どうも、錬金術師で女の子の友達が多い転生者です 作:シュリンプ1012
評価バーを確認!ま、あんま変わってないんだろうなぁ。
チラッ
……あれ?なんか赤いな。評価バー赤いなぁ。見間違いかなぁ?
……現実だ、これ。
ウヒョーーー!?!?
「蓮司……君……!」
俺は今にも泣きそうになっている羽沢を見つける。
場所は路地裏。……なるほど、確かにここなら人目がつかないし、逃走経路はマンホールがあるから、人を連れて逃げるなら最適な場所だ。
なら、何故こんな場所にいると分かったのか。それは、
「……羽沢。大声で叫んでくれてありがとうな。
おかげで分かったよ」
彼女は悲痛な叫びを上げてしまう程、恐怖に駆られていたのだろう。なら、彼女にしてあげられる事は
一つ。それは、
なら一体どんな言葉を掛ければいいのだろう。うーん、一体どうすれば……。
––––––その時、ある男の台詞を思い出した。その男は実在する人物ではなく、漫画に出てくるキャラクターだ。
彼はその世界では『平和の象徴』と称えられていた。
そんな男がある台詞を聞けば、人々はたちまち安堵に包まれる。
「……もう安心してくれ」
……俺は彼ほど強くはない。それに、俺の能力は彼の能力とは真逆。彼は拳を使って敵を倒す筋骨隆々なパワー型であり、俺は知能を使って物の形を変える戦略型だ。
そんな俺と彼だが、一つ共通している事がある。それは彼が掲げている
それは、
「……俺がきた……!」
ってね。
「……なんなんだお前?」
羽沢を押さえつけていた男が立ち上がる。彼の顔には
遠くにいる俺でもわかる程に血管が浮かび上がっていた。
「せっかくコイツを嬲り殺してやろうと思ったのにヨォ…?どうしてくれんだよおい…?ヒーローごっこならぁ……」
そこまで言うと、男が地面を蹴った。
「他所でやれヤァ!!!」
「……っ!」
そしてそのまま、こちらに走りだしてきた。
来た……!俺の予想通りこっちに来やがったぜ…!
俺はポケットから手帳を取り出す。先程、砂場で使っていた手帳だ。その手帳を開き、挟んであった一枚の
紙を取り出す。その紙には錬成陣が描かれていた。
俺はその紙を地面に落とす。
「死ねーーーー!!!」
「ここだ!」
…… 錬金術に必要なのは、どんな物に作り変えたいか、という
故に俺は念じる。地面から飛び出るコンクリートの柱を。
そんな念に応じるように、錬成陣の周りが青白く光りだす。今度の光は砂場の時よりかは眩しくなかったが、走っていた男は突然の光に目を見開いて驚いた。
だが、そんな男の表情は別の形に変わる。
「グボァ!?」
男の表情は痛みに満ちた形に変わった。それもその筈。彼の腹部に、地面から勢いよく飛び出たコンクリートの柱がめり込んだのだから。
「がっ!?」
男は勢いよく出た柱に押され、後方へと吹っ飛んでいき、壁にぶち当たった。
「きゃっ!?」
すぐ横で男が吹っ飛んできたのに驚く羽沢。
……いかん、落ち着かせたばっかなのに驚かせてしまった。ん?まず落ち着いてくれていたのか?
「て、テメェ……ゼッテェぶち殺してヤラァ!?」
男が痛みに耐え、またもこちらに向かってくる。
いや、学習しろよこの犯罪者。突っ込んできたらまた同じ目にあうぞこの野郎。
「ハァ……呆れた」
「死ねやァァァァァ!!」
男が拳を振り上げ俺に襲い掛かる。が、そんなのお構いなしに、俺は地面に置いてある錬成陣に触れる。
「フガァ!?」
青白い閃光と共に、先端に拳を固く握りしめたような
形をした柱を錬成する。それが男の顎に直撃し、男は空に飛んで行く。
「飛んでくだけじゃ終わらないんだよなあ、これが」
俺は地面に置いた紙を拾い上げ、先程錬成した柱に
紙をつける。そしてそのまま俺は念じる。
飛んだ男が勢いよく落ちるように、と。
それに応えるように青白い閃光が錬成陣から発せられる。だが、見たところ変わった様子はない。
俺は上を見上げる。男は3m程のところで落下している最中。
そこで追い討ちだ。
俺が今錬成したのは先程錬成した、長さ10m程の柱だ。その柱がだんだんと縮んでいき、柱の中間あたりからまた柱が現れた。その柱が男の腹部目掛けて伸びていく。
「ゴォアハァ!!??」
柱は腹部に命中。そしてそのまま地面へと持っていき、地面と衝突した。
「ってうお!?」
その衝撃により、強風が吹く。その風により錬成陣が
どこかに飛んでいってしまった。
「……か、は……」
男は白目をむき、柱に抑えつけられたまま泡を吹いて気絶していた。
流石にやり過ぎてしまったか…?いや、女の子を連れ去ろうとしたのだ。これぐらいしておかないとダメであろう。うん、駄目だ。
「……あ、そうだ、羽沢」
普通に忘れていたが、当初の目的は羽沢の救出。そんな目的を忘れて、めっちゃ男を嬲ってしまっていた。
まぁ、嬲り殺してやるとか言ってたからね、頭にきちゃうもんね。
「羽沢、だいじょ…っ!?」
「……」
俺が声をかけようと彼女の方に振り向こうとすると、
後ろから羽沢が抱きついてきた。
「……怖かった」
「……」
彼女の発言に俺はつい黙ってしまう。
「……怖かったよぉ…!」
「……そっか」
彼女の抱き締める力が強くなっていくのが分かる。
彼女は俺が来るまでの間、一人でアイツと戦っていたのだ。誰かが来るまでずっと。だけど、それには相応の覚悟が必要だ。
それは、『恐怖』に立ち向かう覚悟。彼女はアイツ以外にも、恐怖そのものとも戦っていたのだ。
「……俺言ったろ?安心していいって」
「……うん…!」
そんな強大な二つの戦いに彼女は勝利したのだ。だから、せめてそこまでに溜めていた物を吐き出させてあげよう。
「……だからさ」
–––––だから–––––
「もう、泣いてもいいんだよ」
「!!……うん……!」
その言葉を聞いた彼女は、何もかもを吐き出すように泣いて、泣いて、泣きまくったのだった。
…………………
……………
…………
………
……
…
その後、警察が到着し、男は逮捕された。
男はこの町とは別の所で『幼女誘拐事件』引き起こしており、指名手配されていたそうだ。なのでそこから逃げ出し、この町で再度犯罪に手を染めようとしていたのだ。
羽沢はというと、俺に抱きついて泣きに泣きまくった後、俺の服の袖をちょこんと掴んで離れないでいた。
なので、警察が羽沢から事情聴取しようとしても俺から一向に離れてくれなかったので、俺も一緒に事情聴取を受ける事になった。
俺は保護者か。こん畜生。
因みにだが、俺が路地裏で錬成した柱はまだ元の形に直していない。なんでかって?錬成する為に必要な紙がどっか飛んでっちゃったからしようにも出来なかったんだもん。仕方ないね。直接錬成陣描こうとも思ったけど、描くために必要なチョークとか無かったし……ま、何とかなるでしょ(超適当)
翌日、事件の内容を聞きつけた大和ちゃんときーやんが家に押しかけてきました。いや何でやねん。
…
……
………
…………
……………
………………
–––––何だろう、この気持ち……。
きっかけは多分、彼が私を助けてくれた時だったと思います。あの時の私はただみんなと……幼馴染のみんな一緒にいたいと、ただそう思って助けを呼んでいました。
そして助けに来てくれたのが彼、蓮司君でした。
そして、彼が私にかけた言葉……
「俺が来た」
この言葉が忘れらないでいました。あの言葉で私は、
助かったと思ってしまいました。……まだ助かっていなかったのに。……何でだろ?
でも、そこからの彼は凄かったです。紙を取り出した
かと思えば地面から柱が現れて、男の人をやっつけてくれて。……本当に魔法使いみたいでした。
彼が男の人を倒した後、私は思わず彼を抱きついてしまいました。だって、何でかは分からないけど彼の近くに居たかったから……たったそれだけの理由でした。
でも、抱きついた私を突き飛ばすわけでもなく、彼はそっと私の手の上にそっと手を置いてくれました。
そして、彼が泣いていいよって言ってくれた時には、もう泣いていました。それはもういっぱいに。
彼が近くにいると、なんだか安心できて、心が満たされたような気分になれました。だから、彼との別れ際にある事を聞いてみました。
「また、会えるかな……」
って。そしたら、彼は笑顔でこう答えました。
「会えるよ。なんなら会いにいってあげようか?」
その言葉を聞いた私は心がドキッとしました。
彼がまた会いに来てくれる……そう思えただけで物凄く嬉しく思えました。
これって……恋してるの……かな?
評価バーが赤くなってて狂喜乱舞してる私。
親に見られて冷たい目線を贈られた私。
……泣きたい(二重の意味で)
RASのメンバーを出したいと思っとるんだけど、誰が最初に見たい?
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