主人公補正が欲しくて転生したら、転生ではなく憑依してて魔王補正もあった件 作:MOKA珈琲
プロローグ
俺は目が覚めた。
何故か俺は辺り一面の白い世界で目覚めていた。
「ここがウユニ塩湖か」
『いや違うから』
「じゃあ、サリーナス・グランデス」
『ちゃうわい』
「じゃあ、しk...『死海でもないぞい、いい加減塩湖から離れろ』......はい。」
確かに俺は日本にいた筈だし海外に観光しに来たわけでもない。
となってくると......最近の二次創作物に出てきそうなあれか?
『そのあれじゃよ』
「マジですか」
『本気と書いてマジと読むぐらいにマジじゃ』
となると......
「えっ、俺死んでるの⁈」
目の前の100人中100人が顔を見たら疲れてますかと言いそうな老人が頷いた。
ええ〜......マジで死んでるのね。
『すまないの、儂が徹夜で仕事をしてたら真違ごうて生者の書類を一通、死亡の箱に処理してしまってな。』
いや、この爺さんマジモンの社畜かよ。
段々と可哀想になってきたな......
「大丈夫ですよ、残業続きじゃそうなりますって。俺も社畜でしたし気持ちはわかります。」
『すまんのうそこの若人よ。』
三徹明けの仕事でミス多目だったしな俺も。
ってか確率的にそれが俺の書類とはある意味ラッキーなのではないかな?
「まぁ、俺も社畜人生に嫌気が射してきたのて丁度良かったです」
『......怒らんのか?』
「そんなの会社が悪いですしおすし」
神に近いこの世界にも社畜はいる。
そのミスを被ったとしても最終的には休ませなかった会社が悪い。
つまり上の責任になるので爺さんがここに来て謝ってること自体おかしいと思う」
『......心の声がダダ漏れじゃよ』
「わざと漏らしたんです」
『この若人はぐう聖なのに儂の弟は......』
なんかぶつぶつ言い始めたけど気にしない。
『申し遅れたが儂はハデスじゃ。』
ん⁈
「ハデスってゼウスの兄の⁈」
『そうじゃ』
「つまりあの弟はって言ってたのはゼウス⁈』
『......なのじゃ』
ええ〜......兄の苦労弟知らずとは本当にあったんだな。
『まぁそれはいい、今決めるのはお主の魂の処遇じゃ。』
「そうでしたね、すると俺は冥界行きですかそれとも転生でしょうか?」
『考えてみたんじゃかお主、転生してみないかの?』
ですよねー、お約束来ました。
「チートはおやつに入りますか?」
『500円(6個)までじゃよ、そして転生するとところはランダムだがお主の趣味に合わせて決まるぞい。』
ノリ良いねハデスさん。
にしても趣味か、特にって感じはないかな。
唯一の癒し方法が雀荘行って打つぐらいだったし。
(まぁ考えてみますか)
「でけました〜」
『結構考えとったなお主。』
「折角の転生ですし強くてニューゲームをやってみたいんですよ。」
『どれどれ......』
1:セフイロト&クリフォトに関する能力(あっちについてから決める)
2:タロットに関する能力(あっちについてから決める)
3:天才的な頭脳
4:コミュ撃強
5:圧倒的豪運
6:主人公補正(出来れば主人公で)
「どうでしょうか?」
『......お主は意外に大人しい方じゃの。』
えっ......
『前にもこんなことがあったのじゃが。その時は無理難題を押し付けて来たのでな。』
「......ちなみにどんなことを。』
『神の力が欲しいとか、世界を好き勝手作りたいだの、たしかscpというチートの塊を欲しがったりなどあったの。』
本当この人不憫すぎる。
『お主の転生体を作っていないが、外見はどうしたい。』
「書いていないのでランダムで良いです。」
『本当お主ぐう聖じゃの。』
『準備できたぞい』
「早いですね、もっと時間が掛かると思ってました。」
『儂なりのお詫びじゃ』
「それでは行ってきます。」
『すまんのう、お主の次の生に幸があらんことを......ん?あっ、間違えた。』
「ちょっと⁉︎」
『本当にすまん』
フザケルナーと言いながら俺はブラックホールじみたものに吸い込まれて行った。
『儂としたことが、転生ではなく憑依の箱に処理してしまったわい。』
悔いはない。