そして7月30日 午後17時45分
作戦が始まった。
「それじゃあ全員・・・準備良いな?」
防人はトレーラーにいる全員にそう聞いた。
『ハイ』
全員がそう答えると防人はこう続けた。
「先ずは俺とカズキ、斗貴子の順で内部に入る。」
「その後にキンジ達が内部に入って会場の場所を調べてくれ。」
「あのー。少しいいですか?」
「?どうしたキンジ?」
防人はキンジが何やら気まずそうな表情で聞きに来たので何だと思った。
「俺はスーツですから良いですけど・・・何で・・・ナンデ」
「何でレスティア達はドレスナンダーー!!」
「ちょっと!煩いわよ!トオヤマキンジ!!」
「あの・・・もしかしたら・・・嫌ですか?こういうの」
「いや、違うぞレスティア!出来ればもう少しそのお・・・露出をダナ・・・」
キンジがそう言うのも無理はあるまい。
今のレスティアとレティシアの服装は胸元が大胆に空いたドレスなのだ。
然も背中が丸出しである為下着は着けていないのだ。
(まあ・・それでも見えないように工夫はされている。)
防人はキンジを見て溜息つきながらこう言った。
「あのなあ・・・お前達の設定は『御剣重工パワードスーツ開発事業の
幹部のボンボンの子供』と『その愛人』って言う設定なんだから仕方がねえだろ?」
防人は肩を竦めてそう言うがキンジとレティシアが抗議した。
「はあ!何だそれ!?」
「聞いてないわよ!そんな設定!!」
「だって今言ったんだから。」
「「それを早く言えーー!!」」
「わ・・・私が・・・キンジさんと・・・そう言う・・・・関係/////」
約一名顔を真っ赤にしているが防人は無視してこう続けた。
「それで場所が分かったら剛太達と一夏が時間差で強襲するっていう作戦だ。」
「「人の話を聴けえ!!」」
防人の態度にキンジ達は抗議していたが聞く耳持たずであった。
「それじゃあ・・・行くか。」
「「「「「ハイ!!!!!」」」」
「「・・・おお・・」」
約二名ヤル気が失せているがまあ仕方があるまいと防人はシカトして先に向かった。
そしてその15分後にキンジ達が向かった。
「さてと・・・行くか。」
「・・・そうね・・・やる気失せたけど。」
「/////」
キンジ達は各々の思い出中に入る前に換金所に向かった。
こういう時に備えて防人たちはキンジ達に1千万円分の金を渡しているのだ。
初めて渡された1千万に驚きが隠せていなかったが心を落ち着かせて中に入った。
カジノ・ホールの入り口付近はスロットゾーンで埋め尽くされているがそれは
パチスロ感覚で楽しんでいる人で埋め尽くされていた。
然もこの一階は海辺のカジノという事なのかホールをぐるりと囲んでおり、
バニーガールのウエストレス達が水上バイクで移動していた。
「ドリンク如何ですかー?」
「カクテル、ウイスキー、コーヒー全てが無料デース!」
「ご注文の方はお近くのウエストレスをお呼びつけてくださーい。」
それを見ていたキンジ達はと言うと・・・。
「あれって楽しいのかな?」
「面白そうね。」
「でもああいうのって難しそうですね。」
そう言っている中誰かが来た。
「失礼するのじゃお客様?飲み物は如何で?」
「いや俺は・・・・・」
キンジは隣にいたであろうウエストレスを見て・・・絶句した。
おかっぱ頭と言われるぐらいの黒の短髪
そして何より見たことある・・・その顔。
「おお、キンジじゃないかのう。」
「・・・何やってんだ?夜桜。」
バニーガールを見ていた夜桜がそこにいた。
友達がいる所に入るのって・・・凄い緊張するよね。