そして検察庁の何処か。
「くそが!何で『神崎かなえ』を無罪にしたんだ!!」
「おまけにこちらがテコ入れしていることがバレた以上まあ手出しできない様に
警察庁が圧力かけてきてるって連絡が入った。それと小野田警察長官からも
釘刺してきたし法務省からも例の狸が今の大臣に警告してきたってさ。」
「完全に八方塞がりね、こうなったら手の出しようがないわね。」
「多分国連軍・・・裏で糸を引いていそうだね。」
「くそが!『緋弾』がどれ程の価値か知らないくせにあいつらは!!
それにこの国の上層部もだ!!『これ以上の力は災いしか生まれない』だと?
ふざけんじゃねえ!!平和ボケしている売国者共が!!」
そう言いながら元『武偵第0課』は言い争いをしていた。
そして裁判所近くでは。
「そうですか、彼女が釈放。分かりましたわ、でしたら予定通り・・・無論約束は守りますわ。ええ、それでは。」
そう言って近くに停めてある車の中で前にキンジに訪ねたメイドが同じ服を着て
携帯電話で誰かと会話していた。
そして通話を終了させて新たに電話をかけた。
「はい、こちら**。撒き餌は終わりましたわ、これで*******に
楔を打ち込むことに成功致しましたわ。それに私も個人的な用があります・・・
大丈夫ですわ、決して裏切らないと誓います。私を匿ってくれた恩は必ず・・・
はい、それでは。」
そう言うと彼女は胸の谷間から小さな箱を取り出すとこう呟いた。
「彼が一体何者なのか?そしてどうやって奴を倒したのか見せて頂けますわ。『遠山キンジ』様。」
そう言って近くで動き始めた護送車を見て動き始めた。
「やっと終わったな。」
「はい、これで全部。」
「やっとアリアから離れられるわねえ。」
キンジ達はそう言いながら護送車の後ろに警護されているパトカーの中で
そう呟いていた。
そのアリアは今今回の裁判を聞き終わった後に検察の人間に対して
銃を向けて発砲しかけたため前のパトカーにいる。
まあ本人は喜んでいた。
何せあと少しで母親と一緒に暮らせるのだから。
そして何よりも自分たちの安全が確保されるのだから、そう思いながら
警護していると後ろから車のエンジンの音が聞こえた。
一体何なんだと思って後ろを振り向くとそこで目に映ったのはイギリスの車会社『ジャガー』が開発した『XJ』である。
よく見ると全ての窓が黒くされており見えにくくなっていた。
それを見たキンジは防人のあの言葉を思い出した。
『この一連の事件についてだがどうも裏で誰かが糸を引いている。
シャーロックホームズとは違う何かがあるから気を付けておけよ。』
「まさか・・・・!!」
キンジは隣で運転している警官に向けてこう言った。
「悪いが今の車の後ろに付けてくれ!」
「え?何で」
「良いから!!」
キンジは慌てた様子で急かすとレスティア達がこう聞いた。
「あのうキンジさん、どうしましたか?」
「・・・さっきの車でしょ?あの黒ずくめ。」
「ああそうだ!何で公道で黒の然も窓まで黒い奴があるんだ!?」
「まさか!?」
レスティアは驚いた様子でそう聞くとキンジはこう答えた。
「ああ、狙いは恐らく」
そう言いかけた瞬間に護送車に・・・突っ込んでしまった。
その数秒前、アリアの乗っているパトカー。
「あの検事今度会ったら風穴ヨ風穴!!だけどママと暮らせるしそれに・・・」
そう言ってアリアは後ろにいるであろうキンジを考えてこう呟いた。
「私じゃなくて全部アイツのおかげ・・・一体何してたのよアタシは!!」
そう言いながら自身の力の無さを嘆いていた。
自分は今まで『イ・ウー』を追うために幾つもの功績を上げる為に
努力を積み重ねてたった一人で戦ってきたのにキンジは違っていた。
力があるだけではなく多くの人間からの助けを持って『イ・ウー』を
壊滅することに成功し、自身の憧れでもあったシャーロックホームズを
打倒したのだ。
それを思い出して此の儘イギリスに戻って良いのかと自問自答していた。
自身を母親以外で認めてくれた先祖を倒したキンジを超えられないと言う事はリュパン家の理子なぞ足元にすら掴めない程強いと言う事になって
自身はホームズ家にすら認めて貰えない。
自分にあるのは只の力だけしかない事に憤慨していると・・・隣にいた警察官がこう言った。
「危ないなあ、割込みするなんて。」
「?」
アリアは一体何なんだと思っていると前に突如現れた
黒のジャガーの『XJ』がいる事に気づくと前から何かが落ちてきたのが見えた。
黒い弾がコロコロと落ちてきたその時に・・・閃光が奔った。
「ウワアアアアアア!!」
「キャアアアアアアアア!!」
突然の事で急ブレーキかけた瞬間に後ろの護送車と衝突して更に
後ろのパトカーともぶつかった。
「くそ・・・皆大丈夫か?」
「はい・・・何とか。」
「こっちも・・・だけど運転手が。」
レティシアがそう言って運転席を見ると・・・悲惨な光景であった。
運転席は潰れていて中にいた警察官が潰されて死んでいた。
「ああ・・・クソが!」
キンジはそう言ってレスティア達と共に車から降りると・・・悲鳴が聞こえた。
「キャアアアアアアアア!!」
女性であろう悲鳴を聞いてキンジ達は護送車の前に出てみると
そこで目にしたのは・・・更に酷いものであった。
周りにいるのはナイフで刺されたであろう警察官と・・・日本刀を構えて
警戒しているアリアと・・・見覚えのあるメイド服の女性がそこにいた。
「お前は確かバンディーレの時にいた」
キンジがそう言いかけるとメイド服の女性はこう答えた。
「あら?覚えてくれたこと感謝いたしますわ、改めて初めまして
私は元『イ・ウー』の『ベル・ファレスト』。」
「『イ・ウー』だと・・・!!」
キンジはそれを聞いて驚くがこう続けた。
「目的は・・・まア大体見当がつくな。」
そう言うと『ベル・ファレスト』はこう答えた。
「はい、私の目的はただ一つ・・・後ろの護送車にいる『神崎かなえ』を
確保致すがために貴方方には消えて貰います。」
そう言った瞬間に『ベル・ファレスト』は持っているナイフを構えて
攻撃してきた。
ベル・ファレスト
見た目は『アズールレーン』に出てくる『ベルファスト』
出身 イギリス
所属『イ・ウー』→『?』
武器 ナイフ 『*****』