プロローグ
やぁ、始めまして! 僕の名前は海東大樹またの名を仮面ライダーディエンド。世界を渡り歩く怪盗さ! だけど、その正体は前世で仮面ライダーディエンドの大ファンだった普通の高校生。交通事故で死んで気がついたら、何故か海東大樹になっていろんな世界を渡り歩くことになっていたんだ。
君達は仮面ライダーディエンドについて知っているかい? 平成ライダー10作目、『仮面ライダーディケイド』に登場した、主人公のライバル的存在。カードを使ってライダーに変身できるディケイドとは違い、ディエンドはカードを使ってライダーを呼び出すことが出来る、とても戦い方に幅のあるライダーだ。僕がディエンドのファンになったのもこの能力があったからだ。だって、この時点でディケイドの能力より上じゃない?
おまけに僕には『仮面ライダージオウ』でタイムジャッカーのスウォルツから与えられたタイムジャッカーの時を止める力(時間制限付き)と白ウォズから奪った未来ノート、さらには、全ライダーのカメンライドカード(召喚するライダーによって呼べる数が決まる)まである始末。
うん、控え目に言ってかなりチートなんだ。
だが、海東大樹として転生したからにはお宝を探すために世界を渡り歩かなければならない。そう考えた僕は早速灰色のカーテンを通って旅を始めたんだ。
本当にいろんな世界を旅したものだ。
ーーーーあるときは、正義の味方に憧れた男がいた世界。
ーーーーあるときはその男の願いを引き継いだ少年の世界。
ーーーーあるときは運命に抗う魔法少女達の世界。
ーーーーあるときは優しい邪竜がいた世界。
ーーーーあるときは月で戦う少年(少女)の世界。
………うん、もうお気づきかもしれないがこれFate時空なんだ。
いや、なんでだよ。普通、ディエンドに転生したんだから、ライダー世界でしょ? なんでよりにもよって、死亡率が半端なく高い型月時空? と思うだろう? 僕も当初はいくあてのないやるせなさを吐きちらしたものさ。
まぁ、なんやかんやあってそれぞれの世界の聖杯戦争に巻き込まれてもなんとか生き残り、かつ色々なお宝を報酬として頂いてきたわけさ。原作知識ほとんどないから物凄く苦労したけどなんとかハッピーエンドで終わらせてきたんだ。僕は原作海東程お宝に執着はないし、お宝か人の命かと問われれば迷わず命を選択できるくらいの善性はあるつもりだ。このへんの旅についてはまた今度機会があれば話そうじゃないか。
そして、毎度の如くその世界での僕の役目が終わるとあの灰色のカーテンが現れて新しい世界へと送り込まれるのだが、今度の世界はなんと……中世のフランスだった。
その時悟った。
あっ、これ、FGO始まったな、と。