予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 ここからまた新たなる戦いが始まります。


戦いは山中にテ。

京都の山中にて・・・戦闘が起きた。

 「グわあ!!」

 「ウワアアアアアア!!」

 次々と倒れて行く部隊を見て隊長は焦っていた。

 「一体どうやって我々の行動を!?」

 まるで襲撃するのを知っていたかのような行動であったからだ。

 然も上空からISがスタンガン式の警棒を持って襲い掛かれたものや・・・。

 「痛い!!」

 「おらああ!!」

 電磁式のネットによって失神させられたり。

 そして地上では・・・戦術機が攻撃してきた。

 「ウワアアアアアア!!」

 「後は!?」

 そうしている間に残っているのは自分を含めて・・・二人だけであった。

 「どうしましょう!?隊長!!」

 自分の隣で慌てている新米がそう言うと隊長はもう無理だと悟った。

 既に20人が捕まり、このまま全員捕まれば間違いなく祖国に返還されても

最悪な扱いは免れないと思うと隊長は新米に向けてこう言った。

 「良し!お前は一足早く下山してそのままこの国から脱出しろ!!

もし国連軍迄来たら我が国は最悪各国から集中的な制裁を下されるが

そうはさせん!!奴らを何人かこいつで道連れにさせてやる!!!」

 そう言いながら隊長は体に巻く付いている手榴弾を一つ持つと・・・誰かがこう言った。

 「你得自杀(へえ、自殺するんだ。)」

 「你是谁?(誰だ)」

 隊長はそう言って周りを見渡すと・・・いつの間にか新米が倒れていた。

 「嘿,你没事吧?(おい、大丈夫か)」

 隊長はそう言って新米に駆け寄ろうとするといきなり後ろから声が聞こえた。

 「不合理,那个人(無理よ、その人毒で死んでるから)」

 「!!!」

 隊長はその声を聴いて後ろを振り向いたその時にその声の主はこう言った。

 「你也说再见了(あなたもさよなら)」

 そう言ったのを聞いた隊長の意識はそこで途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「全員無事か!!」

 キンジはそう聞いて確認するとこう答えた。

 「こちら焔、異常なしだぜ!」

 「こちら夜桜、同じくじゃ!」

 「こちらレスティア、大丈夫です!」

 「こちらレティシア、同じくね。」

 「良かったね、遠山君。」

 全員の声を聴いて飛鳥もほっとした様子でそう言うとキンジはこう思っていた。

 「よし、紫、皆に撤退連絡!そこらへんに転がっている連中を連行して」

 ズドーン!!!

 「「何!?」」

 キンジと飛鳥が何だと思って辺りを見渡すと大きな爆炎が起こった場所が

見えた。

 「行くぞ!」

 「うん!」

 そう言って二人は戦術機を起動させてそこに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 「これって・・・・」

 「酷いな。」

 そう言ってキンジと飛鳥は目をしかめていた。

 周りには何やら僅かであるが・・・肉片のようなナニカがそこにあった。

 「誤爆か・・・それとも・・・自決か。」

 キンジはそう思いながら周りを探索している中で・・・ある一人の人間が

そこにいた。

 「誰だ!?」

 キンジはそう言いながら銃を構えるとそこにいたのは・・・。

 「认识远山金吉(初めまして遠山キンジ)。」

 フードをつけ、ローブで全身を覆った人間であった。

 するとそのローブの人間はある物を投げた。

 それは・・・。

 「こいつは?」

 「奴らが持っていた指令書と軍の登録書よ。」

 「!!」

 キンジはそれを少し警戒しながら取ってスキャンさせた。

 そしてキンジはこう聞いた。

 「君は一体・・・」

 するとローブの人間はフードを取った。

 その中にいたのは・・・。

 「・・・・・」

 「・・・・綺麗」

 飛鳥ですらホオけるほどの美人であった。

 そしてその女性は自己紹介した。

 「初めまして、私は『楊 基姫』。貴方を試しに来たものです。」

 そう言いながら彼女はローブを脱ぎ捨ててその姿を露わにした。

 その姿は・・・・色々と見えそうな状態であった。

 「なあ(*´Д`*)!!」

 「ちょっとナニその恰好!?」

 流石の飛鳥でも慌てる程であった。

 何せあの・・・色んな意味で際どい中華服なのだから。

 腋と背中が丸見えで然も胸元もちゃっかりと開けているし、

足もスリットがかかっており、美脚が露わになっていた。

 すると『楊 基姫』が武術の構えをしながらこう言った。

 「さあ、来なさい遠山キンジ!かの有名な『イ・ウー』の首領を討ち取ったその実力を私に見せて下さい!!」

 「!!手前・・・まさか!?」

 あそこにいたのかとキンジはそう思っていた。

 何せ『イ・ウー』の事を知っているのは

あの時『レインボー・クルージング』社の造船所にいた面子しかしたないはずだと思っていた。

 すると彼女は飛鳥を見てこう言った。

 「それとも・・・彼女を殺せば本気を出しますか?」

 そう言うとキンジはそれを聞いて・・・。

 「ああ?」

 完全にキレた口調でそう言った。

 するとキンジは飛鳥に向けて通信でこう言った。

 『飛鳥、あいつは俺に任せて思えはこいつを持って皆と合流してくれ』

 『だ、・・・駄目だよ遠山君!私も一緒に。』

 『いや、どうやらあいつは俺にご執心のようだしそれに・・・』

 そう言うとキンジは飛鳥に向けてこう言った。

 『俺は皆を置いて死なないって決めたからな。』

 そう言うと飛鳥は例の物を持った後にこう言った。

 「遠山君・・・死なないでよ!!」

 「ああ。」

 キンジは飛鳥にそう言うと飛鳥はそこから離れた。

 そしてキンジは戦術機『陽炎』から降りた後にこう言った。

 「待っててくれたのか?」

 「ええ・・・貴方の実力を測るためには全力でお相手するように

言われてるので。」

 そう言うとキンジも徒手空拳の構えをして・・・暫く経つと木の葉が地面に・・落ちた。

 「「!!」」

 それと同時に二人はお互いに駆けた。

 戦いは第2ステージにへと移った。




 第2回戦・・・スタート!!

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