「本日の紅茶は『ウバのミルクティー』でございます、お茶のお供として
『レモンパイ』をどうぞ。」
お食べ下さいとベル・ファレストがそう言うが敵の出した食べ物に
手を出してよいのかとキンジ達はそう思っているとベル・ファレストはこう続けた。
「大丈夫でございます、毒や薬等は入っておりませぬ。我々《MI6》は
《リバティー・メイソン》のエル・ワトソンの様に愚かにも己の利己的意識の為に
貴方達を殺すと言う下法など致しませんしあの方みたいに自身の権力を使って
好き勝手するような事は致しませんのでご心配なく。」
どうぞと言って暫くして・・・キンジがミルクティーを口に付けた。
「「「!!!」」」
それを見て3人が驚いているとキンジはこう答えた。
「これ旨いな!」
「そうでございましょう?レモンの方はスリランカからの直送でして
ウバの方も同様に産地直送でございます。レモンパイには隠し味として
ココナッツミルクをパイ生地に少々含まれていますので甘みが良く
表現されております。」
そういう中でキンジが食べているのを見て一夏達も食事すると・・・
好評であった。
「ウォ本当だ旨い!」
「美味しいです!!」
「本当に美味しいわね!!」
そう言いながら食べていて・・・完食した。
「ふ~、旨かったな。」
「そうですねえ。」
「はい、本当です。」
「結構美味しかったわ。」
キンジ達がそう言っていると・・・声が聞こえた。
「う・・・う~~ん。」
「メーヤさん!」
メーヤが目を覚ましたのでキンジが近づくとメーヤが目を覚ましてこう呟いた。
「あれ・・確か私は・・・!!エル・ワトソンは!?」
メーヤが目を見開いてそう言うとキンジがベル・ファレストがこう言った。
「彼女は私とエル・ワトソンとの裏取引についての重要な武器を
保有していたが為に戻って貰いましたので。」
申し訳ありませんとそう言って陳謝してこう続けた。
「それではご説明致しましょう、エル・ワトソンが
何故私と裏取引したのかを。」
そう言ってベル・ファレストは・・・こう言った。
「私が《緋弾》を持っているからでございます。」
「「「「「!!!!!」」」」
それを聞いてキンジ達が目を見開いて驚いていた。
一夏は防人から裏での戦いについて既に聞いている・・・というよりも諸事情で一夏は既に裏勢力・・・勇者の一族と呼ばれる勢力相手に親友でもある刃更と共に暴走した勇者を倒したことからその事を聞いている為動揺はしなかった。
そしてベル・ファレストはこう続けた。
「私が見つけたのは横浜郊外にある今は誰も使われなくなって無人となった
《紅鳴館》と呼ばれる館でした。」
「(あの場所か!?)」
キンジはそれを聞いてあることを思い出した。
『無限罪のブラド』、ロイミュードの開発者であり自身もロイミュードであった二重人格の様な人間。
その男が隠れ家兼研究所として使われたその館はその後に国連軍が調査した後に不動産会社に引き渡したという謂れを持っていた。
「その場所を買い抑えた私はそこを『MI6』の日本支部と一つとして使おうと
調査した所にありましたので報告したところエル・ワトソンが現れて
こう言ったのです。」
「『それを渡してくれないだろうかお嬢さん、君を傷つけて奪おうとするほど
僕はサディストでも外道でもない。』と。」
「よく言えるわね、キンジに対しては権力使って殺そうとしたくせに。」
レティシアがそう呟くとベル・ファレストはこう続けた。
「まあ、私が勝ちましたがかの者は負けた後にこう言ったのでございます。」
「『間もなくアリアの母親が釈放される!その時に僕が颯爽と来て助ければ
アリアを自由に出来るし同国の好として君に《リバティー・メイソン』の情報を
引き渡す!!だから協力して欲しいんだ!!』ともまあお負けになったにも
関わらずにここ迄人間自身の欲の為に提案するどころか動けるもかと
私は感心致しましたわ。」
悪い意味ですがとそう言うとレスティアがこう返した。
「本当にその通りです!ご自分優先に考えて巻き込まれる人間の事など
考えないなんてルール違反の何者でもないです!!」
怒りながらそう言っているがベル・ファレストはこう続けた。
「・・・確かにその通りでございますので既に私は《MI6》から
身を退いていますので。」
「だけど《リバティー・メイソン》は違うんだろ?」
「その通りでございます織斑様、既にほかの勢力には
お耳に入れておられますので最終的には。」
壊滅ですねとそう言って挨拶した後にキンジはこう聞いた。
「それで、お前が《MI6》を離れてまでエル・ワトソンと協力した理由は
何だ?」
キンジはそう聞いた。
自分の入っていた組織を抜け出して迄何がしたかったのかと聞きたかったのだ。
するとベル・ファレストはこう答えた。
「・・・貴方でございますわ遠山様。」
「・・・俺?」
何でとキンジがそう聞くとベル・ファレストは・・・胸の谷間からある物を
引っこ抜いてきた。
「「!!」」
男性陣はそれを見て目を背けるがそれを見て・・・キンジと一夏は
目を見開いて驚いていた。
それは一夏がよく知っている物。
「お前・・・それは。」
「はい、これは・・・
・・・・・『フルボトル』でございます。」
白いフルボトルがそこにあった。
次回は・・・恐らく戦闘?