どうも、錬金術師で女の子の友達が多い転生者です   作:シュリンプ1012

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試験的にというか、興味本位というか。アンケートを実施したら皆様からの投票が思いの外沢山集まってて、今めっちゃ歓喜に満ちてます。

ありがとうございます皆様ァ!!!


暑くて暑くて死にそうなのに、君はなんて事を言っているんだ?な回

 

 

 

 

「おーい、蓮司?」

「ぬーん……」

 

何だろう……誰かに呼ばれている気がする……。

 

「おい蓮司?起きなさい」

「うぇ〜い……」

 

う〜ん……誰かに身体を揺さぶられているぅ……。けどこの揺さぶりが俺を安眠の地に追いやるのだぁ……。

 

「ハァ……これでも起きないのか……」

「……ぬぁ…?」

 

突然として、揺さぶりが終わった。

「仕方ない、桜には蓮司の朝飯は抜きって言っとk……」

待って!?待ってください!?起きました!!俺起きました!!だから朝飯抜きはやめてェェェェェ!!?!!」

 

俺は即座に立ち上がり、目が覚めた事を証明した。

危ねぇ……危うく餓死する所だった……!

 

「何だ……起きてたのか」

「ゼェゼェ……って、今何時だ……?」

 

俺はベットの横の机に置いてある時計に目を向ける。時計の針が刺していた時刻は……

 

 

 

「……って、まだ七時じゃねぇかおい!?」

 

そう、まだ朝の七時だったのだ。

いや、なんて時間に起こしたんだよ!?いつもならあと二時間寝てるんだけどぉ!?寝不足は身体に悪いだよ、知ってるぅ!?……寝過ぎも悪いんだけだね?

 

 

「まぁいいじゃないか、早起きしたって。ほらほら、早く着替えて公園に行くぞ?」

「は?謎して?」

「謎してって……知らないのか?これだよ、これ」

 

そう言うと、彼は懐から一枚のチラシのような物を取り出した。俺はその紙を凝視する。

 

「……ラジオ体操…?」

「ああ。朝の七時半から始まるらしくてな。お前と一緒に行こうと思って」

 

フム……ラジオ体操か。確かに小学生の夏休みと言ったら、宿題の次にこれを思い浮かべるなぁ、ってクラスの奴らが言っていたような、無いような。俺も去年お母さんと一緒に行ってたけど、今年はめんどくさくて行かないって決めてたんだよなぁ。

 

……あとね?

 

 

「ラジオ体操、良いとは思うよ」

「だろ?だから一緒n「でもさぁ」ん?」

 

 

 

 

 

 

「これ、昨日で終わってるよ?」

「……何?」

 

俺の台詞に、彼は間抜けな顔をする。そしてそのまま、チラシに書かれていた文章を読み上げていった。

 

「『元気第一 ラジオ体操』……朝の七時半からみんなでラジオ体操をしよう。朝から運動すればその日は眠気スッキリ。さぁ、みんなも一緒にラジオ体操……場所は花咲川公園、日にちは『七月二十三日』から『八月六日』…………」

 

 

文章を読み終えると、彼は黙りこくってしまった。そのせいで俺の部屋は、森の中にいるように静かになる。

 

「なぁ蓮司」

「何?」

「今日は何日だっけか?」

「……八月七日」

 

「……………」

「……………」

 

またも静寂の世界が訪れた。

 

すると、彼はクルリと後ろに振り向き、そしてそのままドアノブに手を掛けて……

 

「おい待てい。何俺の睡眠邪魔しておいて、逃げようとしてんだい」

 

俺は逃げようとする彼の肩を力強く掴んだ。そのおかげで、彼はドアノブに手を掛けたまま静止する。

 

……これは夢だよ

「……ん?」

 

彼がポツリと何かを呟いた。

 

「これは夢だ。そう、夢なんだ。お前は今夢を見ているんだ」

 

……ん?何を言い出しているんだ、この人?

 

「ほら蓮司。ベットに戻りなさい。ベットに入って目を瞑れば夢は覚めるぞぉ?ほら、早く」

「は?え、ちょっ待っ」

 

彼は俺の背中をトントンッと押して、ベットの方に誘導していった。

いや、この人……無かった事にしようとしてるな、これ。

 

「いやさせねぇよ?アンタ夢にしようとしても無駄だよ?もうアンタが俺を起こした事は、脳内にはしっかりと刻まれたからな?」

「そんなの寝ればすぐ消えるさ。ほら、トットと寝なさい」

「おい、寝れば消えるってなんだよ!もうそれ起きてるじゃねーか!!」

「つべこべ言わずに瞳を閉じるんだ。ほら、段々と眠くなーる、眠くなーる……」

「そんな催眠術かけても意味ねーから!!第一、催眠術ってのは……」

 

 

アナタ達?朝っぱらからな〜にしてるのぉ?

 

「「!!」」

 

 

ふと、俺らとは別の、女性の声が耳に入った。ただ、その声の正体を俺と彼は知っている。こんな時間に女性なんて一人しか居ない。

 

俺たちは、バチバチと火花を散らしていた視線を、声のした方に向ける。向けた先には……

 

 

「アハッ☆」

 

「「あっ……」」

 

 

フライパンとおたまを持ったお母さんが。その表情は裏表がないと言える程に綺麗な笑顔。それ故にその笑顔とは全く違う、『鬼の化身』とも言えるモノが見えた。

 

あ、ヤバイ。これ、俺ら4んだな……

 

そんな彼女の笑顔を見て、二人は覚悟を決めたのだった。

 

 

 

 

……………………

………………

…………

……

 

 

 

 

 

 

あれから三時間が経ち、今の時刻は午前十時程。太陽も黄道を辿り、天辺に着こうとしている時間だ。そんな時間に俺は何をしているかというと……

 

 

「あっつい〜〜……」

 

 

太陽が照り付けている外を歩いていた。何故こんな暑い日に外に出る羽目になったのか。

まぁ、理由は単純だ。朝に騒ぎ過ぎた罰として、お母さんからお使いを頼まれたのだ。だがこの騒ぎを起こしたホーエンハイム––––『光野 錬也』は一緒には居ない。本当ならこのお使いはあの人がやる筈なのに、

 

[お父さんはお仕事の疲れがあるから、休ませてあげて]

 

と、お母さんが謎の提案が上がった為に、俺が代わりに行く事になったのだ。野郎、帰ったらボッコボコにしてやる……返り討ちに遭うだろうけど。

 

あと言っておくが、今向かっているのはいつもの商店街ではなく、そことは正反対の方向にある『大型ショッピングモール』だ。何でも晩御飯で食べるカレーのルーが、商店街のお店には無いのだそうな。

 

「……にしても遠いなぁ…ショッピングモールまでどんだけ道あんだよぉ」

 

そんなショッピングモールだが、実は歩いて十分の商店街とは違って、あそこは道中の信号機が多いせいか、二十分も時間がかかるのだ。そのせいで、俺は太陽に照らされて汗だくになっているのだ。ホンットクソ暑い。

 

「暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑いィィィ……」

「ふぇぇ…」

 

だ、駄目だ……俺もう暑さで脳がイカレちまった……。脳内回路がショートしちまった…。そのせいで幻聴まで聞こえちまってルゥゥ……。

 

「俺はここでゲームオーバーなのかッ…!」

「ふぇぇ…」

「クソッ、あの人(お父さん)に一泡吹かせてやりたかっt「ふぇぇ…」……?」

 

待て、今さっきまで幻聴だと思ってた声……。これ段々と後ろから近づいてきてる気がするんだが……?

 

「……」

「ふぇぇ…」

 

やっぱりだ。さっきより近い所で声が聞こえる。なんか怖いんだけど……これあれだよね。ホラゲーでよく振り返ったら怪物がいるパターンだよね……

 

 

 

 

まぁ、振り返るんだけど。ほい、クルッと半回転。

 

「!!ふぇぇ…!」

「……えぇ?」

 

振り返ったその先には、電柱の後ろでカタカタと震えている薄水色の髪の少女がいた。よく見ると、俺を見て震えているのが分かる。

 

……え、俺何かしちゃった?もしかして、暑さで無意識にナニかしちゃったの?え、マジ?普通に怖いんだけど。え、え、え、え、えぇぇぇ!?

 

「あ、あの!」

「うぉっ!?はい!?」

 

突然として柱から出てきて、彼女は俺の前に立った。

何!?もしかして告白ってヤツか!!昔から貴方の事が好きだったけど、中々言えなかったの的なやつかい!?

 

……まぁ、この娘誰なのか知らないんだけどね。

 

「あ、あの…えっと……その……」

「……うーん?」

 

そんな脳内お花畑な事を考えている俺だったが、目の前の娘が何やらモジモジし始めているのを見て、つい首を傾げてしまう。

てか、こんな感じで平然と待ってはいるけど、別に太陽が雲に隠れている訳じゃないから、今でもめっちゃ暑いんだよなぁ。早くしてくれないかなぁ。

 

「……その…」

「はい」

 

暑い。

 

「私と……!」

「へぇ」

 

めっちゃ暑い。

 

 

 

「……付き合って下さい!!

 

「は……ん?!???!?」

 

太陽がアスファルトを照り付ける外。そんな暑い所で、何故か俺は見知らぬ女子から告白されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや何でだよ!?






投票結果を見て見ると、やっぱりそのままがいい感じですねぇ。やっぱり色々と入れ過ぎると混乱しちゃいますもんなぁ。

RASのメンバーを出したいと思っとるんだけど、誰が最初に見たい?

  • レイヤ
  • ロック
  • マスキング
  • パレオ
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