バンディーレの宣誓
そしてチーム編成が終わって暫く経ったある日の朝。
「よう、兄貴。おはよう。」
「・・・学校でその言葉は止めてくれるか曹?」
「何言ってるんだよ兄弟、俺達は盃を交わしたんだぜ?もう義兄弟の
関係じゃねえか。」
曹はそう言ってキンジの肩に手を掛けると曹はキンジに向けてこう聞いた。
「所で兄弟、今夜・・・って言うか夜12時空いてるか?」
「夜12時って夜中だろ?何もしてねえと思うけど何でそんな遅くに?」
「こいつは『イ・ウー』を壊滅させた兄弟が来ないと始まらねえんだよ。」
「『イ・ウー』って・・・!!マサカお前が言っていた『戦争』って奴かよ?」
キンジが耳打ちしてそう聞くと曹はこう答えた。
「まあそんなところだ、後でジャンヌ達にも教えておけよ?場所はメールで
知らせる。」
じゃあなと言って曹が去って行くとレスティア達がこう聞いた。
「どうしたんですかキンジさん?」
「曹が何か言っていたようだけど何なのよ?」
2人がそう聞くとキンジはこう答えた。
「ああ、実はな。」
「成程・・・でしたら今日の夕食は軽めにしておきましょう。」
「そうね、それと武器の方も支度しておかないと。」
「色々と大変だよなあ。」
キンジはそう言いながら空を見上げた。
そして夜中。
「メールによれば・・・ここか。」
キンジはメールの内容から何かを行う場所に向かって辿り着いた先は・・・
ホテル『テレシア』であった。
「何でホテルなんだ?」
「高そうですねえ。」
「こんな所でお茶会でもするのかしら?」
キンジ達はそう言いながらホテルに向かうと高が出入り口前で待っていた。
「お待ちしておりました遠山様、ジャンヌダルク一向。」
そう言うと高が裏口に向かって行くとこう言った。
「こちらです、ホテルは既に閉まっていますので。」
「だろうな。」
この時間まで開いているとなると完全にブラック企業だなとそう思いながら
裏口から入っていった。
そして暫くすると大ホール屁と向かって行ってたのでキンジはこう聞いた。
「なあ、高。一つ良いか?」
「何でしょう?遠山様。」
「ここで何が行われるんだ?俺達全然聞いていないんだ。」
「ああ、それは入れば分かると思いますよ?それに中には
相当数の人間がいますからね。」
高はそう言いながら大ホールの扉を開けた。
その先にいたのは・・・20以上の丸テーブルに座っている
100人近い人間たちであった。
すると高がキンジに向けて耳打ちしてこう言った。
「言っておきますがここにいる人たちは全員表社会、裏社会の大物や
仲介人ばかりです。僕たちの組織の人間もいますのでどうか何も起こさない様に
宜しくお願いします。」
そう言うと高は立ち去って行った。
「俺達も座るか。」
「そうですね。」
「よく見たら席に指定場所はないようだしね。」
そう言いながらキンジ達が座ると近くにいた眼鏡をかけた黒の長髪の男性が
キンジに近づいてこう聞いた。
「君か、曹が言っていた兄と言うのは?」
「アンタは?」
キンジは懐にある拳銃を構えると男性が手を前に出してこう言った。
「待て、私は君と戦いに来たわけではない。私は『藍幇(ランパオ)』の者だ」
そう言うとキンジはそうかといって懐から手を出すと男性はこう名乗った。
「私は『ウエイバー・ベルベット』。『藍幇(ランパオ)』では先生と
呼ばれている。今回は上からの命令で『バンディーレ』におけるルール説明を
聞きに来たのだ。」
「『バンディーレ』?」
「この会議の名前だ。昔から各勢力が鎬を削る戦いだ。」
「・・・マジかよ。」
何でそんなドンパチものに俺を巻き込んだんだ曹とそう思っていると
『ウエイバー』はこう続けた。
「それに『藍幇(ランパオ)』だけではない。『FBI』に『MI6』、
『亡国機業』、『教会』、『魔女連合』、『カオスブリケード』と言った
裏の勢力や表の警察組織に『スターク・インダストリーズ』と言った
軍事会社、各国の神話勢力までもがこの会議の為に来ているぞ。」
そう言いながら周りを見ていると確かに『スタークインダストリーズ』の
名が入った社章を身につけた恐らく裏関係のビジネスマンであろう、
こんな状況にも関わらず落ち着いている。
それにと言って他の所も見た。
グラマーなスタイルを法衣で纏った修道女、黒の三角帽、漆黒のフード、肩には大ガラスと言った絵にかいたような魔女、修道士の服を身に纏った
白の手袋を付けた男性にあれは本物なのかどうか分からないが
黒に近い茶色の大きな尻尾を振りながらキンジの方を見てニコニコと
手を振る女性、それらを見る中で後ろから・・・声を掛けられた。
「お茶は如何でしょうか?」
そう聞こえた先にいたのはメイドであった。
よく見たら他にも色んなメイドがいたのだが彼女は・・・違う感じをした。
何せ美人だったのだが・・・見た目は凄いものであった。
綺麗な白に近い銀の長髪。
背筋を伸ばしてしっかりとした目つき。
だが目に映ってしまうのは・・・その服とスタイルであった。
胸元と二の腕が丸見えで少し動くだけで胸が揺れるのだ。
然しキンジはそれを見てヤバいと直感で感じて彼女の顔に目を向けると
こう言った。
「いや、大丈夫だ。」
「畏まりました。」
そう言って立ち去るのを見てほっとしたキンジであった。
そして暫くすると・・・曹が壇上に上がってこう言った。
「皆様、よくお集まりいただいたことに感謝しております。
私は今日の司会を担当致します『曹 蒙匿』と申します。」
そう言って頭を下げると曹は全員に向けてこう言った。
「それでは『イ・ウー』が崩壊したことで求めるものを巡り、戦い、奪い合いをモットーとする我々の世界の為の戦争『バンディーレ』を
ここに宣言いたします!」
1年半ぶりにまた復活しました!