予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

152 / 269
 スパイは必ず捕まえないと痛い目を見るぞ。


スパイなんてどこにでもいるさ。

夜遅くの山中。

 ある一団がそこにいた。

 全員黒い服を着ており銃火器を保有していた。

 「隊長、全員配置に着きました。」

 「分かった、それでは始めよう。」

 そう言うと隊長と言われた男性は周りにいる22人に兵士に向けてこう言った。

 「良いか、目的は『戦術機の設計図』と『織斑一夏のISデータ』、出来るなら

『篁佑唯の暗殺』も行うものとする。全てが上手くいけばこの国の軍事的進化を

最低でも2、3年は遅らせれる筈だ。」

 「隊長、立ちはだかる人間は?」

 「殺せ。」

 「了解。」

 「走吧(行くぞ)」

 中国語でそう言うと全員が走り出していった。

 するとその光景を遠くから見ていた女性が無線で誰かに伝えていた。

 「主、どうやら同国の物たちが何やら戦闘を起こそうとしていますが

いかがいたしましょう?」

 「・・・・・了解しました。」

 そう言って無線を切ると彼女もその方向にへと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中でキンジはぐっすり眠っている中で、クロメが起きた。

 「・・・フシューー!!」

 クロメが何やら察知して威嚇するように鳴くとそれを聞いたキンジは何事だと

思っていた。

 「どうした・・・クロメ?」

 そう聞くとドドドと何かが走る音が聞こえた。

 そして襖を開けると佑唯が息を切らしてやってきた。

 「どうしたんですか?!佑唯さん!!」

 すると佑唯はこう答えた。

 「キンジ君、直ぐに皆を起こして脱出する準備をするんだ。」

 「え・・・脱出って?」

 するとキンジの電話から通信が来た。

 「こんな時に一体誰なんだ・・・防人さん!?」

 通話相手が防人だと分かってキンジはそれを取った。

 『キンジ、今大丈夫か?』

 「今それどころじゃ!!」

 『大方佑唯さんが避難しろって言ってんだろ?』

 「ええ、何でって・・・まさか!?」

 『そ、御剣重工からの要請でな。元々連中、2学期始め位から行動してた

らしくてな。』

 『それで本当なら俺達が護衛する予定だったんだけど、丁度お前らそっちに

行くことが分かったからな。だから武偵としてお前に依頼したい。』

 防人は何時ものような軽い口調から重々しい口調に切り替わってこう言った。

 『佑唯さんとミラさんの護衛と侵入してくる敵の捕縛、出来なければ

超法規的措置で殺せ。殺したらこっちで後始末しといてやるから。』

 『あ、それともうすでに佑唯さんには戦術機とISを貸してくれるように

頼んでおいたから。』

 『俺達もそっちに向かうから・・・死ぬなよ』

 そう言って電話を切ると佑唯さんはキンジを見るとこう言った。

 「こっちだ。」

 「はい!」

 キンジは佑唯の後ろに付いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「皆聞いてくれ!」

 キンジは篁技研が有する格納庫で全員に向けてそう言うと飛鳥がこう聞いた。

 「遠山君、これって一体・・・?」

 するとキンジはこう答えた。

 「ああ、如何やらチーム編成の最終調整を実戦でやることになった。」

 そう言うと佑唯がこう説明した。

 「敵は総勢22人、武器は携帯型のマシンガンを保有している。」

 「君たちには実弾装備した戦術機やISを使ってもらう事になっている。」

 そう言うと紫がこう聞いた。

 「けどそれってもしもの際には・・・。」

 するとキンジがこう答えた。

 「そっちの方だが御剣重工がバックアップに回ってくれるらしい。

もしも死人が出たとしても武偵校には報告しないとさ。」

 そう言いながらキンジは篁技研が持っている戦術機の武装確認している中で

華毘がキンジに向けてこう言った。

 「アアアアア!!そうだったっす、忘れてたっす!!」

 「何だよ、華毘!!」

 キンジは華毘の大声を聞いて何だと思っているとある物を鞄から出した。

 するとそれをキンジに渡すとこう言った。

 「これ!頼まれてた武器っす!!調整が終わってたから今日渡そうと

思ってたっすよ!!」

 そう言って渡されたのは・・・・。

 「これ・・・。」

 それは父と金一の形見でもある2丁の拳銃であった。

 「それはあたしがカスタムした『デザートイーグル』と

『ピースメーカー』っす!!注文通りに『デザートイーグル』は軽量化してるし、『ピースメーカー』はリボルバーからマガジン型にしておいたっす!!」

 「それと『デザートイーグル』の方は部品を削って軽量化した分威力が

下がるっすからその分ブレを少なくさせて3連発射機構を追加しておいたっす!」

 「『ピースメーカー』の方は金属部分を多めにしてるから

少し重くなってるっすけどその分安定性を上げてるっす!」

 その説明を聞いたキンジはニヤリと笑ってこう言った。

 「サンキューな。」

 「それと追加っす。」

 そう言って更に出してきたのは・・・5本の黒い刀であった。

 「大変だったんすよー、何せ一度ばらして精錬仕直して鍛冶職人さんに頼んで打ってもらって態々名まで掘ってくれたっすからねえ。」

 そう言うとキンジは刀に刻まれている銘を詠むと少し笑った。

 「良いじゃん。」

 それに彫られていた銘はこうだった。

 『影桜』

 そしてキンジはその5本の内2本を持つと残り3本を・・・飛鳥、夜桜、

レスティアに渡した。

 「「「え?」」」

 三人は何でと思っているとキンジはこう答えた。

 「元々はこれが終わったら渡そうと思ってたんだ。チーム編成を考えればな。」

 そう言うとキンジはこう説明した。

 「チーム編成で言うなら前衛は俺と焔、中衛は飛鳥、夜桜、後衛はレスティア、レティシア華毘で通信する紫が全員の耳になってもらいたいなと思ってな。」

 「そうなると武器だが剣を大量に持っている焔は除外、遠距離武器を持つことが出来る華毘と戦略を立てさせるレティシアは除外されるから残った中で剣が使える飛鳥、武器がない夜桜、救護出来るレスティアに上げようと思ってたんだ。」

 ドウだろうというと全員はこう答えた。

 『全然、納得だよ!!』

 そう答えた。

 そしてキンジは機体に自分の武器を搭載させた後に専用武装も載せた。

 戦術機はキンジ、飛鳥。

 ISは焔、夜桜、レスティア、レティシア。

 戦術機には対人用のゴム弾入り

 ISでは対人用に作ったスタンガンを搭載させた。

 無論実弾も使えるようにしている。

 すると格納庫の扉が開くのを見たキンジは全員に向けてこう言った。

 「それじゃあ全員・・・行くぞ!!」

 『オオォォォォ!!』




 次回は戦闘です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。