予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 マッドローグ・ギアブロス・ギアリモコン「「「我ら三人揃って・・・『難波チルドレンズ』ダアアアアアアアアア!!!!!」」」
 エキストラ1「あいつら最近どうしたんだ?」
 エキストラ2「この間からあんな感じだけどまあ害ないからいいだろ。」
 





 それと・・・今回の変身は原作と全然違うから。
 戦兎「え?嘘!!??」


怒りの変身!!

 「な・・何だアレは?」

 防人はクレオパトラが変身した姿を見てそう言った。

 金色の機体はそのままに頭にはフードのような物が頭を覆い隠していた。

 そしてよく見たら機体の形状はまるでピラミッドに描かれている肖像画のようで

あった。

 「これこそわらわが持つ力ヨ。そしてそなたを・・・なぶり殺しにしてやる。」

 そう言ってクレオパトラは槍と化した銃を持って一夏に迫った。

 「おっと!」

 一夏はそれを楽に避けて上空に逃げようとするとクレオパトラはこう言った。

 「そなたは逃がさん!!」

 そう言うと翼の形に変貌したフィンが一夏の周りに群がると・・・一発のレーザーが放たれた。

 「当たるかよ!!」

 一夏はそう言って避けるが・・・後ろも見える一夏からすればある現象が起きた。

 レーザーが・・・他のフィンに当たった瞬間に・・・曲がったのだ。

 「!!」

 一夏はそれをも避けるが他からもレーザーが撃たれ避けるしかできなかった。

 「クソ!刃更の機体と同じ武装かよ!?」

 一夏は刃更が持つIS「白竜・ファブニール」の持つ盾形のビットと

同じタイプである事に気づいてくそっと思っていた。

 「一夏!!」

 防人はマシンガンをクレオパトラに向けようとするとクレオパトラはにやっと笑って機体のパステロッテから砂袋を大量に落とした。

 そして・・・。

 「さあ目覚めよ・・・わらわの僕たちよ!!」

 そう言うと砂袋から何体もの・・・モノアイのジャッカルが半月型の斧を持って

現われた。

 「また変なのが!!」

 キンジはそう言ってザビ―を取り出そうとすると防人はキンジにこう言った。

 「キンジ!お前達はエレベーターに向かえ!俺達がここを死守するから!!」

 「だけど!」

 するとキンジの言葉を聞く前にカズキがこう言った。

 「俺達は仲間だぜ!仲間を信頼しろよ!!」

 「早く行け!!」

そして斗貴子がそう急かすとキンジは・・・エレベーターに向かった。

 それを見た防人はモノアイ型のジャッカルに向けてこう言った。

 「さああ・・・どっからでもかかって来いよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ほれほれ如何した!?その程度か!?」

 「フザケンナ!!」

 一夏はクレオパトラの言葉に対してそう言った。

 然し形勢は未だ不利であった。

 何せ一夏の武器は遠距離兵装全てビーム型の為この盾とは相性が悪いのだ。

 そして一夏はある事を考えていたがやめた。

 その理由は・・・

 「(『ハック』したとしてもこの攻撃の濃密さじゃ何割か犠牲覚悟にシナキャ

無理だ!)」

 一夏はそう思いながらクレオパトラの方に意識を向き直すがクレオパトラは

笑いながらこう言った。

 「ホホホホホホ!これこそわらわの真の力!」

 「これで『イ・ウー』をわらわの物に出来るわい!!」

 そう言いながらクレオパトラはこう続けた。

 「そもそもブラドはわらわが呪ったから勝てたのじゃぞ!?それをあ奴らは!!」

 『あれは遠山キンジによって倒されたのであって呪いとは違う。』

 「そうほざいたのじゃぞ!!じゃからわらわはここで多くの人間を殺して

遠山キンジをおびき寄せようとしたのに当の本人がいるのに贄がおらんとは

何とも味気ないわい!!」

 その言葉を聞いて一夏は怒り乍らこう言った。

 「フザケンナ!人を殺して自分が強いと証明したいだ!?人間の・・・命を何だと思ってんだ!!??」

 そう言うとクレオパトラはこう答えた。

 「何を言う!?わらわは王であり覇王(ファラオ)であるぞ!!

この世はわらわの物!!世界の命はわらわの玩具なのじゃーー!!」

 そう言いながら槍を思いっきり振って一夏を「黒式・焔天」を叩き落した。

 「世界はわらわの物なのじゃーー!!」

 それを見てクレオパトラはホホホホホホと笑っていた。

 

 

 

 

 「・・・ざけんな」

 

 

 

 

 

 

 瓦礫の中から声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 「フザケンナ・・・」

 

 

 

 

 

 

 それは・・・

 

 

 

 

 

 

 「フザケンナーー!!」

 一夏の声であった。

 

 

 

 

 

 

 「この世界は手前の物じゃねえし人間は玩具じゃねぇ!!」

 「やっとわかったぜ!!手前は只自尊心を満たして自分こそナンバーワンだと周りに宣伝して認められようとしている只の脳みそが砂みたいになった大馬鹿野郎だって

ことがな!!」

 「・・・貴様・・・わらわが馬鹿じゃと!?」

 クレオパトラは一夏の言葉に大声で怒鳴るも一夏はこう続けた。

 「ああ大馬鹿だよお前は!!」

 「人の命を背負う覚悟も!!」

 「恨まれる覚悟も!!」

 「自分の力を自分の為にしか使わねえ!!」

 「そんな身勝手な奴に誰も着いていかねえよ!!」

 一夏の言葉ももっともだと思う。

 只々自尊心を満たして認められなかったら癇癪を引き起こす。

 まるで駄々っ子のような存在を誰が認めるものかと言っているのだ。

 だがクレオパトラはこう怒鳴った。

 「黙れ黙れ黙れ!!わらわは最強なのじゃ!わらわの力はこのピラミッドによって

最強にして無限の力を発揮しておる!!

無限の前にお主等は無力無力無力なのじゃあーー!!」

 クレオパトラはそう怒鳴るが一夏は「黒式・焔天」を解除すると同時に

パステロッテからある物を取り出した。

 それは・・・。

 

 

 

 「・・・手前みたいな奴に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 防人が一夏に渡した

 

 

 

 

 

 

 

 

 「負けるわけには・・・いかねえんだよー―!!」

 

 

 

 

 

 

 

 ベルトであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして一夏はそのベルトを腰に付けると両端から黄色いバインダーが巻かれた。

 そして両手には二つのボトルがあった。

 それを一夏は何回か振った後それを取りつけ口に付けた。

 するとベルトから音声が流れた。

 『コウモリ!』

 『ギアーズ!』

 『ビルドオン!!』

 その音声が終わった後に一夏はベルトついているレバーを回した。

 すると大型のファクトリーと同時に前後にある物が浮かび上がった。

 まるで映像のように・・・。

 コウモリのマークと歯車のマークが一つずつ前後に現れた。

 そしてベルトからまた音声が聞こえた。

 それは・・・。

 『ARE YOU READY?』 

 その音声はまるで最終確認のような感じであったが一夏はニヤリと笑って

こう言った。 

 「『覚悟は出来てるかって?』・・・そんなの」

 一夏はある事を思い出した。

 あの時・・・初任務の際に守れなかったあの少女を・・・・。

 そして佑唯から教わったあの言葉から・・・。

 そして帰りを待っている・・・仲間達・・・。

 それらがフラッシュバックのように思い出すと一夏はこう言った。

 「・・・もう出来てるんだよ!!」

 「変身!!!!」

 一夏はファイティングポーズを取った後映像が一夏を覆うように迫って・・・二つは一つとなった。

 そこから現われたのは・・・。

 『ガッチリ交わるダークヒーロー!!バットギアーズ!!YEAAAA!!』

 白い体

 紫色の複眼

 両肩に搭載されている歯車

 そして何よりも・・・胸部に模られているコウモリのような装飾

 それこそ・・・新たな一夏の力である。

 「・・・何者じゃ・・・?・・・お主は?」

 そう聞くと一夏はクレオパトラに指さしてこう言った。

 「俺は・・・俺は『仮面ライダー・・・ヘルローグ」

 そして一夏はクレオパトラに向けてこう言った。

 「手前を・・・ぶっ潰す!!」




 仮面ライダーヘルローグ
 バットフルボトルとギアーズフルボトルを組み合わせて出来た形態。
 見た目は「仮面ライダー龍騎」から「ダークナイト」と「ビルド」から
「ヘルブロス」が合体したような感じ。
 性能は基本型だがバットの影響でか隠密行動ができるので奇襲には最適なフォームである。
 他にも登場させるからねぇ。
 それと変身は3Dプリンターを重ねたような感じである。

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