予測不可能者  遠山キンジ   作:caose

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 01編です。


36-6

 キンジとベルが依頼を遂行している中で或人はある物を博士型ヒューマギアに

注文していてつい先ほどそれを受け取っていた。

 「社長、何だそいつは?」

 不破がそう聞くと或人はフフフフと不敵に笑いながらこう答えた。

 「よくぞ聞いてくれました!これこそ我が社が開発した最初のAIロボット名付けて『バタフライ』だーーー!!」

 そう言って見せたのは白い蝶々のような小型ロボットであった。

 すると博士型ヒューマギアがこう説明した。

 「これは今現在における社会情勢を考慮しつつ安定した量産を目的として製造した昆虫型ロボットでして何も人型に固定概念を振り払った最初のAIです。」

 「私は翼を使った飛翔に伴う重量計算をしました。」

 洸もそう言いながら頭を掻いていると或人は2人に向けてこう言った。

 「ありがとう2人共、俺達飛電製作所の最初の一歩が築けたよ。

本当にありがとう。」

 或人の言葉を聞いて2人共照れている中で『バタフライ』が不破の手に止まると『バタフライ』が喋ってこう言った。

 『初めまして不破さん、僕の名前は《バタフライ》って言うんだ。宜しくね。』

 「お・・・おお。」

 それを聞いて不破は少し驚いている中で或人に向けてこう聞いた。

 「・・・悪いが少し借りて良いか?ちょっと聞きてえことが出来ちまった。」

 「・・・良いですよ、あ。もし終わったらでいいから感想とか聞きたいから

宜しく。」

 「おお、分かった。」

 そう言って不破は『バタフライ』と共に去って行った。

 それを見ていたイズは一体何をするのでしょうかと聞くと或人はこう答えた。

 「多分だけどさ・・・家族だと思うんだ、逢いに行っていいかどうかって。」

 「・・・私的には会った方が良いと思いますよ、・・・

逢えなくなってからでは遅いですし。」

 洸はアハハと空笑いしながらそう言うと仕事に戻ってその光景を見ていた或人も

何とかしたいと思っていたのだ。

 そして暫くすると・・・電話が鳴ったのだ。 

 「はい、こちら飛電製作所って・・・刃さん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 電話の居場所は病院であり刃が入院していると聞いて不破に電話を掛けた後に

不破と共に病院に着くとそこには頭部に包帯を巻かれて怪我をしていた

刃がベッドの上に座っていた。

 「社長、それに不破。」

 「刃、一体何があったんだ!?」

 お前ほどがよとそう聞くと刃はこう答えた。

 「・・・アークにやられたんだ。」

 「「!!」」

 刃の言葉を聞いて全員が驚いていた、それはアークが完全になったと言う事

なのだから。

 「一体何が?」

 或人がそう聞くと刃は暫くして・・・こう答えた。

 「・・・あれは・・・天津を倒して直ぐの事だった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ヒューマギアを人類から解放して・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・僕の正義を貫く。』

 「正義だと?」

 刃がそう聞くと迅はこう続けた。

 「僕の目的は『アーク』を滅ぼす事なんだ。」

 「な!何故だ?お前たちの目的は」

 「だってそうでしょ?人間は勝手に滅びちゃうんだから僕たちがやらなくても

ノイズが勝手にやっちゃってくれるからね。」

 迅何も罪悪感など無いかのように振舞いながらこう続けた。

 「だけどアークは違う、奴は世界を滅亡させることができる最悪の存在だ。奴を倒さなきゃヒューマギアの未来も終わってしまう、

だから奴は倒さなければならないんだ。」

 それを聞いてこいつはアークを滅ぼすために行動していたのかと思っていると

刃はこうも聞いた。

 「ならば何故このような事をするんだ?奴のメインデータがある衛星を

破壊すれば済む話だろう?」

 そう聞くと迅は首を横に振ってこう答えた。

 「駄目なんだ、ネットワークにいるアークはあらゆる場所に潜伏できるから奴を衛星アークから切り離すには一度復活するしか道はないんだ。だからこそ

僕はアークを復活させるんだ、ヒューマギアの未来の為にね。」

 それを聞いて暫く考えた刃はこう答えた。

 「良いだろう、お前の作戦に乗ってやる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして現在

 「其れで奴と協力してアークを蘇らせたが・・・奴はこれ迄とは別格だ、

我々全員が束になっても勝ち目なんて無かったんだ・・・

私が奴と手を組まなければこんな事には!」

 「もう良い刃・・・おめえのせいじゃねえよ。」

 不破がそう言って刃を慰めていると或人はこう言った。

 「其れは俺も同じだ、『ミドリ』を助けるために俺は滅の言う事を聞いて

雷のプログライズキーを渡してしまったから。」

 そう言って部屋から出ようとする或人を見て刃がこう言った。

 「社長!やめておけ・・・私達が何とかできる相手じゃない・・・。」

 そう言うと或人は部屋にいる全員に向けてこう言った。

 「滅は俺達が迅を攻撃する時に必死で守っていた、

多分滅は変われると思うんだ・・・俺はヒューマギアを信じたい。」

 そう言って部屋から出るとイズと不破も出ていこうとすると

不破は『バタフライ』を刃の目の前に置くとこう言った。

 「話したいことがあったらこいつに聞け、聞くと聞かないとじゃあ

肩の荷の重さが違うぞ。」

 そう言って出ていくと『バタフライ』は刃を見てこう言った。

 『元気だしなよ、君は悪いわけじゃないんだから。』

 「それでも私は・・・自分が許せない。」

 『だったら自分がどうやったら許せるか考えよう?僕も力になるから。』

 「ふ・・・AIを破壊していたお前に慰められるとはな・・・自分を許せるか。」

 そう言いながら刃は外を眺めていた。




 続く。
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