あれから数か月後。
『日本の皆さん、私が新しく飛電インテリジェンス社長となった
『天津 垓』です。今後ヒューマギアにおける暴走を食い止めるため
全てのヒューマギアをリコールさせて貰います。これは皆さまの安全を考えて』
「ねえさ、あそこの店のタピオカ飲みに行く?」
「良いねって・・・キャアアアアアアアア!」
「え?何ってうわあ!?」
テレビが映っている中で女子高生が驚いてみたものとは・・・。
「何だヒューマギアか。」
「行こ行こ、危ないよ。」
「そうだね。」
そう言って離れていくのは素体状態として廃棄されたヒューマギアであった。
そこにリヤカーを繋げた自転車に乗って現れた男性がヒューマギアを見て・・・
顔の部分を拭きながらこう言った。
「こんな所にあったのか・・・御免な。」
彼の名は『飛電 或人』。
嘗ては『飛電インテリジェンス』の二代目社長であると同時に
『仮面ライダー01』であったが先の事件がきっかけで辞任を決めた後は
こうやって不法廃棄されたヒューマギアを回収しながらある事をしていたのだ。
それは・・・。
「あ、『福添』さん。そっちはどうでしたか?」
『飛電インテリジェンス』副社長室。
「ちょ!?大声出すな元社長!」
『ああ、ごめんごめん。』
或人が謝っている男性は『飛電インテリジェンス』副社長『福添 准』。
初代社長から長年仕えてきた野心家であると同時に会社に対して誰よりも忠誠心を持っている何処か憎めない男である。
『それで・・・例の件なんですが。』
「ああ、そっちは興信所と山下が調べました。データは残った人間
全員分パソコンに送りましたが・・・毎度ですけど胸糞悪いらしく
当面山下には精神安定の為にリゾートホテルに有給休暇扱いで放り込みました。」
『・・・すみません何度も。』
「本当ですよ、出ていく際に最後の日まで『ディスペア』の
メンバーに関する書類やデータをかき集めて出て云った後も頼みこんで
今に至って・・・何故彼らを気にかけるのですか?」
『・・・俺は知りたいんだ、どうして『滅亡迅雷.net』と手を組んで迄
人類を滅ぼしたいのか?そして何よりも』
「何故彼らは『ノイズ』相手に戦うのか?でしょう??」
『ああ。』
そう言っていた。
ノイズとは何時からか分からないが突如現れた生命体で人間を炭に変えてしまう特殊な能力を持ち、通常武器では敵わない相手であった。
・・・現在は『ZAIA』が買収した組織『AIMS』が保有する
新兵器『レイドライザー』によってここ最近の被害は縮小傾向となり
日本各地でレイドライザーの至急配備と言う状況となっている。
然しそんな中で『ディスペア』の『凶』も戦っていた。
人類を滅ぼすことを重要視していた彼らが何故ノイズ相手にも戦うのか
それが知りたいがために或人は会社を辞めた後から日替わりバイトをしながら
各地をヒューマギアを回収しながら練り歩いていた。
そして知ったのだ。
『ディスペア』が何故ノイズすらも攻撃対象なのか?
そして人類を憎悪するその理由も。
『旅している中で分かったけど一つ気になる事が出来たんだ。』
「?」
『何であの事件の際にノイズがいきなり現れたのか?』
「どういう意味ですか?ノイズは自然発生するっていうのが世間一般の」
『常識でしょう?知ってるよ俺も!けどさ・・・あの事件だけは
何だかわからないけどヒューマギアのデータを見てみたんだけど・・・会場に態と向かって行くような・・・ほらさ、酒飲む時に赤提灯に吸い込まれるとかない?』
「ああ、ありますあります。私も家に帰りたいのについつい寄って・・・
それが?」
何と聞くと或人はこう答えた。
『何だか何かに引き寄せられた・・・そんな感じだったなあって思って。』
「引き込まれたって!?・・・何に?」
『分からないけどさ、あのライブには何かあったんじゃないかなあって思ってそっちの方も調べて貰えたらなあって思ってさ。』
「まあ良いですけど・・・ですが何を?」
『それが分からないんだよなあ~~、何せデータを調べようとしたら
ハッキングされて消去・・・それもヒューマギアに直接。』
「はあ!?データは全て『ゼア』に保管されてますよ!!
それをハッキングだなんて一体誰が?!」
『それも序って感じでそれじゃ。』
「ああ!ちょっと!」
そして或人視点。
電話をかけ終えた後に或人はテレビに映っている天津を見てこう呟いた。
「お前がどうしてヒューマギアを消し去りたいかって理由は知らないけど
はお前の思い通りにはさせないぞ。」
そう呟いてヒューマギアをリヤカーに移して出発しようとすると・・・
辺りが暗くなった。
「あれ?今日は雨が降るなんて予報には出てなかったぜ?」
何でと思っているとヒューマギアが捨てられていた場所に・・・雷が突如として落ちてきた。
「ええええええ!!」
いきなりの事で驚いた或人は光を見て目を瞑って暫くすると・・・
光が収まったのだ。
「すげえ・・・雷落ちる所生で見たって・・・・・ええええええええええ!!」
そう言って更に驚いた或人の視線の先にいたのは・・・2人の人間であった。
一人は黒髪のに日本人で自分よりも年下で学生服らしきものを着ていた。
もう一人は白に近い銀髪の少女。
露出率が凄いメイド服を着ていた。
「え?!何で人が!!今までいなかったよなって
おいアンタ大丈夫か・・・!?」
或人は少年を仰向けの状態から体を真正面にするように移動させると
ある物を見て目を見開いて驚いた。
彼の腰に付けられていたのは・・・嘗て自身が使っていたベルト。
『01ドライバー』と同系統のベルトなのだから。
「何でこの子がって・・・ああそうだ!どっかに移動しよ!
ヒューマギアが壊されるから隠れ家に!!」
そう言って2人も同じようにリヤカーに乗せて連れて行った。
今始まる新たな話。
ここからどうなるか・・・誰も知らない。
続く。