飛電インテリジェンス社長室にて刃は天津に呼び出されてこう言われた。
「配置換え・・・ですか?」
「いや、確かにレイドデバイスと《ジャッカル》プログライズキーを
奪われた事についての責任もあるが君は如何やらヒューマギアに対して
何か感情を抱いているようだからね、今君が心に抱えてあるのは恐らく・・・
不破 諫に関する事であろう?」
「!!」
それを聞いて刃は少し体をびくつかせると天津はニヤリと笑ってこう言った。
「其れならば君に話さなければならない事がある。」
「話さなければならない・・・何でしょうか?」
「ああ・・・不破 諫の過去だ。」
そしてテニス教室から少し離れた椅子にて・・・ラブちゃんは落ち込んでいた。
「圭太がそんな事を・・・Orz。」
そう言いながら倒れ突っ伏していると或人がこう言った。
「一応ラブちゃんは当面は俺が預かる事になってね、その間に
君の新しい居場所を探しておくから。」
「社長~~!!」
ラブちゃんはまるで泣いているかのように或人にしがみ付く中で・・・
《AIMS》の車が現れたのだ。
「いい加減にしてほしいぜ本当に。」
キンジはそう言いながらベルトを付けると不破もベルトを付けて変身した。
互いにバルカンとランペイジバルカンに変身して戦い始めたが所詮は
雑兵であるがためにあっという間に倒し終えると・・・通路から刃が現れたのだ。
「刃。」
「・・・・」
刃は無言のまま・・・ショットライザーを手に取ってベルトに装備させた。
そしてポケットから自身が嘗て使っていたプログライズキー、《RASYU》を
装填した。
『KAMEN RIDER!KAMEN RAIDER! KAMEN RAIDER!』
不破と同じ音声が聞こえると刃はトリガーをセットしてこう呟いた。
「変身。」
『ショットライズ。』
そう言うと同時に放たれたエネルギータイプの銃弾が刃の周りをグルグルと
回っていると刃はそれを蹴り落とした瞬間に装甲が形成された。
『スピーディーナンダー!ラッシングチーター!Try to outrun this demon to get left in the dust.』
その音声と共に現れたのが嘗て自身が変身した仮面ライダー、
『バルキリー』であった。
「刃・・・お前。」
不破は心を入れ替えたのかとそう思っているが・・・刃はベルトから
ショットライザーを不破に照準を向けてこう言った。
「不破・・・お前は仮面ライダーになってはいけなかった。」
そう言って・・・放った。
「うぐ!刃お前!?」
不破はそう言いながら刃を相手取って戦っているのを見てキンジは
変身を解除してこう呟いた。
「何なんだ・・・あの女の目は?」
そう呟きながら撤退した或人達と合流しようとキンジは走り出した。
「刃!お前何時まで『ZAIA』に味方する気だ!?答えろ!!!」
不破はそう言いながら刃を殴っていると刃はそれを受けながらも
不破に向けてこう言った。
「お前は仮面ライダーになってはいけなかったんだ!!」
「はあ!?訳わかんねえよ!!」
「そしたらお前は・・・お前は!!」
そう言いながら思い出したのは・・・天津が放った真実。
「不破 諫の記憶だがあれには間違いがあるのだ。」
「間違い・・・どう言う事ですか?」
刃がそう聞くと天津はこう答えた。
「12年前に起きたヒューマギアの暴走など・・・初めから無かったのだ。」
「な!・・・では不破の言っていた事は一体!?」
何なんですかと聞くと天津はこう返した。
「簡単だ、不破 諫の脳内にある『亡』のチップ。あれを入れ込む時に
記憶を操作しておいたのだ、ヒューマギアに憎しみを植え付けるように。」
「そんな事が!何故そんな事を!!」
刃はそう聞いた。
何せやっていることが正に人権に反しているからだ。
然し天津はそれに対して悪びれもなくこう答えた。
「夢の為だ。」
「夢・・・?」
「そうだ、私の夢の為にどんな手を使ってでも成し遂げるためだ。」
そして現在。
「お前は仮面ライダーになるべきではなかったんだ!!」
「それなら・・・何故俺を『AIMS』に加えたんだよ!?」
そう言って不破は零距離からの攻撃で刃を吹き飛ばすとこう続けた。
「お前は俺に何かあると感じたから『AIMS』に
入れてくれたんじゃないのかよ!?」
そう言って変身を解除すると同時に刃も変身が強制解除された。
そして不破は刃に向けてこう言った。
「お前は・・・俺を認めてくれたんじゃないのかよ?」
そう言って立ち去るのを見て刃はこう呟いた。
「其れでもお前は・・・仮面ライダーになるべきではなかったんだ。」
そう言うと懐から『ZAIA』用の通信機から通信が来たので取ってみると・・・
天津からの通信であった。
『その様子だと不破 諫の処分は失敗したようだな。』
「・・・・」
『もう君に用はない・・・さよならだ。』
そう言うともう一台『AIMS』の車両が現れると兵士が現れてこう言った。
「刃 唯阿を確認、社長命令により排除します。」
そう言って変身して銃を向けて放とうとした時に・・・声が聞こえた。
「其れは問屋が卸さないぞ。」
そう言った瞬間に・・・響と数人の『ディスペア』のメンバーが現れた。
「『ディスペア』を確認、排除する。」
そう言うと『ディスペア』のメンバーたちが全員・・・フォースライザーを
取り出した。
「「「!?」」」
それを見て刃ですら驚くと全員が嘗て・・・ヒューマギア達が
変身したタイプになると仮面ライダー凶になった響がこう言った。
「さてと・・・その女をこちらに引き渡してもらおう、実力行使でな!!」
そう言って全員が攻撃を始めた。
次回は何故響が助けに来たのかについてです。