予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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31-6

その一方で飛電インテリジェンスでは。

 「社長、ヒューマギアが一体確認されたとの情報が。」

 刃がそう言って携帯端末に映っている・・・何故かGペンがあった。

 すると天津は刃に向けて命令した。

 「ヒューマギアは全て廃棄しろ、用のない道具は廃棄だ。」

 「・・・了解。」

 刃は言葉を詰めらせながらもそう答えて出撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして街中。

 「ねええあれってヒューマギア!」

 「嘘!何で動いているのよ!!」

 「ちょっと誰か《AIMS》呼んで!!」

 大勢の人達がそう言うが彼らは所詮その程度でしかないと見て取れた。

 ヒューマギアが何故暴走したのかすら考えようともしないどころか身勝手に

破棄すると言った人間たちに嫌気がさしたからこそ《ディスペア》が生まれた事を

知ろうともしないからだ。

 そしてGペンは近くのビルの屋上にある・・・漫画の絵を見て歩みを止めると《AIMS》がやって来たのだ。

 刃は部下たちを向かわせると部下の一人がこう聞いた。

 「隊長、発砲許可を!」

 そう言うが刃は何かが可笑しいと感じてGペンに近寄ってGペンの視線の先を見てこう聞いた。

 「何をしている?」

 「漫画を見ていました。」

 「お前達ヒューマギアはもう必要なくなっている、破棄が認められているぞ?」

 そう聞くとGペンは刃の目を見てこう聞いた。

 「其れは、誰が命令したのですか?」

 「今の飛電インテリジェンスの社長だ。」

 「それは可笑しいです。」

 「可笑しい?」

 「はい、或人社長は我々を本当の家族の様にしてくれました。そして

それは前社長も然りです。」

 「今は天津社長の方針によるものだ、逆らう事は許されない。」

 「貴方は・・・何を迷っておられるのですか?」

 「何・・・?」

 「隊長!発砲許可を!!」

 隊員がそう言うが刃は今の言葉を聞いて迷い始めたのだ。

 本当に自分がしたいことなのかと、道具だと自分で

言い聞かせていたのではないかと思っていると・・・或人がGペン達の前に

現れた。

 「Gペン!」

 「或人社長。」

 Gペンは或人の下に向かうと或人はジーペンが言っていた夢を語り始めた。

 自身で作った漫画でデビューして多くの人達に知って貰いたいという

願いを語るとそれを聞いていた刃は更に迷い始めた。

 道具が夢を語るなどあってはならない。

 道具とは心を無くして只忠実に言われたことを全うすれば良いのだと

今までそう思っていた。

 だが道具と思っていたヒューマギアが夢を語り、それを実現してしまったら

自分は何なんだと考えてしまってある物を連想してしまった。

 まるで自分は操り人形の様ではないかとそう感じてしまったからだ。

 すると或人が持っていた漫画用の紙をGペンの見せるとこう聞いた。

 「Gペン、お前はどうしたい?」

 そう聞くが隊員が刃に向けて再度こう聞いた。

 「隊長!発砲許可を!!」

 そう言った瞬間に・・・声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「申し訳ありませんが不躾な事はお断りいたしますわ。」

 そう聞こえた瞬間にマシンガンが・・・突如爆発した。

 「「グわアアアアアアア!!」」

 『キャアアアアアアアア‼!』

 隊員たちがその爆発によって腕を負傷した際の爆発で近くにいた人が

悲鳴を上げた瞬間に逃げていった。

 「一体何が!?」

 刃がそう言って周りを見渡していると視界の直ぐ脇にだが・・・

ベルが逃走していたのが見えたのだ。

 「クソ!撤退するぞ!!」

 刃は今の状況では戦えないと感じて2人を連れて撤退した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「或人社長。」

 「?」

 「私は・・・描きたいです、漫画を。自分だけのを。」

 「そっか・・・良かった!」

 或人はそれを聞いてGペンと共に帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「撤退しただと!何を考えている!!」

 『申し訳ありません社長、突然の事態が起きまして2人とも負傷したがために

撤退を余儀なくされました。』

 「もう良い!私が直々に飛電或人を処分させる!!お前は其の儘帰投しろ!?」

 良いなと言って電話を切られた後刃はため息を付きながらあの時の事を

思い出していた。

 道具であるヒューマギアが自身の考えを持ち、行動していた。

 そして自身の夢を語るのを見て自身を近くにある窓ガラスで見つめた。

 ヒューマギアと自分、一体何が違ったのだろうと思っていると背後に・・・

不破がいたのが見えた。

 「不破か、何の用だ?」

 「お前が辛気臭そうな顔をしていてな、もしかしてあのヒューマギアの事か?」

 「・・・・・」

 「図星だな、ヒューマギアは自分の夢を語って前に進んでいるのにお前と来たらまるで少し前のヒューマギアみたいに命令なしじゃ何も出来なくなっちまったとはこれじゃあ『AIMS》もお終いだな。」

 「貴様に何が分かるというのだ!あそこはお前が辞めて以降

『ZAIA』の手足だ!?夢など語ったところで私達はあの社長の従う以外に

道はないんだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そんなの誰が決めた!!」

 不破が大声でそう言うとこう続けた。

 「夢がねえだ?だったら見つけろよ!従う以外に道はねえだ?

そんなの手前の理屈だろうが!!やってもいねえくせに諦めるんじゃねえ!!」

 そう言うが刃はドライバーを出してこう言った。

 「今は・・・これしか道はないんだ。」

 「だったら俺が!それを変えてやる!!」

 不破は刃に向けてそう言いながら変身した。

 互いにヘンシンシテ再び・・・戦いが始まった。




 次回は戦闘。
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