レスティアはその機械の飛蝗を見てある事を思い出した。
そう、何時もならばキンジの方に止まっている蜂型の機械を。
「貴方もしかして・・・ザビーと同じ?」
こくこく。
機械の飛蝗はそうですと言わんばかりに体を動かしているとこう続けた。
「貴方はどうして私を助けに?」
そう聞くと何やら外から・・・ブブブと羽音が聞こえるがその音は間違いなく
聞き覚えのする音と分かって外を見るとそこにいたのは・・・。
「ザビー!!」
ザビーが何やらトランクを持って現れて来たのだ。
よくそんな小さな体でそんな事出来るなと普通ならばそう思いたいが
今はそんな状況ではない事は知っているので一体何だと思っていると
ザビーはトランクをレスティアに預けて颯爽と飛んでいった。
そして開けてみると入っていたのは・・・2つのベルトであった。
「これってもしかして・・・。」
レスティアがそう呟くと・・・エル・ワトソンがこう言った。
「君たちはいったい何したのか知らないけど僕を怒らせた事を後悔させてやる!」
そう言ってエッジブレードを全部展開するとレスティアはレティシアに
ベルトを投げ渡すとレスティアの掌にいた飛蝗がベルトに自分で取り付けられると
レスティアはこう思っていた。
「(あの時・・・『イ・ウー』でこの力があったら私はキンジさんの・・・
お兄さんを殺されずに済んだのかどうか私にはわからない。)」
レスティアが思うのはIFの事。
誰もその結果を知る者はいない。
だけど人はそれを考えてしまう生き物だ、どんな結果になったとしても
それはただ一つ変わらない物。
・・・その結果から逃げずに立ち向かう事である。
「(だから!・・・そんな事にはもうさせない為に力を貸して!!)」
そう思ってスイッチを押すと・・・音声が流れた。
『HENSIN』
それと同時に体が何かに覆われて出てきたのは・・・スマートな体つきをした
人型であった。
『CHANGE KICK HOPPER』
「これが私。」
レスティアはそう呟きながら自身を見ているとレティシアも装着して変身した。
『HENSIN』
『CHANGE PANCH HOPPER』
互いに緑と赤の装甲を身に纏った戦士となり2人は互いに視線を交わすが
エル・ワトソンは戸惑いながらこう言った。
「ななな何だその格好は?僕はそんなの知らないぞ!!」
そう言うがレティシアは嘲け笑う様にこう言った。
「あら?何でそんなの教えなきゃいけないのかしら?」
そう言うとレスティアはレティシアに向けてこう言った。
「行きますよレティシア!」
「ええ!!」
そう言って互いに攻撃し始めた。
変身前よりも力が上がったためエル・ワトソンは戸惑いながらも
こう思っていた。
「(大丈夫だ!ISの絶対防御があるしシールドエネルギーだって然程
減っていないんだ!!このまま耐えて隙を見つけて)」
「何時まで案山子になってんのよ!!」
レティシアはそう言って・・・氷の拳を装甲にぶつけると機体の装甲が
凍り始めたのだ。
「何!?」
どうしてとそう思っているが今度はレスティアが炎の蹴りを喰らわした。
「こちらもお忘れなく!!」
「うぐ!?」
すると機体のシステムに異常が検知されてエル・ワトソンはヤバいと感じて
こう思った。
「(ここは一度退いて遠山キンジの女の誰かを人質にして来た所を
今度は《リバティー・メイソン》のメンバーを使って倒す!今回の取引については誰も知っていないからバレる心配はないし僕は信頼されているから)」
大丈夫とそう思って外に出ようとするとレスティアがこう呟いた。
「逃がしませんよ。」
『『CLOCK UP』』
その音声が二重に聞こえた瞬間に時間が・・・止まった。
そして2人が攻撃してきたのだ。
数十にも及ぶ攻撃により何度も殴った後に2人が揃ってこう言った。
「「さあ、貴方の罪を数えなさい!(数えろ)」」
そう言った瞬間に音声が流れた。
『RIDER KICK』
『RIDER PANCH』
互いの音声と同時にレスティアの左足に装備されている装備から
電流と同時に炎が、レティシアも右腕に装備されている部分から電流と同時に氷が作り始められて互いに挟み込むように攻撃した。
「「ハアアアアアアアアア!!」」
そして爆発と同時に時間が元に戻ってエル・ワトソンが吹き飛んだ瞬間に
更に・・・悲劇が起きた。
「ターゲット補足、攻撃開始。」
その声と共に10もの光がエル・ワトソンと『ダーク・フレイム』を
飲み込んで・・・爆発した。
「が・・・はあ。」
そしてその儘エル・ワトソンは堕ちていった。
「とまあそんな感じよ。」
「成程な。」
ザビーは何処行ったんだとキンジはそう思っているが仕方ないと言って
ベル・ファレストの方を向いて暫くすると一夏に向けてこう言った。
「一夏、悪いがメーヤさんの服の中に爆弾があるか確認してくれないか?」
「あ、はい!」
一夏はそう言ってハイパーセンサー出探ってみると・・・こう答えた。
「あります!丁度胸の所に!!」
「ちぃ!最悪だなおい!!」
キンジはそう毒づくとベル・ファレストは紅茶を淹れてこう言った。
「私の言葉を信じてくれましたか?」
「・・・・・」
「沈黙は肯定と読みました、ではお茶を飲みがてら・・・お話をしましょう。」
そう言って席に座った。
その目的は一体?