主人公補正が欲しくて転生したら、転生ではなく憑依してて魔王補正もあった件 作:MOKA珈琲
盆休みに母の家に帰ってました。
それでは本編です。
「一体どうやったらこんなに迷子になるんですかね……」
二日連続の迷子は流石に私呆れますよ……
何なんですか呼吸するかのように迷子になって。
照姉さんは迷子にならなきゃ死ぬ新種の鮪ですか。
「お母さん・光、父さんのところに行ってください……私は姉さんを探してきます。」
「わかったわ……それじゃああの店で待ってるわね。」
そう言った後マッマ達は店に入っていった。
そして私はスマホを取り出した……
え?何でコノ世界にスマホがあるのかって?
私ですよ私(元凶)いつものことです。
ですけどここは観光客の多い京都……
地元の人、ここら辺に精通してる人にある程度のことを聞いたほうが良いですね。
「すみません!!」
「なんや?」
「迷子になる子が行き着く場所知らないですか?」
「迷子なんかワレ?」
「いいえ、姉が。」
「なるほどな。」
視界に入った商店の人に話を聞いた、理由?適当。
「おい!浩子!この子を交番に連れて行ってはくれないか?」
「かーさんの帰省中にあったことやから自分で行きーや。」
「いや、ホント迷子じゃないんです。」
~~少女説明中~~
「つまり、君は方向音痴の姉を探す為に聞き込みをしてたと。」
「はい」
「母親は居るんか。」
「……居ますけど、姉と同じく方向音痴で一緒に探したら私の仕事量が二倍になります。」
「……相当お疲れのようやな。」
「旅行中これが二回目の迷子なので。」
そんな哀れんだ顔で見ないでください。
照視点
「ここ何所?」
気が付けば私は人ごみの所為で咲たちとはぐれてしまった。
「人が居ないところにいかないと……」
迷子になった時に咲に言われたことを思い出して私は人ごみの少ないところに行った。
そして、ある男の子とであった。
???視点
「征、心をつよく持ちなさい。」
「どうしてですか、お母さん?」
「お父さんは貴方に厳しくするかもしれない。」
「知ってます、それが赤司家の為でもあります。」
「今は貴方は私に甘える事が出来ますけど私も病弱でいつ死ぬのかはわかりません......本当はこんな事息子に言いたく無いけどね......」
「......それは嫌だよ、母さんがいたから僕は頑張れたんだ。」
「私だって息子残して死にきれないわよ。自分自身の素晴らしさを信じなさい。他の誰でもない自分自身であることに誇りを持ちなさい。」
そう言ってくれた母が昨日倒れた。
心臓が一時は止まったらしい。
僕は心配でたまらなかった。
だけど父は自分が行くから僕は家でやるべきことをやれと。
僕は母さんがいたからここまで頑張って来れたのにここまで言うことは無いじゃ無いかと怒った。
そして僕はいつのまにか家出してた。
そして、河川敷でドジなあの子と出会った。
照視点
あの子を見た最初の印象は一言で言えば泣き虫な、だけど強い子だった。
私は河川敷に座って泣いているその子に話しかけた。
話を聞く内にその子がたくさん......いや、とてつもなく頑張ってきてそれから爆発したのかと考えた。
しかしその子の母さんのことを聞くと私はその子の父親に怒りたくなった。
「......それは酷い、だけど勝手に家出してきたあんたも悪い。」
「僕は本当は弱くて惨めな奴なんだ......だから母さんが無くなってしまう事になってしまう事がとても怖い。」
「......私もその気持ち分かるよ。」
「えっ⁇」
「私も、妹を下手したら放火で殺されてたかもしれないの。その時、ある子のおかげで事なきを得たんだけど......私はいつも思う、あの時あんな事か無ければ一体今はどんな風になっていたのだろうと。少なくとも今の様に笑って過ごす事は出来なかったと思う。だからそれは誰だって同じだよ。」
「だけど僕は......」
「そんなに信じられなかったら私が信じてあげる。」
「えっ。」
「私が貴方の事を信じてあげる。」
この子には支えてくれる人が必要だ。
「私が貴方の事を信じてあげる。」
「......いいの、僕はそんな大層な人で無いかもしれないよ。」
「......母さんの為に家出と言う名の見舞いに出かけて迷子になった感じでしょ⁇」
「............」
......やっぱり、同じ匂いがしたから怪しいと思った。
「ここに住んでるんじゃないの⁇」
「別荘があってそこに来てるんだ、いつもは東京にいる。」
お金持ちの家だったのね......
咲(浩子)視点
「何ですか、あのラブコメになりきれなかった空間は。」
「そう言われても本人達にそんな気はあるわけないやろ。」
「......それはいいです。問題は今行ったら迷子が一人から二人に増える事です。」
「幾ら何でもそれは酷いと思うで。」
「なら一回あの二人の妹にでもなりますか?毎日迷子になってる二人ですけど。」
「うん、仕方ないわ。」
本当あの二人の姉はなんで毎日迷子になるんでしょう。
今は学校に照姉さんしか行ってないからいいですけど、本当私以外が全員小学校に入ったらまずいです。(主に迷子)
今でも私しか道覚えてないですしおすし。
「............そこの人、コソコソしないで出てきてください。」
「バレていたのですね。」
「多分あの子の母さんですか。」
「そうよ。」
「......病人がなんでのこのこ病院から出てきているんや。ってか心臓止まってたんやないか?」
「持病だったからね。止まりやすいけどその分AEDで戻るのも早いから。」
「だとしても当分は入院しますよ。」
「だって......征ちゃんが家出って聞いたら居ても立っても居られなかったし。」
「「過保護か‼︎」」
本当、聞いた通りの親ですね。
後先考えないのは遺伝ですかね。
「............ここで倒れてもらっては面倒ですし、これ心臓の薬です。」
「貴方も心臓病を患ってるのかしら?」
「今作りました。」
「「えっ」」
「副作用なしで、先天的な心臓病も一ヶ月ほどで治ります。」
「貴方何者なのよ......」
「さっきの事見てたから突っ込む気になれん。」
(さっきの事)
「良いですか浩子さん、こっから先は他言無用です。」
「ええけど、何やそのタッチパネル式の電話は......」
「私が作りました。」
「えぇ......」
「これを私のパソコン(オーパーツ)に繋げて......」
「なんやねんこの文字列は。」
「宇宙ステーションのカメラをハッキングして京都に標準を合わせてるだけです。」
「............もういっぺん言ってみい⁇」
「だから宇宙ステーションのカメラをハッキングしてます。」
「あんた一体何者やねん⁉︎」
「ただの幼稚園児ですがなにか⁇」
「ただの幼稚園児がハッキング出来るか‼︎」
「まぁ悪いことをしてると自覚してるので、後で三十世代先のファイアウォールを送りますよ。」
「セキュリティの問題やないやろ⁈」
(元に戻る)
「ってのがあって......」
「本当あの子人間⁇」
「失礼な、れっきとした人間です。」
咲の時代風景って結構昔だからセキュリティの面では結構遅れてるんですよね。
「なので、その薬を飲んで完治させてください。」
「......完治できるの⁈」
「計算通りなら一ヶ月ほどで......遅くとも半年以内です。」
「「えぇ......」」
「もうこれでいいですよね、迎えに行きますよ。」
「「あっ、ハイ。」」
照視点
「見つけましたよ姉さん。」
「咲」
「なんで毎日毎日迷子になるんですか。」
「......ごめんなさい。」
「責めてるわけではないです、今回は人混みで迷っただけなので。」
「母さん......」
「征ちゃん、ダメじゃない家出なんかしたら......って征ちゃんの事だから見舞いに行って迷子になったんだと思うけどね。」
「ごめん。」
「分かればいいの。」
征十郎くんの母さんも来たみたい。
「それじゃわたし達はこれで。」
「あの‼︎照君は僕が現実から目を向けたらどうする⁇」
「その時は征くんの目にわたしはなるよ。」
「......ありがとう。」
「......ほら泣き虫征くん、ちゃんとしなさい。」
「「マスター珈琲豆直で」」
「......私はマスターではありません。」
「「バグなのに⁇」」
「そこ‼︎訂正‼︎」
「まぁ照ちゃんとならは考えてもいいわよ。」
「......ここでそんなことを言わないでください、ほら姉さん顔真っ赤じゃないですか。」
「............照れてない。」
「それは酔っ払いが酔っ払ってないですよ〜って言ってるようなものやで。」
「本当その例え好きですね。」
学校が近いので投稿数が減ります。
照ちゃん『天帝の眼』を獲得
誰を優先的に登場させる
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高校100年生
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SSS
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和菓子もぐもぐ
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釣り好き
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多治比真佑子(白糸台編入)