Fate/Diend Order   作:クロウド、

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海東大樹 マテリアル

「サーヴァント、アルターエゴ。召喚に応じて参上したよ。全く、無理矢理人を英霊にして……ようやく終着駅についたと思ったけど、まだしばらく僕の旅は続きそうだ。よろしく頼むよ、マスター」

 

「さて、そろそろ旅を再会しようか」

 

「僕の旅の行き先は僕だけが決める……だけど、今の僕は君の行く末を見てみたいと思っている」

 

「え? 人の命とお宝どちらが大切かって? 違うね、人の命は等しくお宝さ」

 

「やぁ、マシュ。勉強かい? あんまり根を詰めると体が持たないよ? ココアでも入れようか、体が温まるよ」

 

「おや、少年君じゃないか。カルデアでも元気そうで良かった良かった。ん?いい加減、その呼び方はやめろって?僕からしたらどれだけデカくなっても君の心は少年だよ」

 

「セイバー……いや、ここではアルトリアか。どの世界でもシロウの為に戦ってくれた君には感謝の気持ちは尽きないよ。まぁ、初対面のときにいきなり切りかかってきたのは忘れてないけどね」

 

「げっ、アキレウス……。言っとくけど、僕は君と戦う気はないよ。君と戦うのホントに疲れるんだから……。」

 

「魔法少女の方のイリヤにクロエ、それに向こうのシロウの妹の美遊か。あの子達まで呼ばれてるとは……。思うところがあるのかって? そりゃね、でも僕からしたらどんな世界でもイリヤはイリヤだからね、うん。……家族と思ってるよ」

 

「おおっ、切嗣にアイリじゃないか! 夫婦揃ってここに呼ばれてるとは。相変わらず仲がいいようで、安心したよ。え? シロウ達のことは感謝してるけど、イリヤは渡さない? 何言ってるんだい、君?」

 

「アタランテ……あのときの僕は自分がやるべきことが見えてなかった……。だからこそ、君をあんな道に進めてしまった。だけど、僕も色々な場所を旅して少しは成長できたと思うんだ。え? そんなこととっくにわかってる? そうか……嬉しいよ」

 

「ジャック・ザ・リッパー……僕の最初の過ち。あのとき、もしも引き金を引かなければ僕の道も随分違ったものになったろうにね」

 

「ギルガメッシュ……君とは色んな世界で敵対したり、協力したりしたけど、君が持ってるお宝にはあまり興味はないかな……。僕のお宝は僕自身の手で手に入れなきゃつまらないからね」

 

「イシュタルにエレシュキガル、女神の依代か。なんであの子はホントこう、巻き込まれ体質なのか……。まあ、いい子なんだけどね」

 

「善性の女神パールヴァティか……うん、心優しいあの子が依り代に選ばれるわけだ。だけど、あまりあの子の体で無茶をしないでくれよ?」

 

「ネロ、か。月では世話になったし、してやったよ。彼も今頃笑ってみてるんじゃないか?」

 

「玉藻の前ねぇ……。彼女とは色々趣味が合うけど、個人的にはあまり付き合いたくはないかな、何か疲れるし。」

 

「BB、僕としては君がやったことを許すわけにはいかないし。許そうとも思わない。それでも、君があの子から生まれた存在だから……憎めない自分がいる」

 

「シトナイ、いや、イリヤ。君は僕が出会わなかった方のイリヤか……。性格はあまり違わないね。……だからこそ、安心するんだけど」

 

「アンリマユ……悪いんだけど、一発殴らせてくれないか? え? 嫌だ? そんなこと言わずに変身しないで優しくやってやるから」

 

「やぁ、ウェイ……いや、ロードエルメロイ二世。毎度のことだけど、随分印象が変わるものだね? 多くの人間を導くのはそう簡単なことじゃない、それが魔術師なら尚更だ。だからこそ、今の君は尊敬に値するよ。同じトラウマを持つもの同士仲良くしよう」

 

「ん? 二世の義妹に内弟子君か。どうしたんだい? え? 第四次の彼の様子について詳しく? まあ、構わないが、長い話になる。紅茶でも嗜みながらゆっくり話そうじゃないか」

 

「好きなもの? 勿論お宝さ! 勿論、宝石とかキラキラしたものには興味がないさ。僕が欲するのは本当に価値のあるものだけさ。

 あとは、家族かな?」

 

「嫌いなもの、か。僕の旅を邪魔するもの、かな?」

 

「聖杯? 本物ならともかく魔術師が作ったまがい物、いらないよ」

 

「ん? お腹でも空いたのかい?」

 

「やれやれ、女性の相手も楽じゃない……。」

 

「君はお人好しだな、そんなんじゃすぐに誰かに騙されよるよ? まぁ、僕は百回人を裏切ったやつより、百回人を信じて騙された馬鹿のほうが好感持てるけどね」

 

「『手が届くのに手を伸ばさなかったら、一生後悔する。それが嫌だから手を伸ばす』。とあるライダーの言葉だ。なんでそれを君に言ったかって? さぁ、なんでだろう?」

 

「もしかしたら……僕の今までの旅はこの場所に行き着くまでの旅だったのかもしれない……そう考えると、あのフランスでの出会いは運命、というやつだったのかもしれない。……ふっ、ガラじゃないな」

 

「何か騒がしいな、君が行くなら僕も行ってみようか」

 

「誕生日か、おめでとう。君が生まれてきた日というだけで十分、この日は特別だよ」

 

マシュ

 

「大樹さんには旅の中で様々なことを教えてもらいました。人間として生きていくのに何が一番大切なのか……それは自分がどうしたいかという意志だということを。私にとって大樹さんは先輩と同じくらい尊敬する人物です」

 

エミヤ

 

「私が彼をどう思っているのか、だと? ……ひとえに憧れ、なのだろうな。やはり、どれだけ年をとっても兄というのは弟の目標なのだよ」

 

アルトリア(セイバー)

 

「ダイキ……貴方はシロウや私に道を示し続けてくれた恩人です。その貴方と再び肩を並べて戦えるのはとても誇らしい。え? 第四次聖杯戦争で切りかかってきたことを忘れたわけではない? それは、その……すみませんでした」

 

アキレウス

 

「よ〜やく、チャンスが巡ってきたんだ。あの時の借りきっちり返させてもらおうかっ! あっ、コラ逃げるな! わざわざ透明化のカードまで使ってんじゃねぇ!」

 

イリヤ(魔法少女)

 

「ディエンド、さん? 最初は敵だと思ってたけど、ずっと見守ってくれてたんだよね……ありがとう、ヒーローさん」

 

クロエ

 

「ダイキ。ええ、覚えてるわよ。私をアインツベルンの城から助け出すのを手伝ってくれた人なんでしょ? どうりで嫌な感じがしなかったわけだわ」

 

美遊

 

「ディエンド……いえ、大樹さん。お兄ちゃんを助けてもらったことは本当に感謝しています。それに、私やイリヤをずっと守ってくれたことも本当にありがとうございます。あの……ここにいる間だけでいいので、お兄ちゃんって呼んでもいいですか?」

 

エミヤ(アサシン)記憶引き継ぎ

 

「海東大樹。彼には本当に世話になった。聞いた話だと、僕が死んだあとシロウの面倒まで見てくれたそうじゃないか、それにイリヤまで……。本当に感謝している。だが、兄以外としてイリヤに近づけば即起源弾を、撃たれる覚悟はしておくことだな」

 

アイリスフィール

 

「海東君、いいえ、イリヤのお兄さんなんだからもう大樹君って呼ぶべきよね。貴方もお母さんと呼んでくれてもいいのよ?」

 

アタランテ

 

「……あの男がジャックにしたことはまだ許していない。だが、カルデアでの奴を見れば奴があの時とは違うとわかっている。あの時の誓いは決して違えてはいなかったようだな」

 

ジャック・ザ・リッパー

 

「ねぇねぇ、お母さん! これからナーサリー達と一緒に青い人のお茶会に行くんだけど、一緒に行かない?」

 

ギルガメッシュ(アーチャー)

 

「誰かと思えば異邦人か。貴様には随分と汚泥を飲まされたが、貴様が辿ってきた旅路は評価に値する。光栄に思えよ」

 

イシュタル

 

「う〜ん、何なのかしらねあの青いの? ものすごく見覚えがあるのだけど……。」

 

エレシュキガル

 

「異世界を渡る旅人……彼の魂は私のもとに来てくれるのかしら……? べ、別に大した意味があるわけじゃないのだわ!」

 

パールヴァティー

 

「あの青い仮面の人ですか? よくお料理を教わっているんです。『地球の本棚』? というもののおかげで古今東西のお料理の本が見られるらしいんです! ですが、何故でしょうあの人に料理を教わるのは初めてじゃないような……?」

 

ネロ

 

「うむ。ダイキには月の聖杯戦争で随分世話になった。あやつさえ良ければ、余の右腕に引き立ててやっても良いと思っている!」

 

玉藻の前

 

「相変わらず魂が異常な位眩しいですねぇ……。まあ、御主人様には及びませんけど」

 

BB

 

「はぁ……本当にあの人はどこにでも巻き込まれますよねぇ……。そのたびに誰かの味方しちゃって、あれ絶対本来の目的忘れてますよ。お宝とかどうでもいいみたいな感じですもん」

 

シトナイ

 

「ダイキ……まさか、こんな形でまた会えるなんてね。あの金ピカに殺されそうになったとき助けてくれたのは感謝してるわ。それにしても、貴方ホントに年を取らないのね……。」

 

諸葛孔明

 

「海東大樹……お前は本当にどこにでも現れるな。第四次聖杯戦争や、その他にも助けられたのは感謝しているが。くれぐれも余計なことをあの悪魔に吹き込まないでくれよ」


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