なのよ〜?中々上手くはいかないけど、ママだって色々と考えて〜。」

ワイズ「何処がよ!!!好き勝手やってるだけじゃん!!!!もういいわよ!!!!」

彼女は激怒して、母親から逃げ出した。






ワイズ「・・・・っ!あ、私寝てたの・・・?」

ポータ「そこにママさんの膝枕があるからです!」

ワイズ「格言みたいに言わないでよ・・・」

彼女は、母親との夢を見ていた。

真々子「心が疲れてたのね。どうかしら?もう大丈夫?」

真人「ヨダレ垂れてるぞ?JK。」

ワイズ「うっ!?」

徹平「お袋さんと対面出来るのか?そんなヨレヨレで。」

ワイズ「・・・・オッケー分かった!私の調子はどうなのか、真人と徹平で試してあげる!スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!モールテ!!」

死亡魔法発動。

真人「バカ!!お前それは・・・!!!」

徹平「あ、あらら・・・!!」

ワイズ「にょは!にょは!にょはははははは!!!」

死神が出現し、ジリジリと真人と徹平に近付く。

真人「あ・・・ああ・・・」

徹平「・・・死んだな。」


4話「子供は子供で、親も親で人間で、色々あるけど何とかするのが親子だろ。」

蘇生魔法で2人を生き返らせた後、夜の女帝の元へ向かう途中。木の枝に串刺しにされた棺桶を発見した。

 

絵里香「ねぇ、あの棺桶ってまさか・・・」

 

徹平「そのまさかな・・・」

 

ワイズ「サクッと生き返らせましょ。スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ。リアニマート!」

 

蘇生魔法で、棺桶の中で死んでるシラーセを蘇らせた。

 

シララセ「やはり再び目を開ける時・・・そこにはきっと皆さんの笑顔があると信じていました。ですが、出来れば枝に刺さってる状態からどうにかして生き返らせて欲しかったと・・・シラーセ・・・あうっ!」

 

枝に串刺しされてたので、再び死んで、棺桶に眠った。

 

徹平「リスキル?よっと。」

 

死んだシラーセを枝から抜いた。

 

 

 

 

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シラーセを再び蘇生させた後。

 

ワイズ「女帝が私のママだって事はもう話したわ。んでもって、これから家族会議よ!場合によっては実力行使で!」

 

シラーセ「でしたら皆さんを導く者として、このシラーセが女帝に関する追加情報を幾つかオシラーセ致しましょう!オシラーセしますとも〜!シラーセだけに。」

 

真人「どんな局面で平常運転ですね・・・」

 

徹平「ブレねえなアンタは・・・」

 

シラーセ「まず。夜の女帝とは、ワイズさんのお母様。本名は和乃さんと仰います。ゲームの中で調子こいて、ご自身の趣味と願望を丸出しにしてしまったテストプレイヤーです。」

 

絵里香「うわぁ・・・」

 

ワイズ「くっ・・・我が家の恥晒しめ・・・!!!」

 

シラーセ「職業はワイズさんと同じ賢者であり、母親の初回特典として、最初から全ての魔法を行使出来る魔法書が与えられております。」

 

徹平「最初からレベル99になってる感じと同じかよ・・・」

 

真人「ワイズ、お前も大変だったろうに・・・」

 

ワイズ「大変だったわよ!!戦闘だって私完全出る幕なくて!!」

 

真人「分かる!分かるぞその感じ!!」

 

徹平「お前と共感出来るぞ!!」

 

シラーセ「一方で、大量のSPを貯蓄出来た和乃さんは、そのポイントでキャストキャンセルのスキルを取得。」

 

絵里香「詠唱時間を無効化するスキルね。」

 

シラーセ「更に、ゲームに実装されていない無敵防御スキルもお持ちのようです。」

 

真人「え?それって・・・チートか?」

 

徹平「マジかよ・・・」

 

真々子「チート?」

 

絵里香「真々子、チートってのは、簡単に言うとズルい攻撃だよ。」

 

徹平「無敵防御とか・・・」

 

シラーセ「恐らく外部から入手した、何らかのチートツールをお持ちのようでしょう。」

 

徹平「なぁ、他に何か外部から入手したスキルは無いのか?」

 

シラーセ「はい。他にもNPCに装丁されていない行動をさせるなどやりたい放題ですね。」

 

徹平「完璧な不正アクセス・・・」

 

ワイズ「私に内緒で何かしてたのは知ってたけど・・・あのバカ親・・・!!」

 

シラーセ「この種の不正行為は厳しく対処されます。場合によっては、億単位の損害賠償もありえますよ。」

 

ワイズ「億単位の損害賠償ーーーーー!?」

 

絵里香「何年のローンが積み重なるんだろう・・・?」

 

真人「想像以上に大変な事態ですけど、俺達に出来る事はまだありますよね?」

 

シラーセ「ゲームの中でゲームとして、何とかして頂く。とかどうでしょう?」

 

ワイズ「それって?」

 

シラーセ「この事件があったからこそ、親子の絆が深まったのだと。感動の結果を導き出して頂ければと。後は私の方で上手い具合で報告書を纏められます。ですから。」

 

ワイズ「・・・うん!」

 

真人「俺達はワイズ達親子のクエストに挑んでクリアするって感じで。」

 

徹平「ワイズ、これで良いよな?」

 

ワイズ「当然よ!」

 

ポータ「自分も一生懸命頑張ります!」

 

真人「そうだな。言葉で解決するのが一番だけど・・・相手はワイズの母親だからな。念の為ポータにはアイテムを用意して貰おう!」

 

ポータ「はい!」

 

真人「徹平は、もう分かるよな?

 

徹平「無論だ。私利私欲の母親にお灸を添えないとな。」

 

真人「後母さんは・・・」

 

真々子「他所のご家庭の事情に立ち入るのは、差し出がましい気もするけど・・・こうなったら全力で、お節介焼いちゃうわ!お母さん火力全開で!」

 

真人「割と良いパターンだからツッコミは入れないぞ?絵里香さんは。」

 

絵里香「そうね。本当の母親と言うのはどんなものか見せてやらなきゃね!」

 

真人「と言う事ですから。シラーセさん。」

 

シラーセ「分かりました。では、このシラーセに秘められている禁忌の力を用いて、皆さんを女帝の元に導いて差し上げましょう!」

 

ワイズ「え!?」

 

シラーセ「彼女は今、別窓を開いて不当にシステムを書き換えてる最中であるっと、先程システム課より連絡を受けました。ならば私がすべき事はただ一つ!!強権発動!!問答無用極大魔法!!ア・カ・バ・ン!!!」

 

真人・徹平「うわぁ・・・生々しい究極魔法だ・・・!!」

 

すると風が起こった。次の瞬間、彼らの前に空間が開いた。

 

絵里香「空間!?」

 

真々子「あらまぁ!」

 

ワイズ「来るわ!!」

 

奥から現れたのは・・・

 

真人「っ!!」

 

徹平「っ!!」

 

ワイズ「っ!!」

 

 

 

 

夜の女帝「あらまぁ。久し振りね〜。」

 

 

 

 

筋肉イケメン達の椅子に座った夜の女帝だった。

 

ワイズ「何処まで頭悪ければ気が済むのよ!!!!」

 

真人「お、お、落ち着けってワイズ!!」

 

ワイズ「あれが自分の親とか嫌過ぎる!!!!」

 

絵里香「もしあれが私だったら・・・自殺したいわ・・・」

 

徹平「俺も、あれが自分の母親だったら・・・不良になってたわ・・・」

 

夜の女帝「相変わらずギャーギャー五月蠅い子。」

 

魔法書を出した。

 

真人「ちょ!!まずは話を!!」

 

徹平「いきなり不意打ちとか卑怯だぞ!!!」

 

夜の女帝「フルーソ・ディ・ラーヴァ!」

 

巨大溶岩が噴火し、森林を燃やし始めた。

 

ワイズ「問答無用って訳ね!!そっちがその気なら!!スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!ベント・ネーヴェ!!更に!ギアッツオ・グルーモ!!」

 

風雪と氷塊の魔法を発動して、大雪と巨大氷を降らせて、溶岩を消火した。

 

徹平「おぉ!溶岩が!」

 

絵里香「消火したわ!」

 

夜の女帝「あらあら。じゃあ。」

 

すると周囲の森林が動き始めた。

 

徹平「森林が!?」

 

真人「オブジェクトを操作してるのか!?」

 

森林が徐々に迫って来る。

 

真人「森の中で、これはヤバイ!!」

 

真々子「ここはお母さんに任せて!」

 

絵里香「私も行くわ!私達ならどんなに数が多くても!!」

 

真々子「纏めて攻撃出来ちゃうから!!」

 

真人「あって良かった全体攻撃!!」

 

徹平「母さん!真々子さん行けーーー!!!」

 

真々子「やぁああああ!!!」

 

絵里香「はあああああ!!!」

 

真々子のストーンエッジとウォータースピア、更に絵里香の超高速回転斬りで森林を伐採。

 

真人「ポータは母さんと絵里香さんの傍に!!」

 

ポータ「は、はい!!」

 

真人「シラーセさんは・・・あれ?」

 

既に死んでしまっていた。

 

徹平「あれま死んでるわ。」

 

ポータ「隙を見て自分が蘇生させておきます!!」

 

真々子「きゃああ!!」

 

絵里香「ちょっと!!」

 

ポータ「ああ!!」

 

森林が3人を閉じ込めた。

 

真人「母さん!ポータ!」

 

徹平「母さん!!」

 

真人「はああああああ!!!!」

 

フィルマメントを振り下ろして木を斬るが、斬れなかった。

 

真人「壊せない・・・!?何で!?」

 

夜の女帝「残念ね〜。これまでは破壊出来ていようだけど、バグが修正されたの。もうそいつらは出て来れないわ〜。」

 

徹平「だったら!!ラッシュスキル!!」

 

ガントブレスが光って、ラッシュスキルを発動。

 

徹平「無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!」

 

無駄無駄ラッシュで木を破壊しようとするが、破壊出来なかった。

 

徹平「くそっ!!彼奴がバグしやがったのか!!」

 

夜の女帝「あっはっはっはっはっは!!」

 

左手の宝石が輝き始め、壁が現れた。そして謎の部屋に転送された。

 

真人「何だ!?」

 

徹平「どうなってんだ!?」

 

ワイズ「ちょっとママ!何なのこれ!?」

 

夜の女帝「知らないわ〜。」

 

ワイズ「はぁ!?」

 

夜の女帝「アイテムストレージに差出人不明の贈り物が届いて、開けたらこの部屋が現れたの〜。」

 

ワイズ「ここに来てしらばっくれてんじゃないわよ!!!」

 

夜の女帝「だってそれが事実だもの〜。後知ってる事と言えば・・・ここでお願いすると何でも必ず叶えて貰える事だけ。」

 

ワイズ「な、何なのよそれ・・・!!意味分かんないんだけど!!」

 

徹平「まさか、この部屋はアンタが使用してるチートツールが集まってるって事か・・・?」

 

真人「それって、つまりプログラムの中って事か!!」

 

夜の女帝「いらっしゃ〜い。コニーリオ。オレッキオ。ディフォーネ。」

 

3匹のモンスターが出現した。

 

夜の女帝「この子達もこの部屋で貰ったの〜。この部屋があれば、私はこの世界でも現実世界でも支配する事も夢ではないわ〜!」

 

ワイズ「うわっ、何言ってんの此奴・・・!?頭可笑しいし!!」

 

夜の女帝「だって試してみたら『可能』だってお返事が来たもの。例えば・・・国の重要機密文書が欲しいとお願いして入手したら・・・国は幾らで買ってくれるかしらね〜?」

 

ワイズ「流石にそれは洒落にならないでしょ!!!もういい加減にしなさいよね!!!」

 

夜の女帝「いい加減にしろですって!?それは此方のセリフよ!!」

 

ワイズ「え!?」

 

夜の女帝「私はね、これでもこのゲームを通じて親子をやり直そうと本気で思ってたのよ。それなのにあなたと来たら・・・」

 

ワイズ「あ、私が何をしたって言うのよ!?」

 

夜の女帝「何をしたか覚えていない?」

 

ワイズ「・・・あっ!!」

 

それは、大喧嘩して母から逃げ出した事だった。

 

ワイズ「あ・・・あれは・・・」

 

真人「ワイズ・・・」

 

ワイズ「つい言い過ぎた部分とか、あったと思うけど・・・」

 

 

 

 

夜の女帝「子供なんて作らなければ良かった。」

 

 

 

 

ワイズ「え・・・!?」

 

真人「くっ!!」

 

その言葉を聞いた徹平の怒りが増し始めた。

 

夜の女帝「子供は害悪。何処までも身勝手で迷惑を掛け続け、親の平穏や自由を奪うだけの存在。」

 

ワイズ「ちょ・・・!」

 

夜の女帝「だからね玄夜。」

 

ワイズ「待って・・・待ってママ!!ちゃんと謝るから!!だからもう1度!!」

 

夜の女帝「もう結構よ。あなたなんていらない!!!」

 

オレッキオがワイズに向かって突進する。

 

ワイズ「あっ!!」

 

徹平「オルァ!!!」

 

だが徹平が、オレッキオを裏拳で消滅させた。

 

夜の女帝「はぁ?」

 

真人「徹平・・・?」

 

徹平「お前・・・何って言った・・・!!!」

 

彼の怒りが頂点に達した。

 

 

 

 

 

 

徹平「子供なんて作らなきゃ良いだと・・・・!?お前・・・ワイズの母親じゃねえのかよ・・・」

 

夜の女帝「あなたも、そこの彼とあの子と同じなんでしょ?親を親とも思わず。勝手な事を言って好き勝手してるのではなくて?」

 

真人「その点は認める・・・俺も同じだ・・・」

 

夜の女帝「子供なんて皆そうよ。」

 

徹平「黙れ!!!」

 

超人的な飛躍で夜の女帝に迫った。

 

夜の女帝「なっ!?」

 

徹平「ハァッ!!」

 

キックで夜の女帝を蹴り飛ばしたが、バリア魔法で防がれてしまった。

 

ワイズ「徹平・・・?」

 

徹平「俺はな・・・母さんとむっちゃ仲が良いんだよ!!!」

 

夜の女帝「・・・・・・!」

 

徹平「真人は確かに、最初は真々子さんに対して苦手意識を持ってる。幼馴染みの俺が言うから間違い無い!だがな、真々子さんは真人に対して暴言とか、子供なんて作らなきゃ良かったなんて一言も言っていない。」

 

真人「勝手な事を言ってるのは百も承知だ。でもさ、子供ってそう言うものなんだよ!頭ではちゃんと分かっているんだ。でも口から勝手に出て来るんだよ。それを上手く抑えられないんだよ!!だからさ・・・赦してくれないか!?こんな子供を赦してくれ!!」

 

徹平「ワイズだって、アンタに本気で言ってる訳じゃない!!子供を見捨てるのは母親として失格だ!!だから、ワイズを赦してやってくれ!!」

 

夜の女帝「はぁ・・・そんな虫の良い話が通用すると思って?」

 

ワイズ「っ・・・!!」

 

徹平「何だと・・・・!?」

 

夜の女帝「通用する訳ないのよね〜。ルーシェ・ベア・ララ・ツ・オーネ!!」

 

雷魔法を真人と徹平に落とした。だが2人はフィルマメントとガントブレスで防ぐ。

 

真人「ぐっ・・・!!」

 

徹平「くそっ・・・!!」

 

夜の女帝「これは怒りの鉄槌!!母親は皆怒っているのよ!!親にとって子供は単なる足枷!自由を底なるだけのもの!!それだけなのよ!!さぁ!!止めよ!!!邪魔な子供は消えてしまいなさい!!!」

 

徹平「・・・はははははははは。」

 

突然徹平が笑い始めた。

 

真人「徹平・・・?」

 

夜の女帝「何が可笑しいのよ?もしかして、さっきの言葉で気が狂ったかしら?」

 

徹平「アンタは本当・・・視野が狭い。」

 

夜の女帝「何?」

 

徹平「俺達には・・・頼もしい仲間が居る。それは・・・母親だ!!」

 

”ドゴーン”

 

夜の女帝「な!?な、何!?」

 

突然部屋から光が輝き、部屋が崩壊した。

 

真人「か・・・母さん・・・!?」

 

徹平「・・・母さん!!」

 

ワイズ「っ・・・!!」

 

 

 

 

光り輝く真々子と絵里香の姿が、彼の目に映った。

 

 

 

 

真々子「私達は、片時も忘れた事はありません。私の子供が生まれてくれた時の事を。」

 

絵里香「その子の為ならば死んでも良いと。本気で思えたその日の事を。」

 

真々子「初めて母と呼んでくれた日の事を。忘れる訳がない・・・」

 

絵里香「私も・・・その日を一生忘れる事はない・・・」

 

真々子「だって私達は母親だから!」

 

絵里香「子供を愛する母親だから!」

 

2人は真人と徹平に笑みを見せて、夜の女帝に歩み寄る。

 

真々子「あれ程の幸せを、どうして忘れてしまえる人が居るのか。」

 

絵里香「それはたった一つ。自分達の持ってるそれだけしかない親子と言う掛け替えのない繋がりをどうして平気で蔑ろにするのか。」

 

真々子「私は理解に苦しみます。怒りすら感じます!そして悲しくすら感じます・・・でも私は信じます!!あなたも母親なら、思い出してくれますよね?」

 

絵里香「いえ、思い出して貰うわ。あなたの娘であるワイズちゃんの為に、何が何でも!!」

 

夜の女帝「折角ですけど、遠慮させて頂きたいわ〜。この世に私1人が居れば十分。だって私には全て思い通りに成し遂げられるだけの力があるのだもの〜。」

 

真々子「でしたら、あなたの誇るその強さ!あなたが軽んじて出来た力を打ち砕きます!!」

 

絵里香「そうすれば、あなたは気付いてくれるでしょうね?」

 

夜の女帝「そんな事出来ると思って?」

 

真々子「えぇ、出来ますとも!だって私には、自慢の息子が居ますから!」

 

絵里香「私にも、自慢の息子が居てくれてる!」

 

真々子「ねぇ?マー君。」

 

真人「母さん・・・」

 

絵里香「そうでしょ?徹平。」

 

徹平「へへッ。だよな。」

 

真人「何時も勝手な事ばかり言う息子で、ごめんな・・・」

 

真々子「え?」

 

真人「でもって・・・ありがとう!!」

 

真々子「っ!!」

 

真人「母さんが俺の母さんで良かった!」

 

彼女は、嬉し涙を流した。

 

真々子「はい・・・どういたしまして・・・」

 

徹平「ゲームの中では、毎回母さんに助けられてばかりだけど・・・今度は息子の俺が母さんの助けになる!!」

 

絵里香「徹平・・・!!」

 

徹平「だって、俺は親父を亡くしてしまっている。あの日から俺は、母さんの夫代わりになって母さんを助けている。だからさ、ゲームの世界でも、母さんを助けてやるぜ。」

 

絵里香「うん・・・ありがとう!!」

 

夜の女帝「下らないファミリー映画ね。」

 

真々子「っ!マー君、お母さん頑張るわ!!」

 

ストーンエッジとウォータースピアが夜の女帝に向かった。

 

夜の女帝「バリエーラ!!」

 

しかしバリアの魔法で防がれた。だが、彼女の右頬に傷が出来た。

 

夜の女帝「私に・・・傷を!?」

 

絵里香「まだまだこれからよ!!真々子!!」

 

真々子「ええ!!」

 

超高速とストーンエッジとウォータースピアで、避け続ける夜の女帝に何度も攻める。

 

夜の女帝「な、何なの!?攻撃回数が多過ぎではなくて!?あなた達無茶苦茶だわ!!!」

 

絵里香「不正ばっかり使ってるあなたに言われたくないわね!!!」

 

夜の女帝「っ!?」

 

絵里香「ハァッ!!」

 

ティルフィングとクラウ・ソラスを同時に振り下ろし、夜の女帝の右腕に傷を負わせた。

 

夜の女帝「ああっ!!」

 

 

 

 

真人「やっぱりウチの母さんは凄えなぁ・・・!!強過ぎ!!」

 

徹平「やはり母さんは・・・侮れないな!!」

 

 

 

 

夜の女帝「チッ!でも私にはこれがある!!」

 

宝石を振って、防御魔法を発動した。

 

絵里香「くっ!ヴェール型の防御魔法・・・!?」

 

 

 

 

真人「あのヴェール・・・見た感じ一種の防御魔法っぽいな・・・」

 

徹平「だったらここは!!」

 

ポータ「真人さん!!徹平さん!!これを!!」

 

アイテムを投げ渡した。

 

真人「よし!グッジョブ!ポータ!!」

 

アイテムを上へ投げた。

 

夜の女帝「なっ!?」

 

するとヴェール型の防御魔法を一瞬で無効化させた。

 

夜の女帝「な・・・何ですって!?」

 

真人「その顔、親子でそっくりだな!!」

 

ポータ「魔法封じ対策をしていない所もワイズさんとそっくりです!!」

 

徹平「アンタの根本的なミスを悔やむが良い!!」

 

夜の女帝「くっ!!」

 

真人「今だよ母さん!!」

 

真々子「えぇ!!」

 

徹平「母さん!俺達も行くぞ!」

 

絵里香「勿論!!」

 

夜の女帝「巫山戯ないで!!!あなた達も母親なら分かるでしょ!!!子供に振り回されて、散々な思いをして、込み上げる気持ちがあるでしょ!!!!」

 

真々子「勿論。あなたが言ったような気持ちは私の中にもあります!!」

 

夜の女帝「だったら!!」

 

絵里香「でもそれはあなたの身勝手な言い訳にしか過ぎない!!」

 

夜の女帝「っ!?」

 

真々子「そして思うんです!子供と接して何かを思う。それは、今この瞬間しか作れない、親だけしか手に入れない宝物だと!!」

 

夜の女帝「はぁ!?何を!!」

 

真々子「だから私は、子供の全てを受け止めます!!抱き締めます!!どんな事があろうとも見捨てません!!」

 

絵里香「そんな気持ちを捨ててしまったあなたに、子供をこよなく愛する私達が負ける訳が無いわ!!!」

 

夜の女帝「黙れ黙れ黙りなさい!!!!そんなものはただの理想!!!!現実はそうはいかない!!!!子供なんて!!!!我が儘で!!!!!身勝手で!!!!迷惑なだけーーーーーーー!!!!!!」

 

怒りが頂点に達した。2匹のモンスターが迫り来る。

 

真々子「えい!!ヤァッ!!」

 

ストーンエッジとウォータースピアがモンスターを全滅させた。

 

夜の女帝「まだよ!!!」

 

先程徹平が消滅させたオレッキオが復活し、獣のようになって襲い始めた。

 

徹平「くっ!!」

 

 

 

 

ワイズ「スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!ボムバ・フィアーマ!!!」

 

 

 

 

爆炎魔法でオレッキオを消し炭にした。

 

ワイズ「更に!!インデボリート!!!」

 

弱体化魔法で夜の女帝を弱らせ、更に洗脳された筋肉イケメン達を解放させた。

 

イス青年達「うわあああああああああ!!!!!」

 

夜の女帝「玄夜あなた!!」

 

ワイズ「もう終わりよママ!!一発ガツンとやられて頭冷やして!!」

 

夜の女帝「・・・・そうはさせないわ!!!!」

 

漆黒の翼を生えさせ、空へ飛んだ。

 

真々子「マー君!!」

 

真人「空の敵は!!俺に任せろーーーー!!!!」

 

フィルマメントの刃を飛ばし、夜の女帝の翼を切断させた。

 

夜の女帝「きゃあああああああ!!!」

 

真人「母さん!徹平!絵里香さん!ラスト!!」

 

真々子「うん!」

 

絵里香「ええ!」

 

徹平「おう!」

 

真々子「あなたもちゃんと母親である事を思い出して下さい!!ハァッ!!」

 

ストーンエッジとウォータースピアの同時攻撃で、夜の女帝の方翼を切断させた。

 

夜の女帝「くっ!!」

 

最後に徹平と絵里香が高速で迫る。

 

徹平「これが子供と!!」

 

絵里香「母親の!!」

 

徹平・絵里香「絆だ!!!」

 

夜の女帝「何!?」

 

絵里香「はああああああああああ!!!!」

 

徹平「アリアリアリアリアリアリ!!!!!」

 

超高速連続突きと、アリアリラッシュのダブル攻撃。

 

夜の女帝「ああああああああ!!」

 

絵里香「止め!!」

 

徹平「アリーヴェデルチ!!!!」

 

最後の一撃で、夜の女帝に止めを刺した。

 

夜の女帝「そんな・・・・・私が負けた・・・・・!?」

 

落下する夜の女帝。

 

徹平「マズイ!」

 

絵里香「落ちちゃう!!」

 

2人が夜の女帝に向かって落下するが、夜の女帝を受け止めたのは・・・

 

夜の女帝「玄夜・・・」

 

娘のワイズだった。

 

ワイズ「何呼ばれたって・・・やっぱりママの事を本気で嫌いになんかなれない・・・!!私はママの子供だもの!!ママ・・・ごめんなさい・・・仲直りしたいよ・・・!!」

 

彼女が涙を流すと、夜の女帝も涙を流した。

 

真人「母さんお疲れ!」

 

真々子「はい。お疲れ様!」

 

ハイタッチ。

 

徹平「やったな母さん!」

 

絵里香「うん。やったね!」

 

ハイタッチ。

 

ポータ「あの、自分も・・・」

 

一緒にハイタッチした。

 

 

 

 

その後。

 

ワイズ「本っっっっっっっ当に最悪!!!!もう本っっっ当にいい加減にして!!!」

 

和乃「別に良いでしょ!ゲームの中なんだからぁ!ママの好きにさせなさいよぉ!」

 

ワイズ「好きにさせた結果がこれでしょ!!!周りに散々迷惑掛けて、しかも何!?イケメンを家具にするとか頭悪過ぎ!!!」

 

和乃「ギャーギャギャーギャうっさいわねぇ〜!玄夜はずっとそう!!ママの股からポーンと出て来た時からずっとギャーギャギャーギャ言いっ放し!!」

 

ワイズ「股からポーンとか言うなーーー!!!!」

 

 

 

 

真人「えー、感動のシーンからいきなり親子乱闘に突入してる訳ですが・・・」

 

徹平「でもあの喧嘩、何か楽しそう。」

 

ポーン「喧嘩する程仲が良いって言います!」

 

シラーセ「まぁこの後みっちり事情聴取させて頂きますし、周囲に迷惑が掛からない範疇でやって頂けるなら良しとしましょう。」

 

真々子「あれも一つの親子の形よね。」

 

絵里香「そうね。」

 

4人は笑い合った。こうして夜の女帝のクエストはクリアした。

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

徹平「ワイズ、ちょっと。」

 

ワイズ「ん?何よ。」

 

徹平「お前何で居んの?」

 

ワイズ「はぁ!?何よその言い方!!私が邪魔だって言いたい訳!?」

 

徹平「そうじゃねえよ。喧嘩する程仲が良いって事で、お前はゲームクリアしたんだろ?和乃さんはもうログアウト・・・」

 

ワイズ「あーあーあーあーあー・・・まぁ、それはそうなんだけどね!何て言うか・・・私はもうちょっとこっちに居ても良いかな〜って。」

 

真人「え?何で?」

 

ワイズ「な、何でって!!」

 

徹平(成る程ね〜。そう言う事か〜。)

 

真々子「あらあらもしかして〜。」

 

絵里香「そう言う事ね〜。」

 

ポータ「ん?」

 

ワイズ「って言うかアンタ達のパーティには私が絶対必要でしょ!?超絶賢者である私の力が!!」

 

徹平「だがお前にはまず魔法封じの耐性を・・・」

 

ワイズ「分かってるし!!ちゃんと耐性上げるし!!ムゥッ!!」

 

真人「ならよし!それじゃあ冒険に出発しますか!」

 

『ピーンポーンパーンポーン!』

 

真人「ん?」

 

徹平「何だ?」

 

 

 

 

白瀬『皆さんおはようございます。何時もあなたの心の片隅に居る白瀬ですとお知らせします。』

 

 

 

 

モニターに白瀬が出て来た。

 

真人「出た・・・」

 

徹平「何か久し振り。」

 

白瀬『さて今回のクエストでは大変お世話になりました。つきましては、頼れる皆さんに次なる依頼をさせて頂きたい事をお知らせします。』

 

真人「またクエストですか?」

 

白瀬『ぶっちゃけ皆さんには今後とも、運営の手に余る諸問題をクエストと言う名目で片付けて頂きたいのです。』

 

絵里香「諸問題をクエストで片付けるって、私達ワクチンなの?」

 

真人「そう言う思惑をサラッとお知らせしなければ良いのになぁ・・・」

 

白瀬『ではこれから皆さんが進むべき道をお知らせしましょう!ハァッ!!』

 

目からビームを出し、進むべき道を記した。

 

ポータ「はわわ!」

 

絵里香「目からビーム!?」

 

真々子「凄いわねぇ!」

 

ワイズ「次は大活躍しちゃうわね!」

 

徹平「どうだかな?」

 

真人「よし!それじゃあ皆次のクエストへ・・・」

 

真々子「次のクエストへ張り切って行きましょう!」

 

真人「母さん、それ俺が言いたかったんだけど・・・俺が勇者でリーダー!そこん所OK?」

 

真々子「そ、そうよね・・・ごめんなさい・・・」

 

真人「まぁ良いけど。なっ!何で泣く!?」

 

泣いてしまった真々子。

 

真々子「だって・・・マー君が優しくて・・・ちゃんとお話してくれるようになってるから・・・お母さん凄く嬉しくて・・・」

 

真人「にしても泣く事無いだろう・・・?」

 

真々子「そうよね・・・急に泣いちゃうなんて・・・変なお母さんよね。エヘヘ。」

 

真人「全くだよ・・・母親ってよく分からん生き物だなぁ・・・」

 

徹平「俺もだ。真人と言う息子がどんな生き物か分からんからな。」

 

真人「ちょ!お前ええええ!!!!」

 

右腕で徹平の首を絞め上げる。

 

徹平「痛え痛え!冗談冗談!!」

 

真々子「分からなくても良いわ。お母さんの事をちゃんとお母さんってちゃんと思ってくれていたらそれで十分。」

 

真人「そう言うものか?」

 

徹平「ギブギブ・・・!」

 

真々子「そう言うものです。」

 

するとまた光り輝いた。

 

真人「眩しっ!!」

 

絵里香「本当よく光るわね真々子は。」

 

真々子「それじゃあ行きましょうか!お母さんと一緒に冒険よ!」

 

絵里香「皆!私達に付いていらっしゃい!オー!」

 

ポータ・ワイズ「オー!」

 

真々子「マー君も徹平君もお母さんに続けー!」

 

真人「よぉし!あんまり調子に乗るなよ?母親!」

 

徹平「レッツゴー!」

 

すると真人の目の前にモニターが出現した。

 

徹平「どした?」

 

問:母親と一緒に冒険の旅に出たら仲良くなれますか?

 

真人「なれたりするんじゃねえの?知らんけど。」

 

モニターが消え、2人が真々子達に付いて行く。新たな旅が始まった。

 

『END』




         キャスト

     大好真々子:茅野愛衣
      大好真人:石谷春貴

      橘絵里香:長妻樹里
       橘徹平:上村祐翔

       ワイズ:鈴代紗弓
       ポータ:原田彩楓
 白瀬真澄・シラーセ:新井里美
   夜の女帝・和乃:柚木涼香

      イス青年:植木慎英
           長谷徳人
           下川草介
           小林千晃
           秋葉佑

真々子「明日もお母さんと一緒に、楽しく学校に行きましょうね!」

次回「そこは夢と希望に満ちた、子供達の領域。子供達の、だ。ここ大事!」
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