予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 迅からです。


31-5

 そんな中に於いて迅はGペンを連れだした後彼らはとある路地裏に向かった後に

Gペンに向けてこう言った。

 「Gペン、君は自由になったんだ。人間に縛られることなく自分の意思で

未来を創れるんだ、『チェケラ』の様に。」

 チェケラとはこの話の最初ら辺に登場したヒューマギアであり

現在では『ヂィスぺア』と行動を共にしている。

 然しGペンはそれが何なのか分からなかった為こう言った。

 「自由とは何ですか?」

 それを迅はこう答えた。

 「自由は自由だよ、自分の意思で考えて行動することが出来るんだ。『ゼア』にも『アーク』にも支配されずに思うがままに生きれるんだ!」

 迅はそれを嬉しがるようにそう言うがGペンはそんなの分からないとも

言わんばかりにこう言った。

 「私は仕事があります、では。」

 そう言うと迅はGペンを止めてこう言った。

 「何言ってんだ!もう人間に縛られずに済むんだよ!?今ここから出たら

『ZAIA』の手先になっている『AIMS』に壊されるんだよ!!?

もう君を縛り付ける存在はないんだよ!!」

 「申し訳ありません、貴方の言っていることが理解できないのでそれでは。」

 「Gペン!!」

 Gペンは其の儘立ち去って行くと背後から声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「これが現実だ迅。」

 「滅」

 滅である。

 すると滅はこう続けた。

 「奴らは自由である事、自分で考えることが未だ理解できていないのだ。お前は自由について色々と高説振りまいているようだが奴らが分かろうとしない限り

お前の言っていることは幻想にすぎない。だからこそ必要なのだ、導く存在が。」

 「それが『アーク』だって言いたいの?」

 「そうだ、今こそ人類を滅ぼすために我々は力を合わすときだ。そうだろ迅?」

 「・・・僕は。」

 迅は滅の言葉を聞いて自分が無いをしなければならないのかを・・・

少しずつであるが考え始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その一方で、或人はと言うと。

 「申し訳ありません!Gペンを奪われてしまって申し訳ありません!!」

 「奪われたって何でこのご時世に・・・いや、こんな時世だと

当然かもしれないな。」

 或人の言葉を聞いてジーペンがそう言いながらGペンが座っていた場所の

デスクを触っていると或人に向けてこう言った。

 「覚えてるか社長さん、俺が一度漫画についてなんも気力が

わかなかった時の事?」

 「はい、今でも覚えています。」

 「アンときアンタこう言ったよな?・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『漫画家も芸人も人を笑わして幸せにさせて夢を与えるのが仕事なんだろ!?

それなのに今あんたがそれを放棄してしまったら誰が夢を与えるんだよ!!』

って。あの時は嬉しかったぜ?何せ編集局ですらそんな事言ってくれなかったから目が覚めて今でも漫画を描き続けているんだ。」

 そう言うと或人に向けてジーペンがこう言った。

 「俺さ、夢があるんだ。」

 「夢?」

 「Gペンに漫画を・・・アイツだけのオリジナルの漫画を書かせようと

思っているんだ。」

 「漫画って・・・それ凄い事じゃないですか!!」

 「だろ?上手く言えば世界最初のAIロボット作の漫画が生まれるんだ、

それを世に送り出してGペンの漫画で世界中の人達を笑顔にさせたいって

そう思うんだ。」

 そう言った時のジーペンの顔はまるで・・・子供の様に煌いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「Gペンの作品で皆を笑顔かァ、浪漫あるよなあ。」

 「ハイ、これを皮切りに再びヒューマギアの活動の場を提供してくれる場所が

増えればもう一度ヒューマギア達が社会貢献出来るようになれます。」

 「それにはまずGペンを探さなきゃいけないしそれに・・・。」

 「洸様の事ですね?」

 「あああ・・・どうしたら良いんだろうねえ?」

 或人は空を見ながら呟いてあの時の事を思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一時間前

 「えええ!響ちゃんが貴方の娘!?」

 「はい、お恥ずかしながら。」

 洸は項垂れるかのようにそう言うとけどと或人がこう聞いた。

 「名前が違うんだけど?」

 「ああ、私は婿養子だったんです。守崎は養子になる前の旧姓で

本当は『立花 洸』が本名だったんです。」

 「ですがどうして旧姓をご利用に?」

 イズがそう聞くと洸が言いかける前にキンジがこう答えた。

 「風評における就活阻害を回避させるためじゃねえのか?」

 そう言うとその通りですと言って洸はこう続けた。

 「私は何処でもいる普通のサラリーマンでしてまあそれなりに

充実しておりました。ですが二年前のあの事件で響は胸に傷を負って

それが心臓付近だったので医者からは奇跡だと言われましたしそれにお金・・・

ああ、被害に遭った人たちには政府から一時見舞金が届けて貰えるので

それで治療費に宛がったのですがあのライブ事件でノイズの被害に遭った人たちはその時の・・・半分近くしかいなかったのです。」

 「半分・・・成程な、避難する際に。」

 「遠山君の言う通りです、皆自分の命が惜しいです。ですから

踏んづけてしまったり客席から落ちたりして亡くなった人たちが半分以上を

占めていることから世間からはこう言われてしまいました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『今回のライブ事件の生存者達はお金欲しさに人を見殺しにした!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 「と言われましてネットではさらに広がってしまい私はそれが元で

会社を首になってしまって地元や近隣の地区では仕事は見つからないだろうと

考えた私は妻と相談して私の旧姓を使って響たちと暮らそうと言ってくれて

私もそうした方が良いと考えてお義母さんに言ったら・・・

こう言われたのです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『代々から続く立花をここで消させはしない!!』

 「そう言われて更には出ていけとか言われまして僕は如何しよかと考えて

取敢えずは僕だけでも旧姓に戻して仕事を探して軌道に乗ったら迎えに行くと

約束して出て行ったのですが・・・その後は皆さまのご想像通りです、妻を失って娘も行方知れずとなって後は惰性のまま今の状況となったのです。・・・

私が悪かったんだ、あの時無理やりでも、それでこそ妻と響を連れて

あの家から・・・いや、あの地区から出て行けば良かったんです。何処か

私達の事を知らない街で三人で狭くても家族として暮らそうという覚悟が

僕にはなかったから響は・・・俺は。」

 洸はまるで泣きそうな声色になって俯いてしまったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「何とかしたいんだよなああの2人を。」

 或人はそう言うしかなかった。




 次回はGペン発見。
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