通常攻撃が全体攻撃って・・・俺らより強くね?   作:naogran

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メディドラゴン「許さない!!何もかも許せない!!!!!」

怒りが爆発したメディが、メディドラゴンへ変貌し暴走した。

ワイズ「ちょっとどうするのよ真人!徹平!」

徹平「どうするっつっても・・・」

メディママ「メディ!!何なのその姿!!母親の言う事が聞けない娘は、こんなにも醜くなってしまうのね!!」

真人「ちょ!メディママさん!!」

メディママ「あ〜嫌だわ!最悪!信じられない!」

メディドラゴン「最悪なのは・・・そっちでしょ!!!!!」

竜巻を巻き起こした。

真人「ったく!!何なんだよこの親子は!!どっちも半端無く手が掛かる!!」

メディママ「何ですって!?私達は常に1番で!!これまで何の問題も無かったのよ!!それを滅茶苦茶にしたのは・・・あなた達でしょ!!!!」

徹平「黙れ!!!」

メディママ「っ!?」

徹平「何が1番だ!!そんなのただの自分の欲望だろうが!!自分の欲望の為に自分の娘を巻き込むなんて・・・母親のする事じゃねえ!!」

メディママ「・・・黙りなさい!!!!」

アペルトの杖を振り下ろしたが、真々子がテラディマドレで防いだ。

真人「っ!」

ワイズ・ポータ「っ!!」

徹平「真々子さん!!」

真々子「マー君、徹平君、あなた達はメディちゃんをお願い。」

絵里香「私達はメディママを説得するから。」

真人「お、おう!」

ワイズ「友達として1発しばいて!正気に戻してやるわ!」

ポータ「アイテムは自分にお任せ下さい!!」

徹平「よし!皆行くぞ!!」

真人・徹平・ワイズ・ポータ「うおおおおおおおおおお!!!!」

彼らはメディを取り戻す為、メディドラゴンに立ち向かった。


8話「言わなきゃ伝わらないが、言ったらかなりの確率でぶつかる。厄介だよ、親子。」

メディドラゴンを真人達に任せ、真々子と絵里香はメディママを説得する。

 

真々子「メディママさん!まずは冷静に!話をしましょう!」

 

絵里香「あなたは色々錯乱しているわ!」

 

メディママ「くっ!本当に邪魔な人!!私とあなた達、どちらが1番の母親か、直接対決でハッキリさせて貰うわ!アペルトの杖よ!!その力を見せなさい!!」

 

絵里香(やっぱり・・・)

 

アペルトの杖から黒い波動が発動し、地面の岩を削って浮遊させた。

 

絵里香「っ!」

 

その岩が3体の人の形になり、ゴーレムとなった。

 

絵里香「ゴーレム!」

 

ゴーレムが起動し、真々子と絵里香を襲い始める。

 

メディママ「フンッ!」

 

勝った気になったメディママだが。

 

真々子「皆ごめんなさいね。」

 

メディママ「っ!?」

 

絵里香「ゴーレム、私達はメディママを説得する為にここに来たのよ。だからちょっと大人しくしてくれるかな?」

 

真々子「お願い出来る?」

 

するとテラディマドレとティルフィングが光った。

 

ゴーレム「・・・・・」

 

頷いたゴーレムの目が赤から緑へ変色し、一瞬にして砕かれた。

 

メディママ「え・・・・・!?はぁ・・・・・・!?」

 

突然の出来事で、メディママは唖然とした。

 

メディママ「な・・・何なの!?今のはどう言う事・・・!?私が作ったゴーレム達が・・・真々子さんと絵里香さんの命令を・・・!?」

 

真々子「命令した訳ではありません。」

 

絵里香「そうよ。お願いして大人しくさせただけよ。」

 

真々子「でも、そう言う線引きは難しいですよね?私と絵里香も良く悩みました。」

 

メディママ「悩むって・・・」

 

真々子「息子がまだ小さかった頃の話なんですけどね・・・子供に対して何かを言う時に、それが親の意向を押し付ける事になっていないか、凄く不安に思って・・・何日も考えた事がありました・・・」

 

絵里香「徹平も小さい頃はいじめっ子だったわ。結構イタズラ好きで、弱い子をいじめる日々を送っていたの。」

 

メディママ「そ、そんなの悩む必要は無いでしょ!思う通りに言えば良いわ!親はこう、自分が思う通りに育てて行く!そう言うものでしょ!」

 

絵里香「でもそれはあなたの身勝手な決断にしか過ぎない!」

 

メディママ「っ!?」

 

真々子「そうですね・・・確かにそう言う部分はあるかと思います。でも1つだけ、絶対に間違ってはいけない事があります!」

 

メディママ「っ?」

 

 

 

 

 

 

ワイズ「ここは私の出番!!超絶賢者の魔法が華麗に炸裂するわよ!!」

 

真人「おいバカ!!お前が調子に乗ると変な予感しかしないから!!」

 

メディドラゴン「スパーラ・ラ。マジーア・ペル・ミラーレ!マソル・ベンテ!!」

 

吸収魔法を発動し、ワイズのMPを全て奪った。

 

ワイズ「ええ!?何て事を!?」

 

徹平「ほら見ろ!言わんこっちゃない!!」

 

メディドラゴンがワイズに向けて尻尾を振った。

 

ワイズ「え!?うわあああああ!!!」

 

パニックになって逃げる手段を失ったが。

 

徹平「オルァ!!」

 

ガントブレスで尻尾を受け止めた。

 

徹平「パニックになってる暇があったら逃げろ!!」

 

真人「闇属性を拗らせただけあって、闇系魔法の効果が抜群だな!!」

 

ワイズ「ヒーラーで闇属性魔法とか面倒臭過ぎ!!どうしてくれようか!!」

 

真人「どうにかしたいならMPを回復しろ!!」

 

ワイズ「分かってるってば!!ポータ!!MPポーション頂戴!!」

 

大量のMPポーションを取り出した。

 

ポータ「はい!これで完全回復出来ます!!」

 

ワイズ「ええぇぇ・・・・?」

 

全部のMPポーションを飲み切った。

 

ワイズ「ぷはぁ〜!はぁ・・・はぁ・・・」

 

ポータ「おかわりです!どうぞ!」

 

ワイズ「お・・・お腹が・・・」

 

メディドラゴン「ーーーーーーーー!!!!」

 

ドラゴンブレスを放射して大暴れ。

 

真人「メディ!!話を聞いてくれ!!俺はお前の気持ちが痛い程分かる!!」

 

徹平「俺もお前の気持ちが良く分かる!!」

 

メディドラゴン「ーーーーーー!!!あんなに素敵なお母さんが居る癖に!!!!」

 

真人「何処がだよ!!!ゲーム内転送で母親同伴ってだけで過酷過ぎるのに!!!セーラー服にスク水!!挙句に絵里香さんと一緒にミスコン優勝だとか!!思い出したくもない光景に直面させられて・・・マジ本気でウンザリなんだよ!!!」

 

徹平「俺はガキの頃、酷いいじめっ子だった!!弱い奴をいじめないと気が済まない性格になってしまって・・・だからメディ!お前の気持ちは他の奴より人一倍分かる!!!」

 

 

 

 

 

 

真々子「聞いて下さい、メディママさん。私は思うんです。」

 

絵里香「私も思うの。」

 

2人が母の光を発動した。

 

メディママ「っ!?」

 

真々子「私達親は、子供を立派な大人にする為に育てるのであって、親自身の為に子供を育てる訳ではありません。」

 

 

 

 

 

 

ワイズ「ゴクゴク・・・ぷはぁ〜!はぁ・・・はぁ・・・ん?何!?何かメチャクチャ光ってる!?」

 

真々子と絵里香の光を見た。

 

ワイズ「母の光?」

 

ポータ「いえ!あれは・・・1人の母親としてどうしても伝えたい。そう心から願った時、世界に遍く存在する母なる思いがママさんと絵里香さんの元に集結して、光と言葉で余す所無く伝える上級母親スキル『母の御言葉』です!」

 

真人「ほらな?あのママだ。どんな時でも母親強え。母親凄えで俺達の立場は無い。はは・・・」

 

徹平「だがな、ドラゴンに変貌してガキみたいに暴れたって何も解決はしない!!親子との間に傷が深まるだけだ!!」

 

 

 

 

 

 

メディママ「くっ・・・!!!」

 

真々子「私達の言葉、気持ち、与える者。全ては子供の成長の為なのですよ?」

 

メディママ「そ・・・それは当然の事よ!!!母親として当たり前の!!!」

 

するとアペルトの杖にヒビが入り、メディママに異変が。

 

メディママ「っ?でも・・・さっき私は・・・丸で自分の為のように言って・・・ど、どうして・・・あんな事を・・・?」

 

真々子「落ち着いて下さい。あなたは、何か良くないものの影響を受けていたんです。今のあなたは大切な事がちゃんと分かります。」

 

絵里香「1番大切な子供の事を、1番に考えられるはずよ?」

 

メディママ「私の・・・1番大切な事・・・」

 

彼女は、自分の過去を思い出した。メディの授業参観を暖かく見守り、一緒に笑って、楽しんで、ゲーム内で転送された時のメディの笑顔を見た。

 

メディママ「メディ・・・・」

 

思い出したメディママが涙を浮かべた。

 

メディママ「そうよメディは!?メディはどうなっているの!?」

 

絵里香「メディちゃんは、彼処に居るわ。」

 

 

 

 

メディドラゴン「ーーーーーーーーー!!!!!」

 

 

 

 

メディママ「メディ!!!」

 

 

 

 

真人「良いかメディ!!自分がどう思っているのか!!どうして欲しいのか!!それをちゃんと自分の言葉で伝えるんだ!!!俺だってまだちゃんと出来てないけど・・・でも、そう言う事だと思うから!!」

 

徹平「だからメディ!!目を覚ましてくれ!!」

 

だがメディドラゴンは2人の説得に聞く耳を持たず、大きく尻尾を振った。

 

真人・徹平「ぐあああああ!!!」

 

ワイズ「真人!!徹平!!」

 

叩き飛ばされ、木に激突した。

 

徹平「く・・・くそ・・・!!」

 

真人「や・・・ヤバい・・・!!」

 

メディドラゴン「ーーーーーーーーー!!!!!」

 

炎を収束させ、ドラゴンブレスを放射しようとしたその時。

 

メディママ「メディ!!!」

 

メディドラゴン「ーーー?」

 

真人「メディママさん!?」

 

徹平「アンタ!?」

 

メディママ「お下がりなさい真人君!徹平君!他所様の子供に怪我をさせる訳には行きません!受け止めるべきは私・・・ええそうよ。私こそが、この子の1番の母親なのだから!」

 

メディドラゴン「今更母親面しないでよ!!!!!!」

 

尻尾を大きく振って、自分の母親を叩き飛ばした。

 

メディママ「あ・・・あぁ・・・」

 

倒れたメディママは、握っていたアペルトの杖を手放した。

 

ワイズ「今のヤバいわよ・・・!?」

 

真人「ああ・・・」

 

メディママ「・・・メ・・・メディ・・・」

 

メディドラゴン「許せない・・・絶対に許せない!!!」

 

怒りが上昇し、メディママに近寄る。メディママは覚悟を決めた。

 

メディママ「・・・・そうよね・・・・許せる訳無いよね・・・今更母親面してどうするつもりなのかしらね・・・私・・・」

 

メディドラゴン「ーーーーーーー!!!」

 

メディママ「メディ・・・今のあなたは本当に怖い顔だわ・・・ずっとそんな感情を胸の奥に秘めながら、それでも私を信じて、付き従ってくれてたのね・・・?何て子なのかしら・・・・」

 

真人「何でだろう・・・何でだか分かる・・・今のメディママさんは、本気で子供の事を思う本当の母親だ!」

 

徹平「あの杖の影響が消えたのか・・・」

 

メディドラゴン「ーーーーーーーー!!!!」

 

尻尾でメディママを叩き込もうとしたが、真人と徹平がそれを防いだ。

 

メディママ「真人君!?徹平君!?」

 

真人「やっぱキツイな・・・!!」

 

徹平「ああ・・・!力が増してやがる・・・!」

 

メディママ「真人君!徹平君!下がっていなさいと言ったでしょ!?ここは私が!」

 

真人「分かってますよ!!この状況に決着を付けられるのはメディママさんだけです!」

 

徹平「けど、この状況だと埒が開かねえ!まずはメディを・・・!!」

 

真人・徹平「何とかします!!!」

 

メディママ「何とかって・・・どうするつもり!?」

 

真人「親子を救う勇者と格闘家の力を信じて下さい!と言う事で・・・ワイズ!!行けるか!?」

 

徹平「MP回復したか!?」

 

ワイズ「ゴクゴク・・・ぷはぁ〜!OK!準備は万端!!真人と徹平が考えそうな事も了解よ!!それじゃあポータ、ちょっと下がってて。」

 

ポータ「はい!頑張って下さい!」

 

ワイズ「スパーラ・ラ・マジーア・ペル・ミラーレ!ボムバ・ベント!!」

 

爆風魔法を発動した。メディドラゴンの足元に爆風が起こった。

 

ワイズ「更に!!ボムバ・ベント!!」

 

再度爆風魔法を発動。爆風がメディドラゴンを宙に舞い上がらせた。

 

ワイズ「空の敵はアンタに任せた!!」

 

真人「ワイズの癖に分かってるじゃないか!!それじゃあ聞き分けの無い娘にはガツンと1発!」

 

徹平「正気に戻してやるぜ!!」

 

するとアペルトの杖が動き始めた。

 

真人「何だ!?」

 

徹平「アペルトの杖!?」

 

アペルトの杖が地面を削り、その地面でメディドラゴンを閉じ込め始める。

 

真人「兎に角これ以上殻に籠らせる訳には行かない!!」

 

フィルマメントの光の刃を飛ばした。だが、光の刃が弾かれた。

 

真人「なっ!?くそっ!!」

 

徹平「俺が行く!!」

 

ジャンプしてラッシュスキルを発動した。

 

徹平「ドララララララララ!!ドラァ!!」

 

ドララララッシュで殻を破壊しようとしたが、ヒビすら入らなかった。

 

徹平「くそっ!頑丈過ぎる!」

 

真々子「だったらお母さんの攻撃はどうかしら?」

 

絵里香「一丁派手に行こうかしら?」

 

真々子「えい!」

 

絵里香「WAAAAAAAAANNABEEEEEEEEE!!」

 

ストーンエッジとウォータースピア、更に超高速回転斬りの連続攻撃が、メディドラゴンの殻を破った。

 

真人「・・・ったく、散々悩ませてくれる癖に微妙なフォローを入れて来たりとか・・・本当、母親ってのは何なんだろうな!」

 

徹平「そりゃあ勿論、子供を大切にする1番の存在だ!」

 

真人「だな!」

 

メディママ「・・・・・!」

 

真人「メディ!!」

 

メディドラゴン「っ!」

 

真人「お前の事を1番に思う人が、お前を待っているぞ!」

 

徹平「だから怒りの感情とか捨てて、大切な母さんの元へ戻るんだ!」

 

メディママ「・・・・!」

 

真々子「さぁマー君、徹平君、伝えてあげて?親子の絆を取り戻す為に。」

 

徹平「おう!」

 

真人「しっかり抱き締めて・・・言いたい事を全部言ってやれよーーーーー!!!!」

 

徹平「お前を暴走から解放してやる!!!」

 

フィルマメントの刃がメディドラゴンを斬り裂いた。

 

徹平「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!」

 

無駄無駄ラッシュがアペルトの杖に複数のヒビを入れた。

 

徹平「無駄ァ!!」

 

最後の一撃がアペルトの杖を破壊した。

 

メディドラゴン「ーーーーーーーーー!!!!!!」

 

黒く染まったメディドラゴンが灰となって消え去り、閉じ籠ったメディが解放された。

 

メディママ「メディ!!!」

 

走ってメディに駆け寄り、優しく受け止めた。

 

メディママ「メディ!メディ!・・・ごめんなさい・・・メディ・・・」

 

メディ「そ・・・そんな事言われても・・・」

 

真人「ん?」

 

メディ「許せる訳無いじゃないですかーーーーーー!!うわあああああああん!!!」

 

大いに泣くメディを、メディママが優しく慰める。こうして2人は和解を果たした。

 

 

 

 

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戦いの後。メディママは真人達に自分の事を語った。

 

メディママ「この子を授かった時に思ったの。私は良い母親になれるかしらって。良い母親とはどんな母親だろう・・・どうすれば良い母親になれるだろう・・・毎日そんな事を考えて、私は娘を良い子に育てようと決めて、思い付く限りの事をさせたわ。勉強も運動も、それから・・・精神面の教育も適度に。」

 

真人「それが本当に適度だったのか・・・俺としては疑問ですけどね・・・」

 

徹平「あれだけの事をさせても、メディが大人になったら色々問題を抱える事になると思うな。」

 

メディママ「真人君と徹平君の言う通り。それは適切な度合いではなく、娘の心に大きな負荷を掛けてしまっているのは気付いていたの。でも、どうしたら良いのか分からなくて・・・」

 

メディ「お母様・・・」

 

メディママ「そんな時、このゲームに出会ったの。間違ってしまった親子関係をどうにか出来ないかって参加したの。それなのに、どうしてあんな事を・・・・・私は最低の母親・・・・・・」

 

自分がしてしまった過ちを反省する。

 

真人「メディママさん、あの杖って心に秘められている衝動を解放させるような効果もあるんですよね?」

 

メディママ「え?え、ええ・・・そのようだけど・・・」

 

徹平「だったら答えは1つ。メディママさんもあの杖の影響を受けて、1番の母親になりたいと言う気持ちが異常に強化されてた、と言う事だ。」

 

ポータ「うんうん!」

 

徹平「プールの時、メディに暴力を振ったメディママさんの首を絞め上げた時に気配を感じ取ろうとしたけど、メディママさん自身には何も感じず、あのアペルトの杖の方に気配を感じてたんだ。」

 

絵里香「徹平はそれを私だけに伝えてくれてたの。あなたの持ってる杖に邪悪な気配を感じたって。」

 

徹平「メディママさんがこれまでやって来た事は、自分の為じゃなく、娘のメディの為。そこに間違いは無い。だよな?」

 

メディママ「・・・・・私はただ、メディを立派に育てたいと思っていたわ・・・・でも結局は・・・・・」

 

メディ「お母様。」

 

メディママ「っ・・・?」

 

メディ「お母様は、私の為を思って厳しくしてくれています。その気持ちは、本当に嬉しい・・・ですが・・・その・・・」

 

するとメディが、メディママに抱き付いた。

 

メディ「私の気持ちや・・・意思が・・・同じくらい大事に考えてくれたら・・・もっと嬉しいです!お願い出来ますか・・・?」

 

メディママ「・・・約束するわ・・・私は今度こそ、自分自身を改めます。だからどうか、これからも私の娘で居て頂戴。」

 

メディ「はい、お母様!私は何時までもお母様の娘です!」

 

こうして2人の間に、再び親子の絆が結ばれた。

 

真人「取り敢えずは一件落着だな。」

 

真々子「そうね。それじゃあ皆で。」

 

ワイズ「お疲れ〜!」

 

ポータ「はい!お疲れ様です!」

 

絵里香「お疲れ様ー!」

 

徹平「メディママさん。」

 

メディママ「ん?」

 

徹平「あの時はメディママさんに色々酷い事や、暴力を振ってしまった・・・ごめんなさい!」

 

頭を深く下げた。

 

メディママ「ううん。あなたは私の暴走を止めようと必死にやってくれたわ。その事は感謝しているわ。」

 

徹平「メディママさん・・・」

 

メディママ「私の方こそごめんなさい。あなた達に酷い事して。」

 

徹平「いやいや、元の原因はあのアペルトの杖をあなたに渡した犯人の仕業。あなたは悪くない。」

 

メディママ「ありがとう・・・」

 

 

 

 

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後日、ジョコ・アカデミアの卒業パーティが挙行された。

 

全員「カンパーイ!」

 

ポータ「ママさんと絵里香さんの料理、とっても美味しいです!」

 

真々子「ウフフ、ありがとう。無事に全部の授業を終えたお祝いですもの。」

 

絵里香「そのお祝いの為に、私と真々子が一生懸命作った手料理よ。」

 

真々子「でも、張り切っちゃったわ。」

 

絵里香「真々子、ポータちゃん、あれ見て。」

 

真々子「ん?」

 

ポータ「ん?」

 

慈愛に満ちたメディとメディママの姿があった。

 

絵里香「本当、ハッピーエンドになって良かったわ。」

 

真人「あの、メディママさん。もし良かったらなんですけど、俺達とパーティを組みませんか?」

 

メディ・メディママ「え?」

 

徹平「2人が仲間になってくれたらって、さっき皆で話し合ったんだ。」

 

真人「ウチは専業のヒーラーが居ない無茶なパーティで・・・ああでも、回復目当てとかじゃなくて、一緒に冒険出来たら楽しそうかなって。」

 

徹平「だから、お2人もどうだい?」

 

メディママ「折角のお話だけど・・・私に関しては無理ね。」

 

メディ「え?」

 

メディママ「実は私、この後ログアウトする予定なの。現実世界に戻って、私の子育て理論を綴ったブログと言う負の遺産を処理しなければならないのよ。誰か真似をして、私達親子の二の舞になっては申し訳無いから・・・そう言う訳で、私はお誘いを受ける事は出来ないけど・・・メディは。」

 

メディ「え・・・?」

 

メディママ「いえ、私が言うべき事では無いわね。あなたはどうしたいかしら?あなたが望む通りになさい?」

 

優しい笑顔をメディに見せた。

 

メディ「私は・・・・私は、真人君達とご一緒させて頂きたいと思います!宜しくお願いします!」

 

真人「あはは・・・俺のヒロイン枠はちょっと無理かもだけど、普通の仲間なら喜んで!」

 

メディ「ちょっと真人君!その言い方と笑顔は酷いですよ!私一生懸命頑張って、真人君のヒロインになりますからぁ〜!」

 

自分から真人の腕に抱き付いて、自分の胸を当てる。

 

メディ「ねぇ、こう言うのってどうですか?」

 

真人「あ・・・えっと・・・止めて下さい・・・」

 

メディ「そんな事言わずに容易く堕ちて下さい。」

 

ワイズ「完全に腹黒ヒロインね。クズだわこの子。」

 

メディ「ワイズさん!クズは失礼ですよ〜!べ〜!」

 

徹平「ぷっ、あはははははは!」

 

真人・ワイズ・メディ「・・・あはははははは!」

 

全員「あははははは!」

 

教室内の全員が笑い合う。

 

真人「あれ?でもこのゲームって、親子が2人1組で参加するのがルールだったよな?メディだけ残れるのか?」

 

シラーセ「心配無用です!」

 

真人「うわっ!?」

 

徹平「シラーセさん何処から出た!?」

 

シラーセ「ワイズさんの前例もありますし、私の方でどうとでもします。とオシラーセします。」

 

真人「・・・・」

 

シラーセ「と言う事で〜、皆さんお待ちかね強化アイテムプレゼントタ〜イム!」

 

真人「ああ、そう言えば・・・それが目的で学園に来たはずなのに・・・」

 

徹平「完全に忘れてた・・・」

 

ワイズ「待ってましたプレヴェニーレーーー!!!」

 

シラーセ「通常1SPを消費して1回の所、今回は10SPで11回引けます。」

 

真々子「まぁ!お得な感じね!」

 

絵里香「どんなアイテムがゲット出来るのかな〜?」

 

 

 

現在のSP

 

真人・128SP

徹平・190SP

ワイズ・103SP

ポータ・170SP

メディ・230SP

 

 

 

シラーセがルーレットを出した。

 

ワイズ「って事は100SP使ったら110回回せる!それなら行ける!プレヴェニーレーー!!」

 

真人「えっと・・・ポイントと交換で確実に強化アイテムがゲット出来るとかそう言う事じゃないの・・・?」

 

シラーセ「ガチャです。」

 

真人「ガチャかよ・・・」

 

徹平「完璧にガチャタイムだ。」

 

シラーセ「因みに排出率は此方です!」

 

 

 

排出率一覧。

 

レア・約5%

準レア・約25%

ノーマル・約70%

シークレット・0.001%

 

今ならなんと!

ピックアイテムアイテム(プレヴェニーレ・力のステーマヌイグルミ)の排出率が三倍!

 

※同レアリティ内における排出率となっております。

 

 

 

徹平「倍率クソ過ぎる・・・」

 

真人「おお!よし!これなら!」

 

ワイズ「やるわよ皆!」

 

徹平「無課金ガチャでレア出しまくった実力を見せてやる。」

 

 

 

 

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ガチャタイム終了。

 

シラーセ「おめでとうございまーす!勇者職でHP量が基本的に多い真人君には、HPが僅かに上昇する消費アイテム。」

 

真人は、HP量が上昇するHPポーションを大量ゲット。

 

シラーセ「賢者でMP量が豊富なワイズさんには、MPが僅かに上昇する消費アイテムをプレゼントです。」

 

ワイズには、MP量が上昇するMPポーションを大量ゲット

 

ポータ「自分はぬいぐるみです!欲しかった物です!」

 

徹平「俺は念願のストロングストーンだ!破壊出来ない物を破壊出来る超絶アイテムだぜ!」

 

この2人は欲しかったアイテムをゲット出来た。

 

真々子「ポータちゃん良かったわね〜!」

 

絵里香「徹平やるじゃない!無課金ガチャ1発でゲット出来るなんて凄いわ!」

 

真々子「マー君達もいっぱい貰えたわね!」

 

徹平「あの2人、完全に廃課金状態だな。」

 

シラーセ「まぁ、ぶっちゃけお2人は見事な爆死です。」

 

真人・ワイズ「チクショーーーーーー!!!!止めときゃ良かったぁ・・・・・・」

 

大量の涙を流して悔しがる。

 

ワイズ「メディ!アンタも1回ぐらいやりなさいよ!!」

 

メディ「止めておきます。普通にステータスアップに使いたいですから。」

 

ワイズ「はぁ!?」

 

徹平「おお、課金に拘らないとは流石だぜ。」

 

シラーセ「さて、これにてプレゼントタイム終了・・・と言いたい所ですが、今回も親子の絆を守る為に奮闘して頂いた報酬として・・・無料でもう1回お試し頂けるチャンスを進呈しましょう。」

 

おまけのルーレットを出した。

 

シラーセ「どうぞ真人君!!」

 

真人「マジか!!」

 

シラーセ「うん!」

 

真人「・・・頼む!お願い!運営様!愛してるーーーーー!!!!」

 

一か八かの無料ガチャを回す。すると金色に光る石が出現した。

 

徹平「石?」

 

その石は、真々子の手元に渡った。すると石が爆発した。

 

真々子「きゃっ!」

 

石が、エプロンに変わった。

 

絵里香「エプロン?」

 

ポータ「お母さん専用エプロンです!」

 

真々子「あらまぁ!」

 

真人「はぁ・・・?」

 

シラーセ「オオ、コレハスゴイ。オコサンタイショウノガチャデアリナガラ、オカアサンセンヨウソウビガハイシュツサレルトハ。」

 

真人「いやいやいや・・・幾ら何でも白々し過ぎますって・・・」

 

徹平・シラーセ「シラーセだけに?」

 

真人「全然上手い事言ってないですよ・・・後徹平も何ノッてんだよ・・・」

 

真々子「見て見てマー君!」

 

真人「ん・・・?」

 

エプロンを着た真々子を見る。

 

真々子「マー君からのプレゼント、大事にするわね!」

 

それと同時に母の光が発動した。

 

真人「・・・ま、まぁ、大事にしたら良いんじゃねえの?」

 

徹平「ほう?真人がそこまで言うようになったとは。」

 

真人「う、五月蝿え!」

 

絵里香「真人君も、更に真々子を信頼するようになったのね?」

 

真人「え、絵里香さんまで!」

 

真々子「うん!」

 

こうしてガチャタイムでエプロンを引き、真々子は嬉しくなった。そして、メディがパーティに加わった。

 

 

 

 

 

 

そして、ジョコ・アカデミアの校長室では。シラッセが砕かれたアペルトの杖を見て何かを考えている。

 

シラッセ「前回のワイズさんの件と言い、今回の件と言い、親子の不和を引き起こそうとしているのは明らか・・・何者かがこの、MMMMMORPG(仮)のサービス停止を目的に動いているようですね。しかし!そちらがその気なら、受けて立ちますよ!真の力に目覚めつつある勇者親子達が!」

 

彼らは、新たな冒険へと旅立った。

 

『END』




         キャスト

     大好真々子:茅野愛衣
      大好真人:石谷春貴

      橘絵里香:長妻樹里
       橘徹平:上村祐翔

       ワイズ:鈴代紗弓
       ポータ:原田彩楓
       メディ:Lynn
 シラーセ・シラッセ:新井里美

     メディママ:中原麻衣

      ゴーレム:片山公輔
           秋葉佑
           山根雅史

真々子「マー君見て!お母さん、小さい文字が打てたわ!」

次回「おっと、こんなところにスイッチ床があるぞ。まあ踏まないけど。いや踏まないから。」
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