「さああ・・・ショータイムだ!」
そう言ってキンジは武器を持って裏カジノに突入した。
周りにいる黒服の男たちは苦無ガンとホーネットクラッシャーで攻撃
(急所は逸らしてる)しながら突っ切ってた。
それを見ていた客たちはキンジを見て最初はショーかなと思っていたが周りの
黒服の男たちの鮮血を見て我先にと逃げ始めた。
その最中でレスティア達は賭けの対象にされている女子供や無理やり参加されている人間達を救出していた。
「さあ!こっちですよ!!」
「こっちに行けば外に出られるわ!!早く!!!」
「急ぐのじゃあ!!」
夜桜もそれを手伝っていた。
キンジは逃げていく参加者達がエレベーターに向かっているのを見て通信した。
「こちらキンジ。糞共は上に逃げる。」
「了解!こっちもそろそろケリが付く!」
『フルボトルブレイク!!』
防人が変身している「仮面ライダー キルバス」のベルトから音声が流れ出てくると両手から蜘蛛の糸が出てきてモノアイ型のジャッカルに巻き付かせると体から
巨大な蜘蛛の脚が出てきてモノアイ型のジャッカル目掛けて叩きつけた。
そして爆発すると同時にモノアイ型のジャッカルが消えたのを確認すると防人は
一夏が作った穴を見てこう言った。
「俺は一夏を追っていく。そっちは頼むぞ。」
了解と聞くと防人は手首から蜘蛛の糸を出して下に下った。
キンジが通信したし終えたのとほぼ同時刻
「ウおおおおおおおおおお!!」
一夏が上から落ちてきた。
「な、何だ!?」
キンジは何事だと思ってそれを見るとそこには・・・。
「う・・・ウウウ・・・」
「これで終わりだ。」
クレオパトラを踏み台にして出てきた一夏こと「ヘルローグ」である。
「・・・誰だ」
キンジはそう聞くながら武器を構えると・・・。
「あ、キンジさん。さっきぶりです。」
そう言った。
「まさかお前・・・一夏か?」
「あ、はい。」
一夏は頭を掻きながらそう答えた。
一夏は上で何が起きたのかを話した後キンジはクレオパトラの方を見た。
「こいつがなア。」
キンジは少し下げずんだ口調でそう言うと上から防人がやってきた。
「おお、もう終わりか?」
「あ、防人さん。」
「またかよ・・・」
キンジはそう思いながらも作戦について最終確認をしようとすると・・・。
「・・・己ぇ・・・。」
クレオパトラが目を覚ました。
クレオパトラは最早見る影もない機体から這い出て一夏達を見てこう言った。
「よくもわらわを・・・このファラオに対しての・・・侮辱・・・
死をもって・・・」
クレオパトラは絶え絶えにそう言うが一夏はクレオパトラに向けてこう言った。
「降参しろ。お前はもう戦えないだろ。」
「クレオパトラ、お前を殺人未遂で逮捕する。」
それと兵器の不法所持もなと言いながらキンジは武器を構えた。
防人も徒手空拳の応用で構えた。
それを見たクレオパトラはくっと口を一文字に紡いでいた。
自身の力は使えずピラミッドの力を使っても今の様子じゃ間違いなくやばいと
悟っているからだ。
そう・・・幾ら無限の力があっても決して最強や無敵ではないのだ。
どうしようかと思っていると・・・。
「手も足も出ないようだな。クレオパトラ」
少し上から声が聞こえた。
「やれやれ、通気口を使って侵入を試みたが流石国連軍だな。うちとは違って
スマートに事件を解決してくれたな。」
それは手袋からコートに至るまですべてが黒一色で首回りが白の毛皮を付けた長髪で端正な顔立ちの男性。
「・・・兄さん。」
遠山金一その人であった。
「・・・夢を見た。」
「「「!!!」」」
金一の声に全員が構えた。
「弟が俺を越えた夢・・・もう一人でも大丈夫だと分かった・・・そんな夢。」
恐らく「カナ」の時に見た光景についてそう言っているのだろう。
「・・・久しぶりだな。パトラ。」
「・・・トオヤマキンイチ」
クレオパトラは金一を見てそう言うと金一は懐から何かを出そうとしていた。
「お前の弱点は相手を必ず下に見る事。そんなんだから『イ・ウー』から
退学させられたんだぞ。」
「うるさいのじゃ!どいつもこいつもわらわのチカラヲ評価しなかった
からじゃ!!わらわの力は誰よりも・・・」
「『教授(プロテキシオン)』よりも強いのじゃ!!」
「プロテキシオン?」
防人はクレオパトラの言葉を聞いてそれが『イ・ウー』のボスの名前なのかと
思っていた。
「・・・ならばその力を今見せてみろ。」
そう言って出してきたのは・・・
「ゲームソフト?」
キンジがそれを見てそう言った。
それは黒いローブを身に纏った二頭身のキャラクターが鎌を持っている
絵柄であった。
するとそれを金一は・・・腰に付けているベルトに差し込むと音声が鳴った。
『ガシャット!』
「変身。」
金一がそう言うと後ろから先程の絵柄が出てきてその周りに
何かのキャラクターが現われた。
そしてその内の一つを押した。
『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!
アイムアカメンライダー!』
するとそこから出てきたのは・・・。
「は?」
「へ?」
「・・・兄さん?」
三者それぞれ何だそれと言う反応をしているが無理はあるまい。
何せ出てきたのは・・・目と髪の毛が付いている二頭身キャラクターなのだから。
「・・・レベルアップ。」
『レベルアップ!デッドセット!デッドバック!死を運ぶデッドクエスト!』
その音声が出て瞬間に二頭身キャラクターの頭から人間が出てきた。
それは黒い体。
バイザーは両方とも黒目
コントローラーと一緒にした大鎌と剣が一対化した武器
「仮面ライダー グレイブ」
「死の世界に導かれたいのはどいつだ?」
そう言いながら金一は下に・・・クレオパトラの近くにへと降りた。
「・・・フフフ・・・ホホホホ。」
クレオパトラは何がおかしいのか笑っていると金一に近づいてキンジ達に向けて
こう言った。
「見るがよい。わらわの僕がここに一人おったのう」
「兄さんが!?」
キンジはそれを聞いて驚いているとクレオパトラは金一に近づいてこう言った。
「さあキンイチよ、わらわの僕よ。あ奴らを殺せ。織斑一夏は奴の仲間を目の前で
殺してからわらわが」
クレオパトラが何か言う前に・・・胸から剣が生えた。
「「「!!!」」」
「・・・へ?」
クレオパトラはその光景に驚いていると後ろから金一が引き抜いてこう言った。
「パトラ。お前は此れ迄弱者しか殺さなかった。それがお前が『イ・ウー』を
退学させられた理由の一つだ。」
そう言うと金一はこう続けた。
「お前は世界を支配しようと・・・世界をコントロールしようとしている対戦派の
中でも最弱、能力をより強くしようとする研鑽派においても半端者にして女尊男卑で
多くの男を殺した卑怯者」
「ぐ・・・・グウウ」
クレオパトラは倒れながらも力を使って何とかしようとするも・・・金一はこう
言った。
「無駄だ。幾ら無限の力が手に入るといっても心臓に刺さればもう持つまい。」
そう言って金一はクレオパトラの胸ぐらを掴むとこう言った。
「お前の罪を数えろ。」
そう言いながら金一はクレオパトラを投げると金一は別のスロットに先程の
ゲームソフトを付けるとベルトから音声が出てこう言った。
『ヒッサ~~ツ!デスクリティカルブレイク!』
その音声と同時に足に電流が漫画化されたような物が出てくるとクレオパトラに
対して金一はこう言った。
「良かったなクレオパトラ・・・先祖と同じ墓で。」
「トオヤマキンイチーーー!!!」
クレオパトラが大声でそう言った瞬間・・・蹴りが当たり・・・クレオパトラは
爆散した。
「なあ!?」
「!!」
「うっ!」
防人、一夏、キンジの順番でその光景を見てしまった。
爆散した瞬間にクレオパトラの内蔵や手足が飛び散り、血がグレイブの周りで
シャワーのように降り注いだ。
そしてキンジ達の近くに・・・クレオパトラの・・・首が転がってきた。
そこには・・・。
「「「ウグウ」」」
恨みを持つかのような表情でこっちを見ているクレオパトラの首があったからだ。
そして金一はその光景のままキンジ達に近づいてきた。
「「「!!!」」」
三人は戦闘態勢になると金一はクレオパトラの首を見て・・・。
「じゃあな。」
蹴って何処かへと飛んで行った。
すると金一は全員を見て・・・変身を解除した。
『セーブ!』
それを見た三人も・・・解除した。
「お前は一体なんだ?」
防人は何時でも戦闘できるように構えながらそう言うと金一はこう言った。
「俺は武偵局の任務で『イ・ウー』の潜入捜査をしていた。」
「何?」
「・・・俺と話をしてくれないか?」
「全く・・・もう終わりかよ。つまらないねぇ。」
「そう言わないでくださいよ蘭豹先生。我々は死にかけだったんですから。」
蘭豹先生の言葉にレキはため息交じりでそう返した。
「然し横浜でここ迄の人身売買を行うとは。」
「既に彼らの身元は割り出しを行っているから直ぐに終わるらしいです。」
そう言っているレキ達とは逆にキンジ達はと言うと・・・。
「成程・・・国連軍に」
「まあな。色々とこればかりは内密にされているが俺はザビ―に選ばれたようだ。」
「だからできるだけ飛鳥や雪泉姉には秘密にしていて欲しいんだ。」
心配するからなと言うと夜桜はキンジに対してため息交じりでこう返した。
「分かったわい。こうなればとことん付き合ってやるかのお。」
「ありがとうな。夜桜」
キンジがそう言うと夜桜はキンジに対して・・・顔を真っ赤にしてこう言った。
「まあ・・・のう。儂は嬉しいぞ。その・・・対等の秘密と言うのじゃな」
「?なんつった?」
キンジがそう聞くと夜桜はこう答えた。
「何でもないわい。」
そう言うが心の中ではこう思っていた。
「(飛鳥達には悪いが早い者勝ちじゃしな。)」
そう思っていた。
すると金一と話していた防人は国連軍の全員に対してこう言った。
「それじゃあ俺達はこいつらを武偵局に引き渡す代わりにこれまで仕入れた
情報の交換をするぞ。」
そう言うと金一が前に出てこう説明した。
「先ず『イ・ウー』だがプロテキシオンの存在で一つになっているが彼は寿命で死にかけている。」
それを聞いて全員がやがやとしている中金一はこう続けた。
「現在組織は二つの思想に分けられている。」
「一つは主戦派(イグナテイス)。世界への侵略と自身の組織の繁栄を主目的としたグループ」
「もう一つはプロテキシオンの遺志を継ぎ、純粋に己の力を高めることを望んでいる研鑽派(ダイオ)。」
「この二つが存在しダイオは次のプロテキシオンとして掲げたのは・・・
『アリア』だ。」
「はあ?ナンデあいつが!?」
寧ろ逮捕しようとしてるやつをかよとキンジがそう言うと金一はそれに対して
こう返した。
「それは今のプロテキシオンがアリアにとってかけがえのない存在だからだ。」
「その存在って・・・母親は刑務所の中って・・・まさか!?」
「嫌、キンジ。アリアの母親は関係ない。彼女はプロテキシオンによって仕組まれた被害者だからな。」
「相手は間違いなくアリアは従わざる負えない存在。」
「誰だよ兄さん?」
キンジがそう聞くと金一は重く口を開けた。
「今の『イ・ウー』のボス・・・そいつは」
学園島のアリアの部屋。
「・・・未だ足りないわね。」
現在アリアは自身の母親の裁判の証拠を整理していたがもう一つ欲しいと
思っていた。
それも確実なものが・・・。
「・・・ももまん買おう。」
アリアは煮詰めた頭を落ち着かせようと外に出た。
すると・・・。
「やあアリア。」
「!!誰!?」
アリアは何者だと思って銃を出した。
するとそこにいたのは・・・。
「んむ私の推理通りだね。アリア」
ひょろ長い痩せた体
鷲鼻に角ばった顔
右手には古風なパイプ
左手にはステッキを持っていた。
「あ・・・アアア」
「アリア君。君は美しく、強い。ホームズ家が持つ最も優れた才能を持っているのにも関わらず落ちこぼれ、欠陥品と呼ばれてさぞつらかったろう?」
「・・・あ」
「だけど僕なら君を認めさせることが出来る。」
「そいつは世界で最初に武偵を作った男」
「僕は君を」
「そして稀代の天才」
「後継者として」
「『シャーロックホームズ』」
「!!」
「迎えに来たんだよ。」
「それが『イ・ウー』のボス・・・プロテキシオンだ。」
一夏「え?次回予告ってこれ少しお休み・・・まあいっか。」
「明かされた『イ・ウー』のボスは最も有名な探偵
『シャーロックホームズ』っておいおい大丈夫なのかよこれって!?」
「『イ・ウー』のアジトを知った俺達は直ぐ様に突入するがそこには
既に待ちかねた敵が?!」
「果たして最強の相手に俺達はどうやって挑むのか!!」
次回 予測不可能者 遠山キンジ
第5章『カオスエピソード2 序曲と悲しみのエンドロール』
そして・・・永遠の別れにへと繋がる。
「・・・兄さん!!」
「・・・大きくなったな・・・キンジ」