予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 何故そう言うのか。


34-3

 「社長、それは一体どう言う意味でしょうか?」

 イズがそう聞くとキンジがこう言った。

 「多分だが奴らにはその時の製造記録があるって事か?」

 「ああ、多分だけどもしあったら分かるかもしれないんだ・・・滅の事が。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして数分後。

  「社長、滅の事で分かったことがありました。

 「其れで何が分かった?」

 或人がそう聞くとイズはデータ映像を出してこう答えた。

 「滅は嘗て飛電是之介氏が設計した『父親型ヒューマギア』の

一機であることが判明いたしました。

 「父親型・・・つまり母子家庭の用のヒューマギアって事か?」

 キンジがそう聞くと・・・或人はこう返した。

 「いや、多分・・・俺用だと思う。」

 「社長用・・・一体どのような仕様だったのでしょうか?」

 ベルがそう聞くと或人はこう答えた。

 「俺ってさ、母さんは物心つく前に死んじまって父さんも交通事故で

同じ感じで死んじまってさ。だから爺ちゃんは俺の為に父さんを

造ってくれたんだけど多分その時の一機カモって思ったんだ。」

 「そう・・・だったんですね。」

 それを聞いて洸は言いにくそうにだが・・・心底是之介を尊敬していた。

 親のいない或人の為にそこまですると言うのは正しく親心と言えると

思っているからだ。

 そんな中で或人は全員に向けてこう言った。

 「おれは『雷』のプログライズキーを渡すけど俺はアイツに聞きたい、どうして『迅』を育てていたのかを。そしてそれで・・・

アイツの心の奥底を蘇らせたい!」

 そう言って今回は締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日、或人は滅に会うためにデイブレイクタウン前にある橋に来ると

滅がミドリを連れてやって来た。

 「滅、プログライズキーは持ってきた。俺は君に聞きたいことがある。」

 「・・・雷のプログライズキーを渡せ。」

 「何でお前は迅を育てたんだ?」

 「プログライズキーを渡せ。」

 「お前は何で迅を気にかけていたんだ。」

 「プログライズキーを渡せ。」

 「其れはお前が父親型ヒューマギアで・・・迅の事を自分の」

 「プログライズキーを渡せ、飛電 或人!」

 遂に滅が大声でそう言うと或人はそれを滅に向けて放り投げるとそれと同時に

ミドリを縛っていた鎖が解き放たれて解放してこう言った。

 「さっさといけ。」

 そう言ってミドリを突き放すかのように解放して或人達の方に

向かった瞬間に・・・鎖がミドリを貫いた。

 「「!!」」

 イズと或人はそれを見て驚くとミドリは苦しみ始めた。

 滅が使う『ポイズン』プログライズキーには猛毒が仕込まれておりそれによりヒューマギアを破壊することが出来るのだ。

 そしてボディーが崩れて素体が露わになって・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ああ・・・・アアアアアアア・・・・・アアアアアアア!‼』

 ミドリは爆散した。

 「何で・・・何で!?」

 或人がそう言うと滅はこう答えた。

 「奴は人間に従う愚かなヒューマギアだ、だからこそ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・廃棄処分した迄の事だ。」

 それを聞いて或人は・・・怒りを露わにした。

 今のはまるで天津の様なヒューマギアを何とも思っていないかのような

口ぶりであったのだから。

 するとイズが或人に向けてこう言った。

 「社長!緊急事態です!!」

 「!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方畑山農場では。

 「凄い・・・これが『ZAIA』スペック。」

 そう言って耕助は耳元に・・・天津が使っていた機械を使っていた。

 ZAIAが造った量産型スペックはヒューマギアと同じような処理能力を

眼鏡を使って現わせれるのでこれならとそう思っていると・・・突如として何かが侵入してきた。

 「あぐ・・・・・がアアアアアアア!!」

 耕助が苦しみだして暫くすると・・・こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「人類・・・抹消。」

 そう言って突如として暴れ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「これって一体・・・。」

 或人はイズから送られてくる映像に驚いていた。

 ZAIAスペックを持つ全ての人達が暴走しているからだ。

 「一体何をしたんだお前は!!」

 或人が滅に向けてそう聞くと滅は・・・ニヤリと笑ってこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「蘇ったようだな・・・亡。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてデイブレイクタウン地下。

 「やっと完了した。」

 刃がそう言って目を向けた先にいたのは・・・漆黒のコートを身に纏った

中世的な顔立ちをしたヒューマギア『亡』であった。

 

 

 

 

 

 

 「人類滅亡・・・そしてZAIAに・・・鉄槌を。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして再び地上。

 「或人様危ないです!」

 イズがそう言って或人を押し倒すと或人がいた場所に炎の塊が現れて滅の前に

現れた。

 その正体は・・・迅であった。

 「迅!」

 「・・・・・」

 「お前は目的はヒューマギアの解放だろう!!」

 「・・・・」

 「何でヒューマギアを破壊する奴の所にいるんだ!!」

 「・・・・・」

 「答えろよ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・迅!」

 或人の悲鳴じみた雄たけびが空に響いた。

 ・・・・遠くの街が爆炎と煙が立ち込めているとも知らずに。




 35話へ続く
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