どうも、錬金術師で女の子の友達が多い転生者です   作:シュリンプ1012

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後半からめっちゃ説明的になってるぅ……。
うーんこん畜生。(汚い)



新たな家族と神様の手紙

「……あら、そうなんですか?それならうちのれんじも……って、れんじ!」

 

園長先生を追いかけて着いたのは、園内の玄関口だった。そこには三人の女の人が。

恐らく、俺の名前を呼んだ人が俺のお母さんだろう。

……めっちゃ美人で草生えた。てか、この世界美人多すぎん?もう三人程美人(やまとちゃん、先生、お母さん」に会ってるのだが。嬉しいを通り越してもう怖いのだが。

 

「園長先生、こんな時間までありがとうございます」

「ふふっ、大丈夫ですよ。こちらも仕事なのでね」

 

お母さんがお礼を申し上げると、園長先生が笑って答える。

おいおい園長先生、そんな答え方でいいのだろうか。

 

「あの……園長先生。その…まやは……」

「ああ、やまとさんね、すぐに呼ぶよ。……あ、後

ゆうやもね」

「ごめんねぇお母さん!……もしかして、ゆうや今日も何かしちゃった?」

「あぁしてたよ。この子にね」

 

園長先生がそう言うと、俺の頭を軽く二回叩いた。

もしかしてこの二人、親子関係なのだろうか。もし

そうなら、さっききさらぎくんが園長先生に向かって『ばっちゃん』と言っていたのも頷ける。

 

園長先生の発言にきさらぎくんのお母さんがプルプルと震え出す。そして…

 

「わあああん!!ごめんなさぁぁぁい!うちの……

うちのゆうやが……うぁぁぁん!!」

「うわぁ!?」

 

なんとこちらに飛びつき、抱きしめてきたのだ。

くっ、何という抱擁力……!これが母親の力という

やつか……!そして胸が…当たるぅ!!

 

「本当にごめんなさい!うちのゆうやがぁぁ……」

 

泣きながら俺のお母さんに土下座した。

こんなに謝らなくてもいいんだけど……。

 

「だ、大丈夫ですよ!れんじもこの通り元気ですので!」

「全くもってその通りです」

「え"……ホント、でずが…?」

 

泣きすぎて鼻声になってしまった、きさらぎ母。

そこまで泣く程なのか……(困惑)

 

「あ!おかあさん!」

「あ、かあちゃん」

 

すると、奥の方からやまとちゃんときさらぎくんが

ヒョコッと出てきた。

あ、きさらぎくん今出てきたらヤバイ、と俺の脳が

警告している。きさらぎくんニゲテェ。

 

「ん?かあちゃんどうした?」

「……」

 

きさらぎくんの問いに黙りこんでしまったお母さん。

あ、きさらぎくん……○んだわ。

 

「……ゆうやぁぁぁぁぁ!!

「えぇぇ!?」

 

怒りに身を任せ、きさらぎくんの肩を鷲掴み、グラグラと揺らすお母さん。

うわぁ、大変そうだなぁ(他人事)

 

「あんたはいっつもいつも!れんじくんに謝りなさい!!」

「はぁ!?何で歳下なんかn「四の五の言うな!」痛って!?」

 

きさらぎくんの頭に綺麗な拳骨が入る。ゴツンッて

言ったぞ今。めっちゃ痛そう(小並感)

 

「ほらっ!謝って!」

「……」

「…っ!……くっ、この…!」

 

 

俺は無言できさらぎくんを見つめる。

こうすれば、相手は「あれ、これマジで怒ってる?」と思わせる事ができるのだ。……まあ、今考えたから信憑性0だけど。

 

「……えっと、その」

「うん」

「……ごめんなさい」

 

きさらぎくんが頭を下げる。

 

「別にいいよ」

「え"?」

 

俺の今の発言を聞いて、勢いよく頭を上げる。その表情は「何で許すの?」みたいな疑問を抱いているような表情だった。

 

別にこちらは気にしてはいない。寧ろ、小さい子は

これぐらいの元気があった方が良いと思うぐらいだ。

 

それに何より……

 

「今日は退屈しなかったから。寧ろ楽しかった」

「っ!?」

 

そう、楽しかったのだ。多分だが、きさらぎくんがいなかったら、ずっと外で寝ていただろう。やまとちゃんと友達だった事にも気付かなかったし。それが、こんな楽しい思いをするなんて……。

 

「あんがと、俺と遊んでくれて」

「っ!!?!?!!」

 

俺の感謝の言葉を聞いて、顔を熟したトマトの様に

赤くするきさらぎくん。

あれ、そんな恥づかしかったのかな。

 

「……きーやん

「ん?」

 

今なんて言った?聞き取れなかった。

 

「……あしたから『きーやん』ってよべ!やまと!お前もだ!」

「じ、じぶんもっすか!?」

 

俺とやまとちゃんにそう言い残すと、お母さんよりも

先に外へと飛び出してしまった。お母さんがその後を

追う。やまとちゃん、とばっちりじゃないか。

 

「あ、待って!ゆうやぁ!」

 

「……行っちゃった」

「……ですね。……じぶんたちもかえりましょうか」

「そだね」

 

あの後、俺のお母さんとやまとちゃん、そしてやまとちゃんのお母さんとで帰りましたとさ。

ちゃんちゃん。

 

 

 

 

〜〜俺達、帰宅中〜〜

 

 

 

 

「おお……」

 

終わると思った?残念、まだ続くよ。

そんなこんなで、俺は今、自分の新しい家に着いた所だった。

家はまあまあ大きい方だと思われる。

 

「どうしたの、れんじ?早く入ろ?」

「あ、はーい」

 

お母さんに呼ばれたので、俺は家に入っていった。

……ふと、家の表札が気になった。

なんで気になったか?それは、『こうの』という読み方は分かるが、その『こうの』と読める漢字が分からなかったからだ。

『KOUNO』だったら泣くよ……?

 

「どんな漢字かなぁ……っと」

 

俺は表札を見る。そこに書かれていたのは……

 

「『光野』……」

 

『光野』。表札にはそう書かれていた。

 

 

 

 

 

………………………

……………

………

……

 

 

 

「はーい、れんじくんのお部屋ですよ〜」

「おぉ……」

 

俺は思わず感嘆の声をあげる。

家に入って手を洗い、お母さんに抱えられて俺は

二階の俺の部屋に連れていかれた。まあ、俺の身体はまだ幼児だからね、(お母さんに抱えられるのは) 仕方ないね。……ラッキースケベ?そんなの知らないなぁ。

 

「お着替えはここに置いておきますよ〜」

「あ、はーい」

 

俺を下ろし、着替えを置いてお母さんは下へと向かう。着替えは何処から出した、なんて野暮な事は聞くまい。大人の事情で片付けられそうだし……ね?

 

「にしても広いなぁ…自分の部屋ってこんなに大きいのか?」

 

自分の部屋をぐるっと見渡す。

見渡した感じ、この部屋は六畳ぐらいと見た。……

幼児の部屋にしては大きくないか?まぁ多分、先を見据えての事なのだろうが。

 

「……ん?」

 

ふと、部屋にあった幼児用の机が目に入った。その机の上に、何やら封筒らしきものがあった。俺はその封筒を手に取る。

 

「差出人は……神様?」

 

裏を見ると、そこにはデカデカと『神様から!ちゃんと読んで!!』と。念を押すかのように強調された

字が書いてあった。神様、そんな強調しなくても読むから。心配しなくて良いから。

 

「取り敢えず、開けてみるか。ぺりぺりぺり〜っと」

 

接着剤で塗られていた所を綺麗に剥がし、封筒に入っていたものを取り出す。封筒から出てきたのは、

一通の手紙と、魔法陣?みたいなものが描かれていた

紙が一枚だった。

 

「何だこれ?神様の落書き?……にしても綺麗に

描いてあるなぁ」

 

魔法陣?の描かれていた紙を取り敢えず一蹴し、

もう一枚あった手紙を読む事にする。

 

その内容は次のようなものだった。

 

「拝啓 光野様

 

転生先は如何お過ごしでしょうか。私は相変わらず、

上司の言いなりとなっております。

……まあ、こんな愚痴は置いといて、本題に入っていきましょう。というのも、君に送った特典について

です。君は『鋼の錬金術師』をあまり知らない、

と言っていましたよね?ですので、私なりに『錬金術』についてまとめてみました。……あまり、まとめるのは得意ではないので、そこは大目にみて下さいね」

 

一枚はここで終わっていた。最初の方マジの愚痴だったんだが。神様も大変だなぁ。

後、『錬金術』についてもまとめて下さるとは、

仕事大変なのに、有り難い事だなあ。

 

さて、二枚目いってみよう。

 

「それでは、錬金術について説明していきます。

 

まず、世間一般で言われている『錬金術』と、

あの世界での『錬金術』の違いを説明していこう。

 

世間一般の『錬金術』は簡単に言えば、アルミニウムや亜鉛などの卑金属という種類を、金や銀などといった貴金属に変えようとする手段の事なんだけど、

あっち(ハガレン)の世界ではそんな事はなくて、

『等価交換の法則』と呼ばれる法則によって成り立っているんだ。

例えば、石で出来た歩道があるとしよう。そこで

錬金術を使う。ここで錬金術を使えば、質量の許す限り、石壁や石でできた武器を錬成できるんだ。

 

ここで必要なのが『錬成陣』と呼ばれる魔法陣のような物がいるんだ。これは数式で言う『=』のような物でもあり(厳密には違うけど)、数式そのものでもあるんだ。

 

一緒にあった紙も錬成陣の一つだから試しに使ってみて?さっき例で挙げた『石』を錬成する時に使う錬成陣だからね。後は自分で調べて、錬成陣を作ってみて。(投げやり)

 

ここで最後に一つだけ!錬成する時は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。これが一番大事だと思うよ。

 

物凄く長くなったけど、君の転生ライフが良いものになる様、願っているよ!

 

愚痴の多い神様より」

 

 

文章はここで終わっていた。

……物凄く長かったなぁ。まあでも、錬金術?についてよく分かった様な気がする。

 

「……そういえば、お腹空いたわ」

 

お腹空いたし、下に行くか。……あ、そういえば、

転生してまだ何も食ってないや。そりゃお腹も空くわなぁ。

 

そうと決まれば、お母さんの所にレッツラゴー!

 

 

 




錬金術に関しては自分の解釈のもと、書いてあります。
ですので、「違ウダルオォ!?」みたいに思ったらご指摘を下さい。
何卒、宜しくお願いしますm(_ _)m

あ、あと、きさらぎくんのあだ名については後々分かってきます。
べ、別に谷川さんと被ってるなんて、思ってないんだからね!!

RASのメンバーを出したいと思っとるんだけど、誰が最初に見たい?

  • レイヤ
  • ロック
  • マスキング
  • パレオ
  • チュチュ

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