「ヒャハハハハッ! 見ろよ、ゲマだぜ! SSランクの配合素材だぁっ!」
「ハッハッハッハッ」
「超ラッキーだぜ! なぁガルバゴルバ、お前もそう思うだろぉ!??」
「ハッハッハッハッ」
「やっぱりなぁぁぁ! お前の言う通りだぜぇ! スカウトするしかねぇよなぁ!」
ラインハットから北東に進んだ場所にある古代の遺跡で事は起きた。
旅の戦士パパスとその息子リュカ、ベビーパンサーのボロンゴについ最近仲間になったばかりの銀髪の少年アンセスは、ごろつきたちに誘拐されたヘンリー王子を助けに古代の遺跡に来ていた。
しかし待ち受けていたのは光の教団の罠。ゲマ、ゴンズ、ジャミという三体の強力な魔物により、一行は窮地に立たされてしまった筈なのだが………
「ゲマがいればグレイナルが作れるぜぇ………いちいち配合する手間が省けて最高だなぁオイ!」
「ハッハッハッハッ」
「ん? あぁ、勿論ゴンズにジャミも捕まえるよなって? そうするに決まってんじゃあねぇか! ゲームじゃねぇからいくらでも一戦で捕まえられるってなぁ!? 相棒!」
「ハッハッハッハッ!」
「っシャァァァ! バイキルミンでドーピングしてデカいのぶちこんでやろうやぁぁぁぁ!」
「ギシャアァァァ!」
ゲマもゴンズもジャミも、パパスもリュカもヘンリー王子も、皆呆気にとられていた。
どこから出したのか、どうやってこの遺跡に入れたのか。見上げるほど巨大で、完全に目がイってしまっている魔物『ガルバゴルバ』に乗った銀髪の少年は、あろうことか魔王の側近である彼等を捕獲するとのたまった。
「舐められた、ものですねぇ……」
そうは言いつつも、流石のゲマも目の前の巨大過ぎる魔物に圧倒されていた。あの魔物、二体合わせた高さではあるが、かの伝説の魔物『ブオーン』程の身の丈があるのではないだろうか。事実、ガルバゴルバの上に乗っている方の頭部は少し身を屈めているにも関わらず、天井を掠めてしまっている。
「げ、ゲマ様、これは流石に」
「なんてプレッシャーだ………勝てる気がしねぇ」
ジャミもゴンズも最初の威勢は何処へやら、目の前の見るからに話の通じなさそうな魔物に完全に戦意を喪失してしまっていた。
ボトリとガルバゴルバの口から垂れた唾液が遺跡の床に落ちて「ドジュゥゥ」と言う音をたてて溶かしていく。すごく怖い。
「いくぞゲマぁぁぁ! ビビって逃げ出すんじゃねぇぞぉぉ!?」
「ギシェアァァァァ!」
ガルバゴルバの全身を青い光が包み込む。嫌な予感を感じ取ったゲマが逃げ出そうにも、もう遅かった。ガルバゴルバは両腕を滅茶苦茶に振り回しながら、ゲマ達目掛けて思い切り叩き付けた。
スカウト アタック !
遺跡は壊れた。
【ガルバゴルバ】
Eランクだがその合体特性と行動回数からdqmj3pにおいて最強のスカウト用モンスターの地位を確立したプリチー過ぎるモンスター。完全に目がイッてしまっていてとてもかわいい。話が通じなさそうな表情もまたかわいい。ガルバとゴルバという二匹の仲良し兄弟というのもまた萌えポイント。三枠と合体させて四枠にして使おう。