どうも、錬金術師で女の子の友達が多い転生者です 作:シュリンプ1012
うーむ、更新が遅れてしまった……
課題多スギィ!!(言い訳)
–––––昼下がりの商店街。昼を過ぎた時間帯というのは、飯を食ったりした子供達が元気に走り回ったりする時間帯でもある。
だが、大人達だって例外ではない。
「おい!そこの木ィ持ってこい!」
『ヘイ親方!』
「そういえばあそこのスーパー、今日の夕方からセールが始まるらしいわよ?」
「あらそうなの!?早く準備しなくっちゃ!」
ハチマキを巻いた親方に、その下で働く子分達。何気ない会話をする奥様方。大人達も子供達に負けない程、活気に溢れていた。
それがこの商店街の良いところでもある、と商店街の会長殿が言っているとか、いないとか。まぁ兎に角、活気に満ちているのは確かだ。
そこに、一人の男が通り過ぎていく。
「ただいま、奥様方?」
「「はい、お帰りなさい……あら?」」
「……よっしゃ、そんじゃ次は……」
「ただいま、親方」
「おうお帰り……あ?」
男は商店街の人々に挨拶を交わしていく。人々も
「だ、旦那!?アンタ、いつ帰ってきたんだい!?」
建築作業中の親方が男に声をかけた。声をかけられた男は親方の方に振り返る。
「いつって……今さっきなのだが?」
「な、何ィ!?」
男の返答に驚く親方。男は、そんな親方を見て首を傾げる。
「じゃ、じゃあよ!?アンタニ、三年ぐらい前に帰ってきたかい!?」
「何だ唐突に……いや、帰ってきてないが?」
「はぇ!?」
親方は堪らず素っ頓狂な声を上げる。男は、そんな親方を見て、ますます首を傾げる。
「か、帰ってきてないって……じゃああれはお前さんがやったんじゃないのかい!?」
「あれ?」
「あれだよあれ!ほら、あそこの!」
親方はそう言うと、規制線の張られた路地裏を指差す。男は何のことやら分からずじまいだったので、その路地裏の所に近づいてみることにした。
男は持っていた鞄を下ろし、規制線の先を見る。そこには、
「……いや、俺の仕業じゃない」
「な……じゃあ何だい!?あんな柱、
「……」
男は自分の顎に手を添え、深く考え出した。……が、すぐにそんな動作をやめ、下ろしていた鞄を持ち上げる。
「ちょっ、おい!?」
「すまないな、妻が待ってるのでね」
男はそう言うと、先程まで進んでいた道に戻り、親方に手を振りながら、そのまま先に進んでいった。
その際、太陽の光が男の金色の髪に当たって、男の髪が美しく輝いていた……。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まさか、大和ちゃんの見せたい物が『ドラム』だったなんてなぁ……」
「フヘヘ、驚きました?」
「そりゃあ驚くよ……あの大和ちゃんが……」
所変わって大和家リビング。お昼過ぎなのに飯を食っていない俺達は、ここで大和母特製、ハヤシカレーを食していた。うん、うまい。
先程まで俺達は、大和ちゃんが見せたい物……そう、ドラムを見せてもらっていたのだ。しかもそれだけではない。なんと、大和ちゃんがそのドラムで演奏してもらったのだ。いやはや、音楽知識ゼロに等しい俺でも分かるくらい上手かったぞ、ドラムテク。うん、凄かった(語彙力皆無)。
演奏してもらった曲は『カゲロウデイズ』。なんかこれは、俺達に聞いてもらいたくて猛練習したらしい。うん、凄いね!……凄いけど、ドラムだけだとなんの曲か分からんかったよ……上手かったけど!
「フヘヘ、驚いてもらえて何よりです!」
大和ちゃんが俺の感想を聞いて、嬉しそうに笑う。
はい可愛い(脳死)。こんな笑顔を見たら頭どうにかなりそうだ……あ、もうなってるわ()
「……ふっふっふっ」
「?どした?きーやん」
突然、きーやんが怪しく笑い出した。
え、何?急に怖いで……?
「実はな……」
「お、おう……」
「俺、ギター弾けるんだぜ!!」
「……ふーん」
「いや反応薄っ!?」
いや急にギター弾けるなんて言われても…ねぇ?どう反応すればいいか分からんし……。
「実はさっきの曲、きーやんと一緒に練習してたんですよ?」
「あ、そうだったの?」
「フンッ!!」
ほうほう、成る程?つまりさっきの大和ちゃんのドラムテクについていける程、きーやんはギターが上手なのか……。凄いやん(謎の上から目線)
「……そ、それでよぉ……」
「おう?」
俺がきーやんのギターテクを脳内で評価していると、当の本人がモジモジしながら俺に話しかけてきた。
「お、俺らの演奏と一緒に歌ってくんねぇかなぁ……って…」
「グホォッ!?」
「!?お、おい蓮司!?」
い、いかん…あのきーやんが素直にお願いしてきた……。いつもは素直になれないあのきーやんがお願いを……グフッ……。
あっぱれなり……。
「おい蓮司!?」
「あ、だいじょぶだよきーやん……。ちょっときーやんが素直になってビックリしただけだから」
「はっ!?て、テメェ……!!」
俺の発言に鬼の形相と化してしまうきーやん。
ここで手を出さないあたり、優しいやつなんだなぁ。
「……んで、話戻すけど……大和ちゃんも同じ感じなの?」
俺は大和ちゃんに、きーやんと同じ意見なのかを問いかける。もしきーやんが急に言い始めた事だったら、大和ちゃんがかわいそうだからね。
「はい!蓮くんとも一緒に演奏してみたかったので!」
「え、でも俺ギターとか全然弾けないよ?」
「おい!俺がギター担当だ!あと蓮司は歌を歌えばいいんだよ!」
「え、そんな感じでええの……?」
バンドとかって確か、ベース?とかキーボードとかが必要なんじゃなかったけか?……ま、いいか。きーやんがそう言ってるんだし。
「……もしかして、嫌でしたか?」
「いやいや全然!むしろオッケーだよ」
「そんじゃあ、いつ合わせる?なるべく夏休み中にやってみたいよな」
「そうですねぇ……あ!じゃあこの曲にちなんで、
八月十五日にやってみては!?」
「あ、いいねそれ」
「そんじゃあその日で……なぁもう一曲やってみないか?」
「良いですね!」「いいねそれ」
そんなこんなで、八月十五日、大和家のドラム部屋でミニ演奏会をする事に。やる曲は『カゲロウデイズ』と『夕景イエスタデイ』。……中々見ない組み合わせだな、こうして見ると。
……………………
……………
………
……
…
日時を決めた後は大和家で、スマブ○をやったりして満喫した。ふっ、俺の圧勝だったがな(ドヤ顔)
今の時刻は午後5時ぐらい。大和家から俺の家はあまり離れてはいなかったので夕焼けチャイムが鳴るまでゲームしてました。めっちゃ疲れたで…。
「ただいま〜」
「お帰りなさ〜い♪」「お帰り」
「ふい〜、疲れ……」
待て、今俺とお母さん以外に誰かいたぞ?しかもこの声何処かで……。
すると、階段から人が降りてくる音がした。今お母さんの声はリビングから聞こえてきた……という事は!謎の声の主が二階から降りてくるって事だ!一体誰なん……
「なっ……!?」
「……?どうした蓮司。そんな所で固まって」
––––降りてきた男を見て俺は固まってしまう。
男の容姿は、髪、目の色ともに黄金色。男はワイシャツを着ており、その逞しい身体が俺にも分かるぐらいに、ワイシャツはパツパツになっていた。
「……ああそうか。蓮司にとっては初対面だったか」
男は俺の頭に手を乗せる。
「初めまして、俺がお父さんだぞ〜?」
「なっ…あっ……」
そんな……この人がお父さん……!?
この人は紛れもない、『鋼の錬金術師』で出てきた人物–––––
––––
この人を……この人を出したかったんじゃ……!
前々から出そうと思ってたんじゃあ!!ウエエエエエエイ!!!(情緒不安定)
RASのメンバーを出したいと思っとるんだけど、誰が最初に見たい?
-
レイヤ
-
ロック
-
マスキング
-
パレオ
-
チュチュ