その後も・・・着替えは続いた。
焔。
「キンジ・・・これ如何思うよ?」
「痴女か!?」
「其れ今言うか!!」
ぴちぴちのボディースーツを着ていた。
夜桜。
「キンジ、これはどうかのう?」
「・・・焔よりもまだマシだな。」
「そうじゃな。」
「大きなお世話だ!!」
ちょっとスリットが大胆である事とミニスカと胸の谷間を露出している
タイプであったが為大胆ではあるがまあマシ。
紫。
「キンジ・・・」
「・・・ダウトだ。」
「やっぱり」
胸の谷間が完全に上半分が露出している。
レティシア。
「どうかしら?」
「おお・・・中々良いんじゃねえか。」
「当たり前でしょう。」
ちょっとそう言う系の店ならイケるなと内心そう思っていた。
そしてキンジの方も着替え終わった後に焔がこう言った。
「それじゃあ内訳何だけどアタシと夜桜、キンジと飛鳥、紫はレスティアと
レティシアでペア組むって言うのはどうだ?」
「その理由は何だ?」
「アタシと夜桜ならコンビネーションばっちりだし紫は人見知りだろ?
だったら人付き合いの出来るレスティア達に任せたら楽だろ?
そんでキンジと飛鳥なら警察コンビで何とかなるって寸法だ。」
「華毘は?」
「あいつは一人でも大丈夫だろう?」
「まあな。」
「うちはそれ良いっす!」
華毘も納得したためにそれで良しとなったが為解散することになった。
そして家に帰った後に黒歌と共に食事していると携帯電話から電話が鳴った。
相手は・・・防人であった。
『キンジ、今良いか?』
「ええ、何ですか?」
『ああ、今度神崎かなえの裁判が始まるだろう?その日の裁判官が
決まっったんだが一つ言いたくてな。』
「?」
『任務として神崎かなえの護衛を頼みたい。』
「・・・理由は?」
『この一連の事件についてだがどうも裏で誰かが糸を引いている。
シャーロックホームズとは違う何かがあるから気を付けておけよ。』
「分かりました。」
『それじゃあな。』
「一体何なんだろうな?」
キンジはそう呟いてレスティア達と食事して寝た。
そして裁判の日
裁判官は『三雲 法男』。
社会的弱者に対して温情をかける『司法の良心』と呼ばれている。
そんな中で判決は。
「判決を申し渡します、被告人『神崎かなえ』は無罪放免とする!」
「!?」
それを聞いて検察側が異議申し立てを宣告しようとすると『三雲』は
こう聞いた。
「何か不服でもあるようですが検察は何が納得いっていないのでしょうか?」
「いや・・・その・・・!!」
何やら言いにくい理由があるようで検察が口籠っていると・・・部屋に誰かが入ってきた。
眼鏡をかけた・・・神経質そうな男性であった。
「『村家 綱人』ですね?」
「『大河内』・・・!?」
検察官はそれを聞いて恐怖している中で大河内と呼ばれる男性がこう言った。
「私の事を知っているのならば話が早い、私がここに来ている理由も
分かるだろうがな。」
「な・・・何のことやらさっぱり」
「貴官は現検察内部にいる旧『武偵第0課』と何かしらの繋がりがあると言う
タレコミが私の下に入ってきたのだが」
「!!!!」
「それと捜査権限で貴様の銀行預金にも調査してみたが神崎かなえの
裁判の前後に必ず送金されていた。然も裁判官全員にもだが
『三雲』裁判官には?」
三雲にそう聞くと三雲はこう答えた。
「確かにあったが送り返してやった。私達は法の番人だ、その我々が法を犯して罪なき人間を有罪にするなどあってはならない事だ。」
「それと警察が押収してきた証拠が何故か検察の段階ですり替わっていたし
警察のデータバンクにも偽装されていた。それを検察官でもある貴様が
見逃したとは到底思えないのだがそれは?」
「あ・・・・ああああ。」
『村家』が口をパクパクして椅子からずり落ちていくと大河内は
『村家』に向けてこう言った。
「『村家 綱人』、貴方を職権乱用による捜査妨害、証拠偽装の罪で逮捕する。また、神崎かなえの裁判に関わっていた全員にも調査することとなるから・・・
覚悟しておけ、貴様の検察官としてのテーブルがないどころか下手すれば物理的に首が無くなる事も頭に入れておいたほうが良い。」
「・・・・・・・・」
それを聞いて顔を俯かせる『村家』が近くにいた警察官に連行されて
大河内はこう言った。
「それではまた、今度は裁判所で。」
そう言って去って行ったのを見て『三雲』は神崎かなえについてこう続けた。
「それとだが貴官が望めば今回の事で慰謝料における裁判が執行できますが
どういたしますか?」
それを聞いて神崎かなえは少し考えて・・・こう答えた。
「いいえ、私はしません。今は只娘と共にいたいので。」
「・・・分かりました、では慰謝料については後程弁護人の話を
聞いておいて下さい。アドバイスがありますので」
そう言って『三雲』は全員に聞こえるようにこう言った。
「それではこれにて閉廷!」
そう言って今回の裁判は終わった。
「そうか、やはり逮捕・・・だが連中の事だ。既に証拠は消している、
何かあればこちらから・・・はい、ええ。それでは」
防人はそう言って電話を切るとこう呟いた。
「あの狐長官、どう考えても既に仕込みはしているだろうな。ま、・・・
第二次世界大戦から生まれた遺物は消しておいて損はないだろうな・・・
もうこの国にこれ以上力を付ければ暴走する恐れがあるからな。」
そう言いながら防人は空を見上げた。
今は蒼白い空、だがいつこれが黒く染まるかは・・・誰にも分からない。
そして護衛任務。