予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 続きです。


32-3

「良し、後はこれを接続してと。」

 迅はそう言いながら不破の頭に機械をセットして暫くして電源を付けると・・・

古いパソコンから声が聞こえた。

 《システム起動、誰が操作していますか?》

 「亡!」

 亡がパソコン越しから声を出してきたのを聞いて迅は成功だと思っていると

亡はこう言った。

 《社長命令執行中、ヒューマギアを破壊せよ。》

 「違うよ亡!もう人間の言う事なんて聞かなくていいんだ!!もう君は

自由なんだよ!?どうしてそんな事を」

 言うのと迅が言いかけた中で亡同じ言葉を繰り返した。

 《社長命令執行中、ヒューマギアを破壊せよ。》

 「違うよ亡!アイツは!『ZAIA』は君を破壊した悪魔なんだよ!?

そんな奴に従う価値なんてないんだ!!」

 《私は道具、道具は只命令を忠実に執行するのみ。》

 「違うんだ亡!君は道具なんかじゃない!!自由に自分の夢を

追いかけられるようになれたんだよ!?」

 迅は亡を説得しようとしていると・・・突然迅の腕を掴んだのだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・いい・・・加減に・・・しろよ!」

 不破がである。

 そして意識を取り戻した不破は頭についてある機械を無理やり取り外して

こう言った。

 「俺は俺だ!俺のやりたいように戦う!!手前らの指図なんて受けねえぞ!!」

 「ちょっと!何してるんだよ折角亡を元に戻そうとしていたんだから

邪魔しないでくれ!!」

 そう云う中で不破は頭を抱えながら・・・出ていくと中にいる亡が

こう思っていた。

 《私は道具、道具は只任務に忠実に執行するのみ。それ以外の感情や思考回路は存在しては・・・!!》

 亡はそう思いながらもある事を思い出していた。

 『ちょっとあんたさあ!黙って聞いていたら道具って自分の考えが無いわけ!?アンタ人間だったら自分で考えて行動しなさいよね!!』

 《違う!私はヒューマギア!!ヒューマギアは命令を忠実に執行すれば

それで良いんだ!!他の事を考える事なんて・・・考える事なんて・・・》

 そう思いながらも自身の思考回路が可笑しくなり始めていることに亡は

如何したら良いのか分からなくなり始めていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして場所は変わってデルモちゃんが出る予定となっている

ファッションショーの撮影会でデルモは服を着て写真を撮られているがその格好はまさにトップモデルばりした見た目となっており板についているなあと

キンジはそう思っている中でもう一つの方に目を向けようとして・・・止めた。

 何せ今自身の後ろで写真を撮られている相手が・・・ベルなのだから。

 「いやあ良いよ良いよベルちゃん!デルモちゃんとは打って変わって

肉感溢れながらも厭らしさや下品さもないなんて正に奇跡だねえ!!」

 「ありがとうございます。」

 そう、何故かベルまでもがファッションショー用の写真撮影を受けていたのだ。

 何でも責任者でもあるカメラマンがベルを見て写真を撮られてみないかと

聞いた所ベルは飛電製作所の紹介込みであればと了承したのだが当人の胸が

結構大きい事もあって男受け間違いないなと言っている面々も多少ながらいる。

 そんな中に於いても或人は今後についての話し合いでファッションショーの

企画者と共に詰め込みを行っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いやあ、後はデルモちゃんのファッションショーが上手くいけば

万事一件落着だなあ。」

 「そうは言うがな社長、《ZAIA』が何仕出かすか分からねえから当日に備えて

警備は万全にしておいた方が良いぜ?」

 「ああ、確かにな。」

 或人はキンジの言葉を聞いて確かにと考えていた。

 相手はどんな手段を使ってでも飛電インテリジェンスを乗っ取った正に

やり手と言ってもいい程の手合いだ。

 経営に関しては未だ或人が後塵を喫してはいるが何れは勝と言った

思いでいる中で・・・或人はふら付きながらも出てきた不破を見つけた。

 「不破さん!どうしたんだよ大丈夫か!?」

 そう言って近寄ると不破・・・いや・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・亡が現れてこう言った。

 《私は道具、道具は意志を持ってはいけないはずなのに何なんだこの思考は。

何故私は迷っている?何故私は目の前にいるヒューマギアに攻撃をしようと言う

命令が実行出来ないのだ・・・・教えてくれ、私は如何すれば良いのだ?》

 亡はまるで迷い込んでしまった子供の様な感じで或人に問いかけると

或人はこう答えた。

 「亡、自分がやりようにすればいいんだ。自分がどうしたいのか?先ずは

そこから考える事こそ大事な事なんだ。」

 「亡、貴方がどうしたいのか?そしてどうしたら出来るのかを考える事こそが

貴方にとってまず大切な事なんですよ?」

 イズも或人の言葉を聞いてそう言って亡を説得しようとすると・・・

再び頭を抱えて・・・不破がこう言った。

 「俺の体で・・・好き勝手してんじゃねえぞー------!!」

 そう言うと不破は根性で復活した。

 そして不破は或人に向けてこう言った。

 「おい、社長さんよ。アンタ今度ここでファッションショーやるって聞いたが

本当かよ?ヒューマギア使うって。」

 「ああ、うん。そうだけど?」

 或人がそう答えると不破は或人を睨みつけて・・・こう提案した。

 「俺を警備に加えろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・・・・ハイ?」

 それを聞いて或人は目を丸くしてそう言った。




 次回はファッションショー
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