予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 第31話です。


31-1

 あれから数日経って或人は現在・・・。

 「う~~~ん。」

 筆を持って何かを書こうとしていた。

 「!・・・・う~~~ん。」

 何やら決めたいことがあるようであるがそれが何なのか分からないようである。

 「社長・・・何を迷っているのですか?」

 「ああ、イズ。いやさ、社訓を考えているんだけどこれが何とも。」

 「『社訓』・・・会社の方針を決めるうえで重要なファクターですね?」

 イズが或人に向けてそう聞くと或人はこう答えた。

 「うんそうなんだよ、何せこのご時世でヒューマギアが無くなって

困っている人達がいるから助けてあげたいんだけどどうしたら良いのかなって。」

 或人がそう言うと机の上で事務作業をしていた洸がこう答えた。

 「それでしたら既に数件ほど予約が入っております、ええと確か今日は・・・

ああ、名前は『森筆 ジーペン』さんですね。」

 「ジーペンさん!?」

 或人が大声でそう聞くと洸はこう返した。

 「ええまあ、本日はアシスタントヒューマギアの再生をお願い」

 するとプルルルルと電話が鳴ったので或人が携帯電話を掛けると

出てきたのは・・・。

 「ああ、キンジ。どうしたんだ?」

 『ああ社長、今日予約した《森筆 ジーペン》が来たから通したいんだが

良いでしょうか?』

 「おお、良いぞ。」

 或人がそう言って暫くすると・・・男性が大きな段ボールを台車で

持ってきたのだ。

 「よう、社長。新しい会社始めたって聞いたから来たんだ!」

 「お久しぶりです『ジーペン』さん。」

 或人がそう答えるのは肥満体系で少し不健康そうな見た目をした男性だが

彼はこう見えても売れっ子の漫画家で或人もその漫画の大ファンなのだ。

 「さて早速なんだけどこいつを直してくれ!」

 そう言って段ボール箱を開けた中に入っていたのは・・・

男性型ヒューマギアであった。

 「今まで『AIMS』にバレない様に物置の中に隠していたんだが

もしかしたらと思って直して欲しいんだ。」

 それを聞くと或人はこう答えた。

 「分かりました、・・・ですが。」

 「ですが・・・何だよ?」

 まさか直せないのかとそう聞くと或人は『ジーペン』に向けてこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「先ずは『Gペン』の本心を聞きたいんです。」

 「「??」」

 それを聞いて『ジーペン』だけではなく洸も何でと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして『ジーペン』は仕事があるからと言って一端家に帰ると洸とイズは

或人に向けてこう聞いた。

 「あのう社長・・・今のは一体?」

 「どういう意味でしょうか?『Gペン』の本心を聞くとは一体?」

 「それをこれから聞くのさ。」

 或人はそう言って『Gペン』の耳元にある機械に飛電用の

マスタープログライズキーを当てた。

 これを使う事によってどんなヒューマギアも起動することができる

一種のマスターキーである。

 すると『Gペン』が起動した。

 「或人社長・・・ここは?」

 「『Gペン』、一つ聞きたいんだが良いか?」

 「?」

 「お前は・・・『ジーペン』さんの所で漫画を描きたいか?」

 そう聞いたのだ。

 内容次第では『Gペン』を此の儘もう一度停止させるという事だ。

 すると『Gペン』はこう答えた。

 「・・・仰っている意味が分かりません、『ゼア』とリンクできません。」

 そう言って『Gペン』は出て行った。

 「ちょ!待ってよ『Gペン』!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして外に出てみると『Gペン』が上空を見あげながらこう言った。

 「『ゼア』とリンクできません。」

 「どういう意味だ?」

 キンジがそう聞くとイズがこう答えたのだ。

 「我々ヒューマギアは『ゼア』による膨大な情報をアップデートする事で

その情報を読み取って我々は常に上に向かって行きますが然し『ゼア』との

リンクが出来ないと言う事は我々はこれ以上人間でいう所の進化と言う概念が

無くなってしまうのです。」

 「つまり今の彼は今後どうするべきかを考えることが出来ないと?」

 ベルがそう聞くとイズはこう返した。

 「はい、それでこそ迅の様に『シンギュラリティ』に達しなければ

いけません。」

 「『シンギュラリティ』・・・確か技術的特異点とでも言われるものですが

そうなると一体どうなるのです?」

 そう聞くと或人はこう答えた。

 「『シンギュラリティ』になると普通の人間と同じ様に笑ったり怒ったり

泣いたり楽しんだり感情が芽生えるって聞いたけど

俺には一体何なのかさっぱり。」

 「つまりヒューマギアは・・・俺達と同じ、いや、

それ以上の存在になるって事か?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「その通りだよ。」

 「「「「!!!!」」」」

 その時に声が聞こえて見てみるとそこにいたのは・・・迅であった。

 「ここに居れば友達が来るって分かっていたからね。」

 「友達・・・『Gペン』をどうするつもりだ?」

 「簡単だよ・・・人間から解放させる、それが僕たちの目的だ。」

 「その通りだ。」

 「響ちゃん。」

 「凶だ。」

 その名で呼ぶなと凶がそう言うと迅と共にプログライズキーを出すとキンジ達もプログライズキーを出して・・・互いに変身した。

 「ヒューマギアは・・・僕が解放する!」

 「ヒューマギアの未来の為に・・・渡してもらう!」

 迅と響は互いにそう言って・・・攻撃を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「響?」

 その光景を洸はそう呟いていた。




 次回はその2
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